東京マーケット・サマリー・最終(23日) 2023年10月23日午後 6:28
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円
ユーロ/ドル
ユーロ/円
午後5時現在
149.89/149.93
1.0596/1.0600
158.86/158.87
NY午後5時
149.84/149.87
1.0594/1.0595
158.72/158.76
午後5時のドル/円は、前日NY午後5時と比べて同水準の149円後半で推移している。中東情勢の緊張緩和期待や中国景気の回復観測などを背景に米金利が上昇し、ドルは底堅い展開となった。
<株式市場>
終値
前日比
寄り付き
安値/高値
日経平均
30999.55
-259.81
31151.98
30,974.26─31,177.41
TOPIX
2238.81
-16.84
2246.06
2,238.81─2,253.32
プライム市場指数
1152.18
-8.67
1156.29
1,152.18─1,159.64
スタンダード市場指数
1092.53
-12.56
1101.62
1,092.29─1,104.13
グロース市場指数
817.15
-23.97
836.26
815.41─841.28
マザース総合
635.40
-21.90
653.54
633.80─656.95
東証出来高(万株)
116406
東証売買代金(億円)
28792.01
東京株式市場で日経平均は、前営業日比259円81銭安の3万0999円55銭と、3日続落して取引を終えた。終値で3万1000円を下回るのは10月6日以来。軟調だった前週末の米株市場の流れを引き継いだほか、米長期金利の動向や中東情勢など外部環境の不透明感、アジア株のさえない動きも相場の重しとなった。東証プライム市場の売買代金は8月29日以来、約2カ月ぶりに3兆円を割り込んだ。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが265銘柄(15%)、値下がりは1357銘柄(81%)、変わらずは37銘柄(2%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース)
-0.012
ユーロ円金先(23年12月限)
───
3カ月物TB
───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.012%になった。前営業日(マイナス0.010)から低下した。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年12月限
144.46
(-0.18)
安値─高値
144.40─144.53
10年長期金利(日本相互証券引け値)
0.860%
(+0.025)
安値─高値
0.860─0.855%
国債先物中心限月12月限は、前営業日比18銭安の144円46銭と反落して取引を終えた。日銀の早期政策修正観測や米金利の上昇が相場を圧迫した。新発10年国債利回り(長期金利)は同2.5ベーシスポイント(bp)上昇の0.860%と、2013年7月以来10年3カ月ぶり高水準をつけた。引け値も0.860%。
<スワップ市場・気配>
2年物
0.36─0.26
3年物
0.49─0.39
4年物
0.61─0.51
5年物
0.71─0.61
7年物
0.92─0.82
10年物
1.18─1.08
日経平均は259円安と大幅に3日続落、2週間ぶり3万1000円割れ=23日後場2023/10/23 15:21
23日後場の日経平均株価は前週末比259円81銭安の3万999円55銭と大幅に3営業日続落。終値で心理的なフシ目となる3万1000円を割り込むのは6日以来、約2週間ぶり。朝方は、前週末の米国株式市場で長期金利の高止まりや中東情勢の緊迫化を背景に主要株価指数が下落した流れを受け、売りが先行した。「日銀で長短金利操作の再修正論が浮上してきた」との一部報道も重しとなった。時間外取引での米株価指数先物高を支えに日経平均は持ち直す場面もあったが、次第に軟化し、後場中盤には3万974円26銭(前週末比285円10銭安)まで下落した。その後、再度下げ渋ったが、買いは続かず、大引けにかけて安値圏に押し戻された。
日経平均マイナス寄与度では、ファーストリテ<9983>の53円弱を筆頭にアドバンテスト<6857>が34円弱、ソフバンG<9984>が25円弱と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、石油石炭製品、鉱業、鉄鋼、卸売など30業種が値下がりし、医薬品、水産・農林、食料品の3業種が値上がりした。東証プライム銘柄の81.8%が下落した。
東証プライムの出来高は11億6406万株、売買代金は2兆8792億円。騰落銘柄数は値上がり265銘柄、値下がり1357銘柄、変わらず37銘柄。
