東京マーケット・サマリー・最終(14日) 2023年6月14日3:48 午後
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 139.97/99 1.0788/92 151.02/06
NY午後5時 140.21/22 1.0791/95 151.32/36
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の139円後半。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を控えて持ち高調整のドル売りが優勢となった。ただ、株高でリスク選好の流れから円売り圧力も強く、ドルは底堅さを維持した。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 33502.42 +483.77 33331.47 33,203.95─33,665.52
TOPIX 2294.53 +29.74 2282.80 2,279.76─2,303.47
プライム指数 1180.80 +15.32 1174.61 1,173.21─1,185.37
スタンダード指数 1093.97 +0.39 1096.77 1,091.26─1,097.38
グロース指数 1013.12 -10.91 1027.20 1,011.22─1,029.82
東証出来高(万株) 164811 東証売買代金(億円 47554.65)
日経平均は、前営業日比483円77銭高の3万3502円42銭と4日続伸して取引を終えた。バブル後高値を連日更新し、1990年3月以来の高水準となった。米利上げ見送り観測が強まり、米国株が上昇した流れを引き継いだ。日本企業の業績への期待も広がり、前日に買われたトヨタ自動車はこの日も大幅に値を伸ばした。
プライム市場の騰落数は、値上がり1195銘柄(65%)に対し、値下がりが579銘柄(31%)、変わらずが60銘柄(3%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.078
ユーロ円金先(23年6月限) ───
3カ月物TB -0.160 (+0.013)
安値─高値 -0.160─-0.160
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.078%になった。前営業日(マイナス0.079%)から横ばい圏。取り手の調達ニーズが相変わらず低調だった」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年9月限 148.12 (-0.14)
安値─高値 147.99─148.16
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.425% (+0.010)
安値─高値 0.435─0.425%
国債先物中心限月9月限は前営業日比14銭安の148円12銭と反落して取引を終えた。米金利上昇が相場の重しだった。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比1bp上昇の0.425%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.17─0.07
3年物 0.23─0.13
4年物 0.28─0.18
5年物 0.35─0.25
7年物 0.50─0.40
10年物 0.70─0.60
日経平均は483円高と大幅に4日続伸、外国人買い観測に一段高―連日でバブル後最高値を更新=14日後場/国内市況ニュース/ウエルスアドバイザー 2023/06/14 15:18
14日後場の日経平均株価は前日比483円77銭高の3万3502円42銭と大幅に4営業日続伸。きのう付けたバブル経済崩壊後の最高値(3万3018円65銭)を更新し、1990年3月以来33年3カ月ぶりの水準に浮上した。
朝方は、米利上げ見送り観測を背景に13日の米国株式が上昇した流れを受け、買いが先行した。円安・ドル高も支援し、日経平均は前場早々にいったん3万3400円台に乗せた。その後、利益確定売りに伸び悩む場面もあったが、後場入り後は一段高となった。外国人投資家の継続買いが観測されるとともに、株価指数先物に断続的な買いが入り、一時3万3665円52銭(前日比646円87銭高)まで上伸した。衆議院の解散・総選挙観測による政策期待も後押し要因として意識された。その後は上値が重くなったが、下値は限定された。
日経平均プラス寄与度では、ファストリテ<9983>の116円弱を筆頭にソフバンG<9984>が61円、トヨタ<7203>が23円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属、卸売など31業種が値上がりし、医薬品、電気・ガスの2業種が値下がりした。東証プライム銘柄の65.1%が上昇した。
東証プライムの出来高は16億4811万株、売買代金は4兆7554億円。騰落銘柄数は値上がり1195銘柄、値下がり579銘柄、変わらず60銘柄。
