東京マーケット・サマリー
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 111.28/30 1.1660/64 129.78/82
NY午後5時 111.50/53 1.1681/85 130.25/29
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の111円前半。引き続き、米長期金利の動きに左右される展開だった。午前の取引では米長期金利上昇に伴い一時111.68円とこれまでの年初来高値(111.66円、7月2日)を超えたが、その後金利が低下するとドルも上昇の勢いが鈍り、111円前半まで下押しした。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29544.29 -639.67 29611.92 29329.16─29679.26
TOPIX 2038.29 -43.48 2040.91 2019.80─2044.06
東証出来高(万株) 160259 東証売買代金(億円) 38556.8
東京株式市場で日経平均は大幅続落。前日の米国株式市場が下げたことを受け、幅広く売られる展開となった。米長期金利の上昇から金融政策に対する不安感が高まった格好。きょうは実質的に下半期相場の初日で、大手証券の試算で配当の権利落ち分が約182円あったが、これを差し引いても大引けで400円を超す下げとなった。
東証1部の騰落数は、値上がり336銘柄に対し、値下がりが1768銘柄、変わらずが50銘柄だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.025
ユーロ円金先(22年3月限) 100.065 (変わらず)
安値─高値 100.065─100.070
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.025%になった。前営業日(マイナス0.025%)から横ばい。「地銀の調達も落ち着いてきた」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・21年12月限 151.42 (+0.05)
安値─高値 151.30─151.54
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.065% (-0.005)
安値─高値 0.070─0.060%
国債先物中心限月12月限は前営業日比5銭高の151円42銭と反発して取引を終えた。米金利上昇の一服や株安で買い戻しが入った。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比0.5bp低下の0.065%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.05─-0.04
3年物 0.06─-0.03
4年物 0.07─-0.02
5年物 0.08─-0.02
7年物 0.10─0.00
10年物 0.17─0.07
日経平均は639円安と大幅に3日続落、3万円大台を大きく割り込む、値下がり銘柄1700超=29日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2021/09/29 15:24
29日後場の日経平均株価は前日比639円67銭安の2万9544円29銭と大幅に3日続落。3万円大台を大きく割り込み、今月3日(2万9128円11銭)以来の安値水準となる。朝方は、米連邦政府の債務上限問題が懸念されるなか、米長期金利の上昇を背景に28日の米国株式が大幅下落した流れを受け、売り優勢で始まった。9月末配当落ち(約182円)のマイナス影響もあり、前場終盤にいったん2万9300円台半ば近辺まで下落した。中国・上海総合指数や香港ハンセン指数の下げも重しとなった。後場は、総裁選の開票速報にらみで下げ渋った後、株価指数先物売りに再度軟化し、一時2万9329円16銭(前日比854円80銭安)まで下押す場面もあった。一巡後は、持ち直したが、戻りは限定された。
午後に投開票が実施された総裁選の1回目の投票結果は過半数獲得者が出ず、岸田文雄氏と河野太郎氏との上位2人による決選投票となり、引け後に岸田氏の新総裁が決まった。
東証1部の出来高は16億259万株、売買代金は3兆8556億円。騰落銘柄数は値上がり336銘柄、値下がり1768銘柄、変わらず50銘柄。
市場からは「後場は、総裁選にらみでシステム売買も入り、指数は揺れたが、日経平均、TOPIX(東証株価指数)ともに25日移動平均線を死守した。目先はこのラインを維持できるかがどうかが注目される」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、HOYA<7741>、ニコン<7731>、テルモ<4543>などの精密株や、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>などの電機株が下落。三井住友<8316>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>などの銀行株や、かんぽ生命<7181>、SOMPOH<8630>、MS&AD<8725>などの保険株も売られた。ダイキン<6367>、コマツ<6301>などの機械株も安く、野村<8604>、大和証G<8601>などの証券商品先物株も軟調。住友商<8053>、三井物産<8031>、伊藤忠<8001>などの卸売株や、SUMCO<3436>、LIXIL<5938>などの金属製品株も値を下げた。
半面、JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株が堅調。
