東京マーケット・サマリー(20日) 2023年6月20日6:24 午後
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 141.75/77 1.0942/46 155.13/17
東京午後5時 141.84/85 1.0929/30 155.02/06
午後5時のドル/円は、前日東京市場午後5時時点よりわずかに安い141円後半。ドルは一時7カ月ぶりの高値を更新した後、利益確定の動きやクロス円の円買い圧力で下押しされる場面があったものの、時間外取引の米金利の小幅な上昇を背景に買い戻された。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 33388.91 +18.49 33269.57 33,089.02─33,474.74
TOPIX 2283.85 -6.65 2282.16 2,268.94─2,286.67
プライム指数 1175.28 -3.42 1173.82 1,167.80─1,176.68
スタンダード指数 1113.98 +3.65 1108.74 1,107.49─1,113.98
グロース指数 1084.99 +6.67 1078.23 1,066.66─1,084.99
東証出来高(万株) 131827 東証売買代金(億円) 38952.74
東京株式市場で日経平均は、前営業日比18円49銭安の3万3388円91銭と、小幅に反発して取引を終えた。前日の米国市場が休場だったこともあり、1日を通して動意に乏しい展開となった。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが19日、5大商社の持ち株比率を引き上げたことが明らかになり、商社株が堅調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが777銘柄(42%)、値下がりは971銘柄(52%)、変わらずは86銘柄(4%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.069
ユーロ円金先(23年9月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.069%になった。前営業日(マイナス0.064%)からやや低下した。「ビッドサイドの参加者が通常より少なく、調達ニーズが強まらなかった」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年9月限 148.53 (+0.10)
安値─高値 148.36─148.69
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.385% (-0.005)
安値─高値 0.390─0.375%
国債先物中心限月9月限は前営業日比10銭高の148円53銭と続伸して取引を終えた。日銀の金融政策決定会合の無風通過を受けて押し目買いを入れる動きが継続した。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比0.5bp低下の0.385%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.15─0.05
3年物 0.21─0.11
4年物 0.26─0.16
5年物 0.32─0.22
7年物 0.47─0.37
10年物 0.66─0.56
日経平均は18円高と小反発、引けにかけ再度プラス圏入り―5大商社株は堅調=20日後場/国内市況ニュース/ウエルスアドバイザー 2023/06/20 15:25
20日後場の日経平均株価は前日比18円49銭高の3万3388円91銭と小反発。朝方は、19日の欧州株安を受け、売りが先行した後、日経平均はいったん上げに転じた。中国人民銀行(中央銀行)が20日、事実上の政策金利に当たる最優遇貸出金利(LPR)1年物を0.10%引き下げ、下支え要因として意識された。ただ、買いは続かず、再び軟化。先物売りを交えて下げ幅を拡大し、前引け近くには3万3089円02銭(前日比281円40銭安)まで下落した。売り一巡後は、円安歩調もあって持ち直しの動きとなり、大引けにかけて先物主導で再度プラス圏入りした。
なかで、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社による買い増しが明らかとなった5大商社株は総じて堅調に推移した。
日経平均プラス寄与度では、ソフバンG<9984>の37円強を筆頭にファストリテ<9983>が34円強、アドバンテスト<6857>が30円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、卸売、金属製品、海運など6業種が値上がりし、保険、鉄鋼、電気・ガスなど27業種が値下がりした。
東証プライムの出来高は13億1827万株、売買代金は3兆8952億円。騰落銘柄数は値上がり777銘柄、値下がり971銘柄、変わらず86銘柄。
業種別では、三菱商<8058>、三井物産<8031>、丸紅<8002>、伊藤忠<8001>、住友商<8053>などの卸売株が高い。SUMCO<3436>、リンナイ<5947>などの金属製品株や、商船三井<9104>、川崎汽<9107>などの海運株も引き締まった。空運株では、JAL<9201>がしっかり。イオン<8267>、パンパシI<7532>、ウエルシアH<3141>などの小売株も物色された。
