東京マーケット・サマリー
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 111.86/88 1.1602/06 129.80/84
NY午後5時 111.96/97 1.1595/99 129.82/86
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点より小幅ドル安の111円後半。きょうは商業決済が集中しやすい五・十日で月末・期末に重なるた め、「通常なら実需のドル売りが活発になりやすい」(国内銀行)が、ドル売りは限定的となり、ドル/円相場は底堅く推移した。ここ数日でドルが急ピッチで上昇したため、既にドルを売った国内勢が多かったのではないか、との指摘もあった。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29452.66 -91.63 29569.19 29311.34─29622.27
TOPIX 2030.16 -8.13 2040.00 2023.60─2041.82
東証出来高(万株) 155125.00 東証売買代金(億円) 43914.41
東京株式市場で日経平均は4日続落となった。自民党総裁選などの注目イベントが一巡し、月末のポジション調整や日経平均入れ替えに絡んだ売買が交錯して一進一退となり、方向感は定まらなかった。
東証1部の騰落数は、値上がり789銘柄に対し、値下がりは1298銘柄で全体の59%となった。変わらずは87銘柄だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.049
ユーロ円金先(22年3月限) 100.065 (変わらず)
安値─高値 100.065─100.070
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.049%になった。前営業日(マイナス0.025%)を下回った。「月末・四半期末で地銀などが調達を控えた」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は強含み。
<円債市場>
国債先物・21年12月限 151.37 (-0.05)
安値─高値 151.33─151.50
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.065% (変わらず)
安値─高値 0.070─0.055%
国債先物中心限月12月限は前営業日比5銭安の151円37銭と反落して取引を終えた。米金利上昇やきょう午後5時発表の日銀の国債買い入れ予定への警戒感から午後にかけて軟化した。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比変わらずの0.065%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.05─-0.04
3年物 0.06─-0.03
4年物 0.07─-0.02
5年物 0.08─-0.02
7年物 0.10─0.00
10年物 0.17─0.07
日経平均は91円安と4日続落、採用銘柄の入れ替えによる影響も=30日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2021/09/30 15:24
30日後場の日経平均株価は、前日比91円63銭安の2万9452円66銭と4日続落して取引を終了した。朝方は、きのう29日に大幅に3日続落した反動で買いが先行した。ただ、注目された中国の9月製造業PMI(購買担当者景況指数)と、同財新製造業PMIは、好悪まちまちの結果で、もみ合い商状が続いた。後場に入り、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをキッカケに、再度上げに転じる場面がみられたが、30日の取引終了後、同指数で採用銘柄の入れ替えがあることから、それに伴う影響を回避する動きが強まり、売りが優勢となったもよう。ただ、前場に付けたきょうの安値(2万9311円34銭)は上回った。東証1部の出来高は15億5125万株、売買代金は4兆3914億円。騰落銘柄数は値上がり789銘柄、値下がり1298銘柄、変わらず87銘柄だった。
市場では「足元では調整場面となっているものの、押し目を拾う動きもみられるなど、相場の基調の強さに変化はない」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株や、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株が下落。東電力HD<9501>、東ガス<9531>などの電気ガス株や、浜ゴム<5101>、ブリヂス<5108>などのゴム製品株も安い。三井金属<5706>、住友鉱<5713>などの非鉄金属株や、日本製鉄<5401>、JFE<5411>などの鉄鋼株も軟調。クレセゾン<8253>、オリックス<8591>などのその他金融株や、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株も下げた。東証業種別指数は33業種のうち、22業種が下落、10業種が上昇、ガラス土石が変わらずだった。
個別では、グローブライ<7990>、川崎汽<9107>、明和産<8103>、ユナイテド海<9110>、東エレデバ<2760>などが下落。半面、一蔵<6186>、エアトリ<6191>、ポピンズHD<7358>、日電硝子<5214>、三晃金<1972>などが上昇した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証) 1,576.34 -6.33 -0.40% +3.60% +26.09% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証) 1,329.67 -4.72 -0.35% +4.03% +28.91% 15:00
