
20日の土曜日は、天気が良いはずだった。
それで、山仲間に秋の普賢岳でも行かないか?
と誘ってはいたが、みんな仕事や家庭の事情等で、登れるのが二人になった。
そして、天気予報も雨のち曇りと変わったので、急遽、普賢岳は今後にとっておくこととして、近場の山に行くことにした。
どこに登ろうか?「福知山」「倉木山」「釈迦・御前」などと考えたりもした。
そういえばこの季節には、天山にはよく行くが、もう一つの「花の名山」には一度も行ってない。
決まった!つまり「井原山がおいらを呼んでいる!」なのだ。
ということで、7時半に早良区を出発し、水無からゆっくり井原山に登る予定で、瑞梅寺ダム方面に向かった。
日向峠を越えるころに、車のカーステレオからは、中島みゆきの「糸」が流れている。
♪ なぜ めぐり逢うのかを
私たちは 何も知らない
いつめぐりあうのかを
私たちは いつも知らない ~ ♪
何故だか、心の中に沁みてくる。いいね!
さて、山登りに注意義務を戻そう。
道路わきを真っ赤なヒガンバナが彩っている。気分は全く山登りモード!
と、ところがである。水無への林道が工事のため進入禁止との看板が立っていて、バリケードがある。
それで、一方通行の逆方向からなら行けるかなと思って、上部の林道まで上がってみたが、やはり水無へは進入禁止の看板。(期間などは表記してなかった。)
どうしようかな。ここから登るかとも思ったが、天気もあまりよくないので、古場岳山荘から登ることとした。結局この判断が、今回の素晴らしい出会いをもたらしてくれることとなった。
ずいぶん遠回りをしたので、古場岳山荘の登山口には11時頃に着いた。
林道の空きスペースに車を止めてゆっくりと登り始めた。

登山口は、ツリフネソウの群生地。生きのいいのを一枚。

お!ここにもアケボノソウが咲いている。

今の季節、いろんなところでこの花を見ることができる。いつも心を和ませてくれる花だ。

前日の雨で、登山道が濡れている。

当初予定の水無ではないので、このルートではあまり花は期待していない。
なので、山の雰囲気を楽しみたい。
登山口からしばらく行くと、植林地帯にさしかかる。

昨夜の雨で、山が全体が濡れている。なので、シダが生き生きと輝いている。


さぁ、先を急ごう。

五感のすべてが「山」を感じている。


この標識というか、応援のメッセージはとてもいいね!

このルートはそんなにキツイコースではないのだけれど、思わず笑みがこぼれる。
そして「この坂は……。」 とってもいいね!

12時 頂上に着く。

少し曇り模様だが、どうにか普賢岳も見える。右手には天山も。

三瀬峠で購入した弁当を食べた。

ランチの後は、頂上付近に咲いてる花を少しだけパチリ!
ホソバノヤマハハコ


キンミヅヒキ


サイヨウシャジン

このまま水無に下りて、花散策をしまた登り返そうかとも思ったが、いやいや、今日は「グレート・トラバース第4弾」が放送される。万全を期して見なければ!などと理屈をつけて、また、「やまびこの湯」がおいらを呼んでいるなどとも思って、いざ、下山することにした。(なんでやねん!)
取り敢えず下山前の雄姿を一枚。

往路も良かったけど、復路もいいね!

などと普通の山を楽しんでいたその時、私の視線に何か白い小さなものが飛び込んできた。
「うん!うぅーん!何々!」「何かある!」と思わず声を上げている私!

「なんだ、これは!」「ランだね!」「うぅーん!以前ネットで見たことがある!」

「ちょっと待てよ、名前は確か?……?」

「ミヤマウズラ?」確信は持てないが、多分?

アケボノシュスランは薄ピンクみたいだし?

金山にも咲いてるようだし?

何はともあれ、初めての出合いです。とっても感激!

ということで、満足な山のはずが、大大満足の山となった。日頃の行いかな?(笑)
なので、「三瀬温泉やまびこの湯」で汗を流した後、いつもの三瀬の店に立ち寄り、メロンパンを購入。「グレート・トラバース」を見た後に美味しくいただいた。
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