■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 110.90/92 1.1869/73 131.67/71
NY午後5時 111.04/07 1.1864/66 131.72/76
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル安/円高の110円後半。きょうの米国市場が独立記念日で休日となるため短期筋の動きが鈍い中、狭いレンジでもみあう展開が続いた。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28598.19 -185.09 28709.57 28,581.08─28,731.07
TOPIX 1948.99 -7.32 1950.19 1,943.90─1,952.20
東証出来高(万株) 77429.00 東証売買代金(億円) 17144.30
東京株式市場で、日経平均株価は反落した。きょうの米国株式市場が休場となるほか、手掛かりに乏しく、模様眺めムードが支配した。東証1部の売買代金は2兆円台を割り込み、今年一番の低水準となった。
東証1部の騰落数は、値上がりが749銘柄、値下がりが1346銘柄、変わらずが97銘柄だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.031%
ユーロ円金先(21年12月限) 100.075 (-0.005)
安値─高値 100.075─100.080
3カ月物TB -0.102 (-0.002)
安値─高値 -0.102─-0.102
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.031%になった。前営業日(マイナス0.027%)から低下した。「ビッドサイドのうち地銀の資金調達姿勢がそれほど積極的ではなかった」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄。
<円債市場>
国債先物・21年9月限 152.12 (+0.20)
安値─高値 152.00─152.12
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.030% (-0.010)
安値─高値 0.035─0.035%
国債先物中心限月9月限は前営業日比20銭高の152円12銭と3営業日続伸して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比1bp低下の0.030%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.03─-0.06
3年物 0.03─-0.06
4年物 0.03─-0.06
5年物 0.03─-0.06
7年物 0.06─-0.04
10年物 0.11─0.01
日経平均は185円安と反落、引けにかけ安値圏で停滞、現地5日の米市場休場で手控え=5日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2021/07/05 15:18
5日後場の日経平均株価は前週末比185円09銭安の2万8598円19銭と反落。朝方は、売りが先行した。前週末の米国株式市場では、主要3指数がそろって最高値を更新したものの、東京を中心に新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念などが重しとなり、株価指数先物に断続的な売りが出て、一時2万8581円08銭(前週末比202円20銭安)まで下落した。その後の戻りは限定され、再び上値が重くなり大引けにかけて安値圏で停滞した。現地5日の米国市場が休場ということもあり、手控え気分となった。なかで、ソフバンG<9984>やファーストリテ<9983>の下げ(両銘柄でマイナス寄与度148円弱)が響き、指数の足を引っ張った。
東証1部の出来高は7億7429万株、売買代金は1兆7144億円。騰落銘柄数は値上がり749銘柄、値下がり1346銘柄、変わらず97銘柄。
市場からは「米国株の最高値更新にもかかわらず、日経平均は安く始まり、状況は悪い。現地5日の米市場が休場で外国人の資金流入がなく、指数連動型ETFの決算日(分配金支払い基準日)に絡む分配金のねん出売りへの警戒感もあろう。基本的には、国内に買い材料がなく、きっかけを待つしかない」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、日本製鉄<5401>、JFE<5411>、神戸鋼<5406>などの鉄鋼株が下落。ソフバンG<9984>、ガンホー<3765>などの情報通信株も売られた。大王紙<3880>、王子HD<3861>などのパルプ紙株や、INPEX<1605>などの鉱業株も安く、ブリヂス<5108>などのゴム製品株も軟調。エーザイ<4523>、中外薬<4519>、第一三共<4568>などの医薬品株や、大和証G<8601>、ジャフコG<8595>などの証券商品先物株も値を下げた。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などの銀行株や、第一生命HD<8750>、かんぽ生命<7181>などの保険株もさえない。
半面、ANA<9202>、JAL<9201>などの空運株や、商船三井<9104>、川崎汽<9107>、郵船<9101>などの海運株が堅調。京成<9009>、小田急<9007>などの陸運株も高い。リクルートH<6098>、電通グループ<4324>などのサービス株や、東急不HD<3289>、三井不<8801>などの不動産株も買われた。フジクラ<5803>、住友鉱<5713>などの非鉄金属株も値を上げた。
