「スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)」という言葉がある。
春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、
あとは地下で過ごす一連の草花の総称だそうだ。
一般的には、春を告げる花たちのことで、「春の妖精」とも呼ばれている。
フクジュソウ、ユキワリイチゲ、ショウジョウバカマなどがそうだろう。
中でも、「セリバオウレン」は私が一番心待ちにしている「妖精」である。
その「セリバオウレン」がもう咲いているという。
昨年、ある山で知り合いになった人のブログで、
「もう咲いているよ!」と紹介されたのだ。
それで、さっそく今日の土曜日に「○王寺」に行ってみた。
滝のところから歩きはじめる。
ここには、「狐様」も鎮座されている。
そして沢沿いに登っていると、
なんだか清流が白く濁っていた。
帰りに通った時には、薄くなっていたが何だったんだろうか?
そして、「大野城跡の小石垣」に着いた。
たまには、遠い昔の史跡に触れるのもいいことだ。
それに、今日はとても天気がいい!
鳥の鳴き声を聞きながら、ゆっくりと登っていく。
突然、田んぼが出てくる。去年探し回った時のことを思い出す。
そして、その地についた。「え!咲いてない!」。
「ここではなかったのかな?」と、一瞬思った。
しかし、心を落ちつけてあたりをよく見てみると、
白い可憐な花が、1株、2株と咲いているのに気づいた。
この「セリバオウレン」に魅せられてから、どれほどになるかな?
最初は、経ヶ岳の麓へ3回ほど探しに行った。
そしてやっと見つけた時は、それはそれは大感激だった。
それから、英彦山の地はあるところに電話をして教えていただいた。
昨年は、岩宇土山でも新しい出会いがあった。
でも、それはすべて2月中旬以降のことだった。
それが、1月16日の今日、10株以上が咲いている。
とても驚きではあるが、目の前に「清楚で可憐な花」が今咲いている!
地球温暖化云々、などとは言わない!
ただ、目の前の花たちを愛でよう!
とにかく、今年も「セリバオウレン」を見ることができた。
その喜びをこの胸に刻もう!
そんなことを考えながら、ただ撮っていた。
やはり「セリバオウレン」は、スプリング・エフェメラルにふさわしい!
2月には、今年も「黒木郷」への遠征も計画中である。
何はともあれ、今年の「花あるき」が例年になくとても早く始まった。
少し残念なことだが、写真を撮った人だろうが、
この「セリバオウレン」が咲く地が、少し踏み荒らされていた。
私も気をつけているが、決して「花たち」を、もちろん花をつけてないものも、
決して踏みつぶさないようにしなければならない!
それはさておき、大満足の中、「春の妖精」の余韻を残しながら下りていく。
「小石垣」まで戻ってきて、上から下を撮ってみた。
こんな石垣が、1300年以上も前に造られていたなんて!
「ミヤマホオジロ」や「エナガ」などを見かけたが、
シャッターを押す前に飛び去った。
なので、景色を写しながらこの地を後にした。
何だか釈然とはしない気もするけど、取りあえず「よし!」としよう。
アクティブに活動されてますね。過去のblogも拝見させていただきました。たくさんの山野草や山の景色が美しいです。
素晴らしい写真に、とても刺激になりました。これからも拝見させていただきたいと思います。
読者登録ありがとうございました。
ふらりとネットをたどってますと、きれいな鳥の写真に出会い、一時みとれてました。
それほど素敵な写真を撮ってありますね。思わず読者登録をしてしまいました。
私も、少しでも近づけるようになりたいものです。
たしか以前に??拙宅にもご訪問いただいたような??・・アップの写真があとても綺麗です。
それにセリバオーレンを早々にゲットされて羨望の目で見させてもらいました、おっしゃるように英彦山系はまだでしたね。四王寺の方は暖かいのですね、
山野草を優しく愛でて居られるのに、共感いたしました。
これかあらあもどうぞよろしくお願いします
読者登録ありがとうございました。
こちらこそ、いつも平尾台の可愛い花々の写真に魅せられています。
引っ越しをされたのに気づいたので、改めて読者登録をさせていただきました。
これからもよろしくお願いします。