個別では、ヒマラヤ<7514>、杉本商事<9932>、明和産<8103>、フェリシモ<3396>、CAP<3965>などの下げが目立った。半面、エアトリ<6191>、エンビプロH<5698>、Sサイエンス<5721>、ワタミ<7522>、KNTCT<9726>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、32業種が下落した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証) 1,582.67 -34.46 -2.13% +5.69% +23.58% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証) 1,334.39 -30.72 -2.25% +6.09% +27.00% 15:00
日経平均株価 29,544.29 -639.67 -2.12% +6.89% +25.51% 15:15
日経500平均 2,861.29 -61.16 -2.09% +4.52% +17.09% 15:15
TOPIX (東証株価指数) 2,038.29 -43.48 -2.09% +5.68% +22.93% 15:00
日経300指数 427.01 -8.84 -2.03% +5.72% +24.85% 15:15
東証REIT指数 2,088.98 -26.59 -1.26% -3.92% +19.63% 15:00
JASDAQ インデックス 191.35 -1.51 -0.78% +2.94% +10.79% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証) 970.30 -25.52 -2.56% +6.21% +28.34% 15:00
東証マザーズ指数 1,120.44 -6.92 -0.61% +2.56% -8.71% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証) 2,465.75 -42.29 -1.69% +5.57% +14.97% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証) 2,226.72 -42.78 -1.88% +4.88% +17.36% 15:00
日経ジャスダック平均 4,043.11 -22.54 -0.55% +2.83% +11.62% 15:00
東証2部 株価指数 7,803.17 -12.24 -0.16% +3.38% +24.51% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証) 2,088.56 -38.89 -1.83% +5.92% +25.16% 15:00
中国 上海総合指数 3,536.29 -65.92 -1.83% +0.40% +9.67% 17:30
中国 上海A株指数 3,706.18 -69.15 -1.83% +0.40% +9.68% 17:30
中国 深センA株指数 2,455.93 -57.65 -2.29% -3.79% +9.23% 16:00
中国 深セン成分指数 14,079.02 -234.80 -1.64% -2.48% +9.13% 16:00
中国 上海B株指数 272.27 -2.51 -0.91% +3.29% +9.61% 17:30
中国 深センB株指数 1,173.40 -8.08 -0.68% -3.21% +25.59% 16:00
中国 上海50A株指数 3,199.23 -11.93 -0.37% +2.44% -1.30% 17:30
中国 上海180A株指数 9,958.42 -96.15 -0.96% +0.91% +4.36% 17:30
中国 上海新総合指数(G株) 2,988.47 -55.76 -1.83% +0.40% +9.68% 17:30
中国 創業板指数 3,175.15 -36.30 -1.13% -2.52% +23.87% 16:00
上海/シンセン CSI300指数 4,833.93 -49.90 -1.02% +0.14% +5.27% 16:00
中国 深セン総合指数 2,347.16 -55.04 -2.29% -3.79% +9.25% 16:00
日経平均
現在値 29,544.29↑ (21/09/29 15:15)
前日比 -639.67 (-2.12%)
始値 29,611.92 (09:00) 前日終値 30,183.96 (21/09/28)
高値 29,679.26 (09:02) 年初来高値 30,795.78 (21/09/14)
安値 29,329.16 (14:14) 年初来安値 26,954.81 (21/08/20)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅に3日続落、東エレクとアドバンテが2銘柄で約146円分押し下げ 16:25 配信 フィスコ
9月29日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり24銘柄、値下がり198銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は大幅に3日続落。前日の米国市場でのNYダウは500ドル超安と大幅反落。9月消費者信頼感指数が予想外に悪化したことや政府機関閉鎖リスクが高まったことで投資家心理が悪化。米長期金利が6月中旬以来となる水準まで上昇したこともあり、ハイテク株を中心に売られた。ナスダック総合指数は2.82%安だった。日経平均は米国株安の流れを引き継いだほか9月末の配当権利落ちで180円程の下げも加わり、572.04円安の29611.92円でスタート。中国上海株が大幅に下落していたこともあり、前引け近くには下げ幅を800円以上にまで拡大。後場は一時下げ渋る動きもみられたが、自民党総裁選の投開票が進み、改革色が強く海外投資家から人気も高い河野太郎氏の劣勢が伝わると、急速に下げ幅を拡げ、29329.16円(854.80円安)まで下げる場面があった。ただ、大引けにかけては経済対策への期待などから下げ渋る展開となった。
