
今年の紅葉登山をどこにしようか?
当初予定では、四国遠征で石鎚辺りだったのだが、諸般の事情により行けなくなった。
ならば、九州のどこかでと考えていた。
昨年の三俣の大鍋、小鍋が素晴らしかったので、また今年も「久住」でとも思ったりもしたが、いつものメンバーから「是非、祖母山に行きたい!」との声が上がった。
よく考えてみると、この4~5年、黒岳からの親父岳や傾山には登っているが、
祖母山には登っていない。ならば、「祖母がおいらを呼んでいる!」かな。(?)
ということで、25日の土曜日に祖母へ行った。メンバーは、Yさん、Kさんと私の3人。
祖母は福岡からは、とても遠いので、5:15に自宅を出発。
城南区、博多区を経由して、6:15に太宰府インターから高速に入った。
広川サービスエリアなどで休憩をしながら、益城熊本空港インターで下り、
俵山経由、高森から北谷口をめざした。
高森を過ぎて、左手にこのような景色がではじめた。

これは車内から撮ったものだが、今日の山登りがとても素晴らしいものになる予感がする!
そして、9:20に登山口駐車場に到着。

9:38 登山口を出発。

ルートは、最初は国観峠を経由する千間平コースで頂上へ、下山に風穴コースのつもりだったが、
急遽、変更し逆を行くことにした。結果的にこれがとても良かった!
早速、素晴らしい紅葉がお出迎え! しかし、これはただの幕開けでしかなかった!

先行する鹿児島のグループが渡渉地点で待機している。そして私たちに親切にもアドバイスをしてくれた。
「こっちの方が渡りやすいですよ。」と。

風穴ルートはとてもいいね!

祖母の紅葉がここまでとは!

うぅーん!いいね!

できるだけ、きれいなところを!


10:50 風穴に着いた。

風穴の少し上部に、日本庭園みたいにきれいなところがあった。

今年の紅葉は、夏の長雨であまり色づきが良くないともいわれている。

しかし、そんなことを吹き飛ばすような美しさ!

紅葉の合い間から見ると、青空もとても感じがいい!

素晴らしい紅葉に、ただただ圧倒される!



高度差650mあまりを急登で登るこのコースは、けっこう体力がいるが、
あたり一面の素敵な紅葉に癒されて、割と楽に登っていける。(ほんまかいな!)

ようやく頂上が近づいてきた。

今は、1400メートルあたりが紅葉の盛りかな。


「今日でよかったね!」「大満足やね!」などと話が弾む。

頂上まであと少しのところ。障子ケ岳、古祖母などの稜線が紅く色づいてる!素晴らしい!


そして、12:50 祖母の頂へ!

少し遅くなったので、さっそくランチ。今日はKさんが用意してくれた。

ランチをしてるそばには、リンドウが咲いている。

ここ祖母は、360度のパノラマ! ゆっくりと時間をかけて絶景を存分に楽しんだ。

傾への縦走路をバックにかっこつけて。右の方は五葉や大崩だよね!

頂上でゆっくりしたので、14:00に下山開始。
14:52 国観峠まで下りてきた。

登山者の安全を祈願し ここに延命地蔵尊を建立す 合掌 と読める。
ここから振り返る祖母もとても素敵だ。


ここからの下山途中に、あの「ツルリン」の姿が。

16:35 大満足の中、ようやく登山口に帰ってきた。

しかし、今回の山行の大満足は、まだまだ終わってはいなかった。

北谷登山口から五ケ所に戻る途中にそれはあった!

日頃の行いがなんとやらで、こんな景色が待っていた。祖母の稜線がとても夕陽で輝いている!
言葉にできない!(なんのこっちゃ!)
加えて、あわてて車から降りてパチリとしていると、後ろの斜面に何か青い花が咲いている。

えー!こんなところで、ムラサキセンブリに出会うなんて!
もう、それはそれは大満足と思っていたら、そこから車で5分のところにある三秀台にウェストンの記念碑があるのだが、ついでだから寄ってみようということになり、

と、そこで祖母方面を振り返ると、何と!「祖母が夕焼けに染まっている!」

本当に言葉にならない美しさ!

こんな場面に出くわすチャンスはそうあるものではない。
神のご意志か、仏の導きか! そんなものを感じる出来事だった!
Yさん曰く「仕事の忙しさが、今日の祖母で報われた」。
あぁーあ!この出合いにただただ感謝。山登りってイイネ!
ずいぶんと時間は経ってしまいましたが、先日の祖母山行では素敵な紅葉に浸りながら、、お互いに楽しめた山歩きでしたね!
私も山沢様のブログを探してはみたのですが、、肝心なお名前を忘れてしまっておりまして、コメントよりまいりました。
山沢様もあちこち歩いていらっしゃるようで、また拝見し楽しみが増えました。
またそのうちどこかで会えることでしょう!♪♪
九州も冬山にうつっていきます。
あちこち計画もあられることでしょう!
素敵な山行をまた拝見させてくださいませ!
ではまた!
鹿児島 森山