大井競馬場に新型パドックビジョン ソニー、馬を自動追尾 :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ24HYD_U6A220C1TJC000/
2016/2/24 20:33
ソニーは24日、競馬場のパドックを歩く馬を自動追尾して撮影できるカメラシステムを備えた新型パドックビジョンを大井競馬場に納品したと発表した。3月14日に運用を始める。出走馬を複数台のカメラが多様なアングルから自動追尾して撮影して大画面に映す。競馬ファンが出走馬の品評をしやすくなりそうだ。
ソニーの企業向け機器・サービス子会社のソニービジネスソリューション(東京・港)が手掛けた。約725インチの大型映像装置、自動追尾マルチカメラコントロールシステム、出走馬名やオッズなどを映す競馬情報表示システムで構成する。契約額は約3億5000万円だった。
映像製作現場で用いる旋回型カメラを応用した。上下左右に動く旋回型カメラをパドック内に計4台設置。メーンカメラの撮影の動きに合わせて、4台の旋回型カメラが被写体を自動追尾するシステムを開発した。パドックを練り歩く出走馬の頭や尻尾、歩く様子などを様々な角度から高精細映像で撮影できる。
パドックは競馬ファンがレース前に競走馬を見て品評する場で、観客はパドックでの馬の歩く様子や毛づや、筋肉の細かな動きを観察する。パドックは客席に近い場所にあるため、パドックの様子を映すパドックビジョンの映像も高精細を求められていた。ソニーは今回のシステムを競馬場以外の劇場やスタジアム用途などにも応用したい考えだ。
2016/2/24 20:33
ソニーは24日、競馬場のパドックを歩く馬を自動追尾して撮影できるカメラシステムを備えた新型パドックビジョンを大井競馬場に納品したと発表した。3月14日に運用を始める。出走馬を複数台のカメラが多様なアングルから自動追尾して撮影して大画面に映す。競馬ファンが出走馬の品評をしやすくなりそうだ。
ソニーの企業向け機器・サービス子会社のソニービジネスソリューション(東京・港)が手掛けた。約725インチの大型映像装置、自動追尾マルチカメラコントロールシステム、出走馬名やオッズなどを映す競馬情報表示システムで構成する。契約額は約3億5000万円だった。
映像製作現場で用いる旋回型カメラを応用した。上下左右に動く旋回型カメラをパドック内に計4台設置。メーンカメラの撮影の動きに合わせて、4台の旋回型カメラが被写体を自動追尾するシステムを開発した。パドックを練り歩く出走馬の頭や尻尾、歩く様子などを様々な角度から高精細映像で撮影できる。
パドックは競馬ファンがレース前に競走馬を見て品評する場で、観客はパドックでの馬の歩く様子や毛づや、筋肉の細かな動きを観察する。パドックは客席に近い場所にあるため、パドックの様子を映すパドックビジョンの映像も高精細を求められていた。ソニーは今回のシステムを競馬場以外の劇場やスタジアム用途などにも応用したい考えだ。