市場からは「上げが止まらず、とにかく強い。海外投資家の買いが続き、売り方の買い戻しも加わり、上値のメドが立たない。敢えて言うなら、権利行使価格3万4000円のコール(買う権利)オプションの建て玉が1万枚を超え、先行きコール売り手による225先物ヘッジ買いで上伸する場面も想定される。ただ、それを通過すれば、いったん調整に転じる可能性もある」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、ホンダ<7267>、日産自<7201>、三菱自<7211>、マツダ<7261>などの輸送用機器株が堅調。日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、住友鉱<5713>、三井金<5706>、三菱マテリアル<5711>などの非鉄金属株も高い。三井物産<8031>、三菱商<8058>、丸紅<8002>などの卸売株も値を上げ、JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株も引き締まった。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、りそなHD<8308>などの銀行株や、JPX<8697>、オリックス<8591>、クレセゾン<8253>などのその他金融株も買われた。
半面、エーザイ<4523>、第一三共<4568>、参天薬<4536>などの医薬品株が軟調。四国電力<9507>、北陸電力<9505>、Jパワー<9513>などの電気・ガス株も安い。
個別では、トルク<8077>、ITFOR<4743>、SREHD<2980>などが値上がり率上位。半面、JPHD<2749>、HEROZ<4382>、ヤーマン<6630>などが値下がり率上位。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,792.31 +24.61 +1.39% +10.00% +22.58% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,546.11 +24.14 +1.59% +11.43% +23.93% 15:00
日経平均株価
33,502.42 +483.77 +1.47% +14.00% +25.81% 15:15
日経500平均
3,023.65 +24.89 +0.83% +8.86% +26.07% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,294.53 +29.74 +1.31% +9.45% +22.15% 15:00
日経300指数
486.26 +7.55 +1.58% +10.32% +22.46% 15:15
東証REIT指数
1,854.21 +0.43 +0.02% -0.13% -4.34% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,160.61 +19.64 +1.72% +13.07% +26.52% 15:00
東証マザーズ指数
797.75 -8.47 -1.05% +6.69% +21.84% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,608.43 +11.94 +0.46% +3.82% +18.60% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,395.85 +22.37 +0.94% +6.80% +19.23% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,311.20 +31.50 +1.38% +9.04% +20.19% 15:00
中国 上海総合指数
3,228.99 -4.68 -0.14% -1.33% -1.82% 17:29
中国 上海A株指数
3,384.87 -4.87 -0.14% -1.32% -1.78% 17:29
中国 深センA株指数
2,132.97 +5.22 +0.25% +1.44% -2.87% 16:00
中国 深セン成分指数
10,984.56 +28.60 +0.26% -0.19% -8.64% 16:00
中国 上海B株指数
272.79 +1.31 +0.48% -5.96% -11.03% 17:29
中国 深センB株指数
1,130.81 +7.00 +0.62% -4.38% -1.38% 16:00
中国 上海50A株指数
2,541.81 -3.14 -0.12% -3.39% -11.83% 17:29
中国 上海180A株指数
8,234.23 -10.56 -0.13% -2.65% -8.35% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,728.36 -3.99 -0.15% -1.32% -2.30% 17:29
中国 創業板指数
2,163.34 -3.62 -0.17% -3.95% -15.11% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,864.02 -0.89 -0.02% -1.87% -8.49% 16:00
中国 深セン総合指数
2,038.80 +5.00 +0.25% +1.43% -2.41% 16:00
日経平均
現在値 33,502.42↓ (23/06/14 15:15)
前日比 +483.77 (+1.47%)
始値 33,331.47 (09:00) 前日終値 33,018.65 (23/06/13)
高値 33,665.52 (14:22) 年初来高値 33,127.36 (23/06/13)
安値 33,203.95 (09:31) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅に4日続伸、ファーストリテとソフトバンクGが2銘柄で約176円分押し上16:18 配信フィスコ