半面、東京海上<8766>、SOMPOH<8630>、MS&AD<8725>などの保険株が下落。日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>、東製鉄<5423>などの鉄鋼株も安い。中部電力<9502>、関西電力<9503>、東ガス<9531>などの電気・ガス株や、野村<8604>、大和証G<8601>、SBI<8473>などの証券商品先物株もさえない。
個別では、さくら<3778>、図研<6947>、ANYCOLOR(エニカラー)<5032>などが値上がり率上位。半面、ニーズウェル<3992>、エムティア<9438>、ファイバーG<9450>などが値下がり率上位。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,781.49 -5.90 -0.33% +5.82% +25.03% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,534.92 -4.94 -0.32% +6.77% +26.81% 15:00
日経平均株価
33,388.91 +18.49 +0.06% +8.38% +29.56% 15:15
日経500平均
3,013.66 -5.00 -0.17% +4.03% +29.90% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,283.85 -6.65 -0.29% +5.65% +25.56% 15:00
日経300指数
482.83 -1.73 -0.36% +6.11% +25.30% 15:15
東証REIT指数
1,859.96 -2.58 -0.14% -0.58% -2.43% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,151.36 -3.12 -0.27% +7.31% +29.52% 15:00
東証マザーズ指数
858.34 +5.97 +0.70% +14.82% +39.49% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,635.33 +3.57 +0.14% +3.87% +24.20% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,388.11 -8.43 -0.35% +3.67% +22.57% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,297.00 -9.17 -0.40% +5.96% +22.63% 15:00
中国 上海総合指数
3,240.37 -15.44 -0.47% -1.31% -2.26% 17:29
中国 上海A株指数
3,396.84 -16.28 -0.48% -1.31% -2.24% 17:29
中国 深センA株指数
2,176.57 -1.11 -0.05% +2.44% -3.61% 16:00
中国 深セン成分指数
11,305.36 +31.31 +0.28% +1.93% -9.46% 16:00
中国 上海B株指数
271.53 -0.53 -0.19% -6.07% -10.16% 17:29
中国 深センB株指数
1,142.39 +3.86 +0.34% -2.56% -1.30% 16:00
中国 上海50A株指数
2,547.25 -13.27 -0.52% -3.27% -12.91% 17:29
中国 上海180A株指数
8,278.42 -40.18 -0.48% -2.11% -9.00% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,738.02 -13.06 -0.47% -1.31% -2.25% 17:29
中国 創業板指数
2,271.42 +6.24 +0.28% -0.31% -16.19% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,924.24 -6.67 -0.17% -0.51% -9.38% 16:00
中国 深セン総合指数
2,080.44 -1.05 -0.05% +2.43% -3.61% 16:00
日経平均
現在値 33,388.91↑ (23/06/20 15:15)
前日比 +18.49 (+0.06%)
始値 33,269.57 (09:00) 前日終値 33,370.42 (23/06/19)
高値 33,474.74 (10:27) 年初来高値 33,772.89 (23/06/19)
安値 33,089.02 (11:28) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は反発、ソフトバンクGとファーストリテが2銘柄で約72円分押し上げ15:53 配信フィスコ
20日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり69銘柄、値下がり154銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は反発。19日の米株式市場はジューンティーンスの祝日に伴い休場。欧州株式市場では独DAXが-0.95%、英FTSE100が-0.70%、仏CAC40が-1.00%と全般下落。期待された中国の景気刺激策が発表されなかったことに伴う失望感や利上げ長期化観測の高まりが重しになった。欧州株安を受けて日経平均は100.85円安からスタート。手掛かり材料難のなか、為替の円安進行を支えに前日終値を挟んだ一進一退が続いていたが、前場中ごろから円安が一服するに伴い、下げ足を速め、一時33089.02円(281.40円安)まで下落。中国人民銀行が最優遇貸出金利を引き下げたことが景況感の悪化を想起させ売りを誘発したとの指摘が聞かれた。一方、後場は再び円安が進むなか緩やかに下げ幅を縮め、大引けにかけては買い戻しが強まり、日経平均はプラス圏に浮上して終えた。
