2019-0605-man3193
万葉短歌3193 玉かつま3005
玉かつま 島熊山の 夕暮れに
ひとりか君が 山道越ゆらむ ○
3005 万葉短歌3193 ShuF774 2019-0605-man3193
□たまかつま しまくまやまの ゆふぐれに
ひとりかきみが やまぢこゆらむ
○=出典未詳。
【編者注】悲別歌(3180-3210、31首)の第14首。女。左注(読下し)に、<一には「夕霧に 長恋しつつ 寐寝(いね)かてぬかも」といふ>。
【訓注】玉かつま(たまかつま=玉勝間)。島熊山(しまくまやま)[所在未詳]。夕暮れに(ゆふぐれに=夕晩)。山道(やまぢ)。長恋(ながこひ)[集中ここだけの表現]。寐寝かてぬ(いねかてぬ=寐不勝)。