よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録4017(いっかくじゅう座 C49バラ星雲 by CBP③)

2024-03-10 01:00:00 | C天体
いっかくじゅう座 バラ星雲

CBPフィルター追加装着テストその3
FMA135+UV IRcutフィルター+ASI585MC➕CBPフィルター

画像①トリミング・回転・画像調整あり
またまたバラ星雲、よく撮っているので、比較し易い。CBPやQBP・DBPフィルターを使うと、コントラストが上がり、星が引き締まるという話を聞くが、たしかにそれを感じる。カモメ星雲やクラゲ星雲もしかして、ワンチャンスあるかもと思う画像が撮れた。

バラだけではということで、近くにあった星雲も一緒に。アノテーションの結果はSh2-280。この画角には写ってないが近くにさらに2つのSh2天体がある。撮るかどうかまた考える。

画像②1分露出10分のライブスタック

画像④ASIAIRのアノテーション

画像⑤ライブ画面

画像⑥導入画面


その他のテストあるいはNG集
画像⑦Sh2-308(イルカの頭星雲)緑が全く写らず別物(;^^)不思議。
(トリミングあり)

画像⑧しし座3つ子銀河、30秒露出で失敗か?
(トリミングあり)

覚書
①CBPとの2枚づけでもプレートソルブは問題なし。
②CBPの使用で星像が引き締まった気がした。
③FMA135の対物レンズ前への装着も問題は感じなかった。ただ、ASI585MCに装着しているUV IRcutフィルターを外したときどうか、運用しながら確認していく。

参考資料等
 
  JUNPYさんの銀河星雲・Seestarマニアのための交流・情報サイト
 
 StellarScenesさんの『星座』へのリンク
 
電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)電視観望の記録033(いっかくじゅう座まとめ) 

04)電視観望の記録029(いっかくじゅう座 カモメ星雲) 

05)電視観望の記録4002(いっかくじゅう座 ばら星雲、かもめ星雲) 

(初心者のため、その時の学習段階によって表記が揺れます。ご容赦下さい。)

06)星見娘で電視観望4026(いっかくじゅう座 IC2177) 

07)電視観望の機材012(ZWOASI120MM-Mini) 

08)電視観望の記録4005(M42オリオン大星雲) 

09)電視観望の記録4006(エリダヌス座 魔女の横顔星雲) 

10)電視観望の記録4007(いっかくじゅう座 バラ星雲) 


撮影情報
2024年年2月28日午後8時半頃
ベランダ プチ・リモート観測所
いっかくじゅう座  バラ星雲
主鏡 FMA135+ASI585MC+UV IRCutフィルター➕CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリで1分露出10分間のライブスタック、画面スクショ
写真アプリで、各調整など
 
よしべ~の業務報告
2024年3月9日
Seestar太陽
等倍
2倍トリミング











電視観望の記録4007(いっかくじゅう座 C49バラ星雲)

2024-02-17 01:00:00 | C天体
いっかくじゅう座 バラ星雲
ASIAIR、ガイド撮影テスト、その3
2024年2月11日午後9時20分頃
ベランダ プチ・リモート観測所
主鏡 FMA135+ASI585MC+UV IR Cutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
iOS版『写真』アプリで画像調整

画像①30秒露出約20枚のライブスタック、画面のスクショ、画像調整あり
何度も撮っているいっかくじゅう座のバラ星雲。取りあえずは撮れました。(^o^)ノ
まだ、新月期は続くので、露出時間をさらに伸ばしてチャレンジする予定。

画像②導入画面

画像③ASIAIRアプリのアノテーション

「館長が好きなバラ星雲見てますよ。」と館長を呼び、見えやすいようにライブスタック画面のヒストグラムを調整すると一言。「私、ピンクのバラがいい!」そして次の画像。

画像④館長の希望でピンク系のバラ星雲にヒストグラムを調整
さすが館長、こちらの方が良かったかもしれない。
ちなみに、撮ってだし3枚を飼育員さんも含めて3人で共有した。

画像⑤快適Seestarと2台並列観望

ただし、頭と体がついていかず、スクショ忘れ、スタック済Fitsファイル保存忘れなどミス連発。(^^;

(追記)2月14日
こちらのブログも12日に作成したということで、その後13日に3分露出での撮影に成功したので、付け加えます。

画像⑥3分露出10枚のほぼ撮って出し

画像処理してないが、ノイズが減ったような?