市場からは「日経平均3万1000円割れで押し目買いを誘ったが、短期筋の先物売買で揺れている感じだ。中東情勢は先行き不透明で、主要企業の決算や、来週の日米金融政策決定会合を控え、基本的に様子見ムードだ」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、ENEOS<5020>、コスモエネH<5021>、出光興産<5019>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が軟調。日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、三井物産<8031>、住友商<8053>、丸紅<8002>などの卸売株も安い。ダイキン<6367>、コマツ<6301>、SMC<6273>などの機械株や、商船三井<9104>、郵船<9101>、ユナイテド海<9110>などの海運株も値を下げた。板硝子<5202>、住友大阪<5232>、TOTO<5332>などのガラス土石株もさえず、ファナック<6954>、村田製<6981>、キーエンス<6861>などの電機株も売られた。
半面、第一三共<4568>、アステラス薬<4503>、サワイGHD<4887>などの医薬品株が上昇。ニッスイ<1332>、マルハニチロ<1333>などの水産・農林株や、東洋水産<2875>、コカコーラ<2579>、山パン<2212>などの食料品株も高い。
個別では、霞ヶ関キャピタル<3498>、アルインコ<5933>、アンビス<7071>などが値下がり率上位。半面、物語コーポ<3097>、三信電気<8150>、ジンズHD<3046>などの上げが目立った。
提供:ウエルスアドバイザー社
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,745.67 -12.43 -0.71% -5.77% +19.43% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,500.11 -10.99 -0.73% -5.65% +21.03% 15:00
日経平均株価
30,999.55 -259.81 -0.83% -4.33% +15.28% 15:15
日経500平均
2,782.84 -22.26 -0.79% -4.67% +11.67% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,238.81 -16.84 -0.75% -5.78% +18.96% 15:00
日経300指数
474.39 -3.45 -0.72% -5.97% +19.41% 15:15
東証REIT指数
1,809.19 -13.44 -0.74% -2.94% -2.88% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,126.15 -8.15 -0.72% -5.32% +24.81% 15:00
東証マザーズ指数
635.40 -21.90 -3.33% -12.55% -12.25% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,594.17 -30.49 -1.16% -5.89% +14.19% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,354.41 -15.61 -0.66% -6.06% +15.91% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,242.09 -16.77 -0.74% -6.16% +15.72% 15:00
中国 上海総合指数
2,939.29 -43.77 -1.47% -6.17% -3.28% 17:29
中国 上海A株指数
3,081.78 -45.84 -1.47% -6.16% -3.23% 17:29
中国 深センA株指数
1,858.67 -35.33 -1.87% -7.15% -9.67% 16:00
中国 深セン成分指数
9,425.98 -144.38 -1.51% -7.40% -13.67% 16:00
中国 上海B株指数
219.01 -4.05 -1.82% -6.55% -25.31% 17:29
中国 深センB株指数
1,023.27 -12.58 -1.21% -8.59% -9.89% 16:00
中国 上海50A株指数
2,369.93 -19.28 -0.81% -7.10% -4.72% 17:29
中国 上海180A株指数
7,550.92 -89.94 -1.18% -6.84% -4.53% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,484.06 -36.98 -1.47% -6.16% -3.24% 17:29
中国 創業板指数
1,864.91 -32.04 -1.69% -7.37% -22.14% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,474.24 -36.35 -1.04% -7.08% -7.18% 16:00
中国 深セン総合指数
1,776.71 -33.75 -1.86% -7.15% -9.67% 16:00
