おんたけ100km以降、トレーニング期間は8週間。
例年OFFだが、昨年に続き盛夏のトレをおこなった。
今年はハセツネもあるので、休日の山トレを中心に考えた。
山トレの回数は5回。
内わけは、筑波の坂トレが2回。
それにハセツネ第一区間・西黒尾根・石黒尾根の3回のトレイル。
週日は帰宅ラン15kmか公園周回走6kmで調整した。
途中、捻挫で休足したが1週間で復帰することが出来た。
まぁ満足したトレをしてきたが、問題点が一つ。
それは、トレーニング期間の中でウェイトどこに置くかということ。
今回のトレの中でウェイトが大きかったのは、ハセツネ第一区間と西黒尾根。
かなり追い込むことが出来た。レース前6週と5週である。
ところが、この二つで気持ちが疲れてしまい、
捻挫による休足で休みが入ったのはちょうど良かったといえる。
レース前4週・3週あたりにウェイトを大きくして、その後は調整というのがよろしい様に思えます。
復帰後は足の様子を見ながらのランニングであったが、まだ違和感は残っている。
そんなこんなでレース直前では、あまり追い込めていないので不安はある。
今一歩締まりが足りない気がしている。
まぁ、中庸な体・気持ちってことで・・・。
チャリンコ通勤 ◎
ストレッチ ○
体幹トレ 微
節酒 ◎
快食・快眠 ○
散髪 済
体重 63.5kg
体脂肪率 13.5%
他のレースと比べてみる。
*斑尾高原TRR*
同じ石川さんプロデュース、開催地も同じってことから、
オイラは信越五岳は斑尾高原TRRのロングバージョンだと思っていた。
でも、実際走ってみると違っていました。
斑尾高原TRRは、走り易いそして上り下りし易い土のトレイル。
走っていて本当に楽しい。
関門時間も余裕がある。
信越五岳は、歩きづらい慎重に足の置き場を探すトレイルが一部出てくる。
夜間走になればなおさらだ。
距離も長く、関門時間も厳しい。
かなりのエキスパート向けと言える。
それだけに攻略しがいも有り、完走の喜びも大きい。
後半巡る黒姫・妙高山
*おんたけウルトラトレイル100km*
UTMF開催前はロングトレイルレースは、これと2本しかなかった。
おんたけ100kmは全コース四駆車の走れるダブルトラック。傾斜もそれ程きつくない。
力のあるランナーなら全て走れる。
エイドポイントは約30km間隔だが、その内容は貧弱。
距離表示は5kmごと。これは助かる。
オイラはおんたけ100kmの方が楽に感じた。
過去3回出場しているので、経験値ってことでしょうかね。
御嶽山
*食べ物系*
エイド間が約15km有り、オイラの脚では3時間かかる。
今回用意したのはジェルと練り梅チューブのみなので、
これではモチベーション維持(気分転換)には弱かった。
アメ・グミ・プッチョ系のそれもしょっぱい・酸っぱい・苦い系のものが欲しかった。
これを60分に1個ってな補給が良さそうである。
前夜祭
*レース運営とか*
総じて問題は感じない。
レース開催広報が遅れたのは、まぁ大人の事情って事にしておきましょう。
スタッフは皆さん親切、きちっとした運営が出来ている証である。
オイラはゴール後、宿に着くのが朝6時になってしまった。もう朝日が上がっておる。
熟睡するわけにはいかず、レース翌日が辛かった。
それからこのレースはコース上のゴミがすごく少ない。
全くない訳じゃないんだけど、110kmで50個ぐらいじゃないかな?。
出場者のレベルの高さがうかがえる。
(拾う余裕が無くてすんません。)
*レース*
今回、制限時間15分前に完走することができたが、レース内容としては不満の残るものであった。
レース前の自己予想では、おんたけ100kmが18時間だったので、20時間位。
ひょっとしたら日付が変わる前のゴール。っと思っていたが甘い・甘い。そんなに優しいものではなかった。
袴岳・30kmでの失速の原因は、スタート後のオーバーペースだと思う。
「30kmまでは寝てます。」って言った人がいるけど、まさにこれをやらなげればならなかった。
はやる気持ちを抑えてゆっくり走るのは難しいなぁ。
オイラのレース運びは、エイド間を一生懸命走って、エイドでぐったり休む。ってなやり方。