個別では、ARM<8769>、フィデアHD<8713>、はせがわ<8230>、F&LC<3563>、テモナ<3985>などの下げが目立った。半面、ミタチ産業<3321>、TSIHD<3608>、LinkU<4446>、APHD<3175>、システムソフ<7527>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、21業種が下落した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証) 1,514.99 -5.84 -0.38% -0.74% +25.96% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証) 1,271.82 -6.37 -0.50% -0.83% +27.21% 15:00
日経平均株価 28,598.19 -185.09 -0.64% -1.19% +28.21% 15:15
日経500平均 2,742.16 -6.74 -0.25% +1.22% +22.79% 15:15
TOPIX (東証株価指数) 1,948.99 -7.32 -0.37% -0.52% +25.55% 15:00
日経300指数 408.51 -1.79 -0.44% -0.71% +26.93% 15:15
東証REIT指数 2,176.38 +14.22 +0.66% +3.40% +28.63% 15:00
JASDAQ インデックス 187.02 +0.33 +0.18% +2.29% +16.75% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証) 923.63 -5.64 -0.61% -0.94% +27.87% 15:00
東証マザーズ指数 1,190.83 -9.54 -0.79% +6.35% +21.78% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証) 2,333.53 -6.55 -0.28% +1.62% +21.79% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証) 2,150.57 -3.20 -0.15% -0.56% +23.33% 15:00
日経ジャスダック平均 3,982.94 -1.19 -0.03% +1.83% +17.69% 15:00
東証2部 株価指数 7,701.40 +12.25 +0.16% +2.10% +17.19% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証) 1,994.02 -7.08 -0.35% -0.69% +26.44% 15:00
中国 上海総合指数 3,534.32 +15.56 +0.44% -1.60% +12.10% 17:30
中国 上海A株指数 3,704.44 +16.24 +0.44% -1.61% +12.10% 17:30
中国 深センA株指数 2,526.28 +18.43 +0.73% +0.28% +18.22% 16:00
中国 深セン成分指数 14,718.66 +47.95 +0.33% -1.02% +18.38% 16:00
中国 上海B株指数 257.70 +4.33 +1.71% +1.22% +14.70% 17:30
中国 深センB株指数 1,208.78 +13.03 +1.09% +3.37% +34.45% 16:00
中国 上海50A株指数 3,404.79 -3.45 -0.10% -5.75% +7.78% 17:30
中国 上海180A株指数 10,310.92 +14.93 +0.14% -4.19% +11.64% 17:30
中国 上海新総合指数(G株) 2,987.06 +13.09 +0.44% -1.61% +12.10% 17:30
中国 創業板指数 3,352.12 +18.22 +0.55% +3.38% +36.12% 16:00
上海/シンセン CSI300指数 5,085.79 +4.67 +0.09% -3.72% +15.07% 16:00
中国 深セン総合指数 2,414.40 +17.62 +0.74% +0.28% +18.24% 16:00
日経平均
現在値 28,598.19↓ (21/07/05 15:15)
前日比 -185.09 (-0.64%)
始値 28,709.57 (09:00) 前日終値 28,783.28 (21/07/02)
高値 28,731.07 (09:00) 年初来高値 30,714.52 (21/02/16)
安値 28,581.08 (09:57) 年初来安値 27,002.18 (21/01/06)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は反落、ソフトバンクGとファーストリテの2銘柄で約148円押し下げ 17:15 配信 フィスコ
5日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり84銘柄、値下がり132銘柄、変わらず9銘柄となった。
日経平均は反落。2日の米国市場でNYダウは4日続伸し、152ドル高となった。6月の雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったものの、長期金利の低下でハイテク株を中心に買いが入り、ナスダック総合指数とS&P500指数は揃って過去最高値を更新。しかし、週明けの日経平均は73円安からスタートすると、朝方には28581.08円(前週末比202.20円安)まで下落する場面があった。引き続き新型コロナウイルスの感染拡大が警戒され、4日投開票の東京都議会議員選の結果から政治リスクを指摘する向きもあった。