14日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり197銘柄、値下がり26銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は大幅に4日続伸。13日の米株式市場でダウ平均は145.79ドル高と6日続伸。5月消費者物価指数(CPI)の改善で6月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ休止期待が一段と強まり、買いが先行。中国が景気刺激策を検討しているとの報道も投資家心理を上向かせた。ナスダック総合指数は+0.82%と4日続伸。米株高に加え、為替の円安も追い風に日経平均は312.82円高からスタート。午前は節目の33500円を前に利益確定売りが上値を抑えたが、大きく崩れることはなく、高値圏での一進一退が続いた。一方、午後に入ると騰勢を強める展開となり、後場終盤に33665.52円(646.87円高)まで上げ幅を拡大した。一部報道を受けて衆院解散への思惑が高まり、買いに弾みがついたようだ。
大引けの日経平均は前日比483.77円高の33502.42円となった。東証プライム市場の売買高は16億4811万株、売買代金は4兆7555億円だった。セクターでは輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属が上昇率上位に並んだ一方、医薬品、電気・ガスのみが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の65%、対して値下がり銘柄は32%だった。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約115円押し上げた。同2位はソフトバンクG<9984>となり、トヨタ自<7203>、信越化<4063>、トレンド<4704>、ファナック<6954>、NTTデータ<9613>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは第一三共<4568>となり1銘柄で日経平均を約15円押し下げた。同2位はエーザイ<4523>となり、アドバンテ<6857>、スクリーンHD<7735>、任天堂<7974>、塩野義製薬<4507>、アステラス薬<4503>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 33502.42(+483.77)
値上がり銘柄数 197(寄与度+524.61)
値下がり銘柄数 26(寄与度-40.84)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 36940 1140 +115.90
<9984> ソフトバンクG 6610 300 +61.00
<7203> トヨタ自 2310 136.5 +23.13
<4063> 信越化 4850 102 +17.28
<4704> トレンド 7458 423 +14.33
<6954> ファナック 5211 80 +13.56
<9613> NTTデータ 2134 65.5 +11.10
<6098> リクルートHD 4859 109 +11.08
<7267> ホンダ 4536 157 +10.64
<4543> テルモ 4553 72 +9.76
<8058> 三菱商事 6727 256 +8.68
<8031> 三井物産 5385 232 +7.86
<6762> TDK 5628 75 +7.62
<7733> オリンパス 2257 55 +7.46
<6301> コマツ 3834 187 +6.34
<6367> ダイキン工 29380 175 +5.93
<4911> 資生堂 6799 149 +5.05
<6902> デンソー 9587 144 +4.88
<6305> 日立建機 3982 143 +4.85
<5713> 住友鉱 4920 271 +4.59
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4568> 第一三共 4999 -148 -15.05
<4523> エーザイ 10125 -430 -14.57
<6857> アドバンテス 19190 -55 -3.73
<7735> スクリーンHD 15870 -415 -2.81
<7974> 任天堂 6157 -24 -0.81
<4507> 塩野義薬 6153 -23 -0.78
<4503> アステラス薬 2286 -4.5 -0.76
<6753> シャープ 789.1 -16.5 -0.56
<8830> 住友不 3724 -16 -0.54
<9433> KDDI 4519 -2 -0.41
<4755> 楽天グループ 547.4 -6 -0.20
<9432> NTT 4099 -11 -0.15
<9434> ソフトバンク 1525 -3 -0.10
<5232> 住友大阪 3676 -28 -0.09
<5201> AGC 5254 -8 -0.05
<2269> 明治HD 3188 -3 -0.04
<3436> SUMCO 2034 -11 -0.04
<7004> 日立造 914 -5 -0.03
<9502> 中部電力 1719 -7 -0.02
<9501> 東京電力HD 500 -6.2 -0.02
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,294.53↓ (23/06/14 15:00)
