ヨッシーの傾向と対策(移転先新店舗)

自分の事を一番わかっていない自分への対策ページです( ̄□ ̄;)

ART工房 ナラ材マウスピース

2013-02-12 18:39:30 | マウスピースミュージアム

ART工房さんの木製マウスピースです。
材質は『ナラ』で『Monette STC-3』と同型になっています。
見た目はヘビータイプなのですが、非常に軽いです。
元々ナラという素材が軽く柔らかい素材なので、音色も非常にソフトです。


大体のスペックは以下の通り。

カップ径:16mm前後
カップ形状:Uカップ
カップの深さ:浅め
スロート:3.5mmくらい

リムはクッションリムのように少々厚めです。
スロート経ですが、一般的なマッピで言うところの『28(3.57mm)』と『29(3.45mm)』の間ですね。


木製マウスピースと言えば『Maurice Benterfa(モーリスベンターファ)』が有名かと思いますが、モーリスベンターファはトップが木製でシャンクは金属に対し、こちらART工房さんのマウスピースはシャンクまで木製です。
実はこのマウスピースが3本目になるのですが、初めてこのシャンク部分を見たときにはその技術に驚きましたね。

基本ハンドメイドなので製品のばらつきはありますが『このマウスピースと同じ仕様で見た目はこんな感じ』といった要望には応えてくれました。
金属アレルギーの方やばてやすい方におすすめのマウスピースです。

■ART工房Nob
http://www.wood-mp.com/top.htm



Tokan(東京管楽器)

2013-02-09 11:30:59 | マウスピースミュージアム

Tokan(東京管楽器)のマウスピースです。
こちらはまさに『ジャパン・ヴィンテージ』なマウスピースで、YAMAHAの前身『Nikkan(日本管楽器)』より古いメーカーと聞いております。
とはいえ、詳しい情報が全く見つからない為、どなたかご存じの方、情報ください。




外観も珍しい形状なのですが、刻印は『Tokan』のみ。
型番などは一切無いようなので、種類はこれだけなんですかねぇ?
こちらのページで確認したところ、このマウスピースは初期型のようです。


スペックなど、全くといっていいほどわからないので、吹いた感想も含め書き留めておきます。
カップの大きさはV.Bachの7C前後。
リム形状は外側から内側に下がっていく感じで外側のエッジが少々きつめ。
その割に唇へ当てた感じは比較的ソフトです。
ただ、この頃の楽器は一つ一つ手作りに近い状態で作られているので、もしかすると同じようなものでも全く違う形状のマウスピースが存在するかもしれません。
このマウスピースをメインにという方はいないと思いますが、コレクションの一つとして持っておくのも悪くないかもしれませんね。


Bob Reeves 40F改

2012-07-12 13:44:33 | マウスピースミュージアム

続けて紹介します。
またもやBob Reevesのマッピです。
いわゆるフリューゲル用のスタンダードタイプですかね?
外観に関しては特筆することはありません。
先に紹介した『40HF』とは違い、こちらはワンピースになっております。


刻印は『BOB REEVES HOLLYW'D, CA. 40F』
若干傷が目立ちますが、その辺はご愛敬と言うことで、、、(;´∀`A"


カップは若干浅め。
こちらのマッピはスロートを#16(4.5mm)くらいに改造してあります。
音色は『40HF』に比べ明るめな音色です。
ちなみにBob Reevesのマッピですが、F-FE-DF-HFの順に深くなっていきます。
一般的にフリューゲル用のマッピのカップはどれも同じようなので、このように選択肢があると非常に助かりますね。


Bob Reeves 40HF

2012-07-12 13:42:12 | マウスピースミュージアム
今回紹介するBob Reevesですが、日本はもとより、世界中のプレーヤーのニーズに応え絶大な信頼を集めるメーカーの一つです。
私もビッグバンドを始めた頃、今は無きスリープシステム仕様のマッピを使っていました。
口当たりも良く、非常に拭きやすかったことを覚えています。


まず外観ですが、特筆するところは特にありません。
最近のBob Reevesはスクリューリム仕様の2ピースモデルがスタンダードになっているようです。


刻印は『BOB REEVES HOLLYW'D, CA. 40HF』と刻まれています。
2ピースタイプの為、リムにも『40』と刻印されています。
『40』の口径は15.875mmと、若干小さめでV.Bachでいうところの『10 1/2C』とか『11 3/4C』と同じ暗いな大きさです。


特筆するとすればこのカップですかね。
Bob Reevesのラインナップの中では1番深いモデルになります。
まぁ、深いという表現が良いのか非常に悩むところですが、こちらのカップ、フレンチホルンと同じような形状になっています。
通常、マウスピースには『ショルダー』という箇所があり、その部分がほどよい抵抗を生みます。
ですが、このマッピはご覧の通りショルダーがほとんどありません。
そのため、微妙なニュアンスをつけやすく、ダークな音色を出すことができます。
音色的には非常に良いマッピだなと、つくづく思いました。

しかし、良いことばかりでもなかったり。
これはアンサンブル上の問題でしょうけど、ポジションによっては音が沈み、アンサンブルがまとまらないかもしれません。
個人的にはソロ向きかなと思ってたりします。


BEST BRASS YS-BM(YS ModelⅡ)

2011-08-09 12:34:12 | マウスピースミュージアム

ヨッシーモデル第二弾が完成しました!
現在使用している『BEST BRASS YS Model』をベースに、スロート径とボアサイズを変更し、外装を研磨せずに仕上げていただきました。
『BEST BRASS YS Model』との相違点は以下の通り。

スロート内径 『#26(3.73)』→『#24(3.86)』
バックボア 『TP-MS』→『TP-M』


今回の刻印は『BEST BRASS YS-BM』でお願いしました。
ちなみに『YS-BM』の『BM』は『Black Mamba』の『BM』です!
発注に当たり『外装は研磨せずそのままで』とお願いしたのですが、完成品が届き、その仕上がりに驚きまして。(;´∀`A"
理由は見ての通り!
もっと荒い研磨の跡を想像していたのですが、サテン仕上げを頼んだかと思うくらいきれいな仕上がり!!
技術の高さが伺えます。


基本スペックは『BEST BRASS YS Model』と変わりないのですが、スロートとボアを大きくしたので、抵抗感は少ないです。
おかげで繊細なニュアンスをつけやすく、ほぼ自分の希望通りの仕上がりですね♪
実際にいろいろなシーンで吹いてみないと感じはつかめませんが、おおむね気に入っております。
これからが非常に楽しみです♪(ノ´∀`*)