2018-0215-man2743
万葉短歌2743 なかなかに2555
なかなかに 君に恋ひずは 比良の浦の
海人ならましを 玉藻刈りつつ ○
2555 万葉短歌2743 ShuF370 2018-0215-man2743
□なかなかに きみにこひずは ひらのうらの
あまならましを たまもかりつつ
○=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第125首。女。左注に、「或本歌曰 中々尓 君尓不恋波 留鳥浦之 海部尓有益男 珠藻苅苅 作者未詳」(なかなかに 君に恋ひずは あみのうらの あまにあらましを たまもかるかる)。
【訓注】なかなかに(中々二)。比良の浦(ひらのうら=枚浦)[琵琶湖西岸一帯。03-0234枚乃湖尓(ひらのみなとに)]。海人(あま=白水郎)。留鳥浦(あみのうら。[香川県坂出市網の浦? 01-0005(長歌)網能浦之 海処女等之(あみのうらの あまをとめらが)]。