よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録159(木星 2023/09/14)

2023-09-19 05:00:00 | 太陽系内

木星(2023年9月14日午後12時前)

画像①VGAサイズ10000Framesからのスタック(30%)

取りあえず木星撮れました。館長に見せると、『今までで、一番良い。』とお褒め言葉があり、『このポッチ何?』との質問が・・・たしかに木星右下にまるい粒が・・・衛星?レンズゴミの写り込み?私にも分かりません。左下に微かに写っているのは、衛星と思いますが。また時間ができたら調べます。



よしべやニュース2023年9月16日版

『工事停電でドライブヘ』

4時間ほどの工事停電の予告がきていて、館長と真摯に検討した結果、この猛暑の中、車の中で過ごすことになり楽しいドライブ。

途中で寄った千枚田と呼ばれる小さな田んぼ。田植えや稲刈りの映像配信はよく見ますが、その後の風景がちょっと新鮮。



秋を告げる彼岸花。

空はまだ夏空。





(覚書)

木星撮影の方針変更

現状分析

①観測員(私)、素人・初心者、経験も技術もない。

②ネット情報から、惑星をF30以上で撮るというのは、基本ではあるらしいが、初心者の上、不器用な今の私には無理では。人ができることが、自分もできるとは限らない。

③SKYMAX127は、F20ぐらいまでが、適正とのネット情報もあった。

④バローレンズ使った私の木星画像より、バローレンズ使わずに上手に撮っている木星の画像も見受けられる。

⑤月の観望では繰り返す内に技術も向上した。経験を重ねれば技術も向上する。かもしれない。多分。

結論

今シーズンは、より易しいと思われるSKYMAX127+Neptune-CⅡを基本に木星撮影に取り組む。

結果

画像①・・・自己ベスト。二本の縞模様以外も確認できる。

感想他

①導入が楽。バローレンズを使わないことで、焦点距離が短くなり、ファインダー内の中心に導入すれば、Neptune-CⅡの写野に入ってくれるので、観望が楽になった。10分でビデオ1本撮って、スタックして画像の確認もできる。

②さらに、焦点距離が短くなったことで写野が広がり、余裕で木星を画面の中心にコントロールでき、VGAサイズ(640×480)での撮影が可能になった。(写野が狭いと操作ミス等で直ぐに字野からとび出すことがある。)そして動画のサイズも小さくなり、10000framesの撮影も可能に。

③相変わらずのビギナーズラックで、シーイングも良かった?パソコン画面上でも、木星の二本線以外の模様が確認できた。惜しむらくは、慌てての撮影でピントの追い込み無し。ピント甘いです。(なお、9月17日は、木星だけが見える空、ピントを追い込んで10000frames4本を撮影したが、いづれも没。)

④ASIVideoStackで、スタックしてダメなものは、AS!3でスタックしてもダメ。


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)天体望遠鏡で惑星を観察しよう~ビクセン Vixen

8)天体望遠鏡の選び方 | ビクセン Vixen(『倍率による見え方』あり)

9) 木星 - Wikipedia

 

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の記録145(木星 2ndショット+1 撮って出し) 

03)電視観望の記録143(土星 1st、2ndショット) 

04)電視観望の記録145(続き 木星・土星)

 
撮影データ画像
2023年9月14日午後11時50分頃
メダカ部屋観測所
木星
SKYMAX127+NeptuneC-Ⅱ+VirtuosoGTi+UV IR-Cutフィルター+天頂プリズム+SharpcapPro4.0
Raw8、Area640×480、Offset=0、Gain=376、Exposure=1.8ms×10000frames
ホワイトバランス等(AUTO)、AVIファイル保存。
AutoStakkert!3(AS!3)でスタック処理(30%)。
RagiStax6でウェーブレット処理等
Microsoftフォトで画像調整等