東京マーケット・サマリー 2024年1月25日午後 6:15
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円
ユーロ/ドル
ユーロ/円
午後5時現在
147.66/147.69
1.0886/1.0890
160.78/160.79
NY午後5時
147.49/147.52
1.0883/1.0887
160.55/160.59
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時と比べて小幅ドル高/円安の147円後半で推移している。実需の買いなどに支えられ、底堅さを維持した。今晩発表される米経済指標や欧州中央銀行(ECB)理事会の内容を見極めたいとして、様子見姿勢も強かった。
<株式市場>
終値
前日比
寄り付き
安値/高値
日経平均
36236.47
+9.99
36213.14
35,912.54─36,312.36
TOPIX
2531.92
+2.70
2528.71
2,514.70─2,534.12
プライム市場指数
1302.89
+1.39
1302.46
1,294.01─1,303.93
スタンダード市場指数
1224.53
+8.74
1216.57
1,216.25─1,225.46
グロース市場指数
907.08
+10.86
895.78
887.92─907.17
グロース250指数
718.85
+8.98
709.06
702.38─718.94
東証出来高(万株)
142510
東証売買代金(億円)
42144.96
東京株式市場で日経平均は、前営業日比9円99銭高の3万6236円47銭と、小幅に反発して取引を終えた。日銀の政策修正観測が投資家心理の重しとなり一時300円超安まで下落したが、下値では押し目買いも流入し底堅さもみられた。取引終盤にかけては売買が交錯し方向感のない値動きが続いた。
プライム市場の騰落数は、値上がり1236銘柄(74%)に対し、値下がりが387銘柄(23%)、変わらずが35銘柄(2%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース)
-0.012
ユーロ円金先(24年3月限)
───
3カ月物TB
───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.012%になった。前営業日(マイナス0.013%)から横ばい圏。「前日から参加者の顔ぶれも地合いも変わりがなかった」(国内金融機関)という。
<円債市場>
国債先物・24年3月限
145.97
(-0.19)
安値─高値
145.87─146.12
10年長期金利(日本相互証券引け値)
0.745%
(+0.030)
安値─高値
0.750─0.725%
国債先物中心限月3月限は、前営業日19銭安の145円97銭と続落して取引を終えた。40年利付国債入札が低調な結果となり、午後に債券売りが加速した。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比3bp上昇の0.745%。取引時間中には12月12日以来約1カ月半ぶりの高水準となる0.750%を付ける場面もあった。
<スワップ市場・気配>
2年物
0.34─0.24
3年物
0.45─0.35
4年物
0.54─0.44
5年物
0.63─0.53
7年物
0.81─0.71
10年物
1.04─0.94
日経平均は9円高と3日ぶり小反発、心理的なフシ目を割り込むも押し目拾いが優勢=25日後場 2024/01/25 15:17
25日後場の日経平均株価は、前日比9円99銭高の3万6236円47銭、TOPIX(東証株価指数)は同2.70ポイント高の2531.92ポイントと、小幅ながらそろって3日ぶりに反発して取引を終了した。朝方は、利益確定売りが先行。日経平均は一時、心理的なフシ目の3万6000円を割り込む場面もみられた。ただ、売り進む動きがみられなかったことから、押し目を拾う動きが優勢となり上げ転換。午後2時20分には同85円88銭高の3万6312円36銭を付けた。その後は、25日の香港ハンセン指数や、中国・上海総合指数が上昇していることなども支えに、しっかりだった。東証プライム市場の出来高は14億2510万株、売買代金は4兆2144億円。騰落銘柄数は値上がりが1236銘柄とプライムの7割超となり、値下がりは387銘柄、変わらずは35銘柄だった。
市場では「心理的なフシ目の3万6000円を一時的に割り込んだことで、目先的な調整一巡感が出たようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落した。王子HD<3861>、日本紙<3863>などのパルプ紙株や、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が上昇。大和証G<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株や、日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株も高い。ニッスイ<1332>、マルハニチロ<1333>などの水産農林株や、三井金属<5706>、住友鉱<5713>などの非鉄金属株も堅調。ニコン<7731>、HOYA<7741>などの精密機器株や、SMC<6273>、コマツ<6301>などの機械株もしっかり。一方、出光興産<5019>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株や、武田薬<4502>、中外薬<4519>などの医薬品株が下落した。
個別では、TOWA<6315>、広済堂HD<7868>、野村マイクロ<6254>、ラサ工<4022>、日電子<6951>などが上昇。半面、オービック<4684>、霞ヶ関キャピ<3498>、ネクソン<3659>、神戸物産<3038>、ニデック<6594>などが下落した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,976.25 +0.61 +0.03% +8.49% +28.37% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,718.90 -1.03 -0.06% +9.52% +30.22% 15:00
日経平均株価
36,236.47 +9.99 +0.03% +8.97% +32.27% 15:15
日経500平均
3,211.99 +5.32 +0.17% +6.53% +23.77% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,531.92 +2.70 +0.11% +8.32% +27.83% 15:00
日経300指数
536.61 -0.31 -0.06% +8.48% +29.01% 15:15
東証REIT指数
1,806.45 -15.91 -0.87% +2.15% -1.76% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,299.61 -2.25 -0.17% +10.64% +32.66% 15:00
東証グロース市場250指数
718.85 +8.98 +1.26% +6.67% -7.63% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,899.63 +27.35 +0.95% +6.48% +22.20% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,589.98 +6.51 +0.25% +6.07% +24.11% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,541.44 +2.89 +0.11% +7.70% +27.25% 15:00
日経平均
現在値 36,236.47↓ (24/01/25 15:15)
前日比 +9.99 (+0.03%)
始値 36,213.14 (09:00) 前日終値 36,226.48 (24/01/24)
高値 36,312.36 (14:20) 年初来高値 36,984.51 (24/01/23)
安値 35,912.54 (10:52) 年初来安値 32,693.18 (24/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は小幅に3日ぶり反発、東エレクやレーザーテックが2銘柄で約49円分押し上げ16:23 配信フィスコ
25日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり131銘柄、値下がり92銘柄、変わらず2銘柄となった。
24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は99.06ドル安(-0.26%)の37806.39ドル、ナスダックは55.97ポイント高(+0.36%)の15481.92、S&P500は3.95ポイント高(+0.08%)の4868.55で取引を終了した。寄り付きは上昇。動画配信のネットフリックスや半導体製造メーカーASMLホールディングの好決算を背景にハイテク・半導体関連銘柄を中心に買いが入り上昇をけん引した。しかし、長期金利の上昇に伴い上昇幅を縮小させるとダウ平均は下げに転じ、前日の終値近辺でもみ合う展開に。結局小幅安で取引を終えた一方、ナスダックは5日続伸した。
米国株の方向感が乏しかったことから、日経平均は前日終値水準で取引を開始。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5日続伸と強かったものの、値がさ半導体株の上値は重い。前日に買われた三菱UFJ<8306>など銀行株が前日比マイナス圏で推移したこともあり、日経平均は一時36000円台を割り込む場面も見られた。ただ、大型株を中心に下値では拾う動きも見られ、日経平均は切り返す展開に。中国当局の株価対策などを材料に中国株が上昇したことも影響して、日経平均は小幅ながら前日比プラス圏で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比9.99円高(+0.03%)の36236.47円となった。東証プライム市場の売買高は14億2510万株、売買代金は4兆2144億円だった。セクターでは、パルプ・紙、海運業、証券・商品先物、鉄鋼、水産・農林業などが上昇した一方、石油・石炭製品、医薬品、サービス業、保険業、情報・通信業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は74%、対して値下がり銘柄は23%となっている。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約27円押し上げた。同2位はレーザーテック<6920>となり、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>、HOYA<7741>、バンナムHD<7832>、日東電<6988>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはリクルートHD<6098>となり1銘柄で日経平均を約8円押し下げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、中外薬<4519>、ソフトバンクG<9984>、ネクソン<3659>、キッコーマン<2801>、セコム<9735>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 36236.47(+9.99)
値上がり銘柄数 131(寄与度+165.84)
値下がり銘柄数 92(寄与度-155.85)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 28655 280 27.97