大引けの日経平均は前日比639.67円安の29544.29円となった。東証1部の売買高は16億0259万株、売買代金は3兆8556億円だった。セクターではほぼ全面安で精密機器、電気機器、銀行業などが下落率上位に並んだ一方、空運業のみが上昇となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の81%、対して値上がり銘柄は15%となった。
値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約102円押し下げた。同2位はアドバンテ<6857>となり、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約14円押し上げた。同2位はJR東海<9022>となり、塩野義<4507>、クレセゾン<8253>、川崎船<9107>、JR東<9020>、日揮HD<1963>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 29544.29(-639.67)
値上がり銘柄数 24(寄与度+21.94)
値下がり銘柄数 198(寄与度-661.61)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 79080 410 +14.76
<9022> JR東海 17580 405 +1.46
<4507> 塩野義 7264 34 +1.22
<8253> クレセゾン 1503 21 +0.76
<9107> 川崎船 6880 190 +0.68
<9020> JR東日本 7535 170 +0.61
<1963> 日揮HD 1065 11 +0.40
<7013> IHI 2843 103 +0.37
<3405> クラレ 1085 8 +0.29
<9202> ANA 2910 70 +0.25
<3086> Jフロント 1079 12 +0.22
<9021> JR西日本 5458 59 +0.21
<5801> 古河電 2508 47 +0.17
<8233> 高島屋 1252 8 +0.14
<4004> 昭電工 2737 39 +0.14
<5101> 浜ゴム 2071 3 +0.05
<9501> 東電力HD 353 14 +0.05
<8303> 新生銀 1880 13 +0.05
<4578> 大塚HD 4812 1 +0.04
<7211> 三菱自 301 5 +0.02
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 51000 -2840 -102.27
<6857> アドバンテ 10210 -610 -43.93
<6367> ダイキン 24360 -1055 -37.99
<6098> リクルートHD 6802 -272 -29.39
<4063> 信越化 19380 -665 -23.95
<9984> ソフトバンクG 6683 -99 -21.39
<6954> ファナック 24780 -550 -19.81
<6758> ソニーG 12440 -480 -17.29
<4543> テルモ 5265 -118 -17.00
<2413> エムスリー 8055 -159 -13.74
<6971> 京セラ 6934 -178 -12.82
<6762> TDK 4095 -120 -12.78
<6976> 太陽誘電 6740 -340 -12.24
<9735> セコム 8050 -333 -11.99
<9433> KDDI 3751 -55 -11.88
<6988> 日東電 7970 -290 -10.44
<4519> 中外薬 4107 -86 -9.29
<4523> エーザイ 8544 -233 -8.39
<4568> 第一三共 2946.5 -77.5 -8.37
<6645> オムロン 11190 -230 -8.28
TOPIX
現在値 2,038.29↑ (21/09/29 15:00)
前日比 -43.48 (-2.09%)
始値 2,040.91 (09:00) 前日終値 2,081.77 (21/09/28)
高値 2,044.06 (09:01) 年初来高値 2,120.18 (21/09/14)
安値 2,019.80 (14:14) 年初来安値 1,776.60 (21/01/04)
東証業種別ランキング:精密機器が下落率トップ 15:38 配信 フィスコ
精密機器が下落率トップ。そのほか電気機器、銀行業、保険業、機械なども下落。一方、空運業が上昇率トップ。そのほかの上昇はなし。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 空運業 / 227.21 / 2.55
2. 陸運業 / 1,962.62 / -0.11
3. ゴム製品 / 3,750.44 / -0.39
4. 小売業 / 1,454.24 / -0.57
5. 海運業 / 1,021.29 / -0.58
6. 輸送用機器 / 3,477.48 / -0.74
7. 食料品 / 1,793.7 / -0.80
8. 鉱業 / 258.08 / -0.81
9. 水産・農林業 / 507.18 / -0.83