大引けの日経平均は前週末比185.09円安の28598.19円となった。東証1部の売買高は7億7429万株、売買代金は1兆7144億円だった。業種別では、鉄鋼、情報・通信業、パルプ・紙が下落率上位だった。一方、空運業、海運業、陸運業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%となった。
値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>となり、2銘柄で日経平均を約148円押し下げた。ファーストリテは、先週末に月次動向を発表。既存店売上高は前年同月比19.2%減、前月の同0.6%減から減少率が拡大している。また、日経平均構成銘柄の下落率トップもソフトバンクGで5.39%安、同2位はJFE<5411>で4.04%安だった。ソフトバンクGは、中国配車アプリ最大手ディディのアプリで、個人情報の収集と利用に関する法律や規則の重大な違反を確認したとの中国ネット規制当局の発表を受けて、筆頭株主となっているビジョンファンドの含み益減少を警戒する動きが優勢に。
一方、値上がり寄与トップはリクルートHD<6098>、同2位はテルモ<4543>となり、2銘柄で日経平均を約15円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは三井E&S<7003>で5.57%高、同2位はANA<9202>で2.56%高だった。
*15:00現在
日経平均株価 28598.19(-185.09)
値上がり銘柄数 84(寄与度+71.04)
値下がり銘柄数 132(寄与度-256.13)
変わらず銘柄数 9
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6098> リクルートHD 5619 91 +9.83
<4543> テルモ 4479 38 +5.47
<6857> アドバンテ 9760 60 +4.32
<6762> TDK 13480 110 +3.96
<6645> オムロン 9020 110 +3.96
<6971> 京セラ 6926 52 +3.75
<6976> 太陽誘電 5540 100 +3.60
<2413> エムスリー 8065 30 +2.59
<4151> 協和キリン 4020 65 +2.34
<7832> バンナムHD 7695 55 +1.98
<6954> ファナック 26960 50 +1.80
<9009> 京成 3645 90 +1.62
<4324> 電通G 4045 45 +1.62
<3659> ネクソン 2468 21 +1.51
<6702> 富士通 21255 410 +1.48
<4021> 日産化学 5400 40 +1.44
<9613> NTTデータ 1733 8 +1.44
<7735> スクリン 10700 170 +1.22
<5713> 住友鉱 4436 59 +1.06
<8267> イオン 3007 26 +0.94
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 7391 -421 -90.96
<9983> ファーストリテ 81500 -1580 -56.90
<4523> エーザイ 10500 -355 -12.78
<6367> ダイキン 20740 -230 -8.28
<4519> 中外薬 4331 -69 -7.45
<4911> 資生堂 8165 -165 -5.94
<9433> KDDI 3420 -24 -5.19
<2801> キッコーマン 7210 -120 -4.32
<4568> 第一三共 2346 -36 -3.89
<6758> ソニー 11240 -100 -3.60
<4452> 花王 6829 -95 -3.42
<5108> ブリヂストン 5092 -78 -2.81
<6902> デンソー 7559 -74 -2.66
<2502> アサヒ 5140 -66 -2.38
<9735> セコム 8466 -61 -2.20
<7951> ヤマハ 6070 -60 -2.16
<7203> トヨタ 9772 -48 -1.73
<4502> 武田 3712 -41 -1.48
<7272> ヤマハ発 2999 -41 -1.48
<7267> ホンダ 3591 -19 -1.37
TOPIX
現在値 1,948.99↓ (21/07/05 15:00)
前日比 -7.32 (-0.37%)
始値 1,950.19 (09:00) 前日終値 1,956.31 (21/07/02)
高値 1,952.20 (13:55) 年初来高値 2,013.71 (21/03/19)
安値 1,943.90 (09:13) 年初来安値 1,776.60 (21/01/04)
東証業種別ランキング:鉄鋼が下落率トップ 15:42 配信 フィスコ
鉄鋼が下落率トップ。そのほか情報・通信業、パルプ・紙、鉱業、ゴム製品なども下落。一方、空運業が上昇率トップ。そのほか海運業、陸運業、サービス業、不動産業なども上昇。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 空運業 / 213.41 / 2.21
2. 海運業 / 613.03 / 1.11
3. 陸運業 / 2,012.66 / 0.74
4. サービス業 / 2,902.97 / 0.66
5. 不動産業 / 1,504.13 / 0.37
6. 非鉄金属 / 1,002.24 / 0.28
7. 倉庫・運輸関連業 / 1,799.52 / 0.22
8. 精密機器 / 10,073.55 / 0.15
9. 電気機器 / 3,653.57 / 0.14
10. 建設業 / 1,142.83 / 0.12
11. 水産・農林業 / 474.64 / 0.07
12. その他製品 / 3,832.47 / 0.03