<6920> レーザーテック 41530 1650 21.98
<6857> アドバンテ 6049 72 19.18
<6954> ファナック 4316 78 12.99
<7741> HOYA 18740 440 7.33
<7832> バンナムHD 3111 45 4.50
<6988> 日東電工 11350 105 3.50
<9843> ニトリHD 19465 320 3.20
<3382> 7&iHD 5785 93 3.10
<7735> SCREEN 14820 220 2.93
<4021> 日産化学 5883 85 2.83
<4661> オリエンタルランド 5562 82 2.73
<6723> ルネサスエレクトロニ 2690 69 2.28
<8015> 豊田通商 9653 64 2.13
<6361> 荏原製作所 9484 254 1.69
<4063> 信越化 5867 10 1.67
<2502> アサヒGHD 5474 44 1.47
<6504> 富士電機 7419 218 1.45
<9107> 川崎汽船 7254 145 1.45
<6305> 日立建機 4096 40 1.33
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6098> リクルートHD 5914 -181 -18.08
<9983> ファーストリテ 38960 -130 -12.99
<4519> 中外製薬 5455 -119 -11.89
<9984> ソフトバンクG 6667 -59 -11.79
<3659> ネクソン 2420 -104.5 -6.96
<2801> キッコーマン 9115 -191 -6.36
<9735> セコム 10775 -180 -5.99
<6758> ソニーG 14355 -180 -5.99
<4507> 塩野義製薬 7157 -175 -5.83
<2413> エムスリー 2437 -70 -5.59
<6594> ニデック 5712 -186 -4.96
<7269> スズキ 6403 -133 -4.43
<4568> 第一三共 4300 -40 -4.00
<9433> KDDI 4903 -17 -3.40
<4543> テルモ 4998 -22 -2.93
<6762> TDK 7366 -29 -2.90
<6367> ダイキン工業 24000 -85 -2.83
<6981> 村田製作所 3061 -30 -2.40
<4523> エーザイ 6951 -64 -2.13
<6645> オムロン 6798 -57 -1.90
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,531.92↓ (24/01/25 15:00)
前日比 +2.70 (+0.11%)
始値 2,528.71 (09:00) 前日終値 2,529.22 (24/01/24)
高値 2,534.12 (09:30) 年初来高値 2,565.89 (24/01/23)
安値 2,514.70 (10:52) 年初来安値 2,335.58 (24/01/04)
東証業種別ランキング:パルプ・紙が上昇率トップ15:38 配信フィスコ
パルプ・紙が上昇率トップ。そのほか海運業、証券業、鉄鋼、水産・農林業なども上昇。一方、石油・石炭製品が下落率トップ。そのほか医薬品、サービス業、保険業、情報・通信業なども下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. パルプ・紙 / 535.09 / 2.39
2. 海運業 / 1,891.57 / 2.27
3. 証券業 / 542.59 / 1.81
4. 鉄鋼 / 794.57 / 1.23
5. 水産・農林業 / 551.55 / 1.14
6. 非鉄金属 / 1,177.95 / 1.13
7. 精密機器 / 11,588.54 / 0.90
8. 機械 / 2,908.59 / 0.77
9. 電力・ガス業 / 497.11 / 0.71
10. 陸運業 / 2,149.41 / 0.70
11. 繊維業 / 652.14 / 0.68
12. 空運業 / 245.72 / 0.60
13. 建設業 / 1,623.89 / 0.58
14. ガラス・土石製品 / 1,323.44 / 0.52
15. 倉庫・運輸関連業 / 2,722. / 0.48
16. 化学工業 / 2,489.28 / 0.43
17. その他製品 / 4,786.47 / 0.38
18. 小売業 / 1,700.65 / 0.31
19. 食料品 / 2,225.53 / 0.29
20. 卸売業 / 3,493.55 / 0.24
21. 金属製品 / 1,410.12 / 0.18
22. ゴム製品 / 4,555.06 / 0.14
23. 輸送用機器 / 4,603.19 / 0.13
24. 電気機器 / 4,494.5 / 0.11
25. その他金融業 / 948.01 / 0.00
26. 不動産業 / 1,788.07 / -0.12
27. 鉱業 / 589.48 / -0.28
28. 銀行業 / 277.69 / -0.36
29. 情報・通信業 / 5,659.34 / -0.54
30. 保険業 / 1,820.82 / -0.75
31. サービス業 / 2,886.21 / -0.78
32. 医薬品 / 3,546.17 / -0.87
33. 石油・石炭製品 / 1,477.51 / -1.16
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 22,897.13↓ (24/01/25 15:00)
前日比 +0.24 (0.00%)
始値 22,883.91 (09:00) 前日終値 22,896.89 (24/01/24)
高値 22,925.40 (09:00) 年初来高値 23,240.97 (24/01/23)
安値 22,733.08 (10:52) 年初来安値 21,088.93 (24/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,302.89↓ (24/01/25 15:00)
前日比 +1.39 (+0.11%)
始値 1,302.46 (09:00) 前日終値 1,301.50 (24/01/24)
高値 1,303.93 (09:34) 年初来高値 1,320.23 (24/01/23)
安値 1,294.01 (10:52) 年初来安値 1,201.69 (24/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,224.53↓ (24/01/25 15:00)
前日比 +8.74 (+0.72%)
始値 1,216.57 (09:00) 前日終値 1,215.79 (24/01/24)
高値 1,225.46 (14:34) 年初来高値 1,225.39 (24/01/23)
安値 1,216.25 (09:03) 年初来安値 1,166.04 (24/01/04)
東証グロース市場指数
現在値 907.08↓ (24/01/25 15:00)
前日比 +10.86 (+1.21%)
始値 895.78 (09:00) 前日終値 896.22 (24/01/24)
高値 907.17 (14:57) 年初来高値 905.07 (24/01/16)
安値 887.92 (10:52) 年初来安値 862.11 (24/01/18)
東証グロ-ス指数は大幅続伸、ストップ高のGENDAが指数のけん引に/グロース市況16:53 配信フィスコ
東証グロース市場指数:+10.86 ()
出来高:1億1227万株
売買代金1228億円:
東証グロース市場250指数:718.85 (+8.98)
出来高7814万株:
売買代金1038億円:
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに大幅続伸。値上がり銘柄数は292、値下り銘柄数は232、変わらずは34。 24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は99.06ドル安(-0.26%)の37806.39ドル、ナスダックは55.97ポイント高(+0.36%)の15481.92、S&P500は3.95ポイント高(+0.08%)の4868.55で取引を終了した。寄り付きは上昇。動画配信のネットフリックスや半導体製造メーカASMLホールディングの好決算を背景にハイテク・半導体関連銘柄を中心に買いが入り上昇をけん引した。しかし、長期金利の上昇に伴い上昇幅を縮小させるとダウ平均は下げに転じ、前日の終値近辺でもみ合う展開に。結局小幅安で取引を終えた一方、ナスダックは5日続伸した。 方向感に乏しい外部環境を受けて、東証グロース市場も前日終値水準で取引を開始。寄り付き後は売られる場面も見られたが、東証グロース市場コア銘柄のGENDA<9166>が大幅高となったことなどが影響し、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに切り返す展開に。プライム市場の大型株の値動きが重かった半面、グロース市場にやや物色が向かったことなどから、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに前日比1%超の大幅高となった。 個別では、MBO発表でペイロール<4489>がストップ高となったほか、AIライティングサービスを発表したインフォネット<4444>も急騰。また、宿泊施設向けサービスのシンガポール企業の子会社化を発表したtripla<5136>も買われた。時価総額上位銘柄では、一部証券会社からの目標株価引き上げを受けてGENDAがストップ高となった。値上がり率上位では、アルー<7043>、ブレインズテクノロジー<4075>、キューブ<7112>がランクイン。 一方、前日急騰したアクセルマーク<3624>や、マーキュリーRI<5025>が売られたほか、モンスターラボ<5255>も売り優勢となった。時価総額上位銘柄では、JTOWER<4485>、サンウェルズ<9229>が売られた。値下がり率上位には、AHCグループ<7083>、エディア<3935>、セキュアヴェイル<3042>が名を連ねた。 東証グロース市場Core指数では、GENDAのほか、ウェルスナビ<7342>、ispace<9348>、カバー<5253>などが買われた。
グロース250
現在値 718.85↓ (24/01/25 15:00)
前日比 +8.98 (+1.27%)
始値 709.06 (09:00) 前日終値 709.87 (24/01/24)
高値 718.94 (14:57) 年初来高値 720.69 (24/01/16)
安値 702.38 (10:52) 年初来安値 683.34 (24/01/18)
東証REIT指数
現在値 1,806.45↓ (24/01/25 15:00)
前日比 -15.91 (-0.87%)
始値 1,814.90 (09:00) 前日終値 1,822.36 (24/01/24)
高値 1,815.88 (09:02) 年初来高値 1,845.33 (24/01/23)
安値 1,801.79 (10:45) 年初来安値 1,790.30 (24/01/04)
日経平均VI
現在値 19.33↑ (24/01/25 15:20)
前日比 -0.39 (-1.98%)
始値 18.82 (09:00) 前日終値 19.72 (24/01/24)
高値 19.70 (11:10) 年初来高値 23.02 (24/01/15)
安値 18.69 (10:59) 年初来安値 18.26 (24/01/05)