日経平均株価 29,452.66 -91.63 -0.31% +4.85% +27.03% 15:15
日経500平均 2,875.38 +14.09 +0.49% +3.20% +20.06% 15:15
TOPIX (東証株価指数) 2,030.16 -8.13 -0.40% +3.54% +24.90% 15:00
日経300指数 425.30 -1.71 -0.40% +3.67% +26.50% 15:15
東証REIT指数 2,071.77 -17.21 -0.82% -3.32% +19.99% 15:00
JASDAQ インデックス 191.17 -0.18 -0.09% +1.45% +11.09% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証) 966.60 -3.70 -0.38% +4.20% +29.91% 15:00
東証マザーズ指数 1,127.62 +7.18 +0.64% -0.69% -8.07% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証) 2,456.11 -9.64 -0.39% +3.05% +17.25% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証) 2,215.71 -11.01 -0.49% +2.72% +19.84% 15:00
日経ジャスダック平均 4,029.92 -13.19 -0.33% +1.14% +11.49% 15:00
東証2部 株価指数 7,760.81 -42.36 -0.54% +1.28% +24.83% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証) 2,081.95 -6.61 -0.32% +3.79% +27.65% 15:00
中国 上海総合指数 3,568.17 +31.87 +0.90% +0.68% +10.88% 17:30
中国 上海A株指数 3,739.57 +33.39 +0.90% +0.68% +10.88% 17:30
中国 深センA株指数 2,506.09 +50.17 +2.04% -1.43% +11.40% 16:00
中国 深セン成分指数 14,309.01 +229.99 +1.63% -0.14% +10.86% 16:00
中国 上海B株指数 275.46 +3.20 +1.17% +3.22% +11.03% 17:30
中国 深センB株指数 1,181.47 +8.08 +0.69% -1.50% +26.34% 16:00
中国 上海50A株指数 3,196.99 -2.24 -0.07% +3.23% -1.10% 17:30
中国 上海180A株指数 10,001.85 +43.43 +0.44% +1.17% +5.06% 17:30
中国 上海新総合指数(G株) 3,015.39 +26.92 +0.90% +0.68% +10.88% 17:30
中国 創業板指数 3,244.65 +69.50 +2.19% +0.95% +26.02% 16:00
上海/シンセン CSI300指数 4,866.38 +32.45 +0.67% +1.26% +6.08% 16:00
中国 深セン総合指数 2,395.05 +47.90 +2.04% -1.43% +11.42% 16:00
日経平均
現在値 29,452.66↓ (21/09/30 15:15)
前日比 -91.63 (-0.31%)
始値 29,569.19 (09:00) 前日終値 29,544.29 (21/09/29)
高値 29,622.27 (14:03) 年初来高値 30,795.78 (21/09/14)
安値 29,311.34 (10:43) 年初来安値 26,954.81 (21/08/20)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は4日続落、東エレクとソフトバンクGが2銘柄で約91円分押し下げ 16:23 配信 フィスコ
9月30日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり65銘柄、値下がり156銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は4日続落。29日の米国市場でNYダウは反発し、90ドル高となった。長期金利の上昇一服などで買いが入ったが、連邦政府の債務上限問題がくすぶるなか伸び悩んだ。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで24円高と小高くスタート。半導体関連などの値がさ株や海運株を中心に売りが出たほか、中国経済指標の悪化による香港株の反落も重なり、前場には一時29311.34円(前日比232.95円安)まで下落した。ただ、経済活動の正常化や次期政権の政策期待が支えとなり、前日終値を挟みもみ合う場面が多かった。
大引けの日経平均は前日比91.63円安の29452.66円となった。東証1部の売買高は15億5125万株、売買代金は4兆3914億円だった。引けにかけて日経平均の銘柄入れ替えに伴うリバランス需要が発生し、指数の下落にもつながった。業種別では、海運業、輸送用機器、電気・ガス業が下落率上位だった。一方、陸運業、医薬品、小売業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は36%となった。