13. 金属製品 / 1,363.04 / -0.17
14. 卸売業 / 1,788.61 / -0.25
15. 繊維業 / 604.05 / -0.39
16. 石油・石炭製品 / 1,026.01 / -0.40
17. 小売業 / 1,431.87 / -0.42
18. ガラス・土石製品 / 1,127.06 / -0.45
19. 輸送用機器 / 3,369.78 / -0.49
20. 食料品 / 1,692.22 / -0.55
21. 電力・ガス業 / 358.08 / -0.55
22. 機械 / 2,183.45 / -0.56
23. その他金融業 / 681.33 / -0.56
24. 化学工業 / 2,345. / -0.58
25. 保険業 / 984.4 / -0.95
26. 銀行業 / 141.85 / -0.97
27. 医薬品 / 3,173.54 / -1.05
28. 証券業 / 383.26 / -1.05
29. ゴム製品 / 3,641. / -1.10
30. 鉱業 / 242.65 / -1.37
31. パルプ・紙 / 532.36 / -1.56
32. 情報・通信業 / 4,817.96 / -1.70
33. 鉄鋼 / 424.56 / -2.64
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 17,551.24↓ (21/07/05 15:00)
前日比 -53.58 (-0.30%)
始値 17,554.09 (09:00) 前日終値 17,604.82 (21/07/02)
高値 17,576.64 (13:55) 年初来高値 18,157.65 (21/03/18)
安値 17,497.17 (09:13) 年初来安値 16,082.48 (21/01/04)
JASDAQ平均
現在値 3,982.94↓ (21/07/05 15:00)
前日比 -1.19 (-0.03%)
始値 3,985.58 (09:00) 前日終値 3,984.13 (21/07/02)
高値 3,989.36 (09:09) 年初来高値 4,002.85 (21/06/30)
安値 3,980.83 (09:58) 年初来安値 3,692.19 (21/01/04)
JASDAQ平均は小幅に反落、東京市場全体軟調でIPO銘柄に物色向かう/JASDAQ市況 17:16 配信 フィスコ
JASDAQ平均:3982.94 (-1.19)
出来高:1億1145万株
売買代金:622億円
J-Stock Index:3997.63 (+6.17)
本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均は小幅に反落、J-Stock Indexは小反発、JASDAQ-TOP20は続落した。値上がり銘柄数は277(スタンダード266、グロース11)、値下り銘柄数は313(スタンダード294、グロース19)、変わらずは67(スタンダード61、グロース6)。
本日のJASDAQ市場はまちまちとなった。前週末2日の米株式市場でのダウ平均は続伸。6月の雇用統計は非農業部門雇用者数が予想以上に増加したことや過度の賃金インフレの高進も見られず、米連邦準備制度理事会(FRB)が当分緩和策を維持するとの見解が好感された。また、米長期金利が一段と低下するなか大型ハイテク株も堅調に推移した。イベントを波乱なく通過し、堅調に推移した米国市場を映して、日経JASDAQ平均も続伸してスタート。ただ、直後にマイナス圏まで下落、前場後半では再びプラス圏に復帰したものの、前週末終値付近でもみ合う展開となった。米雇用統計の結果は波乱なく通過したが、週明けの東証1部市場は想定以上に軟調な展開となり、この流れが新興市場にも波及したようだった。個人投資家の物色動向は、マザーズ市場中心に新規上場(IPO)した銘柄に集中しており、JASDAQ市場のIPO銘柄のアルマード<4932>も大幅反発、HCSホールディングス<4200>はプラスで取引を終えた。そのほか、時価総額上位のマクドナルド<2702>やハーモニック<6324>、ワークマン<7564>などが大きく値を崩さなかったことが他の指数よりも下落率が小幅にとどまった要因ともいえる。
個別では、前週末急騰したカルナバイオ<4572>が利食い売り優勢で7%安、前週から売り優勢の展開となっている3Dマトリクス<7777>が6%安となった。時価総額上位銘柄では、セリア<2782>やウエストHD<1407>が冴えなかった。そのほか、グローバルインフォメーション<4171>、アースインフィニティ<7692>、アルファグループ<3322>が値下がり率上位に顔を出した。
一方、住宅ローンテックのiYellと協業したことを発表し、これが好感されたINEST<3390>が28%高で値上がり率トップとなった。民放番組の予告に登場したことで買い材料視されたアイスコ<7698>が8%高、ワクチン接種後の抗体を尿で確認する抗体検出キットを先行販売すると発表したプロルート丸光<8256>が6%高となった。時価総額上位銘柄では東映アニメ<4816>が堅調だった。そのほか、アイビー<4918>、アルマードなどが値上がり率上位に顔を出した。 JASDAQ-TOP20では、ウエストHD、ベクター<2656>、田中化学研究所<4080>などが下落した。
マザーズ指数
現在値 1,190.83↓ (21/07/05 15:00)
前日比 -9.54 (-0.79%)
始値 1,203.41 (09:00) 前日終値 1,200.37 (21/07/02)
高値 1,208.69 (09:08) 年初来高値 1,340.38 (21/02/16)
安値 1,190.46 (14:24) 年初来安値 1,040.58 (21/05/17)