日経VI:低下、株価落ち着いた動きで警戒感が緩和16:05 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は25日、前日比-0.39(低下率1.98%)の19.33と低下した。なお、高値は19.70、安値は18.69。昨日の米株式市場は指数によって高安まちまちとなり、これを受けた今日の東京市場は売り買いが交錯して始まった。日経225先物は昨日までの2日間で350円下落したが、依然、高値警戒感が意識された。こうした中、今日は日経225先物が昨日の水準をはさんで落ち着いた動きとなったことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや和らぎ、日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。
日経平均先物
現在値 36,240.00↓ (24/01/25 06:00)
前日比 -20.00 (-0.06%)
高値 36,390.00 (02:58) 始値 36,280.00 (16:30)
安値 36,080.00 (23:31) 前日終値 36,260.00 (24/01/24)
TOPIX先物
現在値 2,528.00↓ (24/01/25 06:00)
前日比 -4.00 (-0.16%)
高値 2,537.00 (17:12) 始値 2,532.50 (16:30)
安値 2,515.50 (23:24) 前日終値 2,532.00 (24/01/24)
JPX日経400先物
現在値 22,885.00↓ (24/01/25 06:00)
前日比 -30.00 (-0.13%)
高値 22,965.00 (16:44) 始値 22,925.00 (16:30)
安値 22,775.00 (23:25) 前日終値 22,915.00 (24/01/24)
グロース250先物
現在値 701.00↓ (24/01/25 06:00)
前日比 -5.00 (-0.71%)
高値 709.00 (02:53) 始値 707.00 (16:30)
安値 701.00 (05:54) 前日終値 706.00 (24/01/24)
NYダウ先物 円建
現在値 37,947.00↓ (24/01/25 05:54)
前日比 -153.00 (-0.40%)
高値 38,234.00 (22:32) 始値 38,103.00 (16:30)
安値 37,947.00 (05:54) 前日終値 38,100.00 (24/01/24)
CME日経平均先物 円建
現在値 36,105.00↑ (24/01/24 15:59 CST)
前日比 -370.00 (-1.01%)
高値 36,555.00 始値 36,510.00
安値 36,080.00 前日終値 36,475.00 (24/01/23)
SGX日経平均先物
現在値 36,205.00↑ (24/01/25 05:14 SGT)
前日比 -60.00 (-0.17%)
高値 36,395.00 始値 36,260.00
安値 36,090.00 前日終値 36,265.00 (24/01/24)
長期国債先物
現在値 146.080↓ (24/01/25 06:00)
前日比 -0.080 (-0.05%)
高値 146.320 (16:23) 始値 146.180 (15:30)
安値 145.980 (01:50) 前日終値 146.160 (24/01/24)
1月25日の日本国債市場概況:債券先物は145円97銭で取引終了17:00 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2024年3月限
寄付146円08銭 高値146円12銭 安値145円87銭 引け145円97銭 24033枚
2年 456回 0.073%
5年 164回 0.330%
10年 373回 0.747%
20年 187回 1.557%
25日の債券先物3月限は下落。146円08銭で取引を開始し、146円12銭から145円87銭まで下落し、145円97銭で取引を終えた。現物債の取引では10年以降の気配が相対的に甘くなった。
<米国債概況>
米国債利回りでは、2年債は4.38%近辺、5年債は4.07%近辺、10年債は4.16%近辺、30年債は4.39%近辺で推移。
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.34%、英国債4.01%、オーストラリア10年債は4.24%、NZ10年債は4.67%近辺で推移。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.092 (24/01/25 03:05)
前日比 +0.002
日本国債5年
年利回り 0.312 (24/01/25 03:05)
前日比 -0.004
日本国債10年
年利回り 0.715 (24/01/25 03:05)
前日比 -0.007
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
中国 上海総合指数
2,906.11 +85.34 +3.03% -0.44% -10.99% 17:29
中国 上海A株指数
3,046.80 +89.45 +3.02% -0.44% -10.97% 17:29
中国 深センA株指数
1,767.77 +45.12 +2.62% -5.49% -20.51% 16:00
中国 深セン成分指数
8,856.22 +174.03 +2.00% -4.32% -26.08% 16:00
中国 上海B株指数
244.40 +8.32 +3.52% +9.62% -18.59% 17:29
中国 深センB株指数
1,035.54 +20.36 +2.01% -1.28% -15.24% 16:00
中国 上海50A株指数
2,312.85 +52.30 +2.31% +1.76% -18.47% 17:29
中国 上海180A株指数
7,339.05 +167.87 +2.34% +1.11% -16.65% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,455.58 +72.09 +3.02% -0.45% -10.97% 17:29
中国 創業板指数
1,720.78 +24.59 +1.45% -6.05% -33.46% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,342.92 +65.81 +2.01% -0.14% -20.06% 16:00
中国 深セン総合指数
1,689.98 +43.12 +2.62% -5.48% -20.50% 16:00
香港 ハンセン指数 16,211.96 +312.09 +1.96% -0.79% -26.46% 17:08
ハンセン中国企業株指数(H株) 5,468.71 +115.66 +2.16% -0.37% -26.92% 17:08
ハンセン中国レッドチップ指数 3,273.70 +115.53 +3.66% +2.16% -19.64% 17:08
韓国総合株価指数 2,470.34 +0.65 +0.03% -4.97% +1.72% 18:05
S&P・BSEセンセックス 70,700.69 -359.62 -0.51% -0.57% +17.43% 21:17
インドCNX NIFTY指数 21,352.60 -101.35 -0.47% +0.01% +19.34% 20:43
加権指数 18,002.62 +126.79 +0.71% +2.26% +20.56% 15:30
S&P/ASX200指数 7,555.36 +36.17 +0.48% +0.72% +1.17% 15:01
NZX50種グロス指数 11,889.63 +33.02 +0.28% +2.19% -0.87% 2024/01/24
FTSEブルサマレーシアKLCIインデックス 1,504.10 +7.99 +0.53% +3.42% +0.31% 2024/01/24
ジャカルタ 総合指数 7,178.04 -49.78 -0.69% -0.82% +5.10% 18:00
シンガポール ST指数 3,147.64 -5.69 -0.18% +0.23% -6.19% 18:20
タイ SET指数 1,376.09 -5.10 -0.37% -2.64% -17.67% 19:03
ベトナム VN指数 1,170.37 -2.60 -0.22% +4.72% +5.62% 17:02
フィリピン 総合指数 6,673.50 -6.46 -0.10% +2.65% -5.76% 15:50
アジア株式市場サマリー 2024年1月25日午後 7:39
中国・香港株式市場は3営業日続伸して取引を終えた。前日に中国人民銀行(中央銀行)が発表した預金準備率の引き下げを好感した。
上海総合指数(.SSEC), opens new tabは3.03%高の。1日の上昇率としては2022年3月以来の大きさとなった。
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数(.CSI300), opens new tabは最近の安値から5%超上昇している。
中国では不動産開発株(.CSI000952), opens new tab、建設エンジニアリング株(.CSI399995), opens new tab、通信株(.CSI000040), opens new tabがいずれも約6%高で上げを主導。
外国人投資家は株式相互取引を通じて中国株を63億元(8億7918万ドル)買い越した。昨年12月28日以来の大きさ。
国有企業株も好調。国務院国有資産監督管理委員会の当局者が、中央国有企業首脳の評価で市場価値管理の有効性を考慮すると述べた。
CSI中央国有企業総合指数(.CSI000926), opens new tabは3.9%高。
ただ、市場のセンチメントは依然として脆弱との見方もあるほか、野村の中国担当チーフエコノミスト、ティン・ルー氏は、より効果的な政府支援策を講じる必要があり、今回の経済的落ち込みは春にかけて悪化する可能性が高いと考えている。
「目先の最も効果的な政策は当局が特別基金を設立した上で人民銀から直接資金を拠出し(つまり量的緩和のようなものを行い)、引き渡しの遅れている住宅の建設を支援することだと思う」と述べた。
香港では大手テック株(.HSTECH), opens new tabが0.9%高。本土不動産開発株(.HSMPI), opens new tabが4.4%上昇した。
シドニー株式市場は上昇して引けた。豪州最大の貿易相手国・中国の中央銀行が、景気と株価のてこ入れに向けた流動性供給策を講じたことを受け、鉱業株を中心に値上がりした。
S&P/ASX200指数(.AXJO), opens new tabは3日以来の高値で終了した。
中国人民銀行(中銀)は24日、預金準備率の大幅な引き下げを発表した。
IGマーケッツの市場アナリスト、ヒービー・チェン氏は、市場に長期流動性を供給する人民銀の決定によって低迷する景気を支援する取り組みが強化され、オーストラリアの鉱業に明るい展望が開ける可能性があると述べた。
鉱業株指数(.AXMM), opens new tabは1.5%高で3日続伸。1週間超ぶりの高値で取引を終えた。フォーテスキュー・メタルズ(FMG.AX), opens new tabは2%高。上半期の鉄鉱石出荷が過去最高水準に迫ったことが好感された。
リチウム生産のミネラル・リソーシズ(MIN.AX), opens new tabは7.1%急伸、2023年8月29日以来の大幅高となった。同社は23年10─12月期の生産高がアナリスト予想を上回った。
エネルギー株指数(.AXEJ), opens new tabは0.9%高、金融株指数(.AXFJ), opens new tabは0.2%高、ヘルスケア株指数(.AXHJ), opens new tabは0.8%高。
ソウル株式市場は小反発。下落後値を戻す展開だった。自動車メーカー株の上昇が、半導体や電池関連の銘柄の値下がりに勝った。