10. その他製品 / 3,566.39 / -1.34
11. 電力・ガス業 / 361.63 / -1.40
12. 繊維業 / 607.64 / -1.75
13. 情報・通信業 / 4,980.58 / -2.00
14. 医薬品 / 3,225.85 / -2.01
15. 石油・石炭製品 / 1,050.43 / -2.06
16. 化学工業 / 2,392.41 / -2.11
17. サービス業 / 3,166.92 / -2.14
18. 不動産業 / 1,539.27 / -2.16
19. その他金融業 / 752.44 / -2.18
20. パルプ・紙 / 519.95 / -2.21
21. 建設業 / 1,190.25 / -2.22
22. ガラス・土石製品 / 1,186.1 / -2.26
23. 倉庫・運輸関連業 / 1,920.47 / -2.28
24. 非鉄金属 / 977.9 / -2.31
25. 鉄鋼 / 478.33 / -2.39
26. 金属製品 / 1,372.24 / -2.49
27. 卸売業 / 1,854.02 / -2.52
28. 証券業 / 395.1 / -2.76
29. 機械 / 2,303.57 / -2.83
30. 保険業 / 1,139.42 / -2.85
31. 銀行業 / 152.08 / -3.03
32. 電気機器 / 3,857.74 / -3.06
33. 精密機器 / 11,526.99 / -3.07
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 18,363.36↑ (21/09/29 15:00)
前日比 -417.75 (-2.22%)
始値 18,407.43 (09:00) 前日終値 18,781.11 (21/09/28)
高値 18,442.02 (09:01) 年初来高値 19,181.57 (21/09/14)
安値 18,205.84 (14:14) 年初来安値 16,082.48 (21/01/04)
JASDAQ平均
現在値 4,043.11↓ (21/09/29 15:00)
前日比 -22.54 (-0.55%)
始値 4,028.04 (09:00) 前日終値 4,065.65 (21/09/28)
高値 4,043.91 (15:00) 年初来高値 4,113.94 (21/09/14)
安値 4,019.66 (09:03) 年初来安値 3,692.19 (21/01/04)
JASDAQ平均は続落、米株大幅安で売り優勢も相対的に底堅く/JASDAQ市況 16:46 配信 フィスコ
JASDAQ平均:4,043.11 (-22.54)
出来高:7225万株
売買代金:513億円
J-Stock Index:4,159.80 (-46.42)
本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均とJ-Stock Indexは続落、JASDAQ-TOP20は大幅に続落した。値上がり銘柄数は235(スタンダード218、グロース17)、値下り銘柄数は353(スタンダード339、グロース14)、変わらずは60(スタンダード55、グロース5)。
本日のJASDAQ市場は終日軟調な展開となったものの相対的に底堅く推移した。28日の米株式市場のダウ平均は大幅反落。9月消費者信頼感指数が予想外に悪化したほか、イエレン財務長官が債務上限引き上げ問題について警告したことで投資家心理が悪化。米長期金利が6月中旬以来の水準にまで上昇したこともありハイテク株を中心に売られ、ナスダック総合指数は2.8%安と急落した。グロース株中心に全面安となった米株市場を映して、本日のJASDAQ平均は続落してスタートすると、直後に下落率が1%を超えた。午後から自民党総裁選の投開票を控え様子見ムードが強いなか、日経平均やTOPIXが急落していたことで個人投資家心理が悪化した。しかし、前日に緊急事態宣言の9月末での全面解除が正式決定し、リオープン(経済再開)への期待が高まるなか、旅行やサービスなど内需系の銘柄は堅調なものが多く、内需系銘柄の比率も高いJASDAQ市場では時価総額上位銘柄などで占めるJASDAQ-TOP20以外の各種指数は相対的に底堅く推移した。
個別では、前日までの急騰からの利食い売りが優勢となったジーダット<3841>が13%安で値下がり率トップとなった。前日まで堅調な展開だったヒロセ通商<7185>も利食い売り優勢から10%安、業績予想を上方修正したものの材料出尽くし感から売られたNaITO<7624>は6%安となった。米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の急落を受けて東洋合成<4970>やフェローテク<6890>が大幅安となり、時価総額上位ではハーモニック<6324>やフクダ電子<6960>が大幅に下落した。ウエストHD<1407>は再生可能エネルギー推進派の河野太郎氏が総裁選で劣勢と伝わったことで、後場から下げ幅を拡げた。なお、値下り率上位にはサカイHD<9446>、ハーバー研究所<4925>などが顔を出した。
一方、押し目買いが優勢となった3Dマトリクス<7777>が10%高で値上がり率上位に、連日売り優勢だった川崎地質<4673>も押し目買いが優勢で9%高となった。時価総額上位銘柄ではワークマン<7564>やアンビス<7071>が堅調だった。値上がり率上位には、プロルート丸光<8256>、太洋物産<9941>、トレードワークス<3997>などが顔を出した。
JASDAQ-TOP20では、東洋合成、ハーモニック、ウエストHDなどが下落した。
マザーズ指数
現在値 1,120.44↑ (21/09/29 15:00)
前日比 -6.92 (-0.61%)