大引けの日経平均は前日比18.49円高の33388.91円となった。東証プライム市場の売買高は13億1827万株、売買代金は3兆8953億円だった。セクターでは卸売、金属製品、海運が上昇率上位に並んだ一方、保険、鉄鋼、電気・ガスが下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の42%、対して値下がり銘柄は53%だった。
値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となり1銘柄で日経平均を約37円押し上げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、アドバンテ<6857>、東エレク<8035>、三菱商事<8058>、中外薬<4519>、三井物産<8031>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはKDDI<9433>となり1銘柄で日経平均を約16円押し下げた。同2位はリクルートHD<6098>となり、東京海上<8766>、NTTデータ<9613>、アステラス製薬<4503>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 33388.91(+18.49)
値上がり銘柄数 69(寄与度+180.06)
値下がり銘柄数 154(寄与度-161.57)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 6691 185 +37.62
<9983> ファーストリテ 37020 340 +34.57
<6857> アドバンテス 19650 450 +30.50
<8035> 東エレク 20000 100 +10.17
<8058> 三菱商事 7200 258 +8.74
<4519> 中外薬 4300 63 +6.40
<8031> 三井物産 5748 184 +6.24
<6762> TDK 5624 46 +4.68
<2801> キッコマン 8563 109 +3.69
<7751> キヤノン 3878 71 +3.61
<8001> 伊藤忠 5712 92 +3.12
<6758> ソニーG 13735 65 +2.20
<6723> ルネサス 2688 63 +2.13
<4543> テルモ 4719 15 +2.03
<4523> エーザイ 9630 53 +1.80
<7735> スクリーンHD 16010 235 +1.59
<8002> 丸紅 2505.5 46 +1.56
<8053> 住友商 3103 44 +1.49
<8015> 豊田通商 7152 43 +1.46
<6103> オークマ 7584 207 +1.40
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9433> KDDI 4379 -81 -16.47
<6098> リクルートHD 4755 -150 -15.25
<8766> 東京海上 3226 -173 -8.79
<9613> NTTデータ 2080 -43.5 -7.37
<4503> アステラス薬 2232 -42 -7.12
<6954> ファナック 5205 -41 -6.95
<6367> ダイキン工 29345 -185 -6.27
<4911> 資生堂 6904 -134 -4.54
<4901> 富士フイルム 8636 -131 -4.44
<6645> オムロン 8919 -96 -3.25
<9766> コナミG 7545 -93 -3.15
<7832> バンナムHD 3448 -31 -3.15
<4704> トレンド 7318 -90 -3.05
<7741> HOYA 17300 -155 -2.63
<8725> MS&AD 5006 -254 -2.58
<8630> SOMPO 6167 -348 -2.36
<4568> 第一三共 4737 -21 -2.13
<7267> ホンダ 4364 -31 -2.10
<4021> 日産化 6263 -60 -2.03
<6594> ニデック 7941 -75 -2.03
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,283.85↑ (23/06/20 15:00)
前日比 -6.65 (-0.29%)
始値 2,282.16 (09:00) 前日終値 2,290.50 (23/06/19)
高値 2,286.67 (10:27) 年初来高値 2,309.31 (23/06/15)
安値 2,268.94 (12:30) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:保険業が下落率トップ15:37 配信フィスコ
保険業が下落率トップ。そのほか鉄鋼、電力・ガス業、証券業、銀行業なども下落。一方、卸売業が上昇率トップ。そのほか金属製品、海運業、空運業、小売業なども上昇。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 卸売業 / 3,247.4 / 2.06
