ポッドボレット
【京都新聞杯】レース展望 - サンスポZBAT! 2022/05/02 14:16 https://t.co/gtqleJiyw3 via @SANSPOCOM
— bod (@bod91313247) May 2, 2022
関西の主場は阪神から中京に移り、土曜メインに京都新聞杯(7日、GⅡ、芝2200メートル)が行われる。かつては菊花賞トライアルとして10月に行われていたが、2000年にこの時期に移行。勝ち馬のなかからアグネスフライト(00年)、キズナ(13年)が続く日本ダービーで栄光に輝き、ハーツクライ(04年)、インティライミ(05年)、サトノラーゼン(15年)の3頭が2着。2着馬のロジャーバローズ(19年)もダービー馬となるなど、ダービーの重要なステップレースへと生まれ変わった。夢舞台の切符をかけた一戦を制し、競馬の祭典に駒を進めるのはどの馬か。
ポッドボレット(栗東・辻野泰之厩舎、牡)は、今回と同じ2200メートルの前走のリステッド・すみれSで2勝目を挙げた。2番手から長く脚を使い、逃げるレヴァンジルを最後の最後で抜き去ったレースぶりはいかにも長距離向きという印象。血統的にはステイヤーではないが、母シーエスシルクは11年の米GIジャストアゲイムS(ちなみに翌12年の勝ち馬はグランアレグリアの母タピッツフライ)という良血は、重賞に手が届くだけのものを感じさせる。
ブラックブロッサム(栗東・斉藤崇史厩舎、牡)は同じ舞台で行われた前走の大寒桜賞を圧勝した。馬力兼備のキタサンブラック産駒だけに、重馬場がプラスになった面があるかもしれないが、直線だけで楽々と2着に8馬身差をつけた内容は圧巻だった。良馬場の新馬戦を勝っているようにどんな馬場状態でも走れそうだが、上がり3ハロンを含めてまだ速いタイムを計時していないのが気になるところ。スピード決着や速い上がりになったときがどうか。ここは真価を問われる一戦だ。
ボルドグフーシュ(栗東・宮本博厩舎、牡)は、ゆきやなぎ賞で最後方から直線一気の追い込みで突き抜けた。上がり3ハロン33秒3も優秀で、それを含め、これまで5戦のうち3戦で最速をマークしているように、瞬発力の比較では最上位といえる存在。ペースが速くなるほどチャンスが広がる。
アスクワイルドモア(栗東・藤原英昭厩舎、牡)はきさらぎ賞で4着。内でそつなく運んだものの、直線で思うように進路が取れないところもあり、決して力負けではない。2走前のホープフルS10着は落鉄と敗因がはっきりしており、力を出し切れれば上位争いになる。
ヴェローナシチー(栗東・佐々木晶三厩舎、牡)は1勝馬ながら3走前の京成杯(GⅢ)3着のあと、すみれS3着、若葉S2着とオープンで上位争いしており、ハイペースなら出番が回ってきそう。
2走前の若駒Sで2着になったリアド(栗東・友道康夫厩舎、牡)、
前走を4馬身差で逃げ切って2勝目を挙げたメイショウラナキラ(栗東・南井克巳厩舎、牡)あたりにも注意を払いたい。