えー、皆さん『ヌッキー』ってご存じですか?
不慮の事故で抜けなくなったマウスピースを抜く道具なのですが、吹奏楽関係者以外には全くなじみのない商品です。
私の母校では中高共に所持してましたね。
中学に関しては顧問の先生が隠し持っていていざという時、いかにももったいつけたように職員室の引き出しから取り出し、『感謝しろよ』と言わんばかりにマウスピースを外してくれたことを思い出します。
ちなみに高校は楽譜などが収納されているロッカーの片隅に保管されていました。
で、何でこんなものを購入したかというと、もちろん、必要だからなのですが。。。
どうも私のゲルホン(コルトア)とマウスピース(YAMAHA)の相性が良すぎて、なかなか離れられなくなることが多いんですね。
その度に私がお世話になっているリペアマンの方に『よろしくね♪』ということで、タダでマウスピースを外してもらっちゃってます!!
いくら何でも毎度のことでは申し訳ないので、これを機に購入したわけです、はい。
せっかくなので外観からレポートしてみたいと思います。
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外箱側面に『ヌッキー 唄口抜取機』と記されいます。
それにしてももう少しネーミングを考えてほしいですよねぇ・・・
いかにもというか、まんまというか、親父ギャグの延長にしか見えません。
そんなに馬鹿みたいに売れる商品でないにしろセンスを疑います。
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箱を開けたところ。
取扱説明書の下にちらっと見えるのが本体です。
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で、これが取扱説明書。
正式名称は『ザ』が付くみたいです。
しかも『この便利さ、もうはなせません!』とか書いてあります。
まぁね、余程の事がない限り手放すことは無いと思いますが、実際にあると便利です♪
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そしてお待ちかね!(?)
こちらが本体になります。
現在、この手の商品はグローバル(今回のやつです)とYAMAHA、あと樹脂製の類似品があるようなのですが、リペアの方が言うには『以前のYAMAHAのやつが良かった』とのことでした。
なんか、一部変更があったらしく、現在はグローバルのものをおすすめしているそうです。
ちなみに樹脂製のやつは以前、ヤフオクにも出品されていて、値段も安く、心がぐらつきましたが、やはり、樹脂製と言うこともあり、不安であった為、購入を見送りました。
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ではでは、実際にマウントしてみました。
本体・ロック部分(つーか、全部)共に金属製の為、実際に使用する際はセロテープとかでガードした方が良いかもしれません。
マウント方法としてはまず、レシーバーとマウスピースの段差にヌッキーをセット。
マウスピースの太さに合わせ、ねじで調節しています。
そうそう!ヌッキーは『全ての金管楽器』に利用可能という優れものです!!
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マウスピースの幅に合わせた後、両脇にあるネジを少しずつ回していき、リムの段差に合わせていきます。
で、慌てずゆっくりネジを回していくと『カコッ!』ってな感じてマウスピースが外れるわけでね♪
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と、まあ。とても便利な道具なのですが、まずはこんなものを使わないのが一番な訳で。
以前、いろいろな学校を転々としていた時期があったのですが、行く先々でまず、第一声に依頼されるのが『楽器が壊れていて・・・』でした。
吹奏楽の指導に来ているにも関わらず、まず、楽器の修理を依頼され、何とも複雑な心持ちのままその楽器を見せてもらうのですが、正直、かわいそう(というより悲しくなる)になるくらいの扱いをされている楽器もあります。
ピストンやスライドが動かないとか、マウスピースが抜けない、音が出ない、などなど、バリエーションは様々。
そんなこんなで初日はたいてい楽器の修理から始まるパターンが多かったですね。
金管楽器の場合、『音が出ない』の理由として、『ピストンの順番が間違えてる』がほとんどでした。
ピストン・スライドが動かないに関しては長い間、手入れもされておらず、しかも、現在使われていない楽器で、それを先生はここぞとばかりに引っ張り出されるわけです。
ま、ちゃんと手入れした楽器であれば、1年くらい放置してもそこそこ動くのですが、これが学校の備品となると、場合によっては10年単位というのもざらな訳です。
それを一つ一つ先生と生徒に手入れの仕方をレクチャーしながら直していくのですが、途中、自分はいったい何の為にここに来たのか分からなくなった時もありました。
学校によってはクラリネットやサックス、フルートなどもそろっている所もあったのですが、タンポがはがれ落ち、キーを押さえても意味がないものもありました。
せっかく楽器がそろっているのにもったいない話です。
さすがにタンポの付け替えやキーバランスの調整はできないので、出入りの楽器店に依頼するようにお願いしたのですが、それにしてもひどいものでした。
もちろん、しっかり手入れをし、楽器を大切にしている学校もありましたよ?
大抵そういう学校は練習方法や演奏自体もしっかりしていましたね♪
話がそれてしまいましたが。
マウスピースが抜けなくなったらまずは最寄りの楽器店に持ち込むことを強くおすすめします。
後回しにするとヌッキーでも手に負えなくなり、最悪の場合、マウスパイプ交換なんて事にっっ!!
今回紹介したヌッキーも、お値段が張りますので個人で所有するのは結構勇気がいるかと思います。
学校で購入してもらえるらならばそれも悪くないと思いますが、そういう事故を未然に防ぐのが先決だと思います。
たまに机から楽器を落とすという凄いことをやる生徒さんがいますが、目を疑ってしまいます!