2. 金属製品 / 1,244.98 / 0.47
3. 海運業 / 1,089.97 / 0.30
4. 空運業 / 252.36 / 0.22
5. 小売業 / 1,549.57 / 0.15
6. 電気機器 / 4,184.68 / 0.05
7. 精密機器 / 11,184.01 / -0.10
8. 食料品 / 2,058.91 / -0.14
9. その他製品 / 4,166.41 / -0.18
10. 倉庫・運輸関連業 / 2,406.09 / -0.20
11. 機械 / 2,725.41 / -0.22
12. 不動産業 / 1,555.66 / -0.23
13. 陸運業 / 2,067.93 / -0.32
14. 医薬品 / 3,746.06 / -0.40
15. ガラス・土石製品 / 1,206.01 / -0.44
16. 水産・農林業 / 503.96 / -0.44
17. 輸送用機器 / 3,823.69 / -0.46
18. 情報・通信業 / 5,266.64 / -0.46
19. その他金融業 / 801.06 / -0.49
20. 建設業 / 1,364.22 / -0.54
21. 化学工業 / 2,361.43 / -0.69
22. 繊維業 / 667.64 / -0.72
23. 非鉄金属 / 1,109.29 / -0.75
24. 鉱業 / 463.51 / -0.78
25. ゴム製品 / 4,153.61 / -0.80
26. 石油・石炭製品 / 1,121.37 / -0.81
27. パルプ・紙 / 478.73 / -0.92
28. サービス業 / 2,670.57 / -1.04
29. 銀行業 / 209.35 / -1.07
30. 証券業 / 394.58 / -1.17
31. 電力・ガス業 / 423.63 / -1.18
32. 鉄鋼 / 642.89 / -1.40
33. 保険業 / 1,518.48 / -3.84
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 20,779.45↑ (23/06/20 15:00)
前日比 -74.54 (-0.36%)
始値 20,777.83 (09:00) 前日終値 20,853.99 (23/06/19)
高値 20,820.58 (10:27) 年初来高値 21,029.39 (23/06/19)
安値 20,641.34 (12:30) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,175.28↑ (23/06/20 15:00)
前日比 -3.42 (-0.29%)
始値 1,173.82 (09:00) 前日終値 1,178.70 (23/06/19)
高値 1,176.68 (10:28) 年初来高値 1,188.40 (23/06/15)
安値 1,167.80 (11:28) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,113.98↑ (23/06/20 15:00)
前日比 +3.65 (+0.33%)
始値 1,108.74 (09:00) 前日終値 1,110.33 (23/06/19)
高値 1,113.98 (15:00) 年初来高値 1,112.01 (23/06/19)
安値 1,107.49 (09:33) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 1,084.99↑ (23/06/20 15:00)
前日比 +6.67 (+0.62%)
始値 1,078.23 (09:00) 前日終値 1,078.32 (23/06/19)
高値 1,084.99 (15:00) 年初来高値 1,085.36 (23/06/19)
安値 1,066.66 (09:33) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は続伸、引き続き個別材料株などに物色向かう/グロース市況16:37 配信フィスコ
東証グロース市場指数:1084.99 (+6.67)
出来高:1億5518万株
売買代金:2862億円
東証マザーズ指数:858.34 (+5.97)
出来高:1億2473万株
売買代金:2675億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって続伸、値上がり銘柄数は279、値下り銘柄数は215、変わらずは30。本日のグロース市場は売り買いが交錯する展開となった。19日の米国株式市場はジューンティーンスの祝日のため休場。ロンドン株式市場でFTSE100種総合株価指数は6営業日ぶりに反落、中国景気が勢いを失うとの懸念が強いなか非鉄金属相場の下落で資源セクターに売りが出た。また、ドイツ株価指数(DAX)も下落して欧州市場は軟調に推移した。連休明けの米株市場の動向を警戒する動きが優勢となりそうななか、本日の東証グロ-ス指数は続伸した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落スタート後、マイナス圏での軟調もみ合い展開となった。後場からは買い優勢の展開となりじりじりと下げ幅を縮小してプラス圏に浮上、結果的に高値引けとなった。