始値 1,108.64 (09:00) 前日終値 1,127.36 (21/09/28)
高値 1,120.69 (14:59) 年初来高値 1,340.38 (21/02/16)
安値 1,101.33 (09:09) 年初来安値 993.29 (21/08/18)
マザーズ指数は続落、GMO-FGやアフターコロナが下支えし下げ縮小、値上がり率トップはグローバルW/マザーズ市況 16:57 配信 フィスコ
本日のマザーズ指数は、米国市場やマザーズ先物が下落した流れを引き継ぎ、続落でスタートした。現物株の寄り付き後は、時価総額上位のGMOフィナンシャルゲート<4051>がプラスに転じ上げ幅を拡大して相場を下支えし、マザーズ指数も下げ幅を縮小し底堅い値動きでの推移となった。また、大引けにかけて、時価総額上位のメルカリ<4385>や弁護士ドットコム<6027>が下げ幅を縮小し、マザーズ指数は本日の高値付近で取引を終了した。なお、旅工房<6548>などアフターコロナ銘柄が上昇したことも下げ幅の縮小に寄与したもようだ。日足チャートでは、ボリンジャーバンドでマイナス1σ近辺を下髭とする、底堅い値動きとなった。
マザーズ指数は続落、売買代金は概算で1730.21億円。騰落数は、値上がり161銘柄、値下がり196銘柄、変わらず19銘柄となった。
個別では、昨日まで3日連続の大幅安となり25日線まで下落したグローバルウェイ<3936>はリバウンド狙いの買いが入り18%を超える上昇となった。また、大分銀行と人材支援や地域企業の強化を目的に業務提携を発表したみらいワークス<6563>は業容拡大への期待感から15%を超える上昇となった。そのほか、ジィ・シィ企画<4073>、エネチェンジ<4169>、フィット<1436>が高い。
一方、昨日に新規公開し公開価格を34%上回る初値をつけたデジタリフト<9244>は利食い売りに押され10%を超える下落となった。また、昨日に大幅上昇した反動での利食い売りに押されサーキュレーション<7379>が9%を超える下落となった。そのほか、ゼネラル・オイスター<3224>、ブレインズテクノロジー<4075>、パルマ<3461>が安い。
東証REIT指数
現在値 2,088.98↑ (21/09/29 15:00)
前日比 -26.59 (-1.26%)
始値 2,105.83 (09:00) 前日終値 2,115.57 (21/09/28)
高値 2,105.83 (09:00) 年初来高値 2,200.02 (21/07/13)
安値 2,080.28 (14:30) 年初来安値 1,750.45 (21/01/06)
日経平均VI
現在値 22.40↑ (21/09/29 15:20)
前日比 +1.28 (+6.06%)
始値 22.77 (09:00) 前日終値 21.12 (21/09/28)
高値 23.48 (11:17) 年初来高値 30.40 (21/05/13)
安値 22.06 (14:44) 年初来安値 14.90 (21/09/21)
日経VI:上昇、株価下落で警戒感広がる 16:00 配信 フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は29日、前日比+1.28pt(上昇率6.06%)の22.40ptと上昇した。なお、高値は23.48pt、安値は22.06pt。
昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が大幅に下落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後も日経225先物は軟調な展開となり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、今日の日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。
東証2部指数
現在値 7,803.17↓ (21/09/29 15:00)
前日比 -12.24 (-0.16%)
始値 7,749.55 (09:00) 前日終値 7,815.41 (21/09/28)
高値 7,808.24 (14:59) 年初来高値 7,896.33 (21/09/14)
安値 7,747.63 (09:01) 年初来安値 6,523.55 (21/01/04)
日経平均先物
現在値 29,530.00↓ (21/09/29 06:00)
前日比 -390.00 (-1.30%)
高値 29,850.00 (18:51) 始値 29,760.00 (16:30)
安値 29,460.00 (00:45) 前日終値 29,920.00 (21/09/28)
TOPIX先物
現在値 2,038.50↑ (21/09/29 06:00)
前日比 -17.00 (-0.83%)
高値 2,056.50 (21:11) 始値 2,047.00 (16:30)
安値 2,031.50 (00:37) 前日終値 2,055.50 (21/09/28)
JPX日経400先物
現在値 18,375.00↓ (21/09/29 06:00)
前日比 -180.00 (-0.97%)
高値 18,565.00 (21:11) 始値 18,490.00 (16:30)
安値 18,335.00 (00:45) 前日終値 18,555.00 (21/09/28)
東証マザーズ指数先物
現在値 1,080.00↓ (21/09/29 06:00)
前日比 -30.00 (-2.70%)
高値 1,102.00 (18:44) 始値 1,101.00 (16:30)
安値 1,074.00 (02:02) 前日終値 1,110.00 (21/09/28)
NYダウ先物 円建
現在値 34,178.00↑ (21/09/29 05:40)
