「競馬に絶対は無いが、この馬には絶対がある」
大言壮語と取られかねないこの言葉を発したのは、騎手時代から華麗なフォームで勝ち鞍を積み上げ、またエスプリのきいたコメントでマスメディアへのリップサービスを欠かさなかったことなどから“ミスター競馬”のニックネームでリスペクトされた野平祐二である。
そして野平が調教師に転じて、騎手時代からの盟友であるシンボリ牧場の和田共弘から託されたのが、冒頭のフレーズで「この馬」と呼ばれたシンボリルドルフだ。
冠号の「シンボリ」に、神聖ローマ帝国の君主の名「ルドルフ」(正確には「ルドルフ1世」)を付けるかたちで命名された優駿は、その桁違いの強さも相まって、しばしば“皇帝”という愛称、否、敬称でも呼ばれた。
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ちなみに勝ったのはギャロップダイナ
現調教師根本騎手で、丸山やななこちゃん、野中の所属厩舎である
根本元騎手はこの他ダービーをメリーナイスで、中山大障害をバローネターフ他で3勝している偉大(意外?)なジョッキーでござった