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【安倍派から議員側の「還流」額の一覧】

2024-02-01 06:51:22 | 自民党パーティ券裏金不記載疑獄
【一覧】安倍派「キックバック」所属99人のうち77人訂正 高額の議員は…収支訂正は3年分 裏金事件の全容は分からず 2024年1月31日 22時01分

自民党の安倍派は31日、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、政治団体「清和政策研究会」の2020~22年分の政治資金収支報告書を訂正したと発表した。
訂正した収支報告書では、パーティー収入で不記載となっていた総額は3年分で4億3588万円。問題発覚後の昨年12月時点に所属していた議員99人のうち、確認できただけで77人の政治団体に「寄付」という形で支出したとする追記がなされていた。
安倍派は、パーティー券販売のノルマ超過分を所属議員側にキックバックしており、追記された支出額が議員側への還流とみられる。(デジタル編集部)
◆「還流」額、最も多かった団体は3000万円超
裏金事件で捜査対象となったのは、時効にかからない2018~22年分の5年分。収支報告書の公開対象は直近3年分なので、安倍派の裏金の全容はつかめない。
本紙が3年分の訂正報告書を分析したところ、安倍派が不記載として追記した寄付先のうち最も額が多かったのは、池田佳隆衆院議員の政治団体(3208万円)だった。続いて、大野泰正参院議員の政治団体(3146万円)、谷川弥一元衆院議員の政治団体(2303万円)と続いた。
上位3人は、いずれも裏金事件で立件された議員だった。
◆上位3人は立件議員、350万円差で4番目は「5人組」の…
4番目に高額だったのは、安倍派の有力者「5人組」の一人、萩生田光一前政調会長の政治団体。3年間で1952万円と、立件された谷川氏側とは350万円ほどの差だった。
萩生田氏も捜査対象となっていたが、嫌疑なしで不起訴処分となった。
収支報告書では、派閥から議員側に寄付した日付は、大半が「不明」となっていた。
安倍派は31日、収支報告書の訂正とは別に、2018~22年の5年間で、派閥のパーティー収入から「寄付」という形で議員側に支出したにもかかわらず、不記載になっていた総額は6億7654万円だったと明らかにした。
◆5年間では95の政治団体に…団体名は明かさず
「寄付」先については、現職と元職を合わせて、衆参両院議員の計95政治団体だったとしている。ただし、95の政治団体名や金額は明らかにしなかった。そのため5年間で各議員が、派閥からいくらキックバックを受けていたのかは分からないままだ。
野党は、事件の全容解明のため、安倍派を含め、派閥からパーティー収入の還流を受けていた全議員のリストを公表するよう求めている。
安倍派は「国民の皆様の政治不信を招き、ご迷惑とご心配をお掛けしておりますことに心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
裏金事件で、安倍派は、ノルマ超過分のパーティー収入約6億7500万円を2018~22年の収支報告書に記載しなかったなどとして、政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いで、会計責任者が立件された。
派閥から還流を受けた議員側でも、池田氏が逮捕、起訴されたほか、大野氏は在宅起訴、谷川氏は略式起訴となった。
一方で、塩谷立座長や派閥有力者の「5人組」らは立件を免れた。
裏金事件で、安倍派は、ノルマ超過分のパーティー収入約6億7500万円を2018~22年の収支報告書に記載しなかったなどとして、政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いで、会計責任者が立件された。
派閥から還流を受けた議員側でも、池田佳隆衆院議員が逮捕、起訴されたほか、大野泰正参院議員は在宅起訴、谷川弥一元衆院議員は略式起訴となった。一方で、塩谷立座長や派閥有力者の「5人組」らは立件を免れた。
   ◇
【派閥から議員側の「還流」額の一覧】
※問題発覚後の昨年12月時点で、安倍派に所属した現職議員99人
池田佳隆 3208万円
大野泰正 3146万
谷川弥一 2303万
萩生田光一 1952万
三ツ林裕巳 1808万
山谷えり子 1519万
堀井学 1086万
宮本周司 974万
衛藤征士郎 970万
簗和生 924万
大塚拓 874万
杉田水脈 872万
松野博一 865万
高木毅 865万
宗清皇一 854万
小田原潔 844万
世耕弘成 836万
和田義明 710万
菅家一郎 678万
加田裕之 648万
羽生田俊 634万
岡田直樹 596万
末松信介 582万
柴山昌彦 556万
西村明宏 554万
関芳弘 524万
丸川珠代 512万
高鳥修一 484万
細田健一 474万
堀井巌 466万
下村博文 440万
中根一幸 434万
吉野正芳 414万
根本幸典 396万
尾身朝子 367万
義家弘介 363万
亀岡偉民 292万
橋本聖子 289万
上杉謙太郎 286万
山田宏 282万
鈴木英敬 280万
吉川ゆうみ 240万
江島潔 240万
佐藤啓 236万
西田昌司 234万
石井正弘 198万
稲田朋美 196万
塩谷立 196万
松川るい 194万
上野通子 188万
若林健太 184万
井上義行 170万
井原巧 168万
森まさこ 168万
佐々木紀 166万
木村次郎 144万
谷川とむ 134万
宮澤博行 132万
赤池誠章 98万
北村経夫 98万
福田達夫 94万
野上浩太郎 92万
長峯誠 78万
青山周平 72万
小森卓郎 70万
西村康稔 70万
鈴木淳司 52万
田畑裕明 44万
山田美樹 34万
山本順三 34万
石田昌宏 26万
加藤竜祥 26万
高橋はるみ 22万
越智隆雄 18万
太田房江 16万
宮下一郎 12万
藤原崇 10万
生稲晃子 0
石井拓 0
衛藤晟一 0
大西英男 0
奥野信亮 0
片山さつき 0
神田憲次 0
岸 信千世 0
古庄玄知 0
酒井庸行 0
塩崎彰久 0
白坂亜紀 0
高階恵美子 0
高木啓 0
滝波宏文 0
友納理緒 0
長谷川岳 0
古川俊治 0
松島みどり 0
松本尚 0
山崎正昭 0
吉田真次 0

   ◇
報道機関への発表全文は以下の通り。
報道機関各位
収支報告書の訂正について 令和6年1月31日
清和政策研究会
 今回の清和研を巡る事案について、国民の皆様の政治不信を招き、ご迷惑とご心配をお掛けしておりますことに心よりお詫び申し上げます。
 先日の東京地方検察庁の事件処理を受けて、本日、当会の収支報告書を訂正しましたので、その概要を説明いたします。なお、詳細については、今後、総務省のホームページにおいて訂正された収支報告書が公表されるところですので、そちらをご覧ください。
 本日、当会は、政治資金パーティーの事業収入と清和研から各議員側政治団体へ還付した寄附について、公表されている収支報告書の訂正を行いました。
 今回の捜査及び当会の調査において判明した過去5年間における、パーティー会費からの各政治団体への寄附支出額の追加分は、総額で6億7654万円となります。
 また、現職・元職等の衆議院議員の関係政治団体で58団体、参議院議員の関係政治団体で37団体、あわせて95政治団体への寄附が判明いたしました。
 当会の収支報告書の訂正を受け、寄附先の各政治団体においても速やかに訂正を行うものと承知しております。
*尚、この度の訂正に当たって、当会は、基本的には証憑類及び寄附先である政治団体の会計責任者と寄附額、寄附日及び支出先について確認し合うなどして訂正を行いました。
 総務省に相談した上で、寄附日について特定できないものについては「不明」または「頃」と記載し、「対価の支払いをした者」の数についても「不明」と記載しています。「不明」の部分については、今後判明すれば、いずれも訂正することとしています。

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