前日比 -572.00 (-1.65%)
高値 34,599.00 (16:39) 始値 34,570.00 (16:30)
安値 34,079.00 (03:11) 前日終値 34,750.00 (21/09/28)
CME日経平均先物 円建
現在値 29,530.00 (21/09/28 15:59 CST)
前日比 -525.00 (-1.75%)
高値 30,065.00 始値 30,030.00
安値 29,460.00 前日終値 30,055.00 (21/09/27)
SGX日経平均先物
現在値 29,565.00↑ (21/09/29 05:14 SGT)
前日比 -305.00 (-1.02%)
高値 29,880.00 始値 29,880.00
安値 29,460.00 前日終値 29,870.00 (21/09/28)
長期国債先物
現在値 151.330↓ (21/09/29 05:54)
前日比 -0.040 (-0.03%)
高値 151.410 (01:34) 始値 151.330 (15:30)
安値 151.260 (17:11) 前日終値 151.370 (21/09/28)
29日の日本国債市場概況:債券先物は151円42銭で終了 17:41 配信 フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2021年12月限
寄付151円31銭 高値151円54銭 安値151円30銭 引け151円42銭
売買高総計31384枚
2年 428回 -0.130%
5年 148回 -0.090%
10年 363回 0.065%
20年 177回 0.450%
債券先物12月限は、151円31銭で取引を開始。前日NY市場での米長期金利の上昇を受けて売りが先行し、151円30銭まで下げた。その後、日銀が実施した国債買い入れオペの結果は無難との見方や、自民党総裁選で高市氏が3位にとどまり、岸田氏と河野氏との決選投票となったことを受けて買いが強まり、151円54銭まで上げた。現物債の取引では、2年債と5年債が売られ、10年債と20年債が買われた。
<米国債概況>
2年債は0.29%、10年債は1.50%、30年債は2.05%近辺で推移。
債券利回りは低下。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は-0.21%、英国債は0.97%、オーストラリア10年債は1.48%、NZ10年債は2.03%。(気配値)
日本国債3年
年利回り -0.104 (21/09/29 02:05)
前日比 +0.003
日本国債5年
年利回り -0.080 (21/09/29 02:05)
前日比 +0.004
日本国債10年
年利回り 0.079 (21/09/29 02:05)
前日比 +0.006
アジア株式市場サマリー
中国株式市場は反落して取引を終えた。国内の電力不足を背景に、化学や鉄鋼といった工場閉鎖に脆弱なセクターが売られた。
アナリストは、中国各地で工場の稼働停止を引き起こしている電力不足が中国恒大集団の債務問題よりも経済の大きな脅威になり得ると指摘。
電力不足の影響を受けやすい非鉄金属、鉄鋼、化学<.CSI000813>は3─5.4%安。
中国国家発展改革委員会(発改委)は29日、発電所向けの石炭供給を安定させるため、鉄道会社に石炭輸送を強化するよう求め、地方政府に対しては石炭の需給動向と発電所の石炭在庫の状況を注視するよう要請した。
エネルギー株と石炭関連株はそれぞれ5%超急落した。
半面、不動産株と銀行株がしっかり。経営危機に陥っている中国の不動産大手、中国恒大集団は29日、保有する盛京銀行の株式17億5000万株を99億9000万元(15億ドル)で売却すると発表した。
香港市場は続伸。中国恒大の保有株売却発表を受け、同社がオフショア債保有者よりも国内債権者を優先するとの見方が広がり、不動産株や金融株が買われた。
不動産株が2.6%高、金融株は1.7%高。
中国恒大は15%上昇。ただこの日はオフショア債の利払い日だが実行されるのか、はっきりしない。
テック株は0.8%下落。前日の米株安を嫌気した。
エネルギー株は3.8%下落。原油安が重しとなった。
中国の電力不足を背景に石炭関連株も売られた。
シドニー株式市場は続落。世界市場に追随した。インフレ圧力の高まりをめぐる懸念や経済の先行き不透明感からリスク選好が減退。米国債利回りの上昇と中国の電力危機にも圧迫された。ほぼ全ての業種が値下がりした。
ディープ・データ・アナリティクスのメーサン・ソマサンダラム最高経営責任者(CEO)は「政策金利上昇の見通しやインフレリスクにより、投資家は世界的な景気回復に不安と疑念を抱いている」と指摘。「シドニー株は米株式に追随し、ハイテク株やヘルスケア株は利回り上昇で打撃を受ける。資源株は中国の不透明感の影響を受ける可能性がある」と指摘した。
金利に敏感なハイテク株指数は2.36%安。S&P/ASX200指数の中で最も下げた。オーバーナイトで急落した米ナスダック指数の流れを引き継いだ。
フィンテック企業のタイロ・ペイメンツは5.83%安と、ハイテク株で最大の下げ幅。航空写真地図のニアマップは5.29%安。
エネルギー株指数は1.81%安。米原油在庫が予想外に増加し、原油相場が下落した。ワシントン・H・ソウル・パティンソンは3.84%安、ウッドサイド・ペトロリアムは2.21%安。
ソウル株式市場は続落して引けた。大手ハイテク株が大きく売られたほか、中国での電力不足の拡大をめぐる懸念から、一時半年ぶり安値を付けた。
総合株価指数(KOSPI)は一時2.17%下落し、3月29日以来の安値を付けた。
主要銘柄では、半導体大手が下げを主導し、サムスン電子が2.88%安、同業のSKハイニックスが3.38%安。米半導体大手マイクロン・テ