値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約47円押し下げた。同2位はソフトバンクG<9984>となり、信越化<4063>、トヨタ<7203>、アドバンテ<6857>、KDDI<9433>、ファナック<6954>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約122円押し上げた。同2位は塩野義<4507>となり、オリンパス<7733>、NTTデータ<9613>、京セラ<6971>、ダイキン<6367>、第一三共<4568>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 29452.66(-91.63)
値上がり銘柄数 65(寄与度+199.33)
値下がり銘柄数 156(寄与度-290.96)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 82480 3400 +122.44
<4507> 塩野義 7654 390 +14.04
<7733> オリンパス 2456.5 43.5 +6.27
<9613> NTTデータ 2165 28 +5.04
<6971> 京セラ 7000 66 +4.75
<6367> ダイキン 24460 100 +3.60
<4568> 第一三共 2979.5 33 +3.57
<6098> リクルートHD 6832 30 +3.24
<4543> テルモ 5285 20 +2.88
<2802> 味の素 3306 77 +2.77
<5214> 日電硝 2655 245 +2.65
<4502> 武田 3699 53 +1.91
<9735> セコム 8103 53 +1.91
<4452> 花王 6655 46 +1.66
<4911> 資生堂 7537 45 +1.62
<8830> 住友不 4087 44 +1.58
<4704> トレンド 6220 40 +1.44
<9009> 京成 3715 75 +1.35
<8766> 東京海上 6021 62 +1.12
<9020> JR東日本 7842 307 +1.11
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 49670 -1330 -47.90
<9984> ソフトバンクG 6480 -203 -43.86
<4063> 信越化 18900 -480 -17.29
<7203> トヨタ 2000 -73 -13.14
<6857> アドバンテ 10030 -180 -12.96
<9433> KDDI 3691 -60 -12.96
<6954> ファナック 24565 -215 -7.74
<6902> デンソー 7345 -209 -7.53
<7267> ホンダ 3455 -92 -6.63
<7269> スズキ 4995 -170 -6.12
<2413> エムスリー 7992 -63 -5.44
<6762> TDK 4045 -50 -5.40
<4523> エーザイ 8396 -148 -5.33
<6976> 太陽誘電 6610 -130 -4.68
<7951> ヤマハ 7050 -130 -4.68
<4021> 日産化学 6540 -110 -3.96
<5108> ブリヂストン 5306 -108 -3.89
<2801> キッコーマン 9090 -100 -3.60
<7272> ヤマハ発 3120 -95 -3.42
<6724> エプソン 2259 -46 -3.31
TOPIX
現在値 2,030.16↑ (21/09/30 15:00)
前日比 -8.13 (-0.40%)
始値 2,040.00 (09:00) 前日終値 2,038.29 (21/09/29)
高値 2,041.82 (09:04) 年初来高値 2,120.18 (21/09/14)
安値 2,023.60 (10:43) 年初来安値 1,776.60 (21/01/04)
東証業種別ランキング:海運業が下落率トップ 15:40 配信 フィスコ
海運業が下落率トップ。そのほか輸送用機器、電力・ガス業、ゴム製品、非鉄金属なども下落。一方、陸運業が上昇率トップ。そのほか医薬品、小売業、その他製品、卸売業なども上昇。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 陸運業 / 1,999. / 1.85
2. 医薬品 / 3,251.83 / 0.81
3. 小売業 / 1,463.75 / 0.65
4. その他製品 / 3,583.83 / 0.49
5. 卸売業 / 1,861.95 / 0.43
6. サービス業 / 3,177.12 / 0.32
7. 不動産業 / 1,543.39 / 0.27
8. 食料品 / 1,796.41 / 0.15
9. 精密機器 / 11,543.91 / 0.15
10. 電気機器 / 3,863.39 / 0.15
11. ガラス・土石製品 / 1,186.1 / 0.00
12. 保険業 / 1,138.21 / -0.11
13. 空運業 / 226.82 / -0.17
14. 金属製品 / 1,369.09 / -0.23
15. 化学工業 / 2,384.6 / -0.33
16. 繊維業 / 605.3 / -0.39
17. 建設業 / 1,184.94 / -0.45
18. 水産・農林業 / 504.75 / -0.48
19. 機械 / 2,289.39 / -0.62
20. パルプ・紙 / 515.6 / -0.84
21. 石油・石炭製品 / 1,039.38 / -1.05
22. 倉庫・運輸関連業 / 1,900.24 / -1.05
23. 鉱業 / 255.06 / -1.17
24. 情報・通信業 / 4,915.28 / -1.31
25. 証券業 / 389.42 / -1.44
26. 銀行業 / 149.84 / -1.47
27. その他金融業 / 740.58 / -1.58
28. 鉄鋼 / 470.71 / -1.59