韓国中央銀行がこの日発表した2023年10─12月期の国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済みで前期比0.6%増加となり、ロイターがまとめた市場予想中央値(0.5%増)をわずかながら上回った。内需が減速したものの、輸出の改善がGDPに寄与した。
ただSK証券のアナリストによれば、株価への影響は軽微で、主要銘柄の大半は決算に反応したという。
10─12月期決算が31%の増益だった現代自動車(005380.KS), opens new tabは2%高。ただ、利益は予想を下回った。傘下の起亜(000270.KS), opens new tabは株主還元を引き上げる方針を示したことが好感され、5.80%上伸した。
半導体大手のSKハイニックス(000660.KS), opens new tabは10─12月期決算が予想に反して増益だったものの、2.90%下落。アナリストは利食い売りで値下がりしたと分析した。
電池メーカーのLGエナジー・ソリューション(373220.KS), opens new tabは3.29%安。米電気自動車大手テスラが販売減速の見通しを示したことが嫌気された。
終値
前日比
%
始値
高値
安値
コード
中国
上海総合指数
2906.1087
+ 85.3368
+ 3.03
2823.8259
2906.7940
2821.7093
(.SSEC)
前営業日終値
2820.7719
中国
CSI300指数
3342.919
+65.810
+2.01
3274.339
3344.243
3269.794
(.CSI300)
前営業日終値
3277.109
香港
ハンセン指数
16211.96
+312.09
+1.96
15989.94
16254.93
15828.93
(.HSI)
前営業日終値
15899.87
香港
ハンセン中国株指数
5468.71
+115.66
+2.16
5373.33
5479.63
5313.86
(.HSCE)
前営業日終値
5353.05
韓国
総合株価指数
2470.34
+0.65
+0.03
2467.73
2474.01
2452.36
(.KS11)
前営業日終値
2469.69
台湾
加権指数
18002.62
+126.79
+0.71
17894.83
18014.26
17894.83
(.TWII)
前営業日終値
17875.83
豪
S&P/ASX指数
7555.40
+36.20
+0.48
7519.20
7558.80
7519.20
(.AXJO)
前営業日終値
7519.20
シンガポール
ST指数
3147.64
-5.69
-0.18
3153.92
3154.67
3140.47
(.STI)
前営業日終値
3153.33
マレーシア
総合株価指数
休場
-
-
-
-
-
(.KLSE)
前営業日終値
-
インドネシア
総合株価指数
7178.042
-49.781
-0.69
7215.527
7253.720
7176.11
(.JKSE)
前営業日終値
7227.823
フィリピン
総合株価指数
6673.50
-6.46
-0.10
6676.40
6687.12
6642.70
(.PSI)
前営業日終値
6679.96
ベトナム
VN指数
1170.37
-2.60
-0.22
1172.97
1173.83
1168.50
(.VNI)
前営業日終値
1172.97
タイ
SET指数
1376.09
-5.10
-0.37
1377.47
1379.15
1370.78
(.SETI)
前営業日終値
1381.19
インド
SENSEX指数
70700.67
-359.64
-0.51
71022.10
71049.46
70319.04
(.BSESN)
前営業日終値
71060.31
インド
NSE指数
21352.60
-101.35
-0.47
21454.60
21459.00
21247.05
(.NSEI)
前営業日終値
21453.95
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▲0.28% 11,889.63 +33.02H:11,889.63L:11,788.7601/25
[CFD] 日本 日経平均 36,150.70 日経比:-85▼0.24%H:36,267L:36,09221:45
中国 上海B株 ▲3.52% 244.40 +8.32H:244.40L:236.0901/25
中国 上海A株 ▲3.02% 3,046.80 +89.44H:3,047.51L:2,958.3301/25
中国 深セン成分 ▲2.00% 8,856.22 +174.04H:8,858.21L:8,621.1801/25
中国 深センB株 ▲2.01% 1,035.54 +20.36H:1,036.07L:1,015.7701/25
中国 深センA株 ▲2.62% 1,767.77 +45.12H:1,767.98L:1,711.9801/25
[CFD] HangSeng サンデー 16,202.90 指数比:-9▼0.06%H:16,259L:15,80221:45
香港 レッドチップ指数 ▲3.74% 3,276.36 +118.19H:3,279.02L:3,159.7816:59
25日の中国本土市場概況:上海総合3.0%高で3日続伸、「中字頭」株相場けん引16:46 配信フィスコ
25日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比85.34ポイント(3.03%)高の2906.11ポイントと3日続伸した。約3週ぶりの高値水準を回復している。
中国の政策スタンスが引き続き材料視される流れ。金融緩和や市場安定化策が支援材料だ。中国人民銀行(中央銀行)は24日、市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げると発表した(2月5日付で実施)。市場関係者の間からは、「準備率引き下げは想定より前倒しになった」との声が聞かれている。また、国務院(内閣に相当)は22日の常務会議で、資本市場の安定に向け、「より力強く、より有効な措置を実施する必要がある」と指摘した。25日の報道によれば、中国政府は今後、中央企業(中央政府直属の国有企業)責任者の業績考課に際し、「時価総額管理」を含めることを検討する方針という。市場での買い増し、自社株買い、増配などの手段を通じて投資家の信頼感を引き上げる狙いだ。本日の取引では、「中字頭」(社名が「中国」で始まり、政府系企業を親会社に持つ)と呼ばれる銘柄群に買いが先行している。(亜州リサーチ編集部)
石油や通信、保険などの「中字頭」銘柄が相場をけん引。中国石油天然気(601857/SH)がストップ(10.0%)高、中国石油化工(600028/SH)が7.9%高、中国聯通(600050/SH)がストップ(10.0%)高、中国電信(601728/SH)が7.1%高、中国太平洋保険(601601/SH)が8.2%高、中国人寿保険(601628/SH)が6.5%高で引けた。
ゼネコン株も急伸。中国交通建設(601800/SH)がストップ(10.0%)高、中国鉄建(601186/SH)が8.5%高、中国中鉄(601390/SH)が6.3%高、中国建築(601668/SH)が4.7%高で取引を終えた。緩和マネーの一部がインフラ投資に向かうとの期待も大きい。準備率引き下げにより、資金供給効果は約1兆人民元(約20兆6000億円)に達する見通しだ。
不動産株も高い。新城控股集団(601155/SH)が7.9%、信達地産(600657/SH)が7.1%、保利発展控股集団(600048/SH)が6.9%、緑地HD(600606/SH)が5.9%ずつ上昇した。不動産支援策に期待感。人民銀は24日、国家金融監督管理総局と共同で新たな不動産支援策を発表し、ショッピングセンターやオフィスビル、ホテルなど経営性物件(商業用物件)を担保とする銀行融資について、デベロッパーによる資金使途の範囲を拡大する方針を明らかにした。素材株、消費関連株、ハイテク株、医薬株など、全業種が買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が8.32ポイント(3.52%)高の244.40ポイント、深センB株指数が20.36ポイント(2.01%)高の1035.54ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
25日の香港市場概況:ハンセン2.0%高で3日続伸、中国の相場支援が追い風18:02 配信フィスコ
25日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比312.09ポイント(1.96%)高の16211.96ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が115.66ポイント(2.16%)高の5468.71ポイントと3日続伸した。売買代金は1320億8620万香港ドルとなっている(24日は1288億680万香港ドル)。
投資家心理が上向く流れ。中国の金融緩和や、マーケット支援スタンスが好感されている。中国人民銀行(中央銀行)は24日、市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げると発表した(2月5日付で実施)。市場関係者の間からは、「準備率引き下げは想定より前倒しされる」との声が聞かれている。また、中国政府は今後、中央企業(中央政府直属の国有企業)責任者の業績考課に際し、「時価総額管理」を含めることを検討する方針という。市場での買い増し、自社株買い、増配などの手段を通じて投資家の信頼感を引き上げる狙いだ。本日の取引では、「中字頭」(社名が「中国」で始まり、政府系企業を親会社に持つ)と呼ばれる銘柄群の上昇が目立っている。
ハンセン指数の構成銘柄では、中国民間ガス供給業者の新奥能源HD(2688/HK)が12.4%高、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が8.1%高、石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)が8.0%高と上げが目立った。
セクター別では、ゼネコンやエンジニアリング、非鉄などインフラ建設関連が高い。中国中鉄(390/HK)が8.9%、中国交通建設(1800/HK)が7.6%、中国鉄建(1186/HK)が6.6%、中リョ国際工程(2068/HK)が78.4%、中国冶金科工(1618/HK)が7.5%、中国アルミ(2600/HK)が9.7%、江西銅業(358/HK)が5.6%ずつ上昇した。緩和マネーの一部がインフラ投資に向かうとの期待も大きい。準備率引き下げにより、資金供給効果は約1兆人民元(約20兆8500億円)に達する見通しだ。
中国の保険・銀行セクターも物色される。中国太平洋保険集団(2601/HK)が7.7%高、中国平安保険(2318/HK)が4.8%高、中国人民保険集団(1339/HK)が4.1%高、招商銀行(3968/HK)が4.2%高、中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)が3.3%高で取引を終えた。
中国不動産セクターも急伸。上記した龍湖集団のほか、広州富力地産(2777/HK)が17.2%高、遠洋集団HD(3377/HK)が12.7%高、旭輝(884/HK)が12.3%高と値を上げた。不動産支援策に期待感。人民銀は24日、国家金融監督管理総局と共同で新たな不動産支援策を発表し、ショッピングセンターやオフィスビル、ホテルなど経営性物件(商業用物件)を担保とする銀行融資について、デベロッパーによる資金使途の範囲を拡大する方針を明らかにした。
本土市場も3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比3.03%高の2906.11ポイントで取引を終了した。石油や通信、保険などの「中字頭」銘柄が相場けん引。ゼネコン株、不動産株、素材株、消費関連株、ハイテク株、医薬株など、全業種が買われている