前日比 +29.74 (+1.31%)
始値 2,282.80 (09:00) 前日終値 2,264.79 (23/06/13)
高値 2,303.47 (14:22) 年初来高値 2,272.68 (23/06/13)
安値 2,279.76 (09:31) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:輸送用機器が上昇率トップ15:38 配信フィスコ
輸送用機器が上昇率トップ。そのほか鉄鋼、非鉄金属、卸売業、空運業、銀行業なども上昇。一方、医薬品が下落トップ。そのほか電力・ガス業も下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 輸送用機器 / 3,917.62 / 4.28
2. 鉄鋼 / 662.45 / 4.24
3. 非鉄金属 / 1,139.37 / 3.37
4. 卸売業 / 3,131.98 / 2.66
5. 空運業 / 246.96 / 2.29
6. 銀行業 / 210.59 / 2.01
7. その他金融業 / 799.21 / 1.74
8. 証券業 / 383.22 / 1.68
9. 機械 / 2,729.78 / 1.50
10. 鉱業 / 464.81 / 1.48
11. 化学工業 / 2,373.91 / 1.31
12. 繊維業 / 672.14 / 1.28
13. 精密機器 / 11,170.45 / 1.27
14. 保険業 / 1,562.67 / 1.26
15. ゴム製品 / 4,221.1 / 1.23
16. サービス業 / 2,698.91 / 1.18
17. 不動産業 / 1,555.53 / 1.09
18. ガラス・土石製品 / 1,206.04 / 1.09
19. 倉庫・運輸関連業 / 2,403.53 / 1.03
20. 小売業 / 1,559.45 / 0.96
21. 海運業 / 1,090.05 / 0.90
22. 電気機器 / 4,215.03 / 0.80
23. 情報・通信業 / 5,269.92 / 0.69
24. 水産・農林業 / 505.55 / 0.64
25. パルプ・紙 / 480.97 / 0.61
26. 陸運業 / 2,099.05 / 0.61
27. 金属製品 / 1,236.93 / 0.60
28. 石油・石炭製品 / 1,124.97 / 0.60
29. 食料品 / 2,069.95 / 0.54
30. 建設業 / 1,370.38 / 0.52
31. その他製品 / 4,155.68 / 0.34
32. 電力・ガス業 / 427.68 / -0.18
33. 医薬品 / 3,794.66 / -0.98
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 20,881.30↓ (23/06/14 15:00)
前日比 +265.94 (+1.29%)
始値 20,780.34 (09:00) 前日終値 20,615.36 (23/06/13)
高値 20,965.90 (14:22) 年初来高値 20,684.85 (23/06/13)
安値 20,745.46 (09:31) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,180.80↓ (23/06/14 15:00)
前日比 +15.32 (+1.31%)
始値 1,174.61 (09:00) 前日終値 1,165.48 (23/06/13)
高値 1,185.37 (14:22) 年初来高値 1,169.50 (23/06/13)
安値 1,173.21 (09:31) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,093.97↓ (23/06/14 15:00)
前日比 +0.39 (+0.04%)
始値 1,096.77 (09:00) 前日終値 1,093.58 (23/06/13)
高値 1,097.38 (09:02) 年初来高値 1,096.62 (23/06/13)
安値 1,091.26 (12:44) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 1,013.12↓ (23/06/14 15:00)
前日比 -10.91 (-1.07%)
始値 1,027.20 (09:00) 前日終値 1,024.03 (23/06/13)
高値 1,029.82 (09:05) 年初来高値 1,033.57 (23/06/13)
安値 1,011.22 (12:44) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は反落、直近の上昇に対する利食い売り優勢/グロース市況16:50 配信フィスコ
東証グロース市場指数:1013.12 (-10.91)
出来高:1億5985万株
売買代金:2257億円
東証マザーズ指数:797.75 (-8.47)
出来高:1億934万株