29. 非鉄金属 / 961.28 / -1.70
30. ゴム製品 / 3,677.16 / -1.95
31. 電力・ガス業 / 354.04 / -2.10
32. 輸送用機器 / 3,386.82 / -2.61
33. 海運業 / 919.09 / -10.01
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 18,293.30↑ (21/09/30 15:00)
前日比 -70.06 (-0.38%)
始値 18,373.88 (09:00) 前日終値 18,363.36 (21/09/29)
高値 18,396.68 (09:20) 年初来高値 19,181.57 (21/09/14)
安値 18,232.48 (10:43) 年初来安値 16,082.48 (21/01/04)
JASDAQ平均
現在値 4,029.92↓ (21/09/30 15:00)
前日比 -13.19 (-0.33%)
始値 4,048.42 (09:00) 前日終値 4,043.11 (21/09/29)
高値 4,050.05 (09:00) 年初来高値 4,113.94 (21/09/14)
安値 4,022.16 (10:34) 年初来安値 3,692.19 (21/01/04)
JASDAQ平均は続落、外部環境にらみ押し目買いは限定的/JASDAQ市況 16:36 配信 フィスコ
JASDAQ平均:4,029.92 (-13.19)
出来高:5916万株
売買代金:491億円
J-Stock Index:4,155.48 (-4.32)
本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20はそろって続落した。値上がり銘柄数は287(スタンダード271、グロース16)、値下り銘柄数は307(スタンダード293、グロース14)、変わらずは53(スタンダード47、グロース6)。
本日のJASDAQ市場は軟調な展開となったものの大きくは崩れなかった。前日29日の米株式市場のダウ平均は反発。8月中古住宅販売成約指数が予想以上に伸びたことで景気回復期待にダウは堅調に推移。ただ、債務上限問題への懸念がくすぶるなか金利先高感は根強く、ナスダック総合指数は小幅ながら続落した。まちまちだった米株市場を横目に、本日のJASDAQ平均は反発してスタートすると直後にマイナス圏に下落、前場中ごろまで下げ幅を拡げた。売り一巡後は、押し目買いが優勢となったが戻りは鈍かった。自民党総裁選が終わり、衆院選に向けた政策期待や経済活動の再開期待などから、旅行やサービスなど内需系の銘柄が依然として堅調だった。ただ、中国で新たに電力不足問題が浮上、米長期金利の上昇も依然として警戒され、積極的に買い進む動きにはなりにくかった。また、直近IPO銘柄への物色が活況で新興市場ではマザーズ市場に注目が集まっており、JASDAQ市場の出来高や売買代金はやや低調だった。そのほか、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の下落を背景に、JASDAQ市場の半導体関連銘柄は大きく下落した。
個別では、前日までの上昇からの利食い売りが優勢となった壽屋<7809>が10%安で値下がり率トップとなった。ジーダット<3841>も前日からの利食い売りが優勢で8%安、SOX指数の下落を受けて、Mipox<5381>が4%安、東洋合成工業<4970>やフェローテク<6890>も大幅安となった。時価総額上位銘柄ではハーモニック<6324>やウエストHD<1407>が軟調だった。なお、値下り率上位には大阪油化工業<4124>、フルヤ金属<7826>などが顔を出した。
一方、経済活動の再開期待から買いが優勢となったかんなん丸<7585>が17%高のストップ高で値上がり率トップに、緊急事態宣言の解除で旅客需要回復に期待した買いが向かった鴨川グランドホテル<9695>は9%高となった。時価総額上位銘柄ではワークマン<7564>やアンビス<7071>が堅調だった。値上がり率上位には、山大<7426>、CSSホールディングス<2304>、博展<2173>などが顔を出した。
JASDAQ-TOP20では、フェローテク、東洋合成、ウエストHDなどが下落した。
マザーズ指数
現在値 1,127.62↓ (21/09/30 15:00)
前日比 +7.18 (+0.64%)
始値 1,126.06 (09:00) 前日終値 1,120.44 (21/09/29)
高値 1,130.34 (14:05) 年初来高値 1,340.38 (21/02/16)
安値 1,111.32 (10:44) 年初来安値 993.29 (21/08/18)
マザーズ指数は4日ぶり反発、底堅い展開、IPOアスタリスク初値75%高/マザーズ市況 16:26 配信 フィスコ
本日のマザーズ市場では、米長期金利の上昇一服や下値での押し目買いの根強さを支えに、底堅い展開となった。日経平均が前場弱含むとマザーズ指数もマイナス転換する場面があったが、すかさず切り返した。IPO(新規株式公開)銘柄の一角がにぎわったほか、主力IT株もおおむね堅調でマザーズ指数を押し上げた。
なお、マザーズ指数は4日ぶり反発、売買代金は概算で1602.00億円。騰落数は、値上がり150銘柄、値下がり213銘柄、変わらず23銘柄となった。
個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>やJMDC<4483>が堅調で、フリー<4478>は小高い。売買代金上位では29日上場のセーフィー<4375>や旅行関連のアドベンチャー<6030>が大きく上昇し、BASE<4477>やGMO-FG<4051>も買い優勢。また、日本郵便との実証実験を発表したMRT<6034>のほか、インバウンド<7031>や和心<9271>がストップ高水準で取引を終えた。