日経平均
現在値 30,999.55↑ (23/10/23 15:15)
前日比 -259.81 (-0.83%)
始値 31,151.98 (09:00) 前日終値 31,259.36 (23/10/20)
高値 31,177.41 (09:12) 年初来高値 33,772.89 (23/06/19)
安値 30,974.26 (13:40) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は3日続落、ファーストリテとアドバンテスの2銘柄で約86円押し下げ16:27 配信フィスコ
23日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり48銘柄、値下がり175銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は3営業日続落。前週末20日の米国株式市場のダウ平均は286.89ドル安(-0.86%)、ナスダック総合指数は202.37ポイント安(-1.53%)、S&P500は53.84ポイント安(-1.26%)とそれぞれ続落。イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地上侵攻が迫り、中東情勢の一段の悪化を警戒した売りに続落となった。また、下院議長選で第3回投票でも決定ができず、政局混乱への懸念も売り材料となった。主要株式指数がそろって下落した米株市場を横目に、日経平均は前週末比107.38円安の31151.98円と3営業日続落でスタート。前週末の米株安を引き継いだほか、中東情勢の緊迫化や米財政運営の先行き不透明感などが依然として払しょくできておらず、買い進む動きは乏しかった。また、米長期金利の上昇はやや一服しているものの依然として高水準を維持するなか、米国及び国内で企業の決算発表を控えていることもあり、様子見姿勢が強まった。そのほか、アジア市況で上海総合指数が前週末に付けた年初来安値を下回っており、本日も軟調に推移したことが重しとなった。終値は節目の31000円を下回っており、引け味の悪い印象を残して本日の取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比259.81円安の30999.55円となった。東証プライム市場の売買高は11億6406万株、売買代金は2兆8792億円だった。セクターでは、石油・石炭製品、鉱業、鉄鋼が下落率上位に並んでいる一方で、医薬品、水産・農林業、食料品が上昇率上位に並んでいる。東証プライム市場の値上がり銘柄は16%、対して値下がり銘柄は82%となっている。
値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はアドバンテス<6857>となり、2銘柄で日経平均を約86円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは大平洋金属<5541>で4.83%安、同2位はENEOS<5020>で3.01%安だった。
一方、値上がり寄与トップは第一三共<4568>、同2位はアステラス薬<4503>となり、2銘柄で日経平均を約20円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは資生堂<4911>で3.29%高、同2位は第一三共で2.93%高だった。
*15:00現在
日経平均株価 30999.55(-259.81)
値上がり銘柄数 48(寄与度+41.07)
値下がり銘柄数 175(寄与度-300.88)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4568> 第一三共 4215 120 +11.99
<4503> アステラス薬 1933.5 51.5 +8.57
<4911> 資生堂 4866 155 +5.16
<9433> KDDI 4465 13 +2.60
<2801> キッコマン 8284 56 +1.86
<4452> 花王 5487 43 +1.43
<4578> 大塚HD 5013 33 +1.10
<4523> エーザイ 8117 32 +1.07
<2282> 日ハム 4321 48 +0.80
<9735> セコム 10110 20 +0.67
<2502> アサヒ 5300 19 +0.63
<9766> コナミG 8134 18 +0.60
<2002> 日清粉G 1825 14.5 +0.48
<1721> コムシスHD 3045 12 +0.40
<1332> ニッスイ 704.8 11.8 +0.39
<6473> ジェイテクト 1268 8.5 +0.28
<4704> トレンド 5605 8 +0.27
<6178> 日本郵政 1285.5 7 +0.23
<4042> 東ソー 1802 13.5 +0.22
<2914> JT 3429 6 +0.20
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 33310 -530 -52.95