売買代金:1832億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって反落、値上がり銘柄数は133、値下り銘柄数は363、変わらずは28。本日のグロース市場はもみ合い展開となった。前日13日の米国株式市場のダウ平均は続伸。5月消費者物価指数(CPI)の改善で6月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ休止期待が一段と強まり、買いが先行。中国が景気刺激策を検討しているとの報道も投資家心理を上向かせ、主要株価指数は終日堅調に推移した。ナスダック総合指数も続伸、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を受けて、本日の東証グロ-ス指数は反落した。マザーズ指数は上昇スタート後、即座にマイナス圏に転落して下げ幅を広げた。前場中ごろに下げ渋ったものの、その後はマイナス圏での軟調もみ合い展開となった。一方、グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後、マイナス圏に転落するも前場中ごろにプラス圏に浮上。その後はじりじりと上げ幅を広げてプラス圏で堅調に推移した。米5月CPIで改めてインフレ基調の鈍化が確認されたことは国内の投資家心理にポジティブに働いたが、直近の上昇に対する利食い売りも優勢だった。そのほか、上場2日目のABEJA<5574>は公開価格の3.2倍で初値を付け、本日上場したGlobee<5575>は公開価格の2.3倍で初値をつけており、約1カ月半のIPO 空白期間明けで注目が集まった。東証グロース市場Core指数が0.79%高、東証マザーズ指数は1.05%安。個別では、第3四半期の営業利益の伸びが低調なことが嫌気されたリッジアイ<5572>が18%安で値下がり率トップに、今期営業利益計画は過去最高も増益率鈍化で利益確定売りが優勢となったスマレジ<4431>が17%安となった。また、23年7月期業績予想の下方修正を発表したサーキュレーション<7379>が16%安となった。時価総額上位銘柄では、フリー<4478>やJTOWER<4485>などが軟調に推移、値下り率上位には、ティムス<4891>、アクリート<4395>などが顔を出した。一方、前日に続いて買い優勢の展開となったインフォネット<4444>が24%高のストップ高で値上がり率トップに、花粉症に対する抗体誘導ペプチドの新規開発化合物決定し前臨床試験開始を開始したファンペップ<4881>が6%高となった。また、23年7月期第3四半期の営業利益が前年同期比38.4%増となったビジョナル<4194>が6%高となった。時価総額上位銘柄では、ビジョナルやM&A総研<9552>などが堅調に推移、値上がり率上位には、イオレ<2334>、FFRIセキュリティ<3692>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、フリー、JTOWER、カバー<5253>など下落した。
マザーズ指数
現在値 797.75↓ (23/06/14 15:00)
前日比 -8.47 (-1.05%)
始値 808.79 (09:00) 前日終値 806.22 (23/06/13)
高値 810.97 (09:05) 年初来高値 813.97 (23/06/13)
安値 795.72 (12:44) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,854.21↑ (23/06/14 15:00)
前日比 +0.43 (+0.02%)
始値 1,859.03 (09:00) 前日終値 1,853.78 (23/06/13)
高値 1,868.34 (09:07) 年初来高値 1,895.14 (23/01/04)
安値 1,853.47 (14:59) 年初来安値 1,746.05 (23/03/20)
日経平均VI
現在値 21.99↓ (23/06/14 15:20)
前日比 +0.58 (+2.71%)
始値 21.83 (09:00) 前日終値 21.41 (23/06/13)
高値 22.43 (14:23) 年初来高値 23.45 (23/06/08)
安値 21.25 (12:52) 年初来安値 14.63 (23/02/16)
日経VI:上昇、株価大幅高で高値警戒感強まる16:05 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14日、前日比+0.58(上昇率2.71%)の21.99と上昇した。なお、高値は22.43、安値は21.25。今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。一方、日経225先物は昨日までの3日続伸で1430円上昇しており、高値警戒感が意識され、日経VIは上昇して始まった。取引開始後、午前は日経225先物がやや伸び悩んだ水準で落ち着いた動きとなったことから高値警戒感がやや緩和し、日経VIは低下する場面もあったが、午後は日経225先物が一段高となったことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムード強まり、日経VIは昨日の水準を概ね上回って推移した。
日経平均先物
現在値 33,400.00↓ (23/06/14 06:00)
前日比 +370.00 (+1.12%)
高値 33,540.00 (00:23) 始値 33,070.00 (16:30)
安値 33,060.00 (16:57) 前日終値 33,030.00 (23/06/13)
TOPIX先物
現在値 2,289.00↓ (23/06/14 06:00)
前日比 +26.00 (+1.15%)
高値 2,297.50 (00:23) 始値 2,265.00 (16:30)
安値 2,265.00 (16:30) 前日終値 2,263.00 (23/06/13)