一方、時価総額上位ではビジョナル<4194>が小安く、売買代金上位では29日上場のプロジェクトC<9246>や28日上場のロボペイ<4374>が売りに押された。また、28日上場のジィ・シィ企画<4073>は急反落し、ストップ安水準で取引を終えた。
なお、本日マザーズに新規上場したアスタリスク<6522>は公開価格を75%上回る初値を付けた。
東証REIT指数
現在値 2,071.77↓ (21/09/30 15:00)
前日比 -17.21 (-0.82%)
始値 2,098.08 (09:00) 前日終値 2,088.98 (21/09/29)
高値 2,103.47 (09:14) 年初来高値 2,200.02 (21/07/13)
安値 2,071.77 (15:00) 年初来安値 1,750.45 (21/01/06)
日経平均VI
現在値 2,071.77↓ (21/09/30 15:00)
前日比 -17.21 (-0.82%)
始値 2,098.08 (09:00) 前日終値 2,088.98 (21/09/29)
高値 2,103.47 (09:14) 年初来高値 2,200.02 (21/07/13)
安値 2,071.77 (15:00) 年初来安値 1,750.45 (21/01/06)
日経VI:低下、株価底堅く推移し警戒感が後退 16:00 配信 フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は30日、前日比-1.00pt(低下率4.46%)の21.40ptと低下した。なお、高値は22.83pt、安値は21.40pt。
昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がまちまちの動きとなり、方向感が定まりにくい中、今日の東京株式市場で日経225先物は概ねマイナス圏での推移となった。ただ、下値を売り急ぐ動きは見られず、日経225先物が底堅く推移したことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが次第に後退し、日経VIは午後は低下幅を広げる動きとなった。
東証2部指数
現在値 7,760.81↓ (21/09/30 15:00)
前日比 -42.36 (-0.54%)
始値 7,815.35 (09:00) 前日終値 7,803.17 (21/09/29)
高値 7,815.35 (09:00) 年初来高値 7,896.33 (21/09/14)
安値 7,742.14 (10:45) 年初来安値 6,523.55 (21/01/04)
日経平均先物
現在値 29,750.00↑ (21/09/30 06:00)
前日比 +130.00 (+0.44%)
高値 29,850.00 (19:21) 始値 29,680.00 (16:30)
安値 29,610.00 (22:46) 前日終値 29,620.00 (21/09/29)
TOPIX先物
現在値 2,050.00↑ (21/09/30 06:00)
前日比 +11.00 (+0.54%)
高値 2,055.50 (23:52) 始値 2,044.50 (16:30)
安値 2,041.50 (22:36) 前日終値 2,039.00 (21/09/29)
JPX日経400先物
現在値 18,475.00↑ (21/09/30 06:00)
前日比 +95.00 (+0.52%)
高値 18,530.00 (23:52) 始値 18,410.00 (16:30)
安値 18,400.00 (22:36) 前日終値 18,380.00 (21/09/29)
東証マザーズ指数先物
現在値 1,112.00↓ (21/09/30 06:00)
前日比 +11.00 (+1.00%)
高値 1,122.00 (17:58) 始値 1,108.00 (16:30)
安値 1,106.00 (22:46) 前日終値 1,101.00 (21/09/29)
NYダウ先物 円建
現在値 34,230.00↓ (21/09/30 04:54)
前日比 -17.00 (-0.05%)
高値 34,394.00 (03:45) 始値 34,326.00 (16:33)
安値 34,140.00 (22:35) 前日終値 34,247.00 (21/09/29)
CME日経平均先物 円建
現在値 29,750.00↑ (21/09/29 15:59 CST)
前日比 +230.00 (+0.78%)
高値 29,845.00 始値 29,540.00
安値 29,325.00 前日終値 29,520.00 (21/09/28)
SGX日経平均先物
現在値 29,775.00↑ (21/09/30 05:06 SGT)
前日比 +145.00 (+0.49%)
高値 29,845.00 始値 29,635.00
安値 29,605.00 前日終値 29,630.00 (21/09/29)
長期国債先物
現在値 151.400↓ (21/09/30 06:00)
前日比 -0.020 (-0.01%)
高値 151.470 (15:32) 始値 151.430 (15:30)
安値 151.330 (16:53) 前日終値 151.420 (21/09/29)
30日の日本国債市場概況:債券先物は151円37銭で終了 17:46 配信 フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2021年12月限
寄付151円44銭 高値151円50銭 安値151円33銭 引け151円37銭
売買高総計29675枚
2年 428回 -0.125%
5年 148回 -0.080%
10年 363回 0.065%
20年 177回 0.445%
債券先物12月限は、151円44銭で取引を開始。前日NY市場での米長期金利の低下を受けて買いが先行し、151円50銭まで上げた。その後、財務省の2年債入札の結果は無難との見方だったが、日銀が今夕発表する国債買入方針の減額に対する警戒感から売られ、151円33銭まで下げた。現物債の取引では、5年債、10年債、20年債が買われ、2年債はもみ合った。