<6857> アドバンテス 4132 -127 -33.83
<9984> ソフトバンクG 6130 -125 -24.98
<6367> ダイキン工 21595 -420 -13.99
<6954> ファナック 3777 -46 -7.66
<6098> リクルートHD 4425 -73 -7.29
<4063> 信越化 4255 -42 -6.99
<7733> オリンパス 1914 -51.5 -6.86
<2413> エムスリー 2333 -66.5 -5.31
<9613> NTTデータG 1737.5 -30.5 -5.08
<6861> キーエンス 53320 -1310 -4.36
<6273> SMC 68830 -1280 -4.26
<8031> 三井物産 5391 -127 -4.23
<8015> 豊田通商 7941 -120 -4.00
<7267> ホンダ 1612.5 -19.5 -3.90
<6758> ソニーG 12440 -115 -3.83
<6724> エプソン 2254 -55 -3.66
<6971> 京セラ 7270 -54 -3.60
<8058> 三菱商事 6852 -95 -3.16
<4901> 富士フイルム 8377 -93 -3.10
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,238.81↓ (23/10/23 15:00)
前日比 -16.84 (-0.75%)
始値 2,246.06 (09:00) 前日終値 2,255.65 (23/10/20)
高値 2,253.32 (10:51) 年初来高値 2,438.02 (23/09/15)
安値 2,238.81 (15:00) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:石油・石炭製品が下落率トップ15:37 配信フィスコ
石油・石炭製品が下落率トップ。そのほか鉱業、鉄鋼、卸売業、機械、海運業なども下落。一方、医薬品が上昇率トップ。そのほか水産・農林業、食料品も下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 医薬品 / 3,489.32 / 0.99
2. 水産・農林業 / 515.49 / 0.38
3. 食料品 / 2,067.76 / 0.22
4. 電力・ガス業 / 459.08 / -0.05
5. パルプ・紙 / 528.78 / -0.19
6. その他製品 / 4,024.62 / -0.38
7. 空運業 / 224.21 / -0.38
8. 化学工業 / 2,210.07 / -0.39
9. 小売業 / 1,516.88 / -0.49
10. 不動産業 / 1,644.26 / -0.54
11. 証券業 / 438.34 / -0.54
12. 輸送用機器 / 4,215.96 / -0.56
13. その他金融業 / 874.06 / -0.57
14. 建設業 / 1,456.95 / -0.59
15. 銀行業 / 256.89 / -0.66
16. 金属製品 / 1,208.29 / -0.75
17. 陸運業 / 1,971.26 / -0.76
18. 保険業 / 1,646.98 / -0.78
19. ゴム製品 / 4,134.83 / -0.84
20. 情報・通信業 / 5,060.97 / -0.85
21. サービス業 / 2,453.4 / -0.90
22. 倉庫・運輸関連業 / 2,413.93 / -0.93
23. 精密機器 / 9,418.08 / -0.95
24. 繊維業 / 633.19 / -1.00
25. 非鉄金属 / 1,041.88 / -1.07
26. 電気機器 / 3,731.79 / -1.13
27. ガラス・土石製品 / 1,181.43 / -1.15
28. 海運業 / 1,422.79 / -1.18
29. 機械 / 2,488.28 / -1.20
30. 卸売業 / 3,071.25 / -1.55
31. 鉄鋼 / 707.88 / -2.22
32. 鉱業 / 618.31 / -2.48
33. 石油・石炭製品 / 1,284.79 / -2.79
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 20,150.76↓ (23/10/23 15:00)
前日比 -156.19 (-0.77%)
始値 20,214.90 (09:00) 前日終値 20,306.95 (23/10/20)
高値 20,273.63 (11:02) 年初来高値 21,987.22 (23/09/15)
安値 20,150.76 (15:00) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,152.18↓ (23/10/23 15:00)
前日比 -8.67 (-0.75%)
始値 1,156.29 (09:00) 前日終値 1,160.85 (23/10/20)