クノロジーはメモリー・チップの出荷について、近く落ち込むという見通しを明らかにした。
インターネット検索大手ネイバーは1.40%安、メッセージアプリ運営のカカオは0.85%安。
外国人投資家は6579億ウォン(約5億5772万ドル)相当の売り越し。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3536.2944 - 65.9240 - 1.83 3573.5178 3573.5178 3518.0477 前営業日終値 3602.2184
中国 CSI300指数 4833.928 -49.900 -1.02 4846.021 4868.068 4799.877 前営業日終値 4883.828
香港 ハンセン指数 24663.50 +163.11 +0.67 24276.71 24694.46 24045.99 前営業日終値 24500.39
香港 ハンセン中国株指数 8760.44 +40.14 +0.46 8630.83 8766.69 8536.09 前営業日終値 8720.30
韓国 総合株価指数 3060.27 -37.65 -1.22 3055.50 3069.04 3030.60 前営業日終値 3097.92
台湾 加権指数 16855.46 -325.98 -1.90 17127.86 17127.86 16801.78 前営業日終値 17181.44
豪 S&P/ASX指数 7196.70 -78.90 -1.08 7275.60 7275.60 7145.70 前営業日終値 7275.60
シンガポール ST指数 3074.31 -3.38 -0.11 3080.88 3089.09 3060.54 前営業日終値 3077.69
マレーシア 総合株価指数 1547.65 +0.83 +0.05 1541.96 1547.65 1528.69 前営業日終値 1546.82
インドネシア 総合株価指数 6162.554 +49.442 +0.81 6100.826 6162.554 6086.26 前営業日終値 6113.112
フィリピン 総合株価指数 6934.11 +48.75 +0.71 6875.16 6934.11 6771.76 前営業日終値 6885.36
ベトナム VN指数 1339.21 -0.10 -0.01 1339.31 1340.90 1328.17 前営業日終値 1339.31
タイ SET指数 1616.98 +0.48 +0.03 1605.19 1622.62 1604.46 前営業日終値 1616.50
インド SENSEX指数 59413.27 -254.33 -0.43 59296.54 59678.66 59111.41 前営業日終値 59667.60
インド NSE指数 17711.30 -37.30 -0.21 17657.95 17781.75 17608.15 前営業日終値 17748.60
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▼0.41% 13,119.79 H:13,189.23L:13,039.61 -54.59 09/29
[CFD] 日本 日経平均 29,714.10 日経比:+169 ▲0.57% H:29,849L:29,477 01:22
中国 上海A株 ▼1.83% 3,706.18 H:3,745.22L:3,687.08 -69.15 09/29
中国 深セン成分 ▼1.64% 14,079.02 H:14,235.88L:14,020.56 -234.80 09/29
中国 深センB株 ▼0.68% 1,173.40 H:1,180.40L:1,167.44-8.08 09/29
中国 深センA株 ▼2.29% 2,455.93 H:2,496.51L:2,452.37 -57.65 09/29
[CFD] 香港 HangSeng 24,416.50 指数比:-255 ▼1.04% H:24,638L:24,404 01:22
香港 レッドチップ指数 ▼0.66% 3,924.14 H:3,975.67L:3,905.53 -26.18 09/29
サウジ TASI ▲0.01% 11,383.65 H:11,390.53L:11,331.35 +1.24 09/29
UAEドバイ DFMGI ▼0.15% 2,826.53 H:2,832.62L:2,815.85 -4.18 09/29
イスラエル TA35 ▼0.24% 1,793.99 H:1,799.51L:1,785.43 -4.30 09/29
29日の中国本土市場概況:上海総合1.8%安で反落、中国景気の鈍化を警戒 16:51 配信 フィスコ
29日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比65.93ポイント(1.83%)安の3536.29ポイント(上海A株指数は1.83%安の3706.18ポイント)と反落した。約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
中国の景気鈍化が改めて意識される流れ。電力需給のひっ迫を受けて、主要企業が操業停止や減産などを相次ぎ報告した。モルガン・スタンレーは最新リポートで、中国の電力不足が企業業績にマイナスの影響をもたらすと指摘。電力供給制限の影響は、まずは素材業界に及び、続いて自動車、消費財、不動産、建設などに波及していくと予測した。景気敏感株に売りが先行している。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、石油・石炭の下げが目立つ。中国石油天然気(601857/SH)が6.9%安、中国石油化工(600028/SH)が5.9%安、エン州煤業(600188/SH)がストップ安、中国神華能源(601088/SH)が2.8%安で取引を終えた。