直近の上昇に対する利食い売りが広がった一方で、引き続き出遅れ感の強い新興株に幕間つなぎの物色が継続したようだ。ただ、連休明けの米株市場の動向を警戒する動きもあり、上げ幅は限定的だった。値上がり銘柄数は279で値下り銘柄数よりも多く出来高や売買代金も堅調に推移、時価総額上位銘柄は強弱まちまちだったが、個別材料株や人気のテーマ株には物色が向かっていた。東証グロース市場Core指数が0.70%高、東証マザーズ指数は0.70%高となった。個別では、会話型AI開発企業「miibo」と「miibo partner」でのパートーナーシップ契約を締結したエーアイ<4388>が28%高のストップ高で値上がり率トップに、人工知能(AI)関連銘柄として物色が向かったデータセクション<3905>が24%高のストップ高となった。また、7月20日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したピアズ<7066>が10%高となった。時価総額上位銘柄では、M&A総研<9552>やJTOWER<4485>などが堅調に推移、値上がり率上位には、マーキュリーRI<5025>、Globee<5575>などが顔を出した。一方、前日まで大幅に上昇していたファンデリー<3137>が利食い売り優勢から8%安で値下がり率トップに、東証による信用取引規制を嫌気されたティムス<4891>が6%安となった。また、23年9月期業績予想の下方修正を発表したデコルテホールディングス<7372>が4%安となった。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やフリー<4478>などが軟調に推移、値下り率上位には、BTM<5247>、GA TECH<3491>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、M&A総研、JTOWER、ispace<9348>などが上昇した。
マザーズ指数
現在値 858.34↑ (23/06/20 15:00)
前日比 +5.97 (+0.70%)
始値 852.36 (09:00) 前日終値 852.37 (23/06/19)
高値 858.34 (15:00) 年初来高値 858.56 (23/06/19)
安値 842.26 (09:33) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,859.96↑ (23/06/20 15:00)
前日比 -2.58 (-0.14%)
始値 1,857.82 (09:00) 前日終値 1,862.54 (23/06/19)
高値 1,859.96 (15:00) 年初来高値 1,895.14 (23/01/04)
安値 1,848.44 (11:10) 年初来安値 1,746.05 (23/03/20)
日経平均VI
現在値 20.09↓ (23/06/20 15:20)
前日比 -0.44 (-2.14%)
始値 20.34 (09:00) 前日終値 20.53 (23/06/19)
高値 20.51 (10:56) 年初来高値 23.45 (23/06/08)
安値 19.97 (09:35) 年初来安値 14.63 (23/02/16)
日経VI:低下、株価の下値堅く警戒感は後退16:05 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は20日、前日比-0.44(低下率2.14%)の20.09と低下した。なお、高値は20.51、安値は19.97。昨日の欧州株安を受け、今日の日経225先物は下落して始まった。東京市場は引き続き高値警戒感が強く、今日は取引開始時点で株価が下落したことから警戒感がやや緩み、日経VIは 低下して始まった。取引開始後、日経225先物は概ねマイナス圏で推移し、高値警戒感が後退した一方、日経225先物が下値の堅い展開となったことから、株価急落への警戒感も高まらず、今日はボラティリティーの高まりを警戒するムードは後退し、日経VIは終日、昨日の終値を下回って推移した。
日経平均先物
現在値 33,320.00↓ (23/06/20 06:00)
前日比 -90.00 (-0.27%)
高値 33,550.00 (16:34) 始値 33,450.00 (16:30)
安値 33,240.00 (23:02) 前日終値 33,410.00 (23/06/19)
TOPIX先物
現在値 2,286.50↓ (23/06/20 06:00)
前日比 -4.00 (-0.17%)
高値 2,300.00 (16:36) 始値 2,295.50 (16:30)
安値 2,284.00 (23:02) 前日終値 2,290.50 (23/06/19)
JPX日経400先物
現在値 20,835.00↑ (23/06/20 06:00)
前日比 -35.00 (-0.17%)
高値 20,940.00 (16:38) 始値 20,885.00 (16:30)
安値 20,795.00 (23:02) 前日終値 20,870.00 (23/06/19)
東証マザーズ指数先物
現在値 855.00↑ (23/06/20 06:00)
前日比 +1.00 (+0.12%)
高値 861.00 (16:32) 始値 859.00 (16:30)
安値 849.00 (22:39) 前日終値 854.00 (23/06/19)
NYダウ先物 円建
現在値 34,383.00↓ (23/06/20 06:00)
前日比 -128.00 (-0.37%)