日頃からよく手入れをし、大切に扱うことで楽器はそれに答えてくれると私は信じています。
何も特別なことではなく、演奏前のオイル差しや演奏後のつば抜き、スワブ。
定期的なスライドのメンテナンスなど、ただそれだけで楽器は良い状態を保ちます。
最低限、それだけやっておけば何十年先も良い音で音楽を奏でてくれるでしょう。
腕まえは別ですが(爆)
不慮の事故で抜けなくなったマウスピースを抜く道具なのですが、吹奏楽関係者以外には全くなじみのない商品です。
私の母校では中高共に所持してましたね。
中学に関しては顧問の先生が隠し持っていていざという時、いかにももったいつけたように職員室の引き出しから取り出し、『感謝しろよ』と言わんばかりにマウスピースを外してくれたことを思い出します。
ちなみに高校は楽譜などが収納されているロッカーの片隅に保管されていました。
で、何でこんなものを購入したかというと、もちろん、必要だからなのですが。。。
どうも私のゲルホン(コルトア)とマウスピース(YAMAHA)の相性が良すぎて、なかなか離れられなくなることが多いんですね。
その度に私がお世話になっているリペアマンの方に『よろしくね♪』ということで、タダでマウスピースを外してもらっちゃってます!!
いくら何でも毎度のことでは申し訳ないので、これを機に購入したわけです、はい。
せっかくなので外観からレポートしてみたいと思います。
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外箱側面に『ヌッキー 唄口抜取機』と記されいます。
それにしてももう少しネーミングを考えてほしいですよねぇ・・・
いかにもというか、まんまというか、親父ギャグの延長にしか見えません。
そんなに馬鹿みたいに売れる商品でないにしろセンスを疑います。
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箱を開けたところ。
取扱説明書の下にちらっと見えるのが本体です。
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で、これが取扱説明書。
正式名称は『ザ』が付くみたいです。
しかも『この便利さ、もうはなせません!』とか書いてあります。
まぁね、余程の事がない限り手放すことは無いと思いますが、実際にあると便利です♪
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そしてお待ちかね!(?)
こちらが本体になります。
現在、この手の商品はグローバル(今回のやつです)とYAMAHA、あと樹脂製の類似品があるようなのですが、リペアの方が言うには『以前のYAMAHAのやつが良かった』とのことでした。
なんか、一部変更があったらしく、現在はグローバルのものをおすすめしているそうです。
ちなみに樹脂製のやつは以前、ヤフオクにも出品されていて、値段も安く、心がぐらつきましたが、やはり、樹脂製と言うこともあり、不安であった為、購入を見送りました。
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ではでは、実際にマウントしてみました。
本体・ロック部分(つーか、全部)共に金属製の為、実際に使用する際はセロテープとかでガードした方が良いかもしれません。
マウント方法としてはまず、レシーバーとマウスピースの段差にヌッキーをセット。
マウスピースの太さに合わせ、ねじで調節しています。
そうそう!ヌッキーは『全ての金管楽器』に利用可能という優れものです!!
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マウスピースの幅に合わせた後、両脇にあるネジを少しずつ回していき、リムの段差に合わせていきます。
で、慌てずゆっくりネジを回していくと『カコッ!』ってな感じてマウスピースが外れるわけでね♪
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と、まあ。とても便利な道具なのですが、まずはこんなものを使わないのが一番な訳で。
以前、いろいろな学校を転々としていた時期があったのですが、行く先々でまず、第一声に依頼されるのが『楽器が壊れていて・・・』でした。
吹奏楽の指導に来ているにも関わらず、まず、楽器の修理を依頼され、何とも複雑な心持ちのままその楽器を見せてもらうのですが、正直、かわいそう(というより悲しくなる)になるくらいの扱いをされている楽器もあります。
ピストンやスライドが動かないとか、マウスピースが抜けない、音が出ない、などなど、バリエーションは様々。
そんなこんなで初日はたいてい楽器の修理から始まるパターンが多かったですね。
金管楽器の場合、『音が出ない』の理由として、『ピストンの順番が間違えてる』がほとんどでした。
ピストン・スライドが動かないに関しては長い間、手入れもされておらず、しかも、現在使われていない楽器で、それを先生はここぞとばかりに引っ張り出されるわけです。
ま、ちゃんと手入れした楽器であれば、1年くらい放置してもそこそこ動くのですが、これが学校の備品となると、場合によっては10年単位というのもざらな訳です。
それを一つ一つ先生と生徒に手入れの仕方をレクチャーしながら直していくのですが、途中、自分はいったい何の為にここに来たのか分からなくなった時もありました。
学校によってはクラリネットやサックス、フルートなどもそろっている所もあったのですが、タンポがはがれ落ち、キーを押さえても意味がないものもありました。
せっかく楽器がそろっているのにもったいない話です。
さすがにタンポの付け替えやキーバランスの調整はできないので、出入りの楽器店に依頼するようにお願いしたのですが、それにしてもひどいものでした。
もちろん、しっかり手入れをし、楽器を大切にしている学校もありましたよ?
大抵そういう学校は練習方法や演奏自体もしっかりしていましたね♪
話がそれてしまいましたが。
マウスピースが抜けなくなったらまずは最寄りの楽器店に持ち込むことを強くおすすめします。
後回しにするとヌッキーでも手に負えなくなり、最悪の場合、マウスパイプ交換なんて事にっっ!!
今回紹介したヌッキーも、お値段が張りますので個人で所有するのは結構勇気がいるかと思います。
学校で購入してもらえるらならばそれも悪くないと思いますが、そういう事故を未然に防ぐのが先決だと思います。
たまに机から楽器を落とすという凄いことをやる生徒さんがいますが、目を疑ってしまいます!
日頃からよく手入れをし、大切に扱うことで楽器はそれに答えてくれると私は信じています。
何も特別なことではなく、演奏前のオイル差しや演奏後のつば抜き、スワブ。
定期的なスライドのメンテナンスなど、ただそれだけで楽器は良い状態を保ちます。
最低限、それだけやっておけば何十年先も良い音で音楽を奏でてくれるでしょう。
腕まえは別ですが(爆)