セメントや鉄鋼、非鉄の素材株も急落。華新水泥(600801/SH)が7.7%安、安徽海螺セメント(600585/SH)が2.9%安、宝山鋼鉄(600019/SH)が6.7%安、馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が6.6%安、中国アルミ(601600/SH)が5.7%安、洛陽モリブデン(603993/SH)が5.4%安で引けた。公益株、ハイテク株、インフラ関連株、運輸株、自動車株なども売られている。
半面、銀行株は高い。招商銀行(600036/SH)が2.3%、杭州銀行(600926/SH)が1.8%、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が0.6%ずつ上昇した。食品飲料株、保険株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は上海B株指数が2.51ポイント(0.91%)安の272.27ポイント、深センB株指数が8.08ポイント(0.68%)安の1173.40ポイントで終了した。
29日の香港市場概況:ハンセン0.7%高で3日続伸、金融・不動産に買い 18:02 配信 フィスコ
29日の香港市場は、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比163.11ポイント(0.67%)高の24663.50ポイントと3日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も40.14ポイント(0.46%)高の8760.44ポイントと続伸した。売買代金は1235億2810万香港ドルに縮小している(28日は1474億7470万香港ドル)。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)はこのところ、リバースリポを通じた資金供給を連日で厚めに行っている。シティグループは28日、来年の中国経済成長率予想を引き下げた上で、当局が金利引き下げなどの緩和策を打ち出すと予測した。また、中国不動産業を巡る懸念が薄らいでいることも投資家の買い安心感につながっている。電力不足を背景にした経済停滞懸念などで指数は安く推移していたが、後場に入りプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
中国の銀行セクターが相場をけん引する。中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が4.1%高、招商銀行(3968/HK)が3.6%高、中国建設銀行(939/HK)が3.0%高、交通銀行(3328/HK)が2.2%高、中国工商銀行(1398/HK)が2.1%高と値を上げた。このほか、中国の保険や香港の金融も買われている。
香港・本土の不動産セクターも高い。新世界発展(17/HK)が4.2%、新鴻基地産発展(16/HK)が3.6%、恒基兆業地産(12/HK)が3.4%、中国恒大集団(3333/HK)が15.0%、碧桂園HD(2007/HK)が2.1%、中国海外発展(688/HK)が1.3%ずつ上昇した。デフォルトリスクに直面する中国恒大集団は資産圧縮を進めている。同社は保有する地方銀行株の一部を売却し、約99億9300万人民元(1720億円)を現金化すると予告した。また外電は、「中国政府が国有企業や政府系デベロッパーに、中国恒大の一部資産を買収させる見通し」などと報じている。
食品飲料セクターもしっかり。中糧肉食HD(COFCOミート・ホールディングス:1610/HK)が3.3%高、中国旺旺HD(151/HK)が2.5%高、統一企業中国HD(ユニプレジデント・チャイナ:220/HK)が1.7%高、万洲国際(WHグループ:288/HK)が1.5%高、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が1.4%高で引けた。
半面、「ニューエコノミー」関連株はさえない。ハンセン科技指数は0.8%安と反落した。組み入れウエート上位の銘柄では、阿里巴巴集団HD(アリババ:9988/HK)が1.7%安、騰訊HD(テンセント:700/HK)が1.0%安で取引を終えている。
非鉄や鉄鋼、セメントなど素材セクターも安い。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.1%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が4.3%、江西銅業(358/HK)が2.4%、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が5.5%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.6%、中国東方集団HD(581/HK)が2.9%、中国建材(3323/HK)が3.1%、華潤水泥HD(1313/HK)が2.4%、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が2.1%ずつ下落した。中国の一部地域では、電力需給のひっ迫を受けて、素材産業の操業停止や減産が相次ぎ報告されている。
一方、本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.83%安の3536.29ポイントで取引を終了した。資源・素材株が安い。公益株、ハイテク株、インフラ関連株、運輸株、自動車株なども売られた。半面、銀行株は高い。食品飲料株、保険株も買われた。