マザーズ指数は反落、物色は直近IPO中心、メルカリが全体の重しに/マザーズ市況 15:44 配信 フィスコ
本日のマザーズ指数は反落となった。朝方は買いが先行したものの、マザーズ市場の主力であるメルカリ<4385>が崩れると、これに引っ張られる形に。前場の早い段階でマイナスに転じると、そのまま下げ幅を拡大。その後も終日軟調な推移が継続する展開となった。なお、
マザーズ指数は反落、売買代金は概算で1674.16億円。騰落数は、値上がり112銘柄、値下がり242銘柄、変わらず15銘柄となった。
個別では、直近IPOの日本電解<5759>がマザーズ売買代金トップにランクイン。前週に引き続き週初から好調な値動きに。日本電解の他、コンフィデンス<7374>、アイドマHD<7373>、Enjin<7370>、ステムセル研究所<7096>など直近IPO銘柄の一角には物色の動きが目立った。経産省のサプライチェーン対策投資促進事業に採択されたと発表したオキサイド<6521>、ソフトバンクG<9984>の副社長だった佐護氏の出資報道で関心が向かったツクルバ<2978>なども大きく上昇。その他、Pアンチエイジング<4934>、FRONTEO<2158>、JTOWER<4485>、QDレーザ<6613>、フリー<4478>などが買われた。
一方、主力のメルカリが4%安と下げが目立つ格好。ベイシス<4068>やアイパートナーズ<7345>、セレンディップ<7318>は直近IPO銘柄の一角ではあるものの、換金売りが優勢だった。また、直近で好調な値動きが目立っていたNexTone<7094>も5%安に。その他、ケアネット<2150>、GNI<2160>、サンバイオ<4592>、プレイド<4165>などが売られた。
東証REIT指数
現在値 2,176.38↓ (21/07/05 15:00)
前日比 +14.22 (+0.66%)
始値 2,157.82 (09:00) 前日終値 2,162.16 (21/07/02)
高値 2,179.86 (14:54) 年初来高値 2,168.61 (21/06/30)
安値 2,157.82 (09:00) 年初来安値 1,750.45 (21/01/06)
日経平均VI
現在値 15.85↓ (21/07/05 15:20)
前日比 -1.00 (-5.93%)
始値 19.23 (09:00) 前日終値 16.85 (21/07/02)
高値 19.38 (09:06) 年初来高値 30.40 (21/05/13)
安値 15.25 (13:27) 年初来安値 16.29 (21/04/13)
日経VI:低下、株価下落も警戒感高まらず昨年1月以来の低水準 16:00 配信 フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は5日、前日比-1.00pt(低下率5.93%)の15.85ptと低下した。なお、高値は19.38pt、安値は15.25pt。
先週末の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇したが、今日の東京市場は売りが優勢で、日経225先物は下落した。しかし、注目された6月の米雇用統計が先週末に発表され、FRBが量的緩和の縮小を早めるほどの内容ではないと受け止められ、米長期金利が低下したことなどから、市場では株価のボラティリティーの高まりを警戒するムードは広がらず、今日の日経VIは先週末の水準を下回って推移し、終値は昨年1月24日以来の低水準となった。
東証2部指数
現在値 7,701.40↓ (21/07/05 15:00)
前日比 +12.25 (+0.16%)
始値 7,697.66 (09:00) 前日終値 7,689.15 (21/07/02)
高値 7,707.36 (12:36) 年初来高値 7,736.85 (21/06/28)
安値 7,689.37 (10:09) 年初来安値 6,523.55 (21/01/04)
日経平均先物
現在値 28,730.00↓ (21/07/03 05:30)
前日比 -30.00 (-0.10%)
高値 28,820.00 (21:31) 始値 28,780.00 (16:30)
安値 28,720.00 (17:56) 前日終値 28,760.00 (21/07/02)
TOPIX先物
現在値 1,948.50↓ (21/07/03 05:30)
前日比 -6.00 (-0.31%)
高値 1,957.00 (16:31) 始値 1,956.50 (16:30)
安値 1,948.00 (04:46) 前日終値 1,954.50 (21/07/02)
JPX日経400先物
現在値 17,555.00↑ (21/07/03 05:30)
前日比 -35.00 (-0.20%)
高値 17,610.00 (16:30) 始値 17,600.00 (16:30)
安値 17,545.00 (23:13) 前日終値 17,590.00 (21/07/02)
東証マザーズ指数先物
現在値 1,186.00↓ (21/07/03 05:30)
前日比 +5.00 (+0.42%)
高値 1,187.00 (05:24) 始値 1,180.00 (16:30)
安値 1,178.00 (18:01) 前日終値 1,181.00 (21/07/02)
NYダウ先物 円建
現在値 34,633.00↓ (21/07/03 05:14)
前日比 +105.00 (+0.30%)
高値 34,680.00 (02:05) 始値 34,540.00 (16:30)
安値 34,467.00 (21:14) 前日終値 34,528.00 (21/07/02)
CME日経平均先物 円建
現在値 28,725.00↑ (21/07/02 16:40 CST)
前日比 -60.00 (-0.21%)
高値 28,830.00 始値 28,755.00