JPX日経400先物
現在値 20,805.00↓ (23/06/14 06:00)
前日比 +220.00 (+1.07%)
高値 20,905.00 (00:23) 始値 20,610.00 (16:30)
安値 20,610.00 (16:30) 前日終値 20,585.00 (23/06/13)
東証マザーズ指数先物
現在値 812.00↑ (23/06/14 06:00)
前日比 +8.00 (+1.00%)
高値 814.00 (17:35) 始値 807.00 (16:30)
安値 805.00 (18:46) 前日終値 804.00 (23/06/13)
NYダウ先物 円建
現在値 34,249.00↑ (23/06/14 06:00)
前日比 +106.00 (+0.31%)
高値 34,307.00 (22:47) 始値 34,104.00 (16:30)
安値 33,888.00 (21:30) 前日終値 34,143.00 (23/06/13)
CME日経平均先物 円建
現在値 33,415.00 (23/06/13 15:59 CST)
前日比 +740.00 (+2.26%)
高値 33,540.00 始値 32,665.00
安値 32,595.00 前日終値 32,675.00 (23/06/12)
SGX日経平均先物
現在値 33,435.00↑ (23/06/14 05:06 SGT)
前日比 +380.00 (+1.15%)
高値 33,535.00 始値 33,060.00
安値 33,035.00 前日終値 33,055.00 (23/06/13)
長期国債先物
現在値 148.120↑ (23/06/14 05:54)
前日比 -0.140 (-0.09%)
高値 148.390 (21:35) 始値 148.240 (15:30)
安値 148.070 (04:12) 前日終値 148.260 (23/06/13)
14日の日本国債市場概況:債券先物は148円12銭で終了17:25 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年9月限
寄付148円15銭 高値148円16銭 安値147円99銭 引け148円12銭
売買高総計15168枚
2年 449回 -0.067%
5年 158回 0.079%
10年 370回 0.427%
20年 184回 1.009%
債券先物9月限は、148円15銭で取引を開始。米国の5月消費者物価指数の伸び鈍化を受けて6月利上げ休止観測が高まる一方、コア指数の鈍化ペースが想定程進まず利上げサイクルは継続との見方になったことで、金利上昇にともない売りが優勢になり、序盤に148円16銭から147円99銭まで下げた。その後は米FOMC待ちで様子見ムードが広がり、小動きになった。現物債の取引では、全年限が売られた。
<米国債概況>
2年債は4.64%、10年債は3.79%、30年債は3.90%近辺で推移。
債券利回りはやや低下。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.41%、英国債は4.41%、オーストラリア10年債は3.97%、NZ10年債は4.52%。(気配値)
日本国債3年
年利回り -0.056 (23/06/14 02:05)
前日比 +0.001
日本国債5年
年利回り 0.072 (23/06/14 02:05)
前日比 +0.002
日本国債10年
年利回り 0.419 (23/06/14 02:05)
前日比 -0.002
アジア株式市場サマリー:引け(14日) 2023年6月14日5:15 午後
東南アジア株式市場は、まちまちで引けた。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策
決定を前に、慎重姿勢が広がった。
中国株式市場は後場に値を消して取引を終えた。15日に5月経済指標の発表を控え
投資家が利益を確定させた。香港株式市場も下落して引けた。
銀行株が1.6%安、新エネルギー株が1.2%安。
半面、香港上場のハイテク大手株は0.4%上昇した。
ソウル株式市場は反落。電池メーカー株が急落した上、米連邦準備制度理事会(FR
B)の金融政策決定を控えて市場に慎重姿勢が広がった。
総合株価指数(KOSPI)は5月3日以来、6週間ぶりの大幅な下落とな
った。
キウム証券のアナリストは「FRBの政策決定前の様子見ムードや半導体株の利食い
売りとともに、充電池セクターの株価下落が要因で、午後に下げ幅が拡大した」と述べた
。
電池メーカーのLGエナジー・ソリューションは2.97%安、親会社
のLG化学は2.31%安。同業のサムスンSDIとSKイノベ
ーションもそれぞれ1.48%、3.36%下げた。
他の主力銘柄は、半導体株やオンラインサービスプロバイダー株、バイオ医薬品株が
下落した半面、現代自動車は1.52%上昇し、傘下の起亜も0
.85%上げた。
取引された935銘柄のうち、上昇は238銘柄。
海外勢は1142億ウォン(約8935万ドル)相当の買い越し。
シドニー株式市場は3営業日続伸。中国が追加的に金融緩和を行うとの観測から商品
(コモディティー)需要の力強い回復が見込まれ、鉱業株指数が上昇した。投資家らは、
米連邦準備制度理事会(FRB)が決める金融政策に注目している。
S&P/ASX200指数は6月5日以来の高値で終了した。
鉱業株指数は2.9%上昇し、4月21日以来の高値で終わった。BHPグ
ループとリオティント、フォーテスキュー・メタルズ・グループ<FMG.A