エイド滞在は20分。ウサギと亀でさっき抜かしたランナーに抜き返される。
110km間気持ちを維持することができず、次のエイドまで・次のエイドまでと気持ちを伸ばして行く感じなんだな。
20分滞在は長い。エイドが8つもあれば馬鹿にならないぞ。
今回30km地点で一度気持ちが切れてしまったが、走っていれば回復できることを知った。
これは収穫。 次の機会に生きるであろう。
*ペーサー制度*
今回完走できたのは、ペーサーのおかげだと思っている。
エントリー時には違和感があったが、いざレースになってみるとその効果は大。
なんといってもモチベーションが維持できる。
合流する66km地点まで行かねばならないし、ペーサーを走らせねばならない。
会話しながら進むことで、気がまぎれる。時間が経つのが早く感じる。
徐々にペースダウンしてしまうのを、底支えしてくれる。
後半、”このペースならゴール可能だろう”っとオイラは安易に思っていたけど、
オイラのペーサーは危機感を持っていた様である。
それとなく急かしてくれて、完走に繋がった。
ゴールは、制限時間の15分前。
ペーサーがいなかったら、どうなっていたか分からない。
5A~6A(14.4km)
出発するとすぐにライト点灯、夜間モードになる。
”少しの上りは走る作戦”は中止。平坦と下りのみ走ることにする。
ペーサーと合流できたことで、元気が出た。 まだまだ行けるぞ、俺!。
オーバーペースで引っ張られてはかなわないので、ペーサーには後ろを走ってもらう。
比較的平坦だが、一部歩きづらい上り下り有りだったと記憶している。
6A着、20:55。予定より5分遅れ。
おかゆ入りの味噌汁がうまい。 20分滞在。
6A~7A(6km)
平坦な区間。戸隠神社参道のゆるやかな上りは走れず。エイドまで近いのでがんばろう。
7A着、22:13。予定より11分遅れ。
ペーサーに急かされるので早めに出発する。 12分滞在。
7A~8A(5.3km)
どんなコースだったか、実は記憶がない。
比較的平坦だが前区間より走りづらかった様に思う。
8A着、23:25。予定より18分遅れ。
0:10までに出発しなけらばならないが、今後の瑪瑙山登山に備えて少しゆっくりする。
そば、コンソメスープがおいしい。 滞在22分。
8A~G(17.7km) 瑪瑙山を越えて7.2kmのフラットな林道。
瑪瑙山前後はゲレンデの急な上り・下り。そして歩きづらい山間区間だった。
山頂付近はガスと風が出たが寒くはない。視界が無く心細かった。
山頂着、1:00。残り2:30、早歩きを継続できればゴールできるであろう。
急坂・岩がちで下りづらい道がつづく、
やっと現れた100km表示。1:56。 残り10kmを90分。アラッ!時間が無いわよ。
少し歩き易くなると、ペースアップ。
最後の給水ポイントで時間2:20。 残り7.2kmを70分で進めばよい。
1キロを10分、まあ行けるであろう。
林道はフラットなので、皆さん走り出す。
1キロ:8分位のペースで走る。 残りの距離表示がないのがつらいなぁ。
3時15分、ゴール。
感激・感動・涙・・ そんなものは無く、冷静なもんだったよ。
制限時間ぎりぎりであったが、信越五岳をやっつける事が出来た!。
3A~4A(13km) 関川沿いをゆるやかに上り、その後は林間コース
不安は有ったが、先に進む事にする。
幸い体調は回復した。気力もある。 (野〇〇のおかげである)
ここからは、関川沿いの灼熱のコース。
ほぼ平坦だが、正面からの陽射しが熱い。日陰もほとんど無い。
水でウェアを濡らしながら進む。
歩いていても辛いだけなので、出来るだけ走る様にする。
ここまで来れば関川も終わり。
漬物が美味い。
その後林間コースになり、完全復活。
いいペースで走ることが出来た。
4A着、14:35。予定より13分の遅れ。(時間は気にしていないんだけど・・。)
関門閉鎖まで約1時間ある。
笹寿司をむさぼるように食べる。やっと腹応えある物が食べられる。
滞在15分。
4A~5A(15.1km) 林道と関川上流の急な下り上り、そして牧場内の緩やかなコース
4Aを出ると林道の上りが続く。おんたけ100kmと同じ様な道だが、走るとまた体調が悪くなってしまうのが怖くて走れない。