安値 28,670.00 前日終値 28,785.00 (21/07/01)
SGX日経平均先物
現在値 28,745.00↑ (21/07/03 05:10 SGT)
前日比 -15.00 (-0.05%)
高値 28,820.00 始値 28,755.00
安値 28,670.00 前日終値 28,760.00 (21/07/02)
長期国債先物
現在値 152.090↑ (21/07/03 05:30)
前日比 +0.170 (+0.11%)
高値 152.090 (05:24) 始値 151.940 (15:30)
安値 151.930 (15:30) 前日終値 151.920 (21/07/02)
5日の日本国債市場概況:債券先物は152円12銭で終了 17:32 配信 フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2021年9月限
寄付152円04銭 高値152円12銭 安値152円00銭 引け152円12銭
売買高総計18523枚
2年 426回 -0.120%
5年 147回 -0.120%
10年 363回 0.030%
20年 176回 0.410%
債券先物9月限は、152円04銭で取引を開始。米国の6月雇用統計発表後の長期金利低下のほか、日経平均株価の軟調推移を受けて買いが優勢になり、152円00銭から152円12銭まで上げた。現物債の取引では、2年債、5年債、10年債が買われ、20年債が売られた。
<米国債概況>
休場。
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は-0.23%、英国債は0.71%、オーストラリア10年債は1.42%、NZ10年債は1.76%。(気配値)
日本国債3年
年利回り -0.132 (21/07/03 01:00)
前日比 -0.002
日本国債5年
年利回り -0.102 (21/07/03 01:00)
前日比 +0.013
日本国債10年
年利回り 0.043 (21/07/02 15:44)
前日比 -0.002
アジア株式市場サマリー
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3534.3222 + 15.5627 + 0.44 3516.9228 3534.3222 3510.5781 前営業日終値 3518.7595
中国 CSI300指数 5085.792 +4.675 +0.09 5073.779 5098.231 5048.004 前営業日終値 5081.117
香港 ハンセン指数 28143.50 -166.92 -0.59 28098.91 28338.79 28042.71 前営業日終値 28310.42
香港 ハンセン中国株指数 10274.18 -141.40 -1.36 10339.85 10394.53 10249.95 前営業日終値 10415.58
韓国 総合株価指数 3293.21 +11.43 +0.35 3285.29 3298.93 3285.29 前営業日終値 3281.78
台湾 加権指数 17919.33 +209.18 +1.18 17783.80 17945.52 17783.80 前営業日終値 17710.15
豪 S&P/ASX指数 7315.00 +6.40 +0.09 7308.60 7343.70 7306.70 前営業日終値 7308.60
シンガポール ST指数 3141.02 +12.07 +0.39 3126.62 3141.02 3126.62 前営業日終値 3128.95
マレーシア 総合株価指数 1532.36 -0.99 -0.06 1534.04 1535.88 1525.40 前営業日終値 1533.35
インドネシア 総合株価指数 6005.609 -17.399 -0.29 6024.165 6036.979 5985.35 前営業日終値 6023.008
フィリピン 総合株価指数 7036.38 +34.12 +0.49 6993.68 7037.14 6992.70 前営業日終値 7002.26
タイ SET指数 1579.28 +0.79 +0.05 1580.69 1582.46 1573.67 前営業日終値 1578.49
インド SENSEX指数 52880.00 +395.33 +0.75 52682.89 52919.17 52604.35 前営業日終値 52484.67
インド NSE指数 15834.35 +112.15 +0.71 15793.40 15845.95 15762.05 前営業日終値 15722.20
東南アジア株式市場は大半の市場が上昇した。米雇用統計がまちまちな内容だったことを受けて、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和策を早期に縮小するとの見方が後退した。
中国の主要株価指数は小反発。上海証券取引所の新興ハイテク企業向け株式市場「科創板」が政府の政策支援継続の方針を好感して上昇した。
深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」指数が0.5%高。上海の科創板50指数は2.5%上昇した。
工業情報省を含む6省は2日、既存製造業を強化し、適格企業が資本市場で資金調達するのを支援する方針を示した。
ただ、2日に成長懸念で主要指数が大幅下落したことを受け投資家の間には慎重ムードが広がっている。
安信証券はノートで、第1・四半期以降の上昇相場は終わったとみられ、今後調整する可能性もあると述べた。
香港株式市場は続落。中国当局が配車サービス国内最大手、滴滴出行(ディディ)
テック株指数は2.3%下落し5月半ば以来の低水準。騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が3.6%、アリババが2.8%それぞれ下落。JDドットコム、バイドゥ、美団も2.9─5.6%下落した。
