こと座 M57リング星雲/環状星雲
画像③ピンチアウトで最大拡大
画像④ライブ画面
ASl715MCテスト4
月と雲と黄砂の夜に(月齢9.7)
*ZWO ASI715MCとは、2023年11月に発売された1/2.8サイズの惑星用CMOSカメラ。解像度は3864×2192。ASI585MCとほぼ同じ。その一方で、Full wellは、約6Keと小さい。ZWOの惑星用カラーCMOSカメラで2番目に安価(約3諭吉さん)。
撮影環境
FMA135+ASI715MC+CBPフィルター(主鏡)
SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフイルター(ガイド)
赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus+iPhone SE3(架台・制御)
画像①ピンチアウト拡大、スクショ
M57は距離約2600光年のこと座の惑星状星雲。星雲の中心にはWD 1851+329と呼ばれる白色矮星あるいは惑星状星雲中心星が存在し、数千年前に放出されたガスがこの星によって輝いている姿。ドーナッツ状の端正な姿とカラフルさで人気の天体。
上級者の皆さんの目標は、外側のフリルのような模様と中心の白色矮星を写すことらしいが、私の目標は、β星シュリアクとγ星スラファトを一緒に写すこと。あわよくばこの2つの重星が分離してくれればぐらいの気持ち。まあテスト撮影だから。
ところで、リング星雲は、小さいんです。次の画像②。
画像②CBPフィルター使用、gain35、撮って出し
(30秒×30枚のライブスタック、ダーク補正あり)
M57は中央右ななめ上。希望通り、β星γ星と一緒に写った。画像①はiPhoneSE3上で②をいつものピンチアウトで拡大したもの。隣で館長が『なんでこんな汚い画像上げるの!』とぼやいてます。;^^)まあ、記録だから・・・
iPhoneの拡大凄いので、最大までやってみる。
画像③ピンチアウトで最大拡大
中心星は見えず残念。;^^)
重星についても観望中は分離できたと喜んでいたが画像を見るとビミョー。
画像④ライブ画面
画像⑤導入画面
館長が云うように、背景がちょっとなので、フラットとバイアス補正もかけて、ライブスタックのやり直し(画像⑥)。少し改善された;^^)
ただ、6分のライブスタックで、電線が写り始めたので、そこで終了となった。
画像⑥ダーク・フラット・バイアス補正あり、30秒x12枚ライブスタック
画像⑦ASIAIRのアノテーション(M57は表示されず)
画像⑧
天体や星像等は綺麗に写っているが、背景が・・・。月夜だからか、黄砂だからなのか、カメラの仕様か、私の腕か・・・;^^)
経験値は稼げたので、また続けて頑張るしかない。
星雲撮りたいけど、雲と黄砂でなかなか実現せず。
撮影情報
2024年4月18日午後10時半頃
メダカベヤ観測所
こと座 M57/NGC6720 環状星雲/リング星雲
主鏡 FMA135+ASI715MC+UV IRcutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain35、30秒露出30枚のライブスタック
ダーク補正あり
写真アプリでトリミング・画像調整等
参考資料等
電視観望の記録等関連Blog
01)電視観望の機材07(機材一覧表)
02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50)
03)電視観望の機材021(130PDS+赤道儀化AZ-GTi テスト2)
04)電視観望の覚書019(赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR)
05)こと座まとめ~2023年秋季