X>は2.9-4.3%高。
金融株指数<.AXFJは0.9%高。「四大銀行」のうち3社が上昇した。
エネルギー株指数は0.7%高。サントスは0.6%、ウッドサイド
・エナジー・グループは1.1%、それぞれ上げた。
こうした中、IT株指数とヘルスケア株指数は下落した。
バイオ医薬品大手CSLは6.9%安。2023年度は為替レートの上昇で逆風に直
面し、24年度は利益が予想を下回るとの見通しを公表したことが響いた。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3228.9887 - 4.6847 - 0.14 3238.1189 3248.4609 3226.7743 4
前営業日終値 3233.6734
中国 CSI300指数 3864.025 -0.883 -0.02 3872.716 3891.666 3862.061
前営業日終値 3864.907
香港 ハンセン指数 19408.42 -113.00 -0.58 19547.58 19641.16 19352.34
前営業日終値 19521.42
香港 ハンセン中国株指数 6576.79 -41.50 -0.63 6632.63 6675.34 6549.29
前営業日終値 6618.29
韓国 総合株価指数 2619.08 -18.87 -0.72 2640.81 2642.86 2614.25
前営業日終値 2637.95
台湾 加権指数 17238.14 +21.54 +0.13 17190.70 17259.23 17182.18
前営業日終値 17216.60
豪 S&P/ASX指数 7161.70 +22.80 +0.32 7138.90 7167.60 7135.70
前営業日終値 7138.90
シンガポール ST指数 3218.14 +28.74 +0.90 3198.33 3222.29 3194.75
前営業日終値 3189.40
マレーシア 総合株価指数 1385.42 +4.81 +0.35 1381.70 1386.79 1381.49
前営業日終値 1380.61
インドネシア 総合株価指数 6699.717 -19.297 -0.29 6718.874 6744.644 6672.86
前営業日終値 6719.014
フィリピン 総合株価指数 6434.06 -73.20 -1.12 6505.34 6526.36 6423.69
前営業日終値 6507.26
ベトナム VN指数 1117.42 -5.04 -0.45 1122.46 1129.49 1117.42
前営業日終値 1122.46
タイ SET指数 1561.15 -1.25 -0.08 1565.85 1569.34 1559.34
前営業日終値 1562.40
インド SENSEX指数 63228.51 +85.35 +0.14 63115.48 63274.03 63013.51
前営業日終値 63143.16
インド NSE指数 18755.90 +39.75 +0.21 18744.60 18769.70 18690.00
前営業日終値 18716.15
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド▲0.22%11,678.62+25.78H:0.00L:0.0006/14
[CFD] 日本 日経平均33,404.70日経比:-97▼0.29%H:33,828L:33,38622:29
中国 上海B株▲0.48%272.79+1.31H:272.80L:271.7706/14
中国 上海A株▼0.14%3,384.87-4.87H:3,405.30L:3,382.5506/14
中国 深セン成分▲0.26%10,984.56+28.60H:11,034.18L:10,962.4506/14
中国 深センB株▲0.62%1,130.81+7.00H:1,131.22L:1,123.9006/14
中国 深センA株▲0.25%2,132.97+5.22H:2,140.38L:2,127.6606/14
[CFD] HangSeng サンデー19,513.50指数比:+105▲0.54%H:19,657L:19,33022:29
香港 レッドチップ指数▼0.68%3,769.63-25.75H:3,815.79L:3,753.1616:59
14日の中国本土市場概況:上海総合は0.1%安で反落、銀行株が下げ主導17:03 配信フィスコ
14日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比4.68ポイント(0.14%)安の3228.99ポイントと反落した。
人民元安基調が重しとなる流れ。中国人民銀行(中央銀行)は14日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を3日連続で元安設定した。外国為替市場では人民元安・米ドル高に歯止めがかからず、昨年11月初来の元安水準で推移している。また、14日(日本時間15日未明)に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や、5日に5月の中国経済指標がまとめて公表される(小売売上高や鉱工業生産など)ことも買い手控え要因として意識された。