高値 34,538.00 (16:31) 始値 34,538.00 (16:31)
安値 34,370.00 (23:19) 前日終値 34,511.00 (23/06/19)
CME日経平均先物 円建
現在値 33,330.00 (23/06/19 11:59 CST)
前日比 -345.00 (-1.02%)
高値 33,810.00 始値 33,710.00
安値 33,175.00 前日終値 33,675.00 (23/06/16)
SGX日経平均先物
現在値 33,320.00↑ (23/06/20 04:59 SGT)
前日比 -90.00 (-0.27%)
高値 33,545.00 始値 33,400.00
安値 33,245.00 前日終値 33,410.00 (23/06/19)
長期国債先物
現在値 148.330↓ (23/06/20 05:54)
前日比 -0.100 (-0.07%)
高値 148.490 (15:57) 始値 148.470 (15:30)
安値 148.330 (00:40) 前日終値 148.430 (23/06/19)
20日の日本国債市場概況:債券先物は148円53銭で終了16:54 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年9月限
寄付148円36銭 高値148円69銭 安値148円36銭 引け148円53銭
売買高総計16117枚
2年 449回 -0.068%
5年 158回 0.072%
10年 370回 0.384%
20年 184回 0.969%
債券先物9月限は、148円36銭で取引を開始。前日の欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのタカ派的な発言による金利上昇にともない売り先行となったが、まもなく日銀の金融政策の現状維持を受けた買いが急速に強まり、148円69銭まで上げた。現物債の取引では、2年債と5年債が売られ、10年債と20年債が買われた。
<米国債概況>
2年債は4.71%、10年債は3.78%、30年債は3.87%近辺で推移。
債券利回りはやや上昇。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.48%、英国債は4.46%、オーストラリア10年債は4.02%、NZ10年債は4.43%。(気配値)
日本国債3年
年利回り -0.049 (23/06/20 02:05)
前日比 -0.001
日本国債5年
年利回り 0.077 (23/06/20 02:05)
前日比 +0.001
日本国債10年
年利回り 0.394 (23/06/20 02:05)
前日比 -0.002
アジア株式市場サマリー:引け(20日) 2023年6月20日5:59 午後
中国・香港株式市場は続落して取引を終えた。中国が指標貸出金利を予想ほど引き下
げなかったことや、米国務長官の訪中で米中関係改善の兆しがほとんど示されなかったこ
とが嫌気され、不動産株やハイテク株が売られた。
中国人民銀行(中央銀行)は20日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ロ
ーンプライムレート、LPR)の1年物と5年物を10カ月ぶりに引き下げた。
ロイター調査では市場関係者32人全員が両LPRの引き下げを予想した。ただ、5
年物LPRの引き下げ幅は予想よりも小さかった。
ハンセン本土不動産指数は3.8%下落と、1カ月ぶりの大幅安。中国上場
のデベロッパー株は1.9%下落した。
米中競争の矢面に立たされているテクノロジー株は下落。ハンセン・テック指数<.HS
TECH>は2.5%安と、過去6週間で最大の下げを記録した。
地政学的な緊張が背景にCSI防衛指数は3.6%上昇した。
中国の観光株、ホテル株も下落。22日からドラゴンボー
ト・フェスティバルが始まるが、消費者信頼感の弱さが浮き彫りになった。
ソウル株式市場は続落。中国の景気刺激策が投資家の期待に届かなかった。ただ大手
半導体メーカー株が、株価指数の下げ幅を抑えた。
中国人民銀行(中央銀行)はこの日、政策金利を10カ月ぶりに引き下げた。失速す
る景気回復の持ち直しを図る。
大新証券のアナリストは「中国の経済成長刺激策は市場の予想より若干弱い内容と受
け止められ、投資家が失望した」と指摘した。
主要銘柄のうち、半導体大手のサムスン電子は0.28%高、同業SKハイニックス
は1.13%高。
電気自動車の販売促進に向けた長期投資計画を発表した現代自動車は0
.70%安。
シドニー株式市場は7営業日続伸。発表されたオーストラリア準備銀行(RBA、中
央銀行)の6月会合の議事要旨で、利上げが「微妙なバランス」で決まったことが示され
、RBAがタカ派姿勢を緩める可能性を投資家が見込んだ。
S&P/ASX200指数は終値ベースで4月20日以来の高値で取引を終えた。
マーカストゥデー・フィナンシャル・ニュースレターのシニアアナリスト兼ポートフ
ォリオマネジャー、ヘンリー・ジェニングス氏は「きょうの声明から考えれば、RBAが
積極姿勢を弱め、7月に利上げ停止すら行う可能性はかなりある」と語った。
銀行株指数は7週間ぶり高値を付け1.2%高。4大銀行は0.8ー1.7
%高。
前日に下げた鉱業株指数は反発し、1%高。
エネルギー株指数は1.9%上昇し、3月8日以来の高値を付けた。
ウッドサイド・エナジーは2.2%上伸。同社はメキシコ湾の深海石油事業
の開発進行を承認したと発表した。
