ヨッシーの傾向と対策(移転先新店舗)

自分の事を一番わかっていない自分への対策ページです( ̄□ ̄;)

Marcinkiewicz E18(Eric Myashiro Model)

2011-07-02 12:55:32 | マウスピースミュージアム

せっかくなのでMarcinkiewicz(MMP)のエリックモデルも。
かなり前に購入し、一度、同じバンドのメンバーに譲ってしまったのですが、それから数年後、別のラッパ吹きから譲り受けたという、なんとも縁深いマッピです。
外観は全体のでこぼこをなくすとBEST BRASSって感じのデザインです。
MMPの標準的な形ですね。


刻印にはまず『・J. MARCINKIEWICZ OREGON U.S.A.』と彫ってあり、以前アップした『Marcinkiewicz 1 1/2C-27』に掘ってあった刻印と違っています。(ちなみに『1 1/2C-27』には『・J. MARCINKIEWICZ BURBANK, CA. 91502 U.S.A.』)

その下のほうには『*308/1 1/2C-27』と彫ってあります。
上段に書いてある『BURBANK, CA. 91502 U.S.A.』の数字はシリアル番号だと思っていたのですが、どうも住所のようです。
その下には『E18*MIYASHIRO』と彫ってあり、シグネーチャーモデルであることを示しています。
ちなみにスペックは以下の通り。

カップ内径・・・16.38mm
リム形状・・・平ら
カップ深さ・・・9.16mm
スロート内径・・・#26(3.73mm)

スロート内径はBEST BRASSと同じ#26(3.73mm)。
YAMAHAのTP-EM1が3.65mmなので、それにくらべ1サイズ大きいことになります。
メーカーごとの比較はいずれ何かに機会に。


カップの形状は他の2社に比べると若干浅めに感じました。
リムもフラットで、初めて拭いたときの口当たりというか、印象はあまり良くありませんでした。
ま、それが原因で他人に譲っているんですけどね。
マウスピースの口当たりって、カップ形状よりも重要と思うのはおいらだけですかね?
確かこのモデルは今でも販売していると思いますので、見かけたら試してみるのも良いかも知れません。


BEST BRASS Eric Miyasiro Model(Trumpet)

2011-07-02 12:21:48 | マウスピースミュージアム

『BEST BRASS Eric Miyashiro Model(Trumpet)』です。
現在使用している『BEST BRASS YS Model』のベースになっているモデルです。
残念ながら、Grooveシリーズの発売と共に廃盤商品となってしまい、現在入手するのは非常に困難となっております。
こちらは初期モデルのどノーマルですが、『舶来管楽器 シアズ』にて、Groove加工を施したシアズオリジナル仕様のエリックモデルが販売されておりますので、興味のある方はお試しください。


あ。
かなりピンぼけしていますが、刻印には『BEST BRASS JAPAN ERIC MIYASHIRO』と刻まれております。
現在のGrooveシリーズとは違い、刻印がかなり浅く刻まれているため、ぱっと見、読み取りが出来ませんでした。


カップは一見浅めですが、拭いてみるとそれほど浅く感じません。
これはYAMAHAやMMPのエリックモデルでも同様で、極端に浅いという印象はありませんでした。
ちなみにスペックは以下の通り。

カップ内径・・・15.854(mm)
リム形状・・・平ら
カップ深さ・・・浅い
カップ形状・・・U
スロート内径・・・#26(3.73mm)
スロート長さ・・・非常に長い
バックボア・・・TP-MS

スロート内径、#26(3.73mm)はSchilkeのマウスピースの標準サイズで、V.Bachより、1サイズ大きいサイズです。
バックボアに関しては、BEST BRASS基準なので、参考までと言うことで。


せっかくなので外箱と共に。
昔の物なので、結構箱がくたびれてますな


ふたの部分には『BEST BRASS E. MIYASHIRO TRUMPET』のシール。
箱がかなり『ヨレ』ってしています。


そして側面部にはバーコードと日本語で『BEST BRASS マウスピース エリック宮城 トランペット』のシール。
色々なメーカーがアーティストモデル、いわゆるシグネーチャーモデルを販売しておりますが、同じ人のモデルを吹き比べると、そのプレーヤーがどのような好みなのか、わかったような気がします。
あくまでも『気』ですが。



B.AIR 13 Zombies BZ13(Corn Type)

2011-07-02 10:13:42 | マウスピースミュージアム

借り物のマッピですが、折角なのでご紹介。
おいらの新しい仲間『Black Mamba』の生みの親、タブゾンビ氏が使用しているマウスピースです。
タブゾンビ氏とB.AIRで共同開発とのことですが、見た目はまさにMonetteのSTC-3!!
ま、Monetteに比べたらかなりリーズナブルですが♪

見た目はともかく、素材にもかなりこだわった一品で、-196℃で金属分子を均一にする『クライオ・トリートメント処理』が施されております。
詳しい内容はこちらを参照してみてください。


ではでは、いつもの通りレポート。
刻印には『BZ13Y B.AIR』と刻まれています。
ちなみに『BZ13Y』は適応シャンクを表しています。
『Y』はYAMAHAとXOに対応のシャンク。
『B』はBACHに対応のシャンク。
あくまでも目安なので、購入の際は自分の楽器で試した方が間違いありません。
Schilkeで吹いてみたのですが、シャンクがあっていないためか、少々バランスが。。。
ブラックマンバとの相性は言うまでもありませんでした。


カップはV.Bachの3Cくらいですが、スロート径がかなり大きく4.5mmとなっています。
ちなみに4.5mmのスロート径は一般的なフリューゲルのスロートとほぼ同じ大きさです。
普段口径の小さいマッピを利用しているおいらですが、このマッピは非常にコントロールしやすく、音色も気に入っています。
ま、Big Bandではどうかと思いますが、ソロやコンボでなら利用したいなと思える一品ですね!


