ま、基本的にはトラックに精通しているほうがいい。
以前、イタリアナショナルチーム監督のパオロ・ベッティーニが、トラック強化に頭を痛めているという話がサイクリングニュースの記事に掲載されていた。ま、ベッティーニは6日間レースに出場したこともあるので、トラックのことも精通しているとは思うが、確かに、1960年代あたりのイタリアというと、トラックでは無敵の強さを誇っていた。しかも、ロードにおいても著名選手が続々と出現するという「黄金時代」だった。
丁度その頃、スプリントでは、マスペス、ベゲット、ガイアルドーニといった選手がプロスプリントの王者に君臨していた。また、団体追抜では無敵の強さを誇っていたし、ローマオリンピックでは6種目5種目で金メダルを獲得するなど、イタリアはその頃、間違いなく世界一の自転車競技王国だった。
しかし、1970年代に入って東欧勢の台頭が著しくなったため、まずはトラックにおいて衰退するようになった。それからロードにおいても徐々にその兆しが現れてきた。
以後、イタリアは、ロードでは何とか世界水準の地位は保っているものの、トラックでは目立った活躍がなくなった。
反面、フランスは、ロードはからっきしダメになったが、それ以外の種目では世界トップレベルの水準を維持し続けているし、今ではイギリスや豪州といった、トラック強豪国がロードにも徐々に活躍の場を広げつつある。
ま、日本も、最近では中長距離系種目において活躍するケースが見られるようになったが、これは過去に、トラック短距離において実績作りを行なってきたことが要因となっていることがいえるかもしれない。
ということを踏まえると、ナショナルチームという観点に立てば、トラックをベースに考えたほうが得策。
でも、高知の住人さんがいうように、富原・中野・松本の「トロイカ体制」でダメだったら、競輪系、ひいてはトラック系出身者が指導者のトップに立つことは難しくなるだろう。
以前、イタリアナショナルチーム監督のパオロ・ベッティーニが、トラック強化に頭を痛めているという話がサイクリングニュースの記事に掲載されていた。ま、ベッティーニは6日間レースに出場したこともあるので、トラックのことも精通しているとは思うが、確かに、1960年代あたりのイタリアというと、トラックでは無敵の強さを誇っていた。しかも、ロードにおいても著名選手が続々と出現するという「黄金時代」だった。
丁度その頃、スプリントでは、マスペス、ベゲット、ガイアルドーニといった選手がプロスプリントの王者に君臨していた。また、団体追抜では無敵の強さを誇っていたし、ローマオリンピックでは6種目5種目で金メダルを獲得するなど、イタリアはその頃、間違いなく世界一の自転車競技王国だった。
しかし、1970年代に入って東欧勢の台頭が著しくなったため、まずはトラックにおいて衰退するようになった。それからロードにおいても徐々にその兆しが現れてきた。
以後、イタリアは、ロードでは何とか世界水準の地位は保っているものの、トラックでは目立った活躍がなくなった。
反面、フランスは、ロードはからっきしダメになったが、それ以外の種目では世界トップレベルの水準を維持し続けているし、今ではイギリスや豪州といった、トラック強豪国がロードにも徐々に活躍の場を広げつつある。
ま、日本も、最近では中長距離系種目において活躍するケースが見られるようになったが、これは過去に、トラック短距離において実績作りを行なってきたことが要因となっていることがいえるかもしれない。
ということを踏まえると、ナショナルチームという観点に立てば、トラックをベースに考えたほうが得策。
でも、高知の住人さんがいうように、富原・中野・松本の「トロイカ体制」でダメだったら、競輪系、ひいてはトラック系出身者が指導者のトップに立つことは難しくなるだろう。