一方、産金株指数は0.2%安。金価格はボックス圏で推移した。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3240.3648 - 15.4409 - 0.47 3252.5435 3252.8435 3237.7857
前営業日終値 3255.8057
中国 CSI300指数 3924.238 -6.670 -0.17 3926.094 3937.495 3918.473
前営業日終値 3930.908
香港 ハンセン指数 19607.08 -305.81 -1.54 19863.86 19863.86 19504.63
前営業日終値 19912.89
香港 ハンセン中国株指数 6654.94 -121.61 -1.79 6758.63 6758.63 6614.78
前営業日終値 6776.55
韓国 総合株価指数 2604.91 -4.59 -0.18 2602.83 2610.03 2596.82
前営業日終値 2609.50
台湾 加権指数 17184.91 -89.65 -0.52 17233.80 17247.16 17121.59
前営業日終値 17274.56
豪 S&P/ASX指数 7357.80 +62.90 +0.86 7294.90 7368.40 7294.90
前営業日終値 7294.90
シンガポール ST指数 3220.23 -20.94 -0.65 3237.99 3246.19 3218.46
前営業日終値 3241.17
マレーシア 総合株価指数 1388.33 +1.00 +0.07 1387.24 1388.75 1383.86
前営業日終値 1387.33
インドネシア 総合株価指数 6660.455 -25.604 -0.38 6686.059 6692.441 6626.15
前営業日終値 6686.059
フィリピン 総合株価指数 6448.90 -1.44 -0.02 6434.03 6448.90 6410.33
前営業日終値 6450.34
ベトナム VN指数 1111.72 +6.32 +0.57 1105.40 1111.72 1102.58
前営業日終値 1105.40
タイ SET指数 1537.59 -19.33 -1.24 1545.43 1550.46 1532.96
前営業日終値 1556.92
インド SENSEX指数 63327.70 +159.40 +0.25 63176.77 63440.19 62801.91
前営業日終値 63168.30
インド NSE指数 18816.70 +61.25 +0.33 18752.35 18839.70 18660.65
前営業日終値 18755.45
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド▲0.33%11,789.37+38.62H:0.00L:0.0006/20
中国 上海B株▼0.19%271.53-0.53H:272.40L:270.8206/20
中国 上海A株▼0.48%3,396.83-16.29H:3,410.00L:3,394.1206/20
中国 深セン成分▲0.28%11,305.35+31.30H:11,338.15L:11,248.1406/20
中国 深センB株▲0.34%1,142.39+3.86H:1,142.39L:1,137.7406/20
中国 深センA株▼0.05%2,176.57-1.11H:2,183.72L:2,169.1706/20
[CFD] HangSeng サンデー19,535.80指数比:-71▼0.36%H:19,930L:19,48521:28
香港 レッドチップ指数▼1.46%3,780.22-55.90H:3,830.68L:3,760.7516:59
20日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で続落、不動産株に売り17:25 配信フィスコ
20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比15.44ポイント(0.47%)安の3240.37ポイントと続落した。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国景気の先行き不安、人民元安の再進行などを不安視した。中国人民銀行(中央銀行)は20日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を4日ぶりに元安設定。上海外国市場では人民元安・米ドル高が急速に進み、昨年11月以来の水準で推移している。資金流出も警戒された。金融緩和期待もやや後退。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、中国の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」について、5年物LPRを4.30→4.20%、1年物LPRを3.65→3.55%に引き下げると発表したが、市場では、不動産ローンなど中長期融資の基準となる5年物LPRは4.15%にまで低下するとの観測も流れていた。もっとも、下値は限定的。「中国当局は景気刺激策の拡大に舵を切った」との見方は根強く、財政政策などに対する期待は依然続いている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、不動産の下げが目立つ。信達地産(600657/SH)が3.8%安、新城控股集団(601155/SH)が2.8%安、華遠地産(600743/SH)が2.5%安、保利地産(600048/SH)が2.1%安で引けた。