高値 1,159.64 (10:51) 年初来高値 1,254.75 (23/09/15)
安値 1,152.18 (15:00) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,092.53↓ (23/10/23 15:00)
前日比 -12.56 (-1.14%)
始値 1,101.62 (09:00) 前日終値 1,105.09 (23/10/20)
高値 1,104.13 (09:16) 年初来高値 1,156.26 (23/09/27)
安値 1,092.29 (13:40) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 817.15↓ (23/10/23 15:00)
前日比 -23.97 (-2.85%)
始値 836.26 (09:00) 前日終値 841.12 (23/10/20)
高値 841.28 (09:10) 年初来高値 1,100.78 (23/06/21)
安値 815.41 (13:39) 年初来安値 825.34 (23/10/20)
東証グロ-ス指数は3日続落、後場にやや落ち着いたものの終日弱い動き/グロース市況16:46 配信フィスコ
東証グロース市場指数:817.15 (-23.97)
出来高:1億845万株
売買代金:1103億円
東証マザーズ指数:635.40 (-21.90)
出来高:8368万株
売買代金:1242億円
本日のグロース市場では、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって3営業日続落。値上がり銘柄数は81、値下り銘柄数は448、変わらずは13。本日のグロース市場は、後場にやや落ち着いたものの終日弱い動きに。20日の米国市場でダウ平均は286.89ドル安の33127.28ドル、ナスダックは202.37ポイント安の12983.81で取引を終了。金利先高観に伴う売りに寄り付き後、下落。イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地上侵攻が迫り、週末にかけて中東情勢の一段の悪化を警戒した売りに続落となった。さらに、下院議長選で第3回投票でも決定ができず、政局混乱への懸念も売り材料となり、終日軟調推移。金利低下にもかかわらずハイテクも売られ、終盤にかけ下げ幅を拡大し終了した。こうした米株市場の動きもあって、本日の東証グロ-ス指数は3営業日続落した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位銘柄中心に構成される東証グロース市場Core指数はどちらも売りが先行。東証グロース市場Core指数は寄り付き後に一時プラス圏を回復する場面も見られたが、買いは続かずその後は両指数とも下げ幅をじりじりと広げる展開に。後場にやや落ち着いたものの、終日弱い値動きに終始した。なお、東証マザーズ指数は3.33%安、東証グロース市場Core指数は2.91%安。個別では、カビ発生問題が嫌気されたベースフード<2936>が16.92%安で値下がり率トップに。また、23年12月期予想の下方修正を発表、一転して赤字に転落する見込みとなったmonoAI<5240>や23年9月期予想の下方修正を発表したエスユーエス<6554>も急落。売買代金上位銘柄では、カバー<5253>やサンウェルズ<9229>などが軟調に推移、その他値下り率上位には、日本リビング保証<7320>、INFORICH<9338>などが顔を出した。一方、DELTA-P<4598>が18.73%高で値上がり率トップに。また、真性多血症患者対象の第1相試験で被験者の組み入れが完了したと発表したペルセウス<4882>や同じく買い材料を発表したやGNI<2160>なども買われた。売買代金上位銘柄では、ispace<9348>やキャンバス<4575>などが堅調に推移、その他値上がり率上位には、ロジザード<4391>、ヒュウガプライマ<7133>などが顔を出した。
マザーズ指数
現在値 635.40↓ (23/10/23 15:00)
前日比 -21.90 (-3.33%)
始値 653.54 (09:00) 前日終値 657.30 (23/10/20)
高値 656.95 (09:08) 年初来高値 871.35 (23/06/21)
安値 633.80 (13:39) 年初来安値 643.92 (23/10/20)
東証REIT指数
現在値 1,809.19↓ (23/10/23 15:00)
前日比 -13.44 (-0.74%)
始値 1,826.01 (09:00) 前日終値 1,822.63 (23/10/20)
高値 1,829.49 (09:33) 年初来高値 1,921.80 (23/09/06)
安値 1,809.19 (15:00) 年初来安値 1,746.05 (23/03/20)
日経平均VI
現在値 23.52↑ (23/10/23 15:20)
前日比 +0.32 (+1.38%)
始値 23.42 (09:00) 前日終値 23.20 (23/10/20)
高値 23.87 (13:40) 年初来高値 23.45 (23/06/08)