さて、もう一つ特筆すべきはこの外箱!!
なんと!桐箱入りですよ!?
非常に高級感あります♪
タブゾンビ氏のトレードマーク、三つ目のドクロをデザインした、見方によっては棺桶にもみえなくもない箱です。
桐はタンスなどに使用されているとおり、湿度をコントロールするので、カビや害虫の繁殖を防いでくれます。
マッピは金属なので、よほど手入れを怠らない限りかびることはないと思いますが。


そして箱の中にはマウスピースの他に、ビニール袋に入った怪しい葉っぱが!?
こちらは末端価格うん万円とか、そんな代物ではなくセージを乾燥させた物。
ゲンかつぎと書いてありますが、ステージに立つ物としてはメンタルトレーニングって結構重要課題だったりします。
よく、ノリがいい、悪いの話が出ますが、気分が乗っている時って、自分でも驚くようなフレーズをさもなくこなしたり、普段ならばててしまうような難曲でもさらっと吹けてしまったり。
人間手おもしろい物です。


最後はブラックマンバと共に。
実際、この組み合わせがスタンダードなので、いずれはこのマッピを購入することになるのかなぁ。。。
普通に吹きやすいので、ちと悩むところです。


Fasch Nr.2

2011-01-24 14:41:11 | マウスピースミュージアム

今回は紹介するのは『Fasch(ファッシュ)』というドイツのメーカーのマウスピースです。
日本ではあまり聞き慣れないメーカーですが、マウスピースの他にトランペットも販売しているようです。
これから日本に進出してくると思われますが、とりあえずおいらのつたないレポートで想像してみてください。
まず見た目ですが、お気づきの通りV.Bachのメガトーンです。
ちなみに後ろのベロア地の袋は付属のケースです。


シャンクの厚みですが、結構厚手でどっしりしております。
スペックは以下の通り。

カップ内径・・・15,7mm
スロート内径・・・#22(4,0mm)
カップの深さ・・・8.5~11.2mm

ドイツ語で書いてあったので、一部怪しいところもありますが、ま、こんな感じでしょう。


カップはこんな感じになっていて、リムはフラットです。
んで、このマウスピースのおもしろいところは深さを替えられるというところ。
1番浅いときは結構『パリッ』とした音ですが、1番深くするとかなりこもった温色に変わります。


カップの深さ変更はネジ式になっていて、無段階に調節することが出来ます。
同じように無段階調節が出来るマウスピースですが、『セラード』とか『ジャーウィン』が有名ではないかと。
ただ、どちらも吹いたことがないので比較できないのが残念です。
どこかに転がってないかなぁ??


さて、ばらばらにするとこんな感じに。
カップ内部が自由に調節でき、外側のパーツで固定するような感じです。


ちなみに。
『無段階調節』ということで、限界まで浅くすると、かなり危険な状態になります。
内側のパーツはかなりタイトに設計してあって、縁の部分が刃物のよう!!Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)
調子に乗って浅くしていくと、唇が取り返しの付かないことになります。
ちょびっとのメンバーも危うくこの状態で唇にセットするところでしたっっ!!Σ(〃▽〃;)

発想としては非常におもしろいのですが、実用的かと言われると、正直『う~ん』な感じです。
以前、BobReeves(2ピースモデル)で、リムをゆるめ、このマウスピースの様にカップを深くして遊んだことがありました。
もちろん、カップ内に段差が出来るため、音がかなりこもり、実際にステージなどでは試しませんでしたが、吹きづらかったことを覚えています。
このマウスピースも深さだけを替えるため、エアのコントロールがしづらい深さが出てしまい、実用向きではないような気がします。
ただ、これはあくまでもおいらには合わないというだけですので、『ああ、だめなマッピか・・・』なんて思わないでください。
逆に非常に吹きやすい深さも存在しますので、自分に合ったポジションを見つけ、その状態で吹けば問題ないと思いますし。


YAMAHA SL-45A

2010-06-22 23:34:30 | マウスピースミュージアム

忘れた頃に紹介。
YAMAHA SL-45Aです。
おそらくそれなりの人が使えばいい音出るんだろうな。。。と、思えるマウスピースです。


刻印には『YAMAHA JAPAN 45A』と記されております。
カップが浅い分、若干重いような気がしますが、間違いなく気のせいでしょう。


かなりカップの浅いマウスピースで、音はご想像通りと思ってください。
少なくともおいら好みの音は出ません。
おいらの腕にもよるかと思いますが、かなりがっかりな音でした。(´Д` )

どんな楽器でも、自分の好きな音が出るかどうかでマウスピースが決まるものと思われます。
あくまでもおいらの好みでないと言うこと、そしておいらの腕はたいしたことないということを加味して判断してください。