よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望36(くじら座 M77/Cetus Aセイファート銀河+1)

2023-11-10 05:00:00 | SeestarM天体
くじら座 M77/Cetus A(NGC1068、渦巻銀河、セイファート銀河)、NGC1055

①トリミング済、画像処理済(下がM77)
M77はくじら座の渦巻銀河。M天体だからと軽い気持ちで観望したが、銀河界のスーパースターならぬスーパーギャラクシーらしい。というのは発表された論文の数はNo1。しかもその数は他の銀河の論文の合計より多いという。
さらに、スカイアトラスの観望位置確認ではCetus Aの名前が。またブラックホール当たった!
色々な説明を要約すると、星の輝き以外の光(電磁波)を放出しているのが活動銀河、その中で、カール・セイファートさんが分類したのがセイファート銀河、中心部が特に明るいという特徴があり、現代では中心部のブラックホールの活動によると考えられている。
つまりセイファート銀河は中心部に大質量ブラックホールを持つのということになる。
確かに、画像①でも中心部の明るさは見てとれる。
ところで、NGC1055はSeestarでもよくわかる見事なエッジオンの渦巻銀河。英語版のWikipediaの翻訳では、M77より大きいと読み取れたが、今回はここまでにして置く。私の頭の容量が一杯になりそうなので・・・(^ ^;

②24分のライブスタック、画像処理済

③Seestarアプリのアノテーション

④スカイアトラス(星図)の導入画面トリミング

⑤スカイサファリ7Proによる観望位置(くじら座頭部付近)


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)くじら座 - Wikipedia

9)M77 (天体) - Wikipedia

10)ブラックホールで輝くM77銀河~AstroArts

11)セイファート銀河 - Wikipedia

12)活動銀河 - Wikipedia

13)NGC 1055 - 英語版Wikipedia

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50)

03)星見娘で電視観望20(くじら座 C62/NGC247中間渦巻銀河)

04)星見娘で電視観望32(くじら座 C56/NGC246惑星状星雲)

撮影情報
2023年10月19日午後9時半頃
ベランダ プチ・リモート観測所
くじら座  M77/NGC1068、NGC1055、NGC1072、δケイトス
Seestar S50+iPhone7、10秒露出24分ライブスタック撮影
AffinityPhoto2で画像処理
「写真」アプリで、調整、トリミング等