亜州リサーチ(株)
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円
ユーロ/ドル
ユーロ/円
午後5時現在
147.66/147.69
1.0886/1.0890
160.78/160.79
NY午後5時
147.49/147.52
1.0883/1.0887
160.55/160.59
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時と比べて小幅ドル高/円安の147円後半で推移している。実需の買いなどに支えられ、底堅さを維持した。今晩発表される米経済指標や欧州中央銀行(ECB)理事会の内容を見極めたいとして、様子見姿勢も強かった。
<株式市場>
終値
前日比
寄り付き
安値/高値
日経平均
36236.47
+9.99
36213.14
35,912.54─36,312.36
TOPIX
2531.92
+2.70
2528.71
2,514.70─2,534.12
プライム市場指数
1302.89
+1.39
1302.46
1,294.01─1,303.93
スタンダード市場指数
1224.53
+8.74
1216.57
1,216.25─1,225.46
グロース市場指数
907.08
+10.86
895.78
887.92─907.17
グロース250指数
718.85
+8.98
709.06
702.38─718.94
東証出来高(万株)
142510
東証売買代金(億円)
42144.96
東京株式市場で日経平均は、前営業日比9円99銭高の3万6236円47銭と、小幅に反発して取引を終えた。日銀の政策修正観測が投資家心理の重しとなり一時300円超安まで下落したが、下値では押し目買いも流入し底堅さもみられた。取引終盤にかけては売買が交錯し方向感のない値動きが続いた。
プライム市場の騰落数は、値上がり1236銘柄(74%)に対し、値下がりが387銘柄(23%)、変わらずが35銘柄(2%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース)
-0.012
ユーロ円金先(24年3月限)
───
3カ月物TB
───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.012%になった。前営業日(マイナス0.013%)から横ばい圏。「前日から参加者の顔ぶれも地合いも変わりがなかった」(国内金融機関)という。
<円債市場>
国債先物・24年3月限
145.97
(-0.19)
安値─高値
145.87─146.12
10年長期金利(日本相互証券引け値)
0.745%
(+0.030)
安値─高値
0.750─0.725%
国債先物中心限月3月限は、前営業日19銭安の145円97銭と続落して取引を終えた。40年利付国債入札が低調な結果となり、午後に債券売りが加速した。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比3bp上昇の0.745%。取引時間中には12月12日以来約1カ月半ぶりの高水準となる0.750%を付ける場面もあった。
<スワップ市場・気配>
2年物
0.34─0.24
3年物
0.45─0.35
4年物
0.54─0.44
5年物
0.63─0.53
7年物
0.81─0.71
10年物
1.04─0.94
日経平均は9円高と3日ぶり小反発、心理的なフシ目を割り込むも押し目拾いが優勢=25日後場 2024/01/25 15:17
25日後場の日経平均株価は、前日比9円99銭高の3万6236円47銭、TOPIX(東証株価指数)は同2.70ポイント高の2531.92ポイントと、小幅ながらそろって3日ぶりに反発して取引を終了した。朝方は、利益確定売りが先行。日経平均は一時、心理的なフシ目の3万6000円を割り込む場面もみられた。ただ、売り進む動きがみられなかったことから、押し目を拾う動きが優勢となり上げ転換。午後2時20分には同85円88銭高の3万6312円36銭を付けた。その後は、25日の香港ハンセン指数や、中国・上海総合指数が上昇していることなども支えに、しっかりだった。東証プライム市場の出来高は14億2510万株、売買代金は4兆2144億円。騰落銘柄数は値上がりが1236銘柄とプライムの7割超となり、値下がりは387銘柄、変わらずは35銘柄だった。
市場では「心理的なフシ目の3万6000円を一時的に割り込んだことで、目先的な調整一巡感が出たようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落した。王子HD<3861>、日本紙<3863>などのパルプ紙株や、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が上昇。大和証G<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株や、日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株も高い。ニッスイ<1332>、マルハニチロ<1333>などの水産農林株や、三井金属<5706>、住友鉱<5713>などの非鉄金属株も堅調。ニコン<7731>、HOYA<7741>などの精密機器株や、SMC<6273>、コマツ<6301>などの機械株もしっかり。一方、出光興産<5019>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株や、武田薬<4502>、中外薬<4519>などの医薬品株が下落した。
個別では、TOWA<6315>、広済堂HD<7868>、野村マイクロ<6254>、ラサ工<4022>、日電子<6951>などが上昇。半面、オービック<4684>、霞ヶ関キャピ<3498>、ネクソン<3659>、神戸物産<3038>、ニデック<6594>などが下落した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,976.25 +0.61 +0.03% +8.49% +28.37% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,718.90 -1.03 -0.06% +9.52% +30.22% 15:00
日経平均株価
36,236.47 +9.99 +0.03% +8.97% +32.27% 15:15
日経500平均
3,211.99 +5.32 +0.17% +6.53% +23.77% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,531.92 +2.70 +0.11% +8.32% +27.83% 15:00
日経300指数
536.61 -0.31 -0.06% +8.48% +29.01% 15:15
東証REIT指数
1,806.45 -15.91 -0.87% +2.15% -1.76% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,299.61 -2.25 -0.17% +10.64% +32.66% 15:00
東証グロース市場250指数
718.85 +8.98 +1.26% +6.67% -7.63% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,899.63 +27.35 +0.95% +6.48% +22.20% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,589.98 +6.51 +0.25% +6.07% +24.11% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,541.44 +2.89 +0.11% +7.70% +27.25% 15:00
日経平均
現在値 36,236.47↓ (24/01/25 15:15)
前日比 +9.99 (+0.03%)
始値 36,213.14 (09:00) 前日終値 36,226.48 (24/01/24)
高値 36,312.36 (14:20) 年初来高値 36,984.51 (24/01/23)
安値 35,912.54 (10:52) 年初来安値 32,693.18 (24/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は小幅に3日ぶり反発、東エレクやレーザーテックが2銘柄で約49円分押し上げ16:23 配信フィスコ
25日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり131銘柄、値下がり92銘柄、変わらず2銘柄となった。
24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は99.06ドル安(-0.26%)の37806.39ドル、ナスダックは55.97ポイント高(+0.36%)の15481.92、S&P500は3.95ポイント高(+0.08%)の4868.55で取引を終了した。寄り付きは上昇。動画配信のネットフリックスや半導体製造メーカーASMLホールディングの好決算を背景にハイテク・半導体関連銘柄を中心に買いが入り上昇をけん引した。しかし、長期金利の上昇に伴い上昇幅を縮小させるとダウ平均は下げに転じ、前日の終値近辺でもみ合う展開に。結局小幅安で取引を終えた一方、ナスダックは5日続伸した。
米国株の方向感が乏しかったことから、日経平均は前日終値水準で取引を開始。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5日続伸と強かったものの、値がさ半導体株の上値は重い。前日に買われた三菱UFJ<8306>など銀行株が前日比マイナス圏で推移したこともあり、日経平均は一時36000円台を割り込む場面も見られた。ただ、大型株を中心に下値では拾う動きも見られ、日経平均は切り返す展開に。中国当局の株価対策などを材料に中国株が上昇したことも影響して、日経平均は小幅ながら前日比プラス圏で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比9.99円高(+0.03%)の36236.47円となった。東証プライム市場の売買高は14億2510万株、売買代金は4兆2144億円だった。セクターでは、パルプ・紙、海運業、証券・商品先物、鉄鋼、水産・農林業などが上昇した一方、石油・石炭製品、医薬品、サービス業、保険業、情報・通信業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は74%、対して値下がり銘柄は23%となっている。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約27円押し上げた。同2位はレーザーテック<6920>となり、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>、HOYA<7741>、バンナムHD<7832>、日東電<6988>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはリクルートHD<6098>となり1銘柄で日経平均を約8円押し下げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、中外薬<4519>、ソフトバンクG<9984>、ネクソン<3659>、キッコーマン<2801>、セコム<9735>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 36236.47(+9.99)
値上がり銘柄数 131(寄与度+165.84)
値下がり銘柄数 92(寄与度-155.85)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 28655 280 27.97