ただ、下値は限定的。中国経済対策の期待感が持続する中、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。中国国家発展改革委員会、中国人民銀行(中央銀行)など4部門は13日、企業のコスト低減に向けた22項目の措置を発表した。金融緩和の期待も高まる。人民銀は13日、7日物リバースレポ金利と常設貸出ファシリティ(SLF)金利を引き下げた。これを踏まえ、今週15日に公表される今月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利や、20日公表の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、引き下げ観測が流れている。(亜州リサーチ編集部)
銀行株が下げを主導。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が4.2%安、中国農業銀行(601288/SH)が3.0%安、中国工商銀行(601398/SH)と中国建設銀行(601939/SH)がそろって2.6%安で引けた。
不動産株もさえない。金地集団(600383/SH)が2.1%、臥龍地産(600173/SH)が1.7%、信達地産(600657/SH)が1.3%、華麗家族(600503/SH)が1.0%ずつ下落した。公益株、半導体株なども売られている。
半面、消費関連株はしっかり。化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が5.9%高、小売の重慶百貨(600729/SH)が4.4%高、衣料品の海瀾之家(600398/SH)が3.2%高、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が1.6%高、乳製品の上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が2.2%高で取引を終えた。素材株、エネルギー株、医薬品株、証券株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.31ポイント(0.48%)高の272.79ポイント、深センB株指数が7.00ポイント(0.62%)高の1130.81ポイントで終了した。
14日の香港市場概況:ハンセン0.6%安で6日ぶり反落、中国の銀行に売り18:00 配信フィスコ
14日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比113.00ポイント(0.58%)安の19408.42ポイントと6日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も41.50ポイント(0.63%)安の6576.79ポイントと反落した。売買代金は931億2760万香港ドルとなっている(13日は997億7510万港ドル)。
売り圧力が意識される流れ。ハンセン指数はこのところの連騰で、約3週ぶりの高値水準を回復している。また、14日(日本時間15日未明)に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や、15日に5月の中国経済指標がまとめて公表される(小売売上高や鉱工業生産など)ことも気がかり材料となった。
もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待感が持続する中、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。中国の国家発展改革委員会、中国人民銀行(中央銀行)など4部門は13日、企業のコスト低減に向けた22項目の措置を発表した。金融緩和の期待も高まる。人民銀は13日、7日物リバースレポ金利と常設貸出ファシリティ(SLF)金利を引き下げた。このことを踏まえ、今週15日に公表される今月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利や、20日公表の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、引き下げ観測が流れている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、旅行サイト中国大手の携程集団(9961/HK)が5.2%安、通信キャリア大手の中国聯通(762/HK)が3.1%安、中堅行の招商銀行(3968/HK)が2.5%安と下げが目立った。
セクター別では、中国の銀行が安い。上記した招商銀行のほか、中国工商銀行(1398/HK)が2.4%、交通銀行(3328/HK)が2.3%、中国銀行(3988/HK)が1.6%、中国農業銀行(1288/HK)が1.3%ずつ下落した。
香港拠点の不動産セクターもさえない。恒基兆業地産(12/HK)が1.9%安、新世界発展(17/HK)と新鴻基地産発展(16/HK)がそろって1.7%安、九龍倉置業地産投資(1997/HK)と信和置業(83/HK)がそろって1.4%安で取引を終えた。
半面、自動車セクターは高い。蔚来集団(9866/HK)が6.6%、理想汽車(2015/HK)が5.4%、小鵬汽車(9868/HK)が4.5%、長城汽車(2333/HK)が1.4%ずつ上昇した。新興EV(電気自動車)株などの上昇により、「ニューエコノミー」関連銘柄で構成されるハンセン科技(テック)指数は0.4%逆行高している。
一方、本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.14%安の3228.99ポイントで取引を終了した。銀行株が下げ主導。不動産株、公益株、半導体株なども売られた。半面、消費関連株は高い。素材株、エネルギー株、医薬品株、証券株も買われた。