<米国債概況>
2年債は0.29%、10年債は1.52%、30年債は2.06%近辺で推移。
債券利回りはほぼ横ばい。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は-0.21%、英国債は0.99%、オーストラリア10年債は1.48%、NZ10年債は2.07%。(気配値)
日本国債3年
年利回り -0.097 (21/09/30 01:01)
前日比 +0.011
日本国債5年
年利回り -0.072 (21/09/30 01:01)
前日比 +0.013
日本国債10年
年利回り 0.074 (21/09/30 01:01)
前日比 +0.009
アジア株式市場サマリー
中国株式市場は上昇。9月の製造業指標が予想を下回ったことを受けて、追加の刺激策に対する期待が浮上した。
当局が電力不足に対する懸念を払拭する取り組みを強化したことを受け、電力消費の多い業種が反発した。
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数は四半期ベースで6.8%安。2020年第1・四半期以降で最大の下げとなった。
中国国家統計局が30日発表した9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.6と、予想に反して前月の50.1から低下し、景況悪化を示した。原材料価格の高騰と電力不足が中国の製造業を圧迫し続けている。
一方、同時に発表された9月の非製造業PMIは53.2となり、8月の47.5から上昇。50台を回復した。8月はコロナ対策の規制の影響で、感染拡大のピークだった昨年2月以来初めて50の節目を割り込んだ。
モルガン・スタンレーはリポートで「第4・四半期にかけて、国債の純発行額は、インフラ投資を支えるため、月9000億元前後で高止まりするだろう。第3・四半期の国内総生産(GDP)発表後の10月下旬には、預金準備率が追加で50ベーシスポイント(bp)引き下げられる可能性が高い」と述べた。
中国国家発展改革委員会(発改委)は29日、発電所向けの石炭供給を安定させるため、北東部など主要地域で石炭輸送を強化する必要があるとの通達を鉄道会社や地方政府に出した。住民の冬季の暖房需要を満たすため、十分な石炭供給を確保する必要があるとしている。
これを受け、電力不足で打撃を受けていた銘柄が上昇した。
石炭株指数は3.8%高。電力消費の多い非鉄金属株、鉄鋼株、化学株が、軒並み2%以上上昇。
不動産株指数は1.2%高。中国人民銀行(中央銀行)は、金融機関に対し、安定した健全な不動産市場の発展を維持し、消費者の権利を守る必要があると表明した。
CGS-CIMBセキュリティーズは「不動産市場の政策はすでに最悪期を脱し、今後はより望ましい政策が打ち出される見通しだ。中国の不動産、不動産管理セクターに買いを入れる好機だろう」と述べた。
新エネルギー車株指数は4.8%高。
生活必需品株と観光株は上昇。10月1日から1週間にわたる国慶節の連休に入ることが好感された。
香港株式市場は下落。ハイテク株が売られた。中国サイバースペース管理局(CAC)が29日、アルゴリズムの規制に関するガイドラインを3年程度でまとめる方針を明らかにしたことが嫌気された。
ハンセン指数は四半期ベースで14.8%安。2020年第1・四半期以来の大幅安となった。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)は18.2%安。6年ぶりの大幅安となった。
ハンセン・テック指数は1.3%安。CACは声明で、テクノロジー企業が開発したアルゴリズムは社会主義の中核的な価値を守るべきで、企業はアルゴリズムの安全性と責任に関するシステムを構築すべきと指摘した。
大型株のアリババ・グループは4.1%安。ハンセン指数を76ポイント押し下げた。
ハンセン不動産株指数は1.6%高。本土不動産株指数は3.6%高。中国人民銀行は、金融機関に対し、安定した健全な不動産市場の発展を維持し、消費者の権利を守る必要があると表明した。
経営危機に陥っている中国の不動産大手、中国恒大集団は4%近く下落。オフショア債保有者の一部が、期日の米東部時間29日深夜までに利払いを受けられなかったことが分かった。利払いの遅延は今月2回目。
ヘルスケア株指数は1.1%高。
シドニー株式市場は銀行・主要鉱業株主導で反発。過去2営業日の大幅下落の後で、投資家のリスク選好意欲が幾分回復した。
S&P/ASX200指数は月間で2.7%安、四半期ベースでは2020年7-9月期以来の下落。
今週大幅下落した後で幾分値を戻しているアジア株と、前日の米株高がセンチメントを支援した。
スモーリング・ストックブローキングのマネジングディレクター、ブラッド・スモーリング氏は「月の最後の取引は大きな動きが生じる。マクロニュースは弱いままだが、投資家が運用成績を良く見せるためのお化粧買いを入れ、株価を押し上げる」と説明した。
ディープ・データ・アナリティクスのメーサン・ソマサンダラム最高経営責任者(CEO)は「きょうの反発は短命に終わる可能性が高い。景気減速が企業業績の低下をもたらし始めているほか、インフレや供給問題が影響している」と語った。
鉱業株指数は2.36%高。中国の国慶節連休を前に需要回復期待で上昇した鉄鉱石価格につれ、BHPグループ、リオ・ティント、フォーテスキュー・メタルズは3.4-4.1%高となった。
米国債利回りの上昇を受けて金融株指数は1.96%高。豪銀行2位のウエストパック銀行は3.3%高と、5月3日以来の大幅上昇だった。
ソウル株式市場は反発。ただ9月を通じては4%安と、月間ベースで2020年3月以来の大幅下落となった。投資家は急騰するエネルギーコストのインフレへの影響に注目。テック株の幅広い下落も響いた。