保険・銀行株もさえない。中国太平洋保険(601601/SH)が2.2%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.4%安、中国平安保険(601318/SH)が1.3%安、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.6%安、中信銀行(601998/SH)が1.3%安と値を下げた。
が2.2%、中国石油天然気(601857/SH)が2.0%、中国中煤能源(601898/SH)が2.0%ずつ下落する。素材株、医薬品株、公益株、運輸株、半導体株なども売られた。
半面、軍事関連株は物色される。航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)がストップ高(10.0%)、航空宇宙製品の江西洪都航空工業(600316/SH)が3.2%高、航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が2.9%高、航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が2.7%高、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が2.2%高で取引を終えた。自動車株、ソフトウエア株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.53ポイント(0.19%)安の271.53ポイント、深センB株指数が3.86ポイント(0.34%)高の1142.39ポイントで終了した。
20日の香港市場概況:ハンセン1.5%安で続落、不動産セクターに売り18:00 配信フィスコ
20日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比305.81ポイント(1.54%)安の19607.08ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が121.61ポイント(1.79%)安の6654.94ポイントとそろって続落した。売買代金は944億3950万香港ドルに低迷している(19日は1029億9150万香港ドル)。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。5月の経済指標が総じて弱い内容となるなか、証券ブローカー各社が中国の2023年GDP成長見通しをそろって引き下げたことが引き続き売り材料視された。金融緩和に対する期待感もやや後退。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、中国の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」について、5年物LPRを4.30→4.20%、1年物LPRを3.65→3.55%に引き下げると発表したが、市場では、不動産ローンなど中長期融資の基準となる5年物LPRは4.15%にまで低下するとの観測も流れていた。指数は中盤から下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、デベロッパーや管理サービスなど本土不動産の下げが目立つ。碧桂園HD(2007/HK)が6.8%安、龍湖集団HD(960/HK)が4.9%安、碧桂園服務HD(6098/HK)が7.0%安で引けた。ブローカー各社は中国不動産業の先行きを悲観している。野村は最新リポートで、中国の不動産セクターが新たな「下降スパイラル」に陥る可能性があるとの見解を示した。LPRの引き下げに続き、一段の金融緩和が実施される可能性があるものの、そのポジティブ効果は限定的とみている。ほか、モルガン・スタンレー(MS)は中国住宅の販売低迷が続いていると指摘した。そのほか、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が17.0%安。同社経営陣が示した収益ガイダンスに対し、一部のブローカーは懐疑的な見方を示した。
ゼネコンやセメントのインフラ建設セクターも急落。中国鉄建(1186/HK)が4.9%安、中国交通建設(1800/HK)が4.2%安、中国中鉄(390/HK)が3.3%安、中国建材(3323/HK)が3.6%安、安徽海螺水泥(914/HK)が3.0%安と値を下げた。
スポーツ用品や家電の消費セクターもさえない。中国動向(3818/HK)が6.2%、李寧(2331/HK)が2.4%、安踏体育用品(2020/HK)が2.0%、創維集団(751/HK)が3.5%、TCL電子HD(1070/HK)が3.0%ずつ下落した。
半面、マカオのカジノ関連は高い。新濠国際発展(200/HK)が4.8%、永利澳門(1128/HK)が2.6%、美高梅中国HD(2282/HK)が2.1%、澳門博彩HD(880/HK)が1.7%ずつ上昇した。業績の改善期待が強まる。マカオ政府が19日発表した最新統計によると、今年5月の入境旅客は延べ221万3807人に達し、前年同月の3.7倍に急拡大した。
一方、本土市場も続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.47%安の3240.37ポイントで取引を終了した。不動産株が安い。金融株、エネルギー株、材株、医薬品株、公益株、運輸株、半導体株なども売られた。半面、軍事関連株は高い。自動車株、ソフトウエア株も買われた。