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日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

北海道ブラックアウトから学ぶこと

2018年10月03日 08時21分02秒 | 日記
台風一過で、数日晴天が続いたと思いましたら
今度はまたまた台風25号がこの週末にかけて日本
を襲うような気配です。皆さん気をつけてくだ
さいね。先日の北海道の地震の折、北海道全土の
ブラックアウトについてはまだ記憶に新しい所
です。そのブラックアウトから・・一言

北海道が地震に見舞われた9月6日、太陽光発電事
業者のS・G社は釧路市にある大規模太陽光発電
施設(メガソーラー)に異常が無いとの報告に
胸をなで下ろした。しかし、それもつかの間で
別の問題が浮上した。北海道電力が送電再開を
認めなかったのだ。
北海道電力は停電を解消するため、老朽化した
発電設備を再稼働したり、自家発電設備を持つ
企業から電力をかき集めたりした。一方、送電
再開をなかなか認められなかったのが太陽光や
風力。天候で発電量が変動する「不安定電源」
である点がネックとなった。通常は太陽光や風力
の発電量に合わせて火力発電の出力を調整して
需給バランスをとる。主力の苫東厚真火力発電所
が停止した北海道電は本州から電力を送る「北
本連系設備」をフル活用したが、調整余力は限
られた。再生エネからの送電を再開すると天候
などで出力が急低下した場合に対応できず、再び
ブラックアウトになる恐れがあった。

今流行りの太陽光発電や風力発電などの再生可能
エネルギー。FIT(固定価格買取制度)という
悪制度が出来たので、発電施設さえ作れば黙って
いても売れる。そう考えた人が多いようです。
しかし、販売先は1民間企業である電力会社です。
電力会社は発電所も保有していますから、売電の
ライバルになります。
電力を買う方の立場から見れば、どの電力を買う
のかは質と値段になります。儲けるためには最も
低コストの電力が良いに決まっています。その点
FITがある風力・太陽光は補助金の分安くなり
ますから有利です。
しかし、電力は需要と供給を常に一致させないと
電力供給が止まってしまいます。このため、24時
間常に安定した電力を供給できるのが「質の良い
電力」となります。
太陽光は夜や曇りの時は発電出来ませんし、風力
は凪の時には発電できません。つまり、彼らの売
るのは「質の悪い電力」なのです。
電力を買う側から見れば、質の悪い電力を買いた
くないのは当然です。停電になれば非難を一身に
浴びるのですから。再生可能エネルギー発電会社
も商売をしているのですから、相手に買ってもら
うためには、相手の状況を考えて、買いたいと思
う商品を売る必要があります。
即ち、24時間常に安定した電力の供給です。
昔はこれは不可能でしたが、今は可能になってい
ます。電気自動車の開発が進んで、大容量バッテ
リーの低コスト量産が出来るようになったから
です。晴天時や強風時に発電した電力を、一旦大
型バッテリー集積施設に溜めこみ、電力会社には、
24時間変わらぬ電力を供給すれば、電力会社も
安心して買ってくれるのです。
当初にはじめた太陽光の買い取り機関10年がもう
すぐ到来します。さてその後は・・皆さん元が取
れているか計算してみましたか??























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コメント (6)
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