大信証券のアナリストは、中国不動産開発大手・中国恒大集団の債務危機や中国の電力不足、米国の債務上限問題など、幾つかの下押しリスクがソウル株の見通しを曇らせ、市場のボラティリティーが増したと指摘した。
半導体大手のサムスン電子は横ばい、同業SKハイニックスは3.00%高、電池メーカーのLG化学は1.17%高、IT大手ネイバーは0.26%高。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3568.1668 + 31.8724 + 0.90 3541.9283 3572.4259 3541.9283 前営業日終値 3536.2944
中国 CSI300指数 4866.383 +32.455 +0.67 4843.953 4876.073 4843.953 前営業日終値 4833.928
香港 ハンセン指数 24575.64 -87.86 -0.36 24494.26 24660.68 24346.75 前営業日終値 24663.50
香港 ハンセン中国株指数 8726.38 -34.06 -0.39 8663.47 8760.98 8609.84 前営業日終値 8760.44
韓国 総合株価指数 3068.82 +8.55 +0.28 3054.87 3079.43 3046.43 前営業日終値 3060.27
台湾 加権指数 16934.77 +79.31 +0.47 16886.57 16994.21 16767.20 前営業日終値 16855.46
豪 S&P/ASX指数 7332.20 +135.50 +1.88 7196.70 7332.20 7196.70 前営業日終値 7196.70
シンガポール ST指数 3086.70 +12.39 +0.40 3090.32 3097.59 3085.44 前営業日終値 3074.31
マレーシア 総合株価指数 1537.80 -9.85 -0.64 1546.43 1549.36 1532.56 前営業日終値 1547.65
インドネシア 総合株価指数 6286.943 +124.389 +2.02 6175.416 6286.943 6174.18 前営業日終値 6162.554
フィリピン 総合株価指数 6952.88 +18.77 +0.27 6916.82 6984.14 6904.69 前営業日終値 6934.11
ベトナム VN指数 1342.06 +2.85 +0.21 1339.21 1348.89 1339.21 前営業日終値 1339.21
タイ SET指数 1605.68 -11.30 -0.70 1616.99 1621.15 1601.79 前営業日終値 1616.98
インド SENSEX指数 59126.36 -286.91 -0.48 59549.57 59557.24 59019.28 前営業日終値 59413.27
インド NSE指数 17618.15 -93.15 -0.53 17718.90 17742.15 17585.35 前営業日終値 17711.30
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▲1.19% 13,275.76 H:13,275.76L:13,116.77 +155.97 09/30
[CFD] 日本 日経平均 29,464.20 日経比:+11 ▲0.04% H:29,742L:29,407 00:32
中国 上海B株 ▲1.17% 275.46 H:275.59L:272.13 +3.20 09/30
中国 上海A株 ▲0.90% 3,739.57 H:3,744.05L:3,712.10 +33.39 09/30
中国 深セン成分 ▲1.63% 14,309.01 H:14,337.50L:14,124.08 +229.99 09/30
中国 深センB株 ▲0.69% 1,181.47 H:1,182.25L:1,171.71 +8.08 09/30
中国 深センA株 ▲2.04% 2,506.09 H:2,509.93L:2,466.51 +50.17 09/30
[CFD] 香港 HangSeng 24,594.50 指数比:+18 ▲0.08% H:24,647L:24,464 00:32
香港 レッドチップ指数 ▲0.82% 3,956.32 H:3,956.32L:3,886.07 +32.18 09/30
サウジ TASI ▲0.98% 11,495.76 H:11,495.76L:11,379.61 +112.11 09/30
UAEドバイ DFMGI ▲0.67% 2,845.49 H:2,845.49L:2,825.03+18.96 09/30
イスラエル TA35 ▲0.46% 1,802.26 H:1,806.24L:1,795.51 +8.27 09/30
30日の中国本土市場概況:上海総合0.9%高で反発、銀行・保険株は逆行安 16:56 配信 フィスコ
30日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比31.87ポイント(0.90%)高の3568.17ポイント(上海A株指数は0.90%高の3739.57ポイント)と反発した。
自律反発狙いの買いが先行する流れ。昨日のマーケットでは素材株などが急落し、上海総合指数は約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。製造業の先行き不安が漂う中、当局の産業支援に対する期待も高まる。朝方公表された9月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.6に低下し、景況判断の節目となる50を19カ月ぶりに割り込んだ。国慶節の大型連休(10月1日~7日が休場)を前に上値の重い場面がみられたものの、指数は引けにかけて上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ITハイテク関連の上げが目立つ。IC設計の上海貝嶺(600171/SH)がストップ高、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が4.6%高、情報技術サービスの上海宝信軟件(600845/SH)が2.4%高、半導体材料の有研新材(600206/SH)が1.6%高で引けた。