アップすると画像が劣化するので中心部のみ比較のためテストアップ

画像が大きすぎると、縮小で画像が劣化するようです。(色を少し調整)

参考資料等
 
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電視観望の記録等関連Blog

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(初心者のため、その時の学習段階によって表記が揺れます。ご容赦下さい。)

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08)電視観望の記録4006(エリダヌス座 魔女の横顔星雲)


よしべ~の業務報告

2024年2月16日

太陽と月

4倍モードでピントを合わせて

先づは、等倍


顔に見えます。

2倍モード


4倍モード


そして月

4倍モードで


















電視観望の記録4002(いっかくじゅう座 ばら星雲、かもめ星雲)

2024-01-16 05:00:00 | C天体

いっかくじゅう座 NGC2244(ばら星雲)、IC2177(かもめ星雲)

1月11日新月のFMA135+Neptune-CⅡの電視観望続き

機材はFMA135+UVIRcutフィルター+Neptune-CⅡ+VirtuosoGTi経緯台

ソフトはSharpCapPro4.1+SynScanPro

以下8秒露出約20分のライブスタック画像(その他詳細は覚書で)

画像①トリミングあり、Save exactly as seenのPNGファイルをSI9等で調整

取りあえず、ばら星雲らしきものは撮れた。私の好みはSeestarよりこちら。もう少し赤がはっきり出せると良かったが、今回はここまで。

画像②トリミングあり、FITSファイルをSI9等で処理

前回より進歩したのは、FMA135を回転させられるようになったことのみ。SI9でFITSファイルをいじくり回したが、パソコン上ではひどい結果であった。いつもはアップする画像が悪化するGooblogのアプリだが、今回は縮小で少しアラを解消してくれていて感謝。まあ、その方面の人が見れば一目なのだろうが・・・精進あるのみ。

かもめ星雲はけっこう大きくて、画像②では全体が入っていない。次回の観望はそこを考慮に入れる必要がある。フィルターについてもUVIRcutフィルターでは少し苦しい。

画像③ばら星雲、Save exactly as seenのPNGファイル撮って出し

画像④かもめ星雲、Save exactly as seenのPNGファイル撮って出し

(視野回転すごいわ~)

(覚書)

A.SynScanProについて

①VirtuosoGTiとの接続は、ステーションモードで無線接続(特に問題なし)。

②今回は、リゲルで1スターアライメント。ファイダーなしの目視で導入後、SharpCapProの画面で確認、手動調整して、1スターアライメントを終了させる。リゲルに追尾をかける。

③その後、リゲルとプロキオンでブライトスターアライメント。リゲルは中心にいるのでそのままOK。次のプロキオンは、移動後SharpCapProで、プレートソルブ後再同期を何回か使って画面の中心付近へ、後は手動で中心に。OKでアライメントを終了させる。

(緯度経度情報は手動入力を済ましている)

B.SharpCapProについて

今回はSNS上の情報を参考に次の設定をした。

①ライブスタックサブウィンドーで、StackingをSigma Clippingに設定。(人工衛星の軌跡等の異常値が消せるらしい。よくは解らない。(^^;)

②アナログゲインは100(ノイズが小さくなるらしい。これもよくわからないので適当)、オフセットは10で設定。

③前処理の設定

ホットピクセル感度がデフォルトの5では弱いので、20にあげた。

サテライトトレイルを削除するは、Sigma Clippingでよいかと思い外した。

③デイザー・SharpSolverについては以前設定したとおり(ほしぞloveログさんのブログへのリンク資料04、資料05参照)。

 
参考資料等
 
  JUNPYさんが企画した銀河星雲マニアのためのポータルサイト
 
 StellarScenesさんの『星座』へのリンク
 各星座の天体をほぼ総撮りに近いので、観望予定天体の確認等に活用させていただいている。
 
 
電視観望の記録等関連Blog

 


電視観望の記録170(SKYMAX127 散開星団 C8、C10、M103)

2023-10-05 05:00:00 | C天体
カシオペヤ座 M103、C8、CI0、NGC637

10月2日、本日の目標は木星。360°小高い山に囲まれているよしべやでは、月も木星も見えるのは遅くなる。時間待ちの間のテスト観望。天文糸のブログでは、SKYMAX127の星像の美しさを称える文章をよく見るが、その画像を見たことはない。それなら試してみようとカシオペヤ座の散開星団に向ける。

*SKYMAX127(旧名MAK127) 口径127mm、焦点距離1500mm、F11.8(暗い)、マクストフ・カセグレン式反射屈折天体望遠鏡。初心者にとっては、月、木星、土星、金星などの明るい天体の観望に適する。様々な工夫でDSOを撮影している人もいる。

*DSO=Deep Sky Objects=太陽系外の天体=銀河、星雲、星団など

(感想)
①星像は確かにほとんど〇に写る。ただ10秒露出のためか星像が大きい。
②SKYMAX127+ASI585MCの画角は、ASIAIRは0.77°×0.44°前後と算出(レデューサ使ってます)。プレートソルブは全く問題なし(0.2°以上でプレートソルブが可能らしい)。ただ、1回のプレートソルビングに90秒以上かかるので、導入後のセンタ―への移動では、途中で打ち切って手動の方が早いケースもある。
③1度、導入後のセンター移動で、2~3秒でプレートソルブが終了した。目標天体が中心に入った場合は早い?
④M103、C8のようにカラフルに写ると、これは見ていて楽しい。

