ランチは、「とみしの里体験交流センター」のレストランだったのだが、
この地点をナビで検索すると、地図上に「富士山」が現れた。
え!富士山ではないよね!間違いかな?と、思ったが、実はそうではなく、
「富士山」と書いて、(とみしやま)と読むのだそうだ。
その「とみし」の里ということで、宿泊と体験も出来るらしい。
まぁ、思いもかけず、山奥の素敵なところで豪華ランチに出会った後は、
「ユキワリイチゲ」自生地で満開の斜面に大感動でったのだが、
少し時間が落ちてきていて、まだ行く所があるので先を急ぐ。
それで、次に向かったのは、紅葉で有名な「帝釈峡」。
「帝釈峡」は、14時半頃には着いたが、ほぼ岡山県との県境だった。
せっかく遠出してきたのだからと立ち寄ることに。
初めて来たけれど、なかなかのロケーション!
しばらく歩いて行くと、「唐門」があった。
まだまだ冬枯れの気配。
ここにも、石仏さんが鎮座していた。
紅葉の季節は、まさに絶景なんだろうね!
おっと!何かがそびえてる!
「鬼の供養塔」なんだって!
4月になると、この遊歩道はそれこそ山野草の花で彩られるそうだ。
しかし、今はまだ冬眠中!
お!ネコノメソウの仲間が咲いていた。
石仏があると、すぐにカメラを向けるのは癖になっているかも!
誰一人いない渓谷を歩いて行くと、
自然の大きな岩のアーチが登場。
「雄橋(おんばし)」と言うそうで、天然記念物。
その下の空間は、賽の河原になっていて、
またまた、石仏があった。
そして、ここで引き返した。
紅葉の季節にもう一度来なくっちゃね!
と、思いながら、「ヤマネコノメソウ?」を撮ってからこの地を後にした。
次に向かったところは、為重(ためしげ)の「フクジュソウの自生地」。
ここの「フクジュソウ」は、まだ十分に咲ききれていなかった。
でも、満開時には土手一面に咲く乱れるであろうことは想像できた。
咲き始めの花を見つけては、パチリ!
この辺りで、メールのやりとりをして次の日の仰烏帽子の山行が中止になった。
まぁ、こっちで見ているから良しとしなければいけないかな?
この石仏?は何だろうか?
その横には、白ではない「ユキワリイチゲ」がひっそりと咲いていた。
今回訪れた所の全てが、地域の人によって守られていた。
その人達の努力に、心からの敬意と感謝の気持ちを贈りたい。
そうそう、最後に今回の花散策遠征で一番の成果が残っていた。
それは、途或ところで遭遇した「ミスミソウ」。
「ミスミソウ」が咲くというところでだいぶ探したが、見つからず、
あきらめかけたその瞬間、一つの「葉っぱ」が目に入ってきた。
何々、この葉っぱは?と、辺りを見回すと、
これは!さらに探してみると、
うん!間違いない、
ここで、あきらめて帰りかけていた皆さんに「あったよ~!」と、
大声で呼び戻した。
誰もいない谷間に、
それこそ「ひっそりと!」
美しく咲きはじめていた「ミスミソウ」。
この花に出会っただけで、はるばるやって来た甲斐があったというもの!
最後の最後に、この大株の「ミスミソウ」を撮ってから、福岡への帰路についた。
今回、福岡から帝釈峡の往復で、総計885キロを走破した。
我が人生での日帰りドライブとしては、最高記録を樹立。
「思えば遠くへ来たもんだ!」だったんだけど、最高の花散策になった。
こんなことなら、もう少し前に行っておけば良かった、なんて思ったり、
次には、「とみしの里」に一泊をするのも良いかも!なんて思ったりもした。
近頃、つくづく「花」との出会いも、「縁」だと思う。
どんなに願ってもかなわぬ時もあれば、それこそ偶然の出会いもある。
また、「人」との縁で願いが叶ったりすることもある。
そういうことなので、あまり焦らず、おどらされず、
花との出会いは「縁」、ということをしっかり肝に銘じて、
季節季節で、「魅惑の花々」と向き合っていきたい。
そんなことを思った、広島への花散策遠征だった。 お終い。
一日で885キロ?うっひゃ~走りも走りましたね。
自分も過去 3回、惣領まで日帰りもしましたが、その先の
帝釈峡までですか、もう、ぶったまげた~!です
自分らも何度かそこまで行こうやと出かける前は話していてもいざ、惣領に入ると、熱心?に撮影に没頭してついに足を伸ばせませんでした
帝釈峡の花の妖精情報はいつも掴んではいますが
やはり一泊が決め手ですね。
一日でこれだけ見れる幸せを噛みしめておられることでしょう、
少しだけ、悔しい~(激爆)
私の中国山地への遠征は、寂地や弟見山辺りまででした。
今回、帝釈峡まで行きましたが、やはり遠かったですね!
でも、行ってよかったです。大満足でした。
セツブンソウ、フクジュソウ、ユキワリイチゲ、そして、ミスミソウ!
キバナノアマナなんて、たくさんその姿を見ました。
もう少し近ければ、毎年行けるのにね!と思いました。