<6920> レーザーテック 41530 1650 21.98
<6857> アドバンテ 6049 72 19.18
<6954> ファナック 4316 78 12.99
<7741> HOYA 18740 440 7.33
<7832> バンナムHD 3111 45 4.50
<6988> 日東電工 11350 105 3.50
<9843> ニトリHD 19465 320 3.20
<3382> 7&iHD 5785 93 3.10
<7735> SCREEN 14820 220 2.93
<4021> 日産化学 5883 85 2.83
<4661> オリエンタルランド 5562 82 2.73
<6723> ルネサスエレクトロニ 2690 69 2.28
<8015> 豊田通商 9653 64 2.13
<6361> 荏原製作所 9484 254 1.69
<4063> 信越化 5867 10 1.67
<2502> アサヒGHD 5474 44 1.47
<6504> 富士電機 7419 218 1.45
<9107> 川崎汽船 7254 145 1.45
<6305> 日立建機 4096 40 1.33
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6098> リクルートHD 5914 -181 -18.08
<9983> ファーストリテ 38960 -130 -12.99
<4519> 中外製薬 5455 -119 -11.89
<9984> ソフトバンクG 6667 -59 -11.79
<3659> ネクソン 2420 -104.5 -6.96
<2801> キッコーマン 9115 -191 -6.36
<9735> セコム 10775 -180 -5.99
<6758> ソニーG 14355 -180 -5.99
<4507> 塩野義製薬 7157 -175 -5.83
<2413> エムスリー 2437 -70 -5.59
<6594> ニデック 5712 -186 -4.96
<7269> スズキ 6403 -133 -4.43
<4568> 第一三共 4300 -40 -4.00
<9433> KDDI 4903 -17 -3.40
<4543> テルモ 4998 -22 -2.93
<6762> TDK 7366 -29 -2.90
<6367> ダイキン工業 24000 -85 -2.83
<6981> 村田製作所 3061 -30 -2.40
<4523> エーザイ 6951 -64 -2.13
<6645> オムロン 6798 -57 -1.90
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,531.92↓ (24/01/25 15:00)
前日比 +2.70 (+0.11%)
始値 2,528.71 (09:00) 前日終値 2,529.22 (24/01/24)
高値 2,534.12 (09:30) 年初来高値 2,565.89 (24/01/23)
安値 2,514.70 (10:52) 年初来安値 2,335.58 (24/01/04)
東証業種別ランキング:パルプ・紙が上昇率トップ15:38 配信フィスコ
パルプ・紙が上昇率トップ。そのほか海運業、証券業、鉄鋼、水産・農林業なども上昇。一方、石油・石炭製品が下落率トップ。そのほか医薬品、サービス業、保険業、情報・通信業なども下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. パルプ・紙 / 535.09 / 2.39
2. 海運業 / 1,891.57 / 2.27
3. 証券業 / 542.59 / 1.81
4. 鉄鋼 / 794.57 / 1.23
5. 水産・農林業 / 551.55 / 1.14
6. 非鉄金属 / 1,177.95 / 1.13
7. 精密機器 / 11,588.54 / 0.90
8. 機械 / 2,908.59 / 0.77
9. 電力・ガス業 / 497.11 / 0.71
10. 陸運業 / 2,149.41 / 0.70
11. 繊維業 / 652.14 / 0.68
12. 空運業 / 245.72 / 0.60
13. 建設業 / 1,623.89 / 0.58
14. ガラス・土石製品 / 1,323.44 / 0.52
15. 倉庫・運輸関連業 / 2,722. / 0.48
16. 化学工業 / 2,489.28 / 0.43
17. その他製品 / 4,786.47 / 0.38
18. 小売業 / 1,700.65 / 0.31
19. 食料品 / 2,225.53 / 0.29
20. 卸売業 / 3,493.55 / 0.24
21. 金属製品 / 1,410.12 / 0.18
22. ゴム製品 / 4,555.06 / 0.14
23. 輸送用機器 / 4,603.19 / 0.13
24. 電気機器 / 4,494.5 / 0.11
25. その他金融業 / 948.01 / 0.00
26. 不動産業 / 1,788.07 / -0.12
27. 鉱業 / 589.48 / -0.28
28. 銀行業 / 277.69 / -0.36
29. 情報・通信業 / 5,659.34 / -0.54
30. 保険業 / 1,820.82 / -0.75
31. サービス業 / 2,886.21 / -0.78
32. 医薬品 / 3,546.17 / -0.87
33. 石油・石炭製品 / 1,477.51 / -1.16
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 22,897.13↓ (24/01/25 15:00)
前日比 +0.24 (0.00%)
始値 22,883.91 (09:00) 前日終値 22,896.89 (24/01/24)
高値 22,925.40 (09:00) 年初来高値 23,240.97 (24/01/23)
安値 22,733.08 (10:52) 年初来安値 21,088.93 (24/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,302.89↓ (24/01/25 15:00)
前日比 +1.39 (+0.11%)
始値 1,302.46 (09:00) 前日終値 1,301.50 (24/01/24)
高値 1,303.93 (09:34) 年初来高値 1,320.23 (24/01/23)
安値 1,294.01 (10:52) 年初来安値 1,201.69 (24/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,224.53↓ (24/01/25 15:00)
前日比 +8.74 (+0.72%)
始値 1,216.57 (09:00) 前日終値 1,215.79 (24/01/24)
高値 1,225.46 (14:34) 年初来高値 1,225.39 (24/01/23)
安値 1,216.25 (09:03) 年初来安値 1,166.04 (24/01/04)
東証グロース市場指数
現在値 907.08↓ (24/01/25 15:00)
前日比 +10.86 (+1.21%)
始値 895.78 (09:00) 前日終値 896.22 (24/01/24)
高値 907.17 (14:57) 年初来高値 905.07 (24/01/16)
安値 887.92 (10:52) 年初来安値 862.11 (24/01/18)
東証グロ-ス指数は大幅続伸、ストップ高のGENDAが指数のけん引に/グロース市況16:53 配信フィスコ
東証グロース市場指数:+10.86 ()
出来高:1億1227万株
売買代金1228億円:
東証グロース市場250指数:718.85 (+8.98)
出来高7814万株:
売買代金1038億円:
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに大幅続伸。値上がり銘柄数は292、値下り銘柄数は232、変わらずは34。 24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は99.06ドル安(-0.26%)の37806.39ドル、ナスダックは55.97ポイント高(+0.36%)の15481.92、S&P500は3.95ポイント高(+0.08%)の4868.55で取引を終了した。寄り付きは上昇。動画配信のネットフリックスや半導体製造メーカASMLホールディングの好決算を背景にハイテク・半導体関連銘柄を中心に買いが入り上昇をけん引した。しかし、長期金利の上昇に伴い上昇幅を縮小させるとダウ平均は下げに転じ、前日の終値近辺でもみ合う展開に。結局小幅安で取引を終えた一方、ナスダックは5日続伸した。 方向感に乏しい外部環境を受けて、東証グロース市場も前日終値水準で取引を開始。寄り付き後は売られる場面も見られたが、東証グロース市場コア銘柄のGENDA<9166>が大幅高となったことなどが影響し、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに切り返す展開に。プライム市場の大型株の値動きが重かった半面、グロース市場にやや物色が向かったことなどから、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに前日比1%超の大幅高となった。 個別では、MBO発表でペイロール<4489>がストップ高となったほか、AIライティングサービスを発表したインフォネット<4444>も急騰。また、宿泊施設向けサービスのシンガポール企業の子会社化を発表したtripla<5136>も買われた。時価総額上位銘柄では、一部証券会社からの目標株価引き上げを受けてGENDAがストップ高となった。値上がり率上位では、アルー<7043>、ブレインズテクノロジー<4075>、キューブ<7112>がランクイン。 一方、前日急騰したアクセルマーク<3624>や、マーキュリーRI<5025>が売られたほか、モンスターラボ<5255>も売り優勢となった。時価総額上位銘柄では、JTOWER<4485>、サンウェルズ<9229>が売られた。値下がり率上位には、AHCグループ<7083>、エディア<3935>、セキュアヴェイル<3042>が名を連ねた。 東証グロース市場Core指数では、GENDAのほか、ウェルスナビ<7342>、ispace<9348>、カバー<5253>などが買われた。
グロース250
現在値 718.85↓ (24/01/25 15:00)
前日比 +8.98 (+1.27%)
始値 709.06 (09:00) 前日終値 709.87 (24/01/24)
高値 718.94 (14:57) 年初来高値 720.69 (24/01/16)
安値 702.38 (10:52) 年初来安値 683.34 (24/01/18)
東証REIT指数
現在値 1,806.45↓ (24/01/25 15:00)
前日比 -15.91 (-0.87%)
始値 1,814.90 (09:00) 前日終値 1,822.36 (24/01/24)
高値 1,815.88 (09:02) 年初来高値 1,845.33 (24/01/23)
安値 1,801.79 (10:45) 年初来安値 1,790.30 (24/01/04)
日経平均VI
現在値 19.33↑ (24/01/25 15:20)
前日比 -0.39 (-1.98%)
始値 18.82 (09:00) 前日終値 19.72 (24/01/24)
高値 19.70 (11:10) 年初来高値 23.02 (24/01/15)
安値 18.69 (10:59) 年初来安値 18.26 (24/01/05)