画像①M103

画像②ASIAIRによるアノテーション
画像③スカイアトラスによる写野

画像④C8

画像⑤ ASIAIRによるアノテーション

画像⑥ スカイアトラスによる写野


画像⑦C10

画像⑧ ASIAIRによるアノテーション

画像⑨スカイアトラスによる写野


画像⑩NGC637

画像⑪ASIAIRによるアノテーション

画像⑫ スカイアトラスによる写野

ところで本命の木星だが、月の側でプレ―トソルブなかなか成功せず。苦労して導入後、追尾は安定していて大きくズレないのでこれはよし(赤道儀Good!)。シーイングは・・・ボールのように伸びたり縮んだり・・・最悪?そして結果は今1つ(画像⑬)。

画像⑬


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)カシオペヤ座 - Wikipedia

8)NGC 637 - 英語版Wikipedia

 

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の記録098(カシオペヤ座 M52散開星団) by Neptune-CⅡ

03)電視観望の記録099(カシオペヤ座 バブル星雲) by Neptune-CⅡ

04)電視観望の記録100(カシオペヤ座 M103散開星団) by Neptune-CⅡ

05)電視観望の記録104(カシオペヤ座 C13/NGC457 ET星団+1) by Neptune-CⅡ

06)電視観望の記録146(カシオペヤ座 NGC7789) by ASI585MC

07)電視観望の記録147(カシオペヤ座 M52+α) by ASI585MC

08)電視観望の記録152(カシオペヤ座 NGC281パックマン星雲) by ASI585MC

09)電視観望の記録157(カシオペヤ座 M103、C8、C10+2) by ASI585MC

10)電視観望の覚書008(天体カタログ M、C、Sh、Cr、Mel) 


2023年10月2日午後7時半頃、晴れ
メダカ部屋観測所
カシオペヤ座 M103、C8、C10、NGC637
以下は、4天体ほとんど同じなので、M103のものを記入
SKYMAX127+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus32G+UV IR-Cutフィルター+iPadmini6+0.5×レデューサ
Raw8、Area3840x2160、Gain=252、Exposure=10s×30frames、32.4°C、ライブスタック
iPadmini6上でスクショ。「写真」アプリで、各調整など








電視観望の記録163(ペルセウス座 C14 h+χ 2nd 合成)

2023-09-23 05:00:00 | C天体
ペルセウス座 C14 二重星団h+χ 2nd by 130PDS
画像①ICE合成(上下2枚、トリミングあり)


画像②hペルセウス撮って出し(トリミングあり)

画像③スカイアトラスによる写野

画像④ χペルセウス撮って出し(トリミングあり)

画像⑤ スカイアトラスによる写野


『散開星団とは、こんなに美しいのか』というのが130PDSでの電視観望の感想。
FMA135より、星の輝きが強く、反射望遠鏡特有の星の十字もアクセントになっている。
どうせなら、二重星団で記録したい!
しばらく考えて、半年前にダウンロードしてまだ1度も使っていないフリーソフトICE(Microsoff Image Composite Editor)で合成してみようと考えた。天文界隈では、月の高精細画像の合成や星空のモザイク合成でよく見かける。(ちなみに、私このブログ書き始めるまで天文ソフトと思ってました (^^;→資料8)。

手順
1、ソフトインストール、起動
2、画像②と④をドラック・アンド・ドロップ
3、後は、順に次へをクリック(途中で、トリミングして、構図決定)、最後に保存

電視観望のスクショJpegファイルの場合は簡単。
(天体写真のFitsファイルの場合は、多分途中に画像処理が入るので手順等が想像できない。)

やったぞ!しばらく満足感に浸っていたが、画像③見ていて気づいてしまった。カメラ回転させれば、1枚で撮れた? (^^;

ただ、ASIAIRはモザイク撮影機能(Plan撮影機能)を持っているので、いつかはきっと役に立つ!はず多分(資料12、13)。

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7) ペルセウス座~Wikipedia

8)二重星団 - Wikipedia

9)動画や複数写真からパノラマへ合成…『Microsoft ICE』!

10)月面写真のモザイク合成 - Starry Urban Sky

11)【天体撮影】月のモザイク合成、成功しました!(追記あり)

12) ASIAIRでモザイク撮影 | 星空日誌 | 天体写真の世界

13)ASIAIR PROとPixInsightでモザイク撮影

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の記録006 1月(シュミット流星観測福袋テストショット)

03)電視観望の記録148(ペルセウス座 二重星団 h+χ)

04)電視観望の記録154(ペルセウス座 M34散開星団) 

05)電視観望の記録156(ペルセウス座 カリフォルニア星雲)



2023年9月18日午後8時頃、晴れ(所々雲)
メダカ部屋観測所
ペルセウス座 hペルセウス(NGC869)、χペルセウス(NGC884)
130PDS+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus32G+UV IR-Cutフィルター+iPadmini6
Raw8、Area3840x2160、Gain=252、Exposure=3s×60frames、約32.0°C、ライブスタック
2つとも同じ条件、連続ライブスタック
iPadmini6上でスクショ
Microsoff ICEで合成 on Windows10
Microsoftフォトで調整
『AIで写真高画質』で、画質調整