安値 23.30 (09:03) 年初来安値 14.63 (23/02/16)
日経VI:上昇、株価下落で警戒感強まる16:05 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は23日、前日比+0.32(上昇率1.38%)の23.52と上昇した。なお、高値は23.87、安値は23.30。先週末の米株式市場で主要指数が下落した流れを引き継ぎ、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。市場では、日米長期金利の先高観測に加え、中東情勢の緊迫化や米財政運営の先行き不透明感など、警戒材料が払しょくできず、こうした中、今日は取引開始後も日経225先物の戻りが鈍く、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは先週末の水準を上回って推移した。
日経平均先物
現在値 31,000.00↓ (23/10/21 06:00)
前日比 -220.00 (-0.70%)
高値 31,370.00 (17:34) 始値 31,230.00 (16:30)
安値 31,000.00 (05:21) 前日終値 31,220.00 (23/10/20)
TOPIX先物
現在値 2,238.00↑ (23/10/21 06:00)
前日比 -13.00 (-0.58%)
高値 2,260.50 (17:40) 始値 2,251.50 (16:30)
安値 2,237.50 (05:19) 前日終値 2,251.00 (23/10/20)
JPX日経400先物
現在値 20,150.00↑ (23/10/21 06:00)
前日比 -120.00 (-0.59%)
高値 20,355.00 (17:48) 始値 20,265.00 (16:30)
安値 20,145.00 (05:55) 前日終値 20,270.00 (23/10/20)
東証マザーズ指数先物
現在値 646.00↓ (23/10/21 06:00)
前日比 -3.00 (-0.46%)
高値 656.00 (22:50) 始値 650.00 (16:30)
安値 646.00 (05:54) 前日終値 649.00 (23/10/20)
NYダウ先物 円建
現在値 33,230.00↑ (23/10/21 06:00)
前日比 -244.00 (-0.73%)
高値 33,527.00 (17:39) 始値 33,433.00 (16:30)
安値 33,196.00 (05:40) 前日終値 33,474.00 (23/10/20)
CME日経平均先物 円建
SGX日経平均先物
現在値 30,975.00↓ (23/10/21 05:13 SGT)
前日比 -230.00 (-0.74%)
高値 31,370.00 始値 31,235.00
安値 30,975.00 前日終値 31,205.00 (23/10/20)
長期国債先物
現在値 144.640↓ (23/10/21 06:00)
前日比 0.000 (0.00%)
高値 144.770 (02:15) 始値 144.640 (15:30)
安値 144.490 (21:28) 前日終値 144.640 (23/10/20)
23日の日本国債市場概況:債券先物は144円46銭で終了16:35 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年12月限
寄付144円51銭 高値144円53銭 安値144円40銭 引け144円46銭
売買高総計18609枚
2年 453回 0.078%
5年 162回 0.368%
10年 372回 0.852%
20年 185回 1.674%
債券先物12月限は、144円51銭で取引を開始。ハマスが人質2人を解放、ガザ地区に人道支援物資が一部搬入されたことを受けて、中東情勢の緊迫化懸念がやや後退したもよう。また、日銀の早期政策修正警戒は根強く、定例国債買い入れオペの結果も弱かったことから売りが優勢になり、144円53銭から144円40銭まで下げた。現物債の取引では、全年限が売られた。
<米国債概況>
2年債は5.12%、10年債は4.98%、30年債は5.14%近辺で推移。
債券利回りは上昇。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.93%、英国債は4.68%、オーストラリア10年債は4.78%、NZ10年債は5.53%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.157 (23/10/21 02:05)
前日比 0.000
日本国債5年
年利回り 0.364 (23/10/21 02:05)
前日比 -0.001
日本国債10年
年利回り 0.842 (23/10/21 02:05)
前日比 +0.001
アジア株式市場サマリー:引け(23日) 2023年10月23日午後 7:55
東南アジア市場は軒並み下落して引けた。中東情勢の悪化に圧迫された。最近の米国債売りが収束するかどうかに注目が集まった。