日経VI:低下、株価落ち着いた動きで警戒感が緩和16:05 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は25日、前日比-0.39(低下率1.98%)の19.33と低下した。なお、高値は19.70、安値は18.69。昨日の米株式市場は指数によって高安まちまちとなり、これを受けた今日の東京市場は売り買いが交錯して始まった。日経225先物は昨日までの2日間で350円下落したが、依然、高値警戒感が意識された。こうした中、今日は日経225先物が昨日の水準をはさんで落ち着いた動きとなったことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや和らぎ、日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。
日経平均先物
現在値 36,240.00↓ (24/01/25 06:00)
前日比 -20.00 (-0.06%)
高値 36,390.00 (02:58) 始値 36,280.00 (16:30)
安値 36,080.00 (23:31) 前日終値 36,260.00 (24/01/24)
TOPIX先物
現在値 2,528.00↓ (24/01/25 06:00)
前日比 -4.00 (-0.16%)
高値 2,537.00 (17:12) 始値 2,532.50 (16:30)
安値 2,515.50 (23:24) 前日終値 2,532.00 (24/01/24)
JPX日経400先物
現在値 22,885.00↓ (24/01/25 06:00)
前日比 -30.00 (-0.13%)
高値 22,965.00 (16:44) 始値 22,925.00 (16:30)
安値 22,775.00 (23:25) 前日終値 22,915.00 (24/01/24)
グロース250先物
現在値 701.00↓ (24/01/25 06:00)
前日比 -5.00 (-0.71%)
高値 709.00 (02:53) 始値 707.00 (16:30)
安値 701.00 (05:54) 前日終値 706.00 (24/01/24)
NYダウ先物 円建
現在値 37,947.00↓ (24/01/25 05:54)
前日比 -153.00 (-0.40%)
高値 38,234.00 (22:32) 始値 38,103.00 (16:30)
安値 37,947.00 (05:54) 前日終値 38,100.00 (24/01/24)
CME日経平均先物 円建
現在値 36,105.00↑ (24/01/24 15:59 CST)
前日比 -370.00 (-1.01%)
高値 36,555.00 始値 36,510.00
安値 36,080.00 前日終値 36,475.00 (24/01/23)
SGX日経平均先物
現在値 36,205.00↑ (24/01/25 05:14 SGT)
前日比 -60.00 (-0.17%)
高値 36,395.00 始値 36,260.00
安値 36,090.00 前日終値 36,265.00 (24/01/24)
長期国債先物
現在値 146.080↓ (24/01/25 06:00)
前日比 -0.080 (-0.05%)
高値 146.320 (16:23) 始値 146.180 (15:30)
安値 145.980 (01:50) 前日終値 146.160 (24/01/24)
1月25日の日本国債市場概況:債券先物は145円97銭で取引終了17:00 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2024年3月限
寄付146円08銭 高値146円12銭 安値145円87銭 引け145円97銭 24033枚
2年 456回 0.073%
5年 164回 0.330%
10年 373回 0.747%
20年 187回 1.557%
25日の債券先物3月限は下落。146円08銭で取引を開始し、146円12銭から145円87銭まで下落し、145円97銭で取引を終えた。現物債の取引では10年以降の気配が相対的に甘くなった。
<米国債概況>
米国債利回りでは、2年債は4.38%近辺、5年債は4.07%近辺、10年債は4.16%近辺、30年債は4.39%近辺で推移。
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.34%、英国債4.01%、オーストラリア10年債は4.24%、NZ10年債は4.67%近辺で推移。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.092 (24/01/25 03:05)
前日比 +0.002
日本国債5年
年利回り 0.312 (24/01/25 03:05)
前日比 -0.004
日本国債10年
年利回り 0.715 (24/01/25 03:05)
前日比 -0.007
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
中国 上海総合指数
2,906.11 +85.34 +3.03% -0.44% -10.99% 17:29
中国 上海A株指数
3,046.80 +89.45 +3.02% -0.44% -10.97% 17:29
中国 深センA株指数
1,767.77 +45.12 +2.62% -5.49% -20.51% 16:00
中国 深セン成分指数
8,856.22 +174.03 +2.00% -4.32% -26.08% 16:00
中国 上海B株指数
244.40 +8.32 +3.52% +9.62% -18.59% 17:29
中国 深センB株指数
1,035.54 +20.36 +2.01% -1.28% -15.24% 16:00
中国 上海50A株指数
2,312.85 +52.30 +2.31% +1.76% -18.47% 17:29
中国 上海180A株指数
7,339.05 +167.87 +2.34% +1.11% -16.65% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,455.58 +72.09 +3.02% -0.45% -10.97% 17:29
中国 創業板指数
1,720.78 +24.59 +1.45% -6.05% -33.46% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,342.92 +65.81 +2.01% -0.14% -20.06% 16:00
中国 深セン総合指数
1,689.98 +43.12 +2.62% -5.48% -20.50% 16:00
香港 ハンセン指数 16,211.96 +312.09 +1.96% -0.79% -26.46% 17:08
ハンセン中国企業株指数(H株) 5,468.71 +115.66 +2.16% -0.37% -26.92% 17:08
ハンセン中国レッドチップ指数 3,273.70 +115.53 +3.66% +2.16% -19.64% 17:08
韓国総合株価指数 2,470.34 +0.65 +0.03% -4.97% +1.72% 18:05
S&P・BSEセンセックス 70,700.69 -359.62 -0.51% -0.57% +17.43% 21:17
インドCNX NIFTY指数 21,352.60 -101.35 -0.47% +0.01% +19.34% 20:43
加権指数 18,002.62 +126.79 +0.71% +2.26% +20.56% 15:30
S&P/ASX200指数 7,555.36 +36.17 +0.48% +0.72% +1.17% 15:01
NZX50種グロス指数 11,889.63 +33.02 +0.28% +2.19% -0.87% 2024/01/24
FTSEブルサマレーシアKLCIインデックス 1,504.10 +7.99 +0.53% +3.42% +0.31% 2024/01/24
ジャカルタ 総合指数 7,178.04 -49.78 -0.69% -0.82% +5.10% 18:00
シンガポール ST指数 3,147.64 -5.69 -0.18% +0.23% -6.19% 18:20
タイ SET指数 1,376.09 -5.10 -0.37% -2.64% -17.67% 19:03
ベトナム VN指数 1,170.37 -2.60 -0.22% +4.72% +5.62% 17:02
フィリピン 総合指数 6,673.50 -6.46 -0.10% +2.65% -5.76% 15:50
アジア株式市場サマリー 2024年1月25日午後 7:39
中国・香港株式市場は3営業日続伸して取引を終えた。前日に中国人民銀行(中央銀行)が発表した預金準備率の引き下げを好感した。
上海総合指数(.SSEC), opens new tabは3.03%高の。1日の上昇率としては2022年3月以来の大きさとなった。
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数(.CSI300), opens new tabは最近の安値から5%超上昇している。
中国では不動産開発株(.CSI000952), opens new tab、建設エンジニアリング株(.CSI399995), opens new tab、通信株(.CSI000040), opens new tabがいずれも約6%高で上げを主導。
外国人投資家は株式相互取引を通じて中国株を63億元(8億7918万ドル)買い越した。昨年12月28日以来の大きさ。
国有企業株も好調。国務院国有資産監督管理委員会の当局者が、中央国有企業首脳の評価で市場価値管理の有効性を考慮すると述べた。
CSI中央国有企業総合指数(.CSI000926), opens new tabは3.9%高。
ただ、市場のセンチメントは依然として脆弱との見方もあるほか、野村の中国担当チーフエコノミスト、ティン・ルー氏は、より効果的な政府支援策を講じる必要があり、今回の経済的落ち込みは春にかけて悪化する可能性が高いと考えている。
「目先の最も効果的な政策は当局が特別基金を設立した上で人民銀から直接資金を拠出し(つまり量的緩和のようなものを行い)、引き渡しの遅れている住宅の建設を支援することだと思う」と述べた。
香港では大手テック株(.HSTECH), opens new tabが0.9%高。本土不動産開発株(.HSMPI), opens new tabが4.4%上昇した。
シドニー株式市場は上昇して引けた。豪州最大の貿易相手国・中国の中央銀行が、景気と株価のてこ入れに向けた流動性供給策を講じたことを受け、鉱業株を中心に値上がりした。
S&P/ASX200指数(.AXJO), opens new tabは3日以来の高値で終了した。
中国人民銀行(中銀)は24日、預金準備率の大幅な引き下げを発表した。
IGマーケッツの市場アナリスト、ヒービー・チェン氏は、市場に長期流動性を供給する人民銀の決定によって低迷する景気を支援する取り組みが強化され、オーストラリアの鉱業に明るい展望が開ける可能性があると述べた。
鉱業株指数(.AXMM), opens new tabは1.5%高で3日続伸。1週間超ぶりの高値で取引を終えた。フォーテスキュー・メタルズ(FMG.AX), opens new tabは2%高。上半期の鉄鉱石出荷が過去最高水準に迫ったことが好感された。
リチウム生産のミネラル・リソーシズ(MIN.AX), opens new tabは7.1%急伸、2023年8月29日以来の大幅高となった。同社は23年10─12月期の生産高がアナリスト予想を上回った。
エネルギー株指数(.AXEJ), opens new tabは0.9%高、金融株指数(.AXFJ), opens new tabは0.2%高、ヘルスケア株指数(.AXHJ), opens new tabは0.8%高。
ソウル株式市場は小反発。下落後値を戻す展開だった。自動車メーカー株の上昇が、半導体や電池関連の銘柄の値下がりに勝った。
