よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録4035(かみのけ座 M53球状星団)

2024-04-06 01:00:00 | M天体
かみのけ座 M53/NGC5024 球状星団

画像①30秒露出×19枚をASIDeepStackでスタック・画像調整、トリミングあり
かみのけ座のメシエ天体は8つ。7つが銀河で、残りの1つがM53で球状星団。距離5万8千光年。

雲の影響とPA(極軸アライメント)に手間取り午後10時観望開始。ライブスタック1枚目で、『Oh!球状星団!』と感動。はっきり見えた。未熟者の悲しさ球状星団の観望の方法わからず、取りあえず10分のライブスタックかけてみる。

画像②ライブスタック画面

ライブスタック最終版で星が流れる(画像②)。残念無念!原因わからず。再度ライブスタックかけても今度は2~3分でダメ。翌日個別FitsファイルをASIDeepStackで選別して、スタック処理(画像①)。

しかし、130PDS(口径13cmニュートン反射望遠鏡)凄い!球状星団こんなに見える。買って良かったと思う一夜になった。

なお、球状星団の撮影テクニックとして、多段階露光とかの方法があるらしい。観望中頭の中にこのワードが流れていた。精進あるのみ。(^^;

画像③Astapによるアノテーション、トリミングあり


画像④SkySafariによる観望位置


撮影情報
2024年4月4日午後10時頃
ベランダ プチ・リモート観測所
かみのけ座 M53球状星団
主鏡 130PDS+ASI585MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリで30秒露出19枚のFitsファイルをASIDeepStackでスタック・画像調整
ダーク、フラット、バイアス補正あり
Astapで、自動色補正、アノテーション、Jpeg保存
マイクロソフトPhotoで、トリミングなど

参考資料等
  JUNPYさんの銀河星雲・Seestarマニアのための交流・情報サイト
  HIROPONさんのブログ。PHD2の公式日本語マニュアルの翻訳者。



電視観望の覚書001(画角②)

2024-04-06 00:59:00 | 覚書・機材
CCDカメラの画角②

Seestar S50(IMX462、250mm)は、別計算で約0.73°×1.28°
なお、ASIAIRのプレートソルブ作動範囲は、0.2°~33°


バローレンズ・レデューサーについては、比例でやればよい(拡大率で割る)。
ただ、微妙なところもあるので、
を参考に研究中。

よしべや関係ブログ

(覚書)
画角の計算は次のサイトを参考にした。
なお、上のサイトでは、計算式も表示されている。
そこでの図の三角形について考えると、

(KEISANの図から関係部分抜き書き)
簡単に式が導ける。
画角を三角関数(tan)で表すと、
tan(画角÷2)=(センサーサイズ÷2)/(焦点距離))
逆三角関数(arctan)で求めると、
画角(ラジアン)=2×(arctan((センサーサイズ÷2)/(焦点距離)) 
長さの単位はmm。

普通に計算すると、角の単位がラジアンで表示されるので角の単位を度(°)に変換する必要あり。(電卓のモードを変えるか、答に180/πを掛ける。)
縦・横・対角それぞれについて行う。

これをMac上のNumbersで、角の単位をラジアンから度に変換して、
2*DEGREES(+ATAN(a÷2÷f))、a=センサーサイズ、f=焦点距離
により計算して上の表の値を得ている。

(おまけ)
ところで、画角が小さいことから、
画角(ラジアン)≒弧の長さ=2×(センサーサイズ÷2)÷焦点距離、と思ってよい。
この単位を度に変換する為に、両辺に(180÷π)をかけて、
画角(°)=(180÷π)×2×(センサーサイズ÷(2×焦点距離))を得る。
この式は、JUNPYさんのアンドロメダ本でも案内されている。
関数電卓が手元に無いときは、π≒3.14として、この式をより簡単に
(180×センサーサイズ)÷焦点距離÷3.14で計算できる。

2024-05-22
EVOGUIDE 50EDⅡ追加