小沢一郎の呪い!予想通り小沢なき民主党は消滅する (日刊ゲンダイ)菅直人の私利私欲のため最悪の事態に陥った・・・ (阿修羅)
それにしても、スッカラ菅首相はバカなことをしたものだ。小沢を排除すれば、好き勝手できると計算し、「反小沢一派」で結託したのだろうが、結局、総崩れとなっているのだから世話はない。そもそも、小沢という柱を失ったら、民主党が機能不全に陥ることは最初から分かっていたことだ。
なにも決まらず、なにも進まない。未熟な菅や前原では、政権を担えないことはハッキリしていた。自民党から「少年探偵団」とバカにされている安住淳のような男が国対委員長では、「ねじれ国会」を乗り切れるはずがない。せっかく、小沢が「菅さんにはいつでも協力する」と申し出ていたのだから、協力を仰げばよかったのだ。
「好き嫌いは別にして、民主党に小沢一郎を上回る政治家はいません。30年以上、政界の主役でいつづけた実力はダテじゃない。国会運営、野党対策、選挙戦術、役人の使い方と、政権政党として必要なことを熟知している。もし、小沢が政権の中枢にいたら『ねじれ国会』も乗り切っていたでしょう。公明党と話をつけて参院で過半数を維持するなり、社民党を呼び戻して衆院で3分の2を確保していたに違いない。菅首相は、予算関連法案の成立に苦しむこともなかったはずです」(政治評論家・山口朝雄氏)
小沢は、最近も「民主党政権でいい政治ができればという思いは誰よりも強い」と語っている。民主党に対する思い入れは相当なものだ。なぜ、排除する必要があったのか。
ま、上述の通りだろうな。
「クリーンでオープンな政治」に、「元 大幹事長」や鳩山 前首相はそぐわない、ということだったはずなのに、前原 前外務大臣、野田、蓮舫の各大臣に、暴力団系の競馬情報会社などからパー券購入などで便宜をはかってもらっていたことが発覚。ま、前原氏については、外国籍者から献金を受けていたことも承知の話。また、枝野官房長官も、談合にかかる入札停止企業から献金を受けていたことが、週刊ポストですっぱ抜かれている(枝野官房長官については、義父からの違法献金(「子供手当て」)疑惑もある)。
田中真紀子議員が、
『クリーン、クリーン、クリーンって、クリーニング屋じゃないんです!』
と、昨年9月の代表選の応援時にこう言っていたが、「民主党B」については、「元 大幹事長」よりもはるかに質の悪いカネの集め方をしていた、ということがいえよう。
ま、それでも、ちゃんと政治をうまくやってくれれば、さほどカネがどうとかいうことについては関係ない話だったのに、09マニフェストを真っ向から否定した挙句、消費税率引き上げやTPPなる「わけの分からない」ものへの参加の検討など、一歩間違えば、国民生活を破壊しかねないものへどんどん首を突っ込んでいる。また、「政治主導」なるものを事実上、真っ向から否定した政治を行なっているのが、今の「民主党B政権」である。
そんな政権を、有権者が支持する訳がない。松戸、茨城、西東京における各議選での民主党の惨敗は、今の菅執行部にノーをつきつけていることの証左だというのに、菅首相は、惨敗するたびに、
『小沢が悪い、小沢のせい。』
で済ませてきた。
ついに、来月10日に行なわれる東京都知事選については、国政与党でありながら、独自候補を立てられないという始末になってしまった。
「元 大幹事長」が代表、または代表代行だった時代は、自公との相乗りはやめよう、ということで、どんどん独自候補を立て、結果、西松事件に絡んだ期間以外は連戦連勝だったではないか。
それが今や、首長選挙では「不戦敗」ばかり。このままだと、民主党そのものが有権者から信頼されなくなってしまう。
一刻も早く、「民主党B」には退場してもらわないことには、日本の閉塞状況はこの先ずっと続くと思うよ。