韓国中央銀行がこの日発表した2023年10─12月期の国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済みで前期比0.6%増加となり、ロイターがまとめた市場予想中央値(0.5%増)をわずかながら上回った。内需が減速したものの、輸出の改善がGDPに寄与した。
ただSK証券のアナリストによれば、株価への影響は軽微で、主要銘柄の大半は決算に反応したという。
10─12月期決算が31%の増益だった現代自動車(005380.KS), opens new tabは2%高。ただ、利益は予想を下回った。傘下の起亜(000270.KS), opens new tabは株主還元を引き上げる方針を示したことが好感され、5.80%上伸した。
半導体大手のSKハイニックス(000660.KS), opens new tabは10─12月期決算が予想に反して増益だったものの、2.90%下落。アナリストは利食い売りで値下がりしたと分析した。
電池メーカーのLGエナジー・ソリューション(373220.KS), opens new tabは3.29%安。米電気自動車大手テスラが販売減速の見通しを示したことが嫌気された。
終値
前日比
%
始値
高値
安値
コード
中国
上海総合指数
2906.1087
+ 85.3368
+ 3.03
2823.8259
2906.7940
2821.7093
(.SSEC)
前営業日終値
2820.7719
中国
CSI300指数
3342.919
+65.810
+2.01
3274.339
3344.243
3269.794
(.CSI300)
前営業日終値
3277.109
香港
ハンセン指数
16211.96
+312.09
+1.96
15989.94
16254.93
15828.93
(.HSI)
前営業日終値
15899.87
香港
ハンセン中国株指数
5468.71
+115.66
+2.16
5373.33
5479.63
5313.86
(.HSCE)
前営業日終値
5353.05
韓国
総合株価指数
2470.34
+0.65
+0.03
2467.73
2474.01
2452.36
(.KS11)
前営業日終値
2469.69
台湾
加権指数
18002.62
+126.79
+0.71
17894.83
18014.26
17894.83
(.TWII)
前営業日終値
17875.83
豪
S&P/ASX指数
7555.40
+36.20
+0.48
7519.20
7558.80
7519.20
(.AXJO)
前営業日終値
7519.20
シンガポール
ST指数
3147.64
-5.69
-0.18
3153.92
3154.67
3140.47
(.STI)
前営業日終値
3153.33
マレーシア
総合株価指数
休場
-
-
-
-
-
(.KLSE)
前営業日終値
-
インドネシア
総合株価指数
7178.042
-49.781
-0.69
7215.527
7253.720
7176.11
(.JKSE)
前営業日終値
7227.823
フィリピン
総合株価指数
6673.50
-6.46
-0.10
6676.40
6687.12
6642.70
(.PSI)
前営業日終値
6679.96
ベトナム
VN指数
1170.37
-2.60
-0.22
1172.97
1173.83
1168.50
(.VNI)
前営業日終値
1172.97
タイ
SET指数
1376.09
-5.10
-0.37
1377.47
1379.15
1370.78
(.SETI)
前営業日終値
1381.19
インド
SENSEX指数
70700.67
-359.64
-0.51
71022.10
71049.46
70319.04
(.BSESN)
前営業日終値
71060.31
インド
NSE指数
21352.60
-101.35
-0.47
21454.60
21459.00
21247.05
(.NSEI)
前営業日終値
21453.95
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▲0.28% 11,889.63 +33.02H:11,889.63L:11,788.7601/25
[CFD] 日本 日経平均 36,150.70 日経比:-85▼0.24%H:36,267L:36,09221:45
中国 上海B株 ▲3.52% 244.40 +8.32H:244.40L:236.0901/25
中国 上海A株 ▲3.02% 3,046.80 +89.44H:3,047.51L:2,958.3301/25
中国 深セン成分 ▲2.00% 8,856.22 +174.04H:8,858.21L:8,621.1801/25
中国 深センB株 ▲2.01% 1,035.54 +20.36H:1,036.07L:1,015.7701/25
中国 深センA株 ▲2.62% 1,767.77 +45.12H:1,767.98L:1,711.9801/25
[CFD] HangSeng サンデー 16,202.90 指数比:-9▼0.06%H:16,259L:15,80221:45
香港 レッドチップ指数 ▲3.74% 3,276.36 +118.19H:3,279.02L:3,159.7816:59
25日の中国本土市場概況:上海総合3.0%高で3日続伸、「中字頭」株相場けん引16:46 配信フィスコ
25日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比85.34ポイント(3.03%)高の2906.11ポイントと3日続伸した。約3週ぶりの高値水準を回復している。
中国の政策スタンスが引き続き材料視される流れ。金融緩和や市場安定化策が支援材料だ。中国人民銀行(中央銀行)は24日、市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げると発表した(2月5日付で実施)。市場関係者の間からは、「準備率引き下げは想定より前倒しになった」との声が聞かれている。また、国務院(内閣に相当)は22日の常務会議で、資本市場の安定に向け、「より力強く、より有効な措置を実施する必要がある」と指摘した。25日の報道によれば、中国政府は今後、中央企業(中央政府直属の国有企業)責任者の業績考課に際し、「時価総額管理」を含めることを検討する方針という。市場での買い増し、自社株買い、増配などの手段を通じて投資家の信頼感を引き上げる狙いだ。本日の取引では、「中字頭」(社名が「中国」で始まり、政府系企業を親会社に持つ)と呼ばれる銘柄群に買いが先行している。(亜州リサーチ編集部)
石油や通信、保険などの「中字頭」銘柄が相場をけん引。中国石油天然気(601857/SH)がストップ(10.0%)高、中国石油化工(600028/SH)が7.9%高、中国聯通(600050/SH)がストップ(10.0%)高、中国電信(601728/SH)が7.1%高、中国太平洋保険(601601/SH)が8.2%高、中国人寿保険(601628/SH)が6.5%高で引けた。
ゼネコン株も急伸。中国交通建設(601800/SH)がストップ(10.0%)高、中国鉄建(601186/SH)が8.5%高、中国中鉄(601390/SH)が6.3%高、中国建築(601668/SH)が4.7%高で取引を終えた。緩和マネーの一部がインフラ投資に向かうとの期待も大きい。準備率引き下げにより、資金供給効果は約1兆人民元(約20兆6000億円)に達する見通しだ。
不動産株も高い。新城控股集団(601155/SH)が7.9%、信達地産(600657/SH)が7.1%、保利発展控股集団(600048/SH)が6.9%、緑地HD(600606/SH)が5.9%ずつ上昇した。不動産支援策に期待感。人民銀は24日、国家金融監督管理総局と共同で新たな不動産支援策を発表し、ショッピングセンターやオフィスビル、ホテルなど経営性物件(商業用物件)を担保とする銀行融資について、デベロッパーによる資金使途の範囲を拡大する方針を明らかにした。素材株、消費関連株、ハイテク株、医薬株など、全業種が買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が8.32ポイント(3.52%)高の244.40ポイント、深センB株指数が20.36ポイント(2.01%)高の1035.54ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
25日の香港市場概況:ハンセン2.0%高で3日続伸、中国の相場支援が追い風18:02 配信フィスコ
25日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比312.09ポイント(1.96%)高の16211.96ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が115.66ポイント(2.16%)高の5468.71ポイントと3日続伸した。売買代金は1320億8620万香港ドルとなっている(24日は1288億680万香港ドル)。
投資家心理が上向く流れ。中国の金融緩和や、マーケット支援スタンスが好感されている。中国人民銀行(中央銀行)は24日、市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げると発表した(2月5日付で実施)。市場関係者の間からは、「準備率引き下げは想定より前倒しされる」との声が聞かれている。また、中国政府は今後、中央企業(中央政府直属の国有企業)責任者の業績考課に際し、「時価総額管理」を含めることを検討する方針という。市場での買い増し、自社株買い、増配などの手段を通じて投資家の信頼感を引き上げる狙いだ。本日の取引では、「中字頭」(社名が「中国」で始まり、政府系企業を親会社に持つ)と呼ばれる銘柄群の上昇が目立っている。
ハンセン指数の構成銘柄では、中国民間ガス供給業者の新奥能源HD(2688/HK)が12.4%高、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が8.1%高、石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)が8.0%高と上げが目立った。
セクター別では、ゼネコンやエンジニアリング、非鉄などインフラ建設関連が高い。中国中鉄(390/HK)が8.9%、中国交通建設(1800/HK)が7.6%、中国鉄建(1186/HK)が6.6%、中リョ国際工程(2068/HK)が78.4%、中国冶金科工(1618/HK)が7.5%、中国アルミ(2600/HK)が9.7%、江西銅業(358/HK)が5.6%ずつ上昇した。緩和マネーの一部がインフラ投資に向かうとの期待も大きい。準備率引き下げにより、資金供給効果は約1兆人民元(約20兆8500億円)に達する見通しだ。
中国の保険・銀行セクターも物色される。中国太平洋保険集団(2601/HK)が7.7%高、中国平安保険(2318/HK)が4.8%高、中国人民保険集団(1339/HK)が4.1%高、招商銀行(3968/HK)が4.2%高、中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)が3.3%高で取引を終えた。
中国不動産セクターも急伸。上記した龍湖集団のほか、広州富力地産(2777/HK)が17.2%高、遠洋集団HD(3377/HK)が12.7%高、旭輝(884/HK)が12.3%高と値を上げた。不動産支援策に期待感。人民銀は24日、国家金融監督管理総局と共同で新たな不動産支援策を発表し、ショッピングセンターやオフィスビル、ホテルなど経営性物件(商業用物件)を担保とする銀行融資について、デベロッパーによる資金使途の範囲を拡大する方針を明らかにした。
本土市場も3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比3.03%高の2906.11ポイントで取引を終了した。石油や通信、保険などの「中字頭」銘柄が相場けん引。ゼネコン株、不動産株、素材株、消費関連株、ハイテク株、医薬株など、全業種が買われている
亜州リサーチ(株)