早歩きで進む。
午前中走った斑尾山が見える
山を乗り越し下りになれば、また走れる。
関川上流の急な下り・上りはこのレースで始めての歩きづらい部分。
上り返しですっかりバテてしまった。また走れなくなる。
エイドまでの5kmが長い。
5A着、17:34。
ペーサーとやっと合流だが、18:10には出発しなければならない。
ゆっくりもしていられない。
ライトの用意、食事、ハイドレの給水・・。矢継ぎ早に頼んでしまう。
体はヘトヘトだったんだけど、リタイアの選択肢はこの時無かったんだなぁ。
関門閉鎖13分前に出発。
:つづく:
さてさて、レース本番。
今回の作戦は3つ。
”最後尾スタートでのんびり行く”、
”ゆるやかな上りは走る”、
”写真を撮ってタイムロスしない” なのである。
S~1A (18,5km) スキー場を上がり、長い林道をゆるやかに上る
写真提供 boku様
最後尾でスタートするが全体にぺースは早め。
林道に入って歩き始めたランナーを抜かしながら進む。
1A着、8:00。 予定より約25分早い。 滞在・補給なし。
1A~2A(5.4km) 斑尾山を登下する。
遅いランナーを抜かしながら進む。30分程で山頂。下りはゆっくりゆっくりと進む。
2A着、9:10。予定より30分早い。コーラを飲んでトイレに寄って8分の滞在。
2A~3A(14.6km) 袴岳を登下する。
エイドで休んだランナーは驚く程ぺースが早い。最初つられてしまうがやがて落ち着く。
袴岳の登りも遅いランナーを抜かしながら進むが、
ここでオイラの体調に変化が現れる。
思うように脚が動かない。動くのが辛い。空腹か?、疲労か?、少し悪心もする。
こんな感じはトレイルでは初めてだ。
やっとの思いで袴岳山頂到着(30km地点)。
ベンチがあるので休む。 大休憩。
通常、オイラはエイド以外止まらないんだけど、今回は例外です。
この倦怠感はたとえ様がない。いつまでも座っていたい。
弱い自分が現れてささやく。『リタイアも有りですよ・・・。』
すでに心が折れていた。
「リタイアしちゃおっかなぁ~。」なんて大声で言って回りのランナーの顰蹙(ひんしゅく)を買ってしまう。
タイムに貯金があることなんて、すっかり忘れていた。
待っているぺーサーに何て言い訳しようか。なんて事ばかり考えていた。
座っていてもリタイアも出来ないので進みだす。 (滞在25分)
少しは回復してきたようだ。幸い下りなら脚を進める事が出来る。
歩いたり、走ったりしながら歩を進める。
次のエイドまでは8.5kmもある。なっがいなぁ。
どうもお腹がゴロゴロ落ち着かない。悪心も相変わらずだ。
オヤオヤ、これは産まれるのではないかと思い、トレイルを外れて茂みにしゃがみこむ。
行儀悪いが背に腹は変えられない。ちゃんとトレペも用意してあるのだ。
やっとたどり着いた3A、12:03。予定よりまだ7分も早かった。
何か食べたいが、サンドイッチ・まんじゅう・パワーバー、どれも喉を通りそうもない。
冷やしトマトとバナナに塩を付けて食す。コーラは何杯も飲んでしまう。
この後は関川沿いの灼熱難所。
5A(66.6km:ペーサーとの合流地点)まで行ける自信はなかった。
”止める勇気”なんて誰かが言ってたっけなぁ。
17分の滞在で貯金が無くなる。
*つづく*
今回のトレーニングのポイントは、”盛夏のトレ”。
例年お盆過ぎまではOFFなんだけど、今年は走りました。
トレ内容は、公園周回走5周。40分ぐらいで切り上げる。
体が鈍らない程度の効果しかなかったけど、オイラには珍しく心拍数を上げて走りました。
*8月以降のトレーニングまとめ*
公園周回走ショート 5周:6km 9回
公園周回走ロング 15~20周:20~25km 3回
帰宅ラン 15~20km 5回
坂道・階段走 2回
山トレ (筑波山、高尾~陣馬、富士山)
*補助メニュー*
チャリンコ通勤 ◎
ストレッチ △
体幹トレ △
節酒 ×
ダイエット なし
体重 63.5kg(-2kg)、体脂肪13,4%(-2%)
晴天続きに恵まれて、思うようにメニューを消化できた。
自信を持ってスタートラインに立てる事が大事。