インドネシア銀行(中央銀行)は先週、通貨ルピア安の抑制に向け、予想に反して政策金利を引き上げた。トリメガ証券のエコノミスト、ファクルル・フルビアン氏は「中銀の措置は良かったが、ルピア安を食い止めるのには不十分だった」と指摘。その上で、中銀は来月も利上げを継続するとの見方を示した。
バンコク市場はチュラロンコーン大王祭により休場。
中国株式市場では優良株で構成するCSI300指数が約4年半ぶりの安値で引けた。ハイテク株などが売られた。海外市場の動向や中国経済に対する懸念が背景。
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数(.CSI300)は終値で2019年2月以来の安値を付けた。
先週、節目の3000を割り込んだ上海総合指数(.SSEC)の終値は約1年ぶりの安値。
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国金証券のストラテジスト、 Zhang Chi氏は、最近の海外市場の下落、不安の増幅、不安定なドル相場など「グローバルなリスクが生じつつあるようだ」と指摘。グローバルなシステミックリスクでA株の回復の芽が摘まれる可能性があるとし「今年は市場の底が見えない」と述べた。
イスラエルは23日未明、パレスチナ自治区ガザを空爆したほか、レバノン南部で軍機による夜間攻撃を実施した。 もっと見る
メイバンクは中東紛争拡大に対する懸念が根強く、世界的にボラティリティーが上昇しているとし、海外の利上げが終了したかもまだ不透明だと述べた。
Jiahe Private Fund Management Coのファンドマネジャー、Zhou Zhiyang氏は「現在の株式市場の大きな問題は地合いが過度に悲観的なことだ。実際の価値がそこまで低いかには疑問符が付く」と語った。
ファンドマネジャーのYang Tingwu氏によると、中国証券当局が最近、空売りを制限したことを受けて、ロングショート戦略の一部のヘッジファンドが売りを迫られている。
ゴールドマン・サックスのデータによると、9月の中国からの外貨流出額は750億ドルに急増。月間ベースで2016年以来の高水準となった。
中国株式市場は全面安の展開。
ハイテク株が下げを主導した。上海証券取引所の「科創板(スター・マーケット)」50指数(.STAR50)は2.5%下落し、最安値を付けた。
富士康工業互聯網(601138.SS)が10%下落。親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業(2317.TW)が中国で税務調査を受けていると報じられた。 もっと見る
香港市場は祝日で休場。
ソウル株式相場は、3営業日続落して引けた。前週末の米株安が響いた。
半導体大手のサムスン電子(005930.KS)は0.58%安、同業のSKハイニックス(000660.KS)は1.74%安。一方、電池メーカーのLGエナジー・ソリューション(373220.KS)は変わらずだった。
電池大手のサムスンSDIはこの日、現代自動車に2026年から7年間、電気自動車(EV)用の電池を供給すると発表した。両社の間で電池供給を巡る契約が交わされるのは初めて。
現代自動車(005380.KS)は1.04%高、傘下の起亜(000270.KS)は1.59%高。
検索エンジンのネイバー(035420.KS)は1.05%安、メッセンジャーアプリのカカオ(035720.KS)は2.82%安だった。
取引された931銘柄のうち、285銘柄が上昇、596銘柄が下落した。
外国人投資家は2565億ウォン相当の売り越し。
シドニー株式相場は3営業日続落。S&P/ASX200指数(.AXJO)は、2022年10月28日以来、約1年ぶりの安値で終了した。中東での紛争拡大懸念を受け、投資家のリスク選好が後退した。
トレーダーは25日発表の豪消費者物価指数(CPI)に注目している。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が次回政策会合の基調を決める材料となる可能性が高い。
原油価格は23日、1ドル超下げた。ただ、過去10日間では10%の上昇。イスラエルとイスラム組織ハマス間の紛争が世界最大の原油供給地域である中東で拡大した場合、供給の断絶が生じる可能性があるとの懸念が響いた。
エネルギー株指数(.AXEJ)は3%安と、1日の下げ幅としては過去約3週間で最大となった。ウッドサイド・エナジー(WDS.AX)は3.2%安、サントス(STO.AX)は2.5%安。
鉱業株指数(.AXMM)は2.4%安と、昨年11月11日以来の安値。中国の不動産セクターを巡る懸念が高まったほか、同国の国内需要が減少している兆候が製鉄所のデータから見受けられることが重荷となった。
個別銘柄では、豪資源大手サウス32(S32.AX)が3%安。第1四半期の原料炭採掘量が前年同期比18%減となったことが嫌気された。
終値
前日比
%
始値
高値
安値
コード
中国
上海総合指数
2939.2913
- 43.7672
- 1.47
2969.7858
2973.6611
2923.5113