リフィニティブのデータによると、本土市場との相互取引で本土投資家は香港株を68億元(10億5000万ドル)売り越した。
中国国家市場監督管理総局(SAMR)は2日、インターネット通販での違法な価格設定を取り締まる規制案を発表した。多額の補助金を出したり、消費者の購買行動に合わせて異なる価格を設定したりすることを禁じ、違反した場合は年間売上高の0.1─0.5%に相当する罰金や業務停止命令を受ける可能性がある。
シドニー株式市場は小幅続伸で引けた。序盤の上昇分を縮める展開となった。オーストラリアで人口が最も多いニューサウスウェールズ(NSW)州での新型コロナウイルス感染者数増加への懸念が、シドニー空港の運営会社の株価急伸を相殺する形となった。
S&P/ASX200指数は一時0.5%上昇した。
シドニー・エアポート・ホールディングスは34%高。豪州で唯一上場している空港運営会社である同社に対し、インフラ投資家のグループが222億6000万豪ドル(約167億米ドル)での買収を提案した。オーストラリアでは過去最大級の買収提示額となる。
ディープ・データ・アナリティクスのメーサン・ソマサンダラム氏は「NSW州でのコロナ感染者数の増加が、午前の取引の後で幾分市場を圧迫した」と説明した。
NSW州当局は5日、コロナ変異株「デルタ株」の感染が拡大する中、シドニーで期間2週間で実施されているロックダウン(都市封鎖)を延長するかどうかは、この先2日間が非常に重要になるとの見方を示した。
ブックメーカー(賭け屋)大手タブコープ・ホールディングスが5%下落し、S&P/ASX200指数の上げ幅を抑えた。宝くじ・キノ事業の分離・上場を発表したことで売られた。
ASX200エネルギー株指数は2%高。独立系では豪石炭最大手のホワイトヘイブン・コールが3.3%高、製油大手アンポルが3%高と、同指
数を押し上げた。
IT株指数は1%安。
ソウル株式市場は上昇して引けた。米雇用統計は景気回復の持続を示唆、失業率が小幅上昇したことで、米利上げが予想より遅い時期になるとの見方がセンチメントを支援した。
2日発表された6月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数の増加幅が予想を上回った。失業率の小幅上昇は、利上げが市場が懸念していたよりもさらに先の時期になる可能性を示唆した。
主要銘柄では、ハイテク大手サムスン電子が0.50%上昇し、半導体大手SKハイニックスは0.41%高。電池メーカーのLG化学も2.47%上伸した。
外国人投資家は7億ウォン(61万9227.91ドル)の買い越し。
大信証券のアナリストは「米雇用統計が、雇用の回復が続いていることを示唆する内容で、ただ米連邦準備理事会(FRB)の金融政策スタンスを変えるほど強くはなかったことが、総合株価指数を押し上げた」と説明。「今週はサムスン電子の決算ガイダンスと米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が注目される」と述べた。
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▲0.79% 12,812.32 H:12,816.52L:12,711.84 +100.48 07/05
[CFD] 日本 日経平均 28,646.50 日経比:+48 ▲0.17% H:28,663L:28,501 04:20
中国 上海B株 ▲1.71% 257.70 H:257.70L:254.97 +4.32 07/05
中国 上海A株 ▲0.44% 3,704.44 H:3,704.45L:3,679.55 +16.24 07/05
中国 深セン成分 ▲0.33% 14,718.66 H:14,782.57L:14,597.87 +47.95 07/05
中国 深センB株 ▲1.09% 1,208.78 H:1,208.78L:1,196.66 +13.03 07/05
中国 深センA株 ▲0.73% 2,526.28 H:2,528.99L:2,505.17 +18.43 07/05
[CFD] 香港 HangSeng 28,157.80 指数比:+23▲0.08%H:28,229L:28,11204:20
香港 レッドチップ指数 ▼0.17% 3,950.55 H:3,978.84L:3,939.69 -6.72 07/05
サウジ TASI ▼0.28% 11,001.03 H:11,043.25L:10,955.75-30.7007/05
UAEドバイ DFMGI ▼0.03% 2,803.17 H:2,809.18L:2,786.82 -0.94 07/05
イスラエル TA35 ▼0.08% 1,687.70 H:1,689.71L:1,684.16 -1.33 07/05
5日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で3日ぶり反発、素材とハイテクに買い 16:56 配信 フィスコ
週明け5日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比15.56ポイント(0.44%)高の3534.32ポイントと3日ぶりに反発した(上海A株指数は0.44%高の3704.44ポイント)。
商品市況高が追い風。この日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、アルミや銅、鉄筋など主要産品の先物価格が軒並み上昇している。関連銘柄が買われ、全体相場を支えた。また、先週末の上海総合指数が2.0%安と大幅続落する中、自律反発狙いの買いもみられている。ただ、上値は重い。中国経済回復の鈍化が警戒された。取引時間中に公表された6月の財新・非製造業PMI(民間集計)は50.3となり、市場予想(54.9)以上に前月実績(55.1)から低下し、2020年4月以来の低水準を切り下げている。先週発表された同月の製造業PMIに関しても、官民そろって前月実績を下回った。(亜州リサーチ編集部)