医薬品株も高い。ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が6.4%、河南太龍薬業(600222/SH)が5.3%、薬明康徳(603259/SH)が1.8%ずつ上昇した。資源・素材株、消費関連株、公益株、不動産株、運輸株、インフラ関連株なども買われている。
半面、銀行・保険株は安い。成都銀行(601838/SH)が4.4%、招商銀行(600036/SH)が2.2%、中国人寿保険(601628/SH)が2.2%、中国平安保険(601318/SH)が1.7%ずつ下落した。
一方、外貨建てB株相場は上海B株指数が3.20ポイント(1.17%)高の275.46ポイント、深センB株指数が8.08ポイント(0.69%)高の1181.47ポイントで終了した。
30日の香港市場概況:ハンセン0.4%安で4日ぶり反落、科技指数1.3%下落 18:00 配信 フィスコ
30日の香港市場は、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比87.86ポイント(0.36%)安の24575.64ポイントと4日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が34.06ポイント(0.39%)安の8726.38ポイントと3日ぶりにそれぞれ反落した。売買代金は1151億2310万香港ドルに減少している(29日は1235億2810万香港ドル)。
中国製造業の先行き不透明感が嫌気される流れ。朝方公表された9月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.6に低下し、景況判断の節目となる50を19カ月ぶりに割り込んだ。国内では電力需給のひっ迫を受けて、主要企業が操業停止や減産などを相次ぎ報告している。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。同月の非製造業PMIは上振れし、財新製造業PMI(民間集計)は節目の50を回復した。過度な景気不安は薄らいでいる。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄が下げを主導。ハンセン科技指数は1.3%安と他の主要指数をアンダーパフォームした。組み入れウエート上位の「ATMX」銘柄では、阿里巴巴集団HD(アリババ:9988/HK)が4.1%安、騰訊HD(テンセント:700/HK)が0.8%安、美団(メイトゥアン:3690/HK)が1.4%安、小米集団(シャオミ:1810/HK)が3.0%安と値を下げた。
オンラインゲーム関連もさえない。上記したテンセントのほか、IGG(799/HK)が3.8%安、心動(XD:2400/HK)が3.2%安で引けた。9月もゲームの新規承認がゼロだったと判明。香港英字紙は29日、今回の審査停止はゲームコンテンツに対する当局の監督強化スタンスを反映したもので、規制はさらに強化される可能性があるなどと報じている。
半導体セクターも安い。晶門半導体(ソロモン・システック:2878/HK)が4.1%、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が1.9%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.8%ずつ下落した。
半面、中国不動産セクターは総じて高い。広州富力地産(2777/HK)が17.3%、融創中国HD(1918/HK)が12.8%、中国金茂HD(817/HK)が7.3%、万科企業(2202/HK)が3.4%ずつ上昇した。産業支援の動きが期待される。中国人民銀行と中国銀行保険監督管理委員会などは29日夜に会合を開き、関連各部で不動産市場の安定化に取り組む方針を確認した。中国恒大集団(3333/HK)の巨額債務問題が念頭にある。資金繰り不安は、融創中国や広州富力地産などにも広がっていた。また、広州富力地産は29日引け後、大株主の李思廉氏、張力氏と共同出資会社を立ち上げると発表。新会社は不動産開発、不動産投資を手掛ける予定で、大株主と共同で事業展開することにより、流動資金や財務構造の改善を図ると説明した。
石炭や天然ガス、非鉄、鉄鋼など資源・素材セクターもしっかり。中国中煤能源(1898/HK)が4.2%高、中国神華能源(1088/HK)が3.8%高、華潤燃気HD(華潤ガス:1193/HK)が2.6%高、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が2.5%高、新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.4%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.2%高、重慶鋼鉄(1053/HK)が4.0%高、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が3.2%高で取引を終えた。
一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.90%高の3568.17ポイントで取引を終了した。ITハイテク関連株が高い。医薬品株、資源・素材株、消費関連株、公益株、不動産株、運輸株、インフラ関連株なども買われた。半面、銀行・保険株は売られている。
香港・本土では、あすから国慶節連休(本土市場は10月1~7日が休場、香港は1日のみ休場)がスタートする。