(.SSEC)
前営業日終値
2983.0585
中国
CSI300指数
3474.244
-36.345
-1.04
3500.199
3505.347
3450.646
(.CSI300)
前営業日終値
3510.589
香港
ハンセン指数
休場
-
-
-
-
-
(.HSI)
前営業日終値
-
香港
ハンセン中国株指数
休場
-
-
-
-
-
(.HSCE)
前営業日終値
-
韓国
総合株価指数
2357.02
-17.98
-0.76
2370.07
2375.79
2354.70
(.KS11)
前営業日終値
2375.00
台湾
加権指数
16251.36
-189.36
-1.15
16391.41
16391.41
16245.84
(.TWII)
前営業日終値
16440.72
豪
S&P/ASX指数
6844.10
-56.60
-0.82
6900.70
6900.70
6831.30
(.AXJO)
前営業日終値
6900.70
シンガポール
ST指数
3053.36
-23.33
-0.76
3065.90
3076.69
3053.36
(.STI)
前営業日終値
3076.69
マレーシア
総合株価指数
1438.12
-2.92
-0.20
1441.73
1443.86
1435.05
(.KLSE)
前営業日終値
1441.04
インドネシア
総合株価指数
6741.964
-107.204
-1.57
6849.168
6853.449
6730.88
(.JKSE)
前営業日終値
6849.168
フィリピン
総合株価指数
6088.44
-54.46
-0.89
6135.70
6139.05
6065.37
(.PSI)
前営業日終値
6142.90
ベトナム
VN指数
1093.53
-14.50
-1.31
1108.03
1108.03
1086.54
(.VNI)
前営業日終値
1108.03
タイ
SET指数
休場
-
-
-
-
-
(.SETI)
前営業日終値
-
インド
SENSEX指数
64571.88
-825.74
-1.26
65419.02
65453.92
64502.68
(.BSESN)
前営業日終値
65397.62
インド
NSE指数
19281.75
-260.90
-1.34
19521.60
19556.85
19257.85
(.NSEI)
前営業日終値
19542.65
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
[CFD] 日本 日経平均CFD日経平均チャート30,823.50日経比:-176▼0.57%H:31,052L:30,74020:58
中国 上海B株▼1.82%219.01-4.05H:223.38L:218.3110/23
中国 上海A株▼1.47%3,081.78-45.84H:3,117.78L:3,065.2010/23
中国 深セン成分▼1.51%9,425.98-144.38H:9,552.55L:9,373.7610/23
中国 深センB株▼1.21%1,023.27-12.58H:1,038.23L:1,021.6310/23
中国 深センA株▼1.87%1,858.67-35.33H:1,889.16L:1,849.4310/23
[CFD] HangSeng サンデー16,993.10指数比:-179▼1.04%H:17,102L:16,86520:58
23日の中国本土市場概況:上海総合1.47%安で4日続落、印刷・包装株に売り18:04 配信フィスコ
23日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比43.77ポイント(1.47%)安の2939.29ポイントと4日続落した。
内外の不安材料が投資家心理を冷やす流れ。米国の金利先高観による景気悪化や中東情勢のさらなる緊迫化が懸念された。国内では、台湾・鴻海精密工業(2317/TW)の中国事業体である富士康科技集団(フォックスコン)が広東省と江蘇省の拠点で税務査察を受け、河南省と湖北省などで用地使用に関する調査を受けたことが中国・環球時報の報道で明らかになった。鴻海は創業者で前董事長の郭台銘(テリー・ゴウ)氏が台湾総統選挙への出馬を決めており、中国の今回の動きは郭氏に選挙から下りるよう警告を発する狙いとみられ、中台関係のさらなる緊張が不安視されている。
業種別では、印刷・包装関連の下げが目立つ。メディア企業の成都博瑞伝播(600880/SH)が9.1%安、印刷会社の上海界龍実業集団(600836/SH)が6.3%安、商標印刷の汕頭東風印刷(601515/SH)が5.0%安で引けた。セラミック関連も安い。同製造・販売の松発股フン(603268/SH)が3.3%安で取引を終えた。非鉄金属株、化学工業株、電器関連株、家具株、環境保護関連株なども売られている
外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.05ポイント(1.82%)安の219.01ポイント、深センB株指数が12.58ポイント(1.21%)安の1023.27ポイントで終了した。