笠松競馬大ピンチ!
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010090700793
笠松競馬、廃止も検討=オグリ生むも経営難-岐阜
岐阜県の古田肇知事は7日の定例会見で、7月に死去した名馬オグリキャップを生んだ笠松競馬場(笠松町)について、「最悪に近いシナリオもある」と述べ、馬券の売り上げ減少のため廃止も視野に経営方針を検討する考えを明らかにした。 県によると、同競馬場の2010年度収支は、約1.2億円の赤字の見通し。今年度の馬券発売総額の推計は前年度比約10億円減の約109億円で、1970年の組合設立以来最低となる見込み。組合基金約5億円のうち、使途の自由な財政調整基金の残高は6570万円しかなく、県は、「この状況からすると、今年度中の廃止も考え得る」(農政課)としている。(2010/09/07-19:32)
何!
たったの6570万円しかないだって!
今年度が約1.2億円の赤字と見込まれているとしたら、2011年度には確実に基金は底を尽く。
2004年も廃止寸前となった笠松だが、そのときは、後の首相となる鳩山由紀夫氏や、あの「ホリエモン」が来場する(ちなみに、2人に馬券を買わせたのが大師匠)どして、岐阜県に目に見えぬ「圧力」がかかったおかげで廃止回避できたが、今度ばかりはそうはいかなさそう。
売上向上策、といってもそう簡単には出てこないし、大師匠の
「あっはっは!また大当たりや!」
に期待する他なさそうだが・・・
週間レース9月20日号によると、観音寺競輪の2009年度の単年度収支が約1億4000億円の黒字となり、2008年度までの累積赤字約8500万円を差し引いても、約5500万円の黒字となったそうである。
ま、JKAに対する交付金の一部延納にかかる効果もあるだろうが、何と言っても、2007年度より、暫定処置とはいえ、開催日数を37日にした効果がてきめんだったといえよう。
要するに、観音寺は「三点セット」のうちの一つである、開催削減効果により、黒字転換を果たした、というわけである。
それと、サテライト阪神の管理者を今年4月より岸和田市に移管した。これは、サテライト阪神における手数料収入が低迷していたことによるもの。開始当初は観音寺のF2戦を売っていたこともあるんだが、それでは客が寄り付かないのは明白。ということは、「発売削減」も多少は含まれる、というわけか。
観音寺の「成功例」は、他の競輪場にも伝播していけばいいけどね。さすがに、三点セットの中で、「選手の大量首切り」だけは、競輪場の裁量だけで行うのはムリだけど・・・