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ロシア軍 ウクライナのエネルギー施設を攻撃 全土で計画停電へ

2024-11-18 12:19:19 | ウクライナ紛争
ロシア軍 ウクライナのエネルギー施設を攻撃 全土で計画停電へ NHK 2024年11月18日 5時18分

ウクライナではロシア軍が各地のエネルギー施設を標的にこの3か月で最大規模とされるミサイルと無人機による攻撃を行ったことを受けて、18日に全土で計画停電が実施されることになり、本格的な冬を前に影響が広がっています。

ウクライナ軍は17日、ロシア軍が極超音速ミサイルだとする「キンジャール」や巡航ミサイルなどあわせて120発のミサイルと90機の無人機で攻撃を仕掛け、このうち102発のミサイルと42機の無人機を撃墜したと発表しました。

標的はウクライナ全土のエネルギー施設だとしていて、首都キーウの当局は、これだけ強力な攻撃が行われたのはおよそ3か月ぶりだとしています。

地元の当局などによりますとこれまでに南部のオデーサ州やミコライウ州、西部のリビウ州であわせて5人が死亡し、東部ドニプロペトロウシク州では鉄道の施設が被害を受け、鉄道会社の職員2人が死亡しました。

このうちオデーサ州ではインフラ施設に被害が出て、停電や断水となり、暖房の供給も止まりました。

また、リビウ州でも地域の暖房システムが被害を受けたことで6000人が一時的に暖房の供給のない状態に陥ったということです。

国営の電力会社「ウクルエネルゴ」は、攻撃でエネルギー施設が被害を受けたとしてウクライナ全土で18日の午前6時から午後10時の間に計画停電を実施すると発表し、本格的な冬を前に影響が広がっています。

ウクライナではロシア軍の攻撃でことし3月から8月にかけて発電所などが深刻な被害を受けていて、日本政府は16日にオデーサとハルキウにエネルギー支援として新たな発電機などの供与を発表したばかりでした。
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