非鉄や鉄鋼など素材株に買いが先行。洛陽モリブデン(603993/SH)が9.4%、江西銅業(600362/SH)が5.6%、中国アルミ(601600/SH)が4.5%、内蒙古包鋼鋼聯(600010/SH)が3.3%ずつ上昇した。
ハイテク株も急伸。パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)がストップ高、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が9.5%高、IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が4.7%高、情報技術サービスの上海宝信軟件(600845/SH)が4.5%高で引けた(士蘭微株は上場来高値を更新)。聞泰科技に関しては、オランダの子会社を通じ、英国の半導体会社を買収すると報じられたことが刺激材料となっている。自動車株、保険株、エネルギー株なども買われた。
半面、食品飲料や小売など消費関連の一角はさえない。醤油メーカー中国大手の仏山市海天調味食品(603288/SH)が4.0%安、乳製品グループ大手の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が3.4%安、老舗小売グループの王府井集団(600859/SH)が2.1%安で取引を終えた。医薬品株、公益株、運輸株、不動産株、銀行・証券株も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.33ポイント(1.71%)高の257.70ポイント、深センB株指数が13.03ポイント(1.09%)高の1208.78ポイントで終了した。
5日の香港市場概況:ハンセン0.6%安で5日続落、科技指数は2.3%下落 18:00 配信 フィスコ
週明け5日の香港市場は、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比166.92ポイント(0.59%)安の28143.50ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が141.40ポイント(1.36%)安の10274.18ポイントとそろって5日続落した(ハンセン指数は約1カ月半ぶりの安値)。売買代金は1653億9400万香港ドルとなっている(2日は1758億8800万香港ドル)。
中国ネット企業の締め付け懸念が再燃する流れ。中国の国家互聯網信息弁公室(国家インターネット情報弁公室:CAC)は4日、中国配車アプリ最大手の滴滴出行(DIDI/NYSE)が違法行為を行っているとして、アプリストア各社に対し、滴滴アプリのダウンロードを一時停止するよう命じた。中国経済回復の鈍化も警戒される。取引時間中に公表された6月の財新・非製造業PMI(民間集計)は50.3となり、市場予想(54.9)以上に前月実績(55.1)から低下し、2020年4月以来の低水準となった。先週発表された同月の製造業PMIに関しても、官民そろって前月実績を下回っている。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄が下げを主導。ITやハイテクなどで構成されるハンセン科技指数は2.3%安と4日続落した。主要な構成銘柄では、快手科技(クアイショウ・テクノロジー:1024/HK)が5.9%安、美団(メイトゥアン:3690/HK)が5.6%安、百度集団(バイドゥ:9888/HK)が4.1%安、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.6%安、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が2.8%安と値を下げている。
中国不動産セクターも安い。融創中国HD(1918/HK)が8.7%、中国金茂HD(817/HK)が2.7%、広州富力地産(2777/HK)が2.3%、華潤置地(1109/HK)が2.1%、万科企業(2202/HK)が1.8%ずつ下落した。
中国証券セクターもさえない。中信証券(6030/HK)が2.5%安、広発証券(1776/HK)が1.4%安、中信建投証券(CSCフィナンシャル:6066/HK)が1.3%安で引けた。
半面、非鉄セクターは物色される。江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が11.8%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が8.9%高、新疆新キン鉱業(3833/HK)が8.2%高、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が5.5%高、江西銅業(358/HK)が3.1%高と値を上げた。
自動車セクターの一角も高い。長城汽車(2333/HK)が6.7%、吉利汽車HD(175/HK)が5.4%、比亜迪(BYD:1211/HK)が5.0%、東風汽車集団(489/HK)が4.8%、北京汽車(1958/HK)が3.1%ずつ上昇した。
一方、本土市場は3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.44%高の3534.32ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。非鉄や鉄鋼の素材株、自動車株、保険株、エネルギー株なども買われた。半面、食品飲料や小売など消費関連の一角は安い。医薬品株、公益株、運輸株、不動産株、銀行・証券株も売られている。