日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

今日は改正民法公布記念日

2024年12月22日 07時03分13秒 | Weblog
今朝の信州は気温が氷点下1度で、うっすらと雪化粧
の朝でした。今週はクリスマスがあり、私事では26日
から大分の息子と受験生でない孫一人が帰省します。
いよいよ歳末といった雰囲気になってきました。
今日は、改正民法公布記念日です。
1947年(昭和22年)、「民法改正法」が公布されました。
第4編と第5編が全面改正され、家父長制の家族制度が
廃止され戸籍が夫婦単位となった。
1898年(明治31年)の明治民法施行に伴い戸籍法の改正
が行われた日です。 家制度(いえせいど)とは、明治民
法に採用された家族制度であり、親族関係のある者の
うち更に狭い範囲の者を、戸主の家族として一つの家
に属させ、戸主に家の統率権限を与えていた制度です。
「家父長制」と「家父長的家」の概念について 1988 
年の『社会学事典』を引用すると、家父長 制について
は「家父長権をもつ男子が家族員を統制・支配する家
族形態である」と定義し、また家 父長的家については
「家父長制家族では、一般的に長男が家産と家族員に
対する統率権は絶対的な 権威として表れ、家族員は
人格的に恭順・服従する民法で規定されていました。 
そして、相続についても当時は、家督相続制度でした
家督相続とは、明治31年から昭和22年まで施行されて
いた旧民法の遺産相続制度で、戸主(家長)が死亡や
隠居をした際に長男がすべての財産や権利を相続する
制度でした。
家督相続の特徴は次のとおりです。
●戸主は家族の統率者や支配者で、父親が戸主となる
 のが一般的でした。
●戸主は家族を扶養する義務を負っていました。
●戸主以外の人が結婚するには戸主の承諾が必要でした。
●家督相続では、長男以外の子や妻は財産を相続でき
 ませんでした。
●男子が生まれず女子しか子どもがいない場合は、長女
 が家督相続人となりました。
●長男より年長の長女がいても長男が家督相続人となり
 ました。
家督相続制度は、1947年5月2日に施行された民法改正
によって廃止されました。しかし、廃止までに開始
した相続については家督相続制度が適用されます。
私が職業会計人としてこの業界に入って仕事に着手し
た当時は、新民法と旧民法が入り乱れて、納税者等に
説明が大変だったことが・・今、思い出します。
当時は、大戦後で、その長男が亡くなったりしていて
その財産相続について、混乱が生じていた時期でした
そしてもう一つ、今日は、労働組合法制定記念日です
1945年(昭和20年)の今日、労働者の団結権・団体
交渉権・争議その他の団体行動権などの保障を定めた
労働組合法が公布された日。ですこのことについても
我々はもっと認識を深めねばならないことです。この
件についても、いずれ機会がありましたら深堀りした
いと思っています。

写真は我が町の 塩尻駅と 駅前の夜










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