よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

閑話013(2023/11/23 花鳥園、かるやき)

2023-11-25 05:00:00 | 閑話
2023年11月23日館内研修(?)
先ずは飼育員さんが最近出かけた掛川花鳥園の様子から

大人気のハシビロコウの『ふたば』ちゃん。飼育員さんのお目当てもこれ。ハシビロコウと冬のシマエナガが大好きだそうです。ふたばちゃん、写真集まで発売されていて驚いた。
館長も私も「動いたところ見た?」とワンパターンの質問。飼われているためかよく動くそうです。ハシビロコウも好きこのんで何時間もジッとしているわけでは無いとわかり安心する。ん? 研修有意義。

ヤンキー?

カメラ目線?

笑ってる?


寒い?

最後はお土産

この手の練り物のお菓子ではダントツの美味しさ。館長と2人で驚く。飼育員さん有り難う。


毎日の定例業務の太陽の観望。


今週は黒点が多く、観望が楽しい。

そして第2部かるやき研参の始まり、館長も飼育員さんも朝ドラファンで、『らんまん』で興味を持ったようです。本日はグラニュー糖と黒糖で

水を少し加えて、


加熱


粘りけがでてきた。

よくかき混ぜて、125°Cになったら火から下ろす。(料理やお菓子作りの本では、温度計で計るやり方を書いてある。観測員は砂糖水の粘りけで判断している。)

プツプツの泡がおさまったら、余熱で130°Cごえ、(ここからは素早く手際良く)
重曹を卵白で溶いたものを加えて、かき回す。

固まり出したら、棒をまん中でとめて、ゆっくり静かに引き上げる。


よそ見をしていて、棒を引き抜きそびれた。(^ ^;
まあ今日一番でかいのでよしとしよう。

飼育員さんと2人で15個ほど作りました。
水飴入れてないのでウラはボコボコ。

失敗したときは、ベッコウ飴に、ナッツを入れて(但し重曹が入っているので、ニガイと思う)。加熱してナベからははずれたのですが、皿にベットリついて食べられず、次回はクッキングシート用意します。(^^;


夜は、Seestarで月とNGC682(+超新星2023xtg)の観望。及びSKYMAX127で月と木星の観望。
画像①SKYMAX127十UV/IRカットフィルター(SVBONY)+26mmアイピース+iPhoneSE3(スマホコリメート)+VirtuosoGTi(iPhoneSE3のデジタルズーム少々)
画像② 明るさ調整

木星はXへのツィート動画で

22日はおいしい1日
23日は有意義な1日だった。

参考資料


















閑話012(2023/11/22 VISON)

2023-11-24 10:30:00 | 閑話
2023年11月22日研修旅行(?)
三重県多気町VISON

2021年7月20日にオープンした日本最大級の商業施設。東京ドーム24個分の敷地にこだわりと豊かな個性にあふれた専門店の集まりで構成されているそうです。


たしかに広い!

先ずはお目当てのマルシェヘ


(パンフレットから)
館長の目利きで、入口2軒目の「脇口の鮪」さんで、キハダマグロのブロックを購入。帰る迄預かってくれるそうです。(この日の夕食で食べました。美味しかった!)

VISONの中心となるホテル。

マルシェを通り過ぎて、腹ごしらえ。

館長と飼育員さんはうな丼(小)。男目線では『量少ないじゃない』でしたが、美味しく、3人一致して、この日No.1の評価。

私はヒツマブシ。鰻、これまで食べたNo1。食レポできませんが、皮の美味しさが感じられるパリとした焼き方。

 
完食。1粒のお米も残さず。ご飯のねっちょりが無いので、全てのご飯粒がすくえました。米農家出身の観測員には嬉しいこと。さらに、このご飯お茶漬けも美味しい。

そして、パテェシエの辻ロ博啓さんがプロデュースするスイーツビレッジへ

(パンフレットから)
季節限定のマロン餡と小倉餡を3人分。並んで購入。女性たちはと見ると、


チ一ズ棒を購入してました。


ホテルと青空を見ながら、食べました。(たい焼きは観測員だけ、あとは持ち帰り。)

ふと見ると、月。まだ午後2時30分頃。
そして、デザート本番。
かなりのものが売り切れ、数少ない種類からの選択。

観測員のチョコレートケーキ。美味しい。でもたい焼き2匹の後は苦しい。当たり前だと2人に呆れられる。

館長のショートケーキ。

飼育員さんのパイ。


VISON美味しかった。(^^;館長ご馳走さま。
(次回、館内研修(?)に続く)

参考資料



追記)当日は雲量0の快晴で、空が広く、ここの星空どうなんだろと思っていたら、VISONの復習でこんなの見っけました。

4)2023年12月2日のEvent
VISON星空観賞会 | VISON Beautiful Village in TAKIVISON Beautiful Village in TAKI

VISON星空観賞会 | VISON Beautiful Village in TAKIVISON Beautiful Village in TAKI

満天の星が自慢のVISONでスイーツや幻想的な音楽と共に星空を学び、車中泊も楽しめるイベント12月2日(土)『VISON星空観賞会』開催!!■星空案内人の解説を聞きながら観賞...

VISON Beautiful Village in TAKIVISON Beautiful Village in TAKI

 











星見娘で電視観望47(エリダヌス座 NGC1232中間渦巻銀河)

2023-11-21 05:00:00 | SeestarEtc
エリダヌス座 NGC1232中間渦巻銀河
画像①40分間のライブスタック画像②からのトリミング・画像処理有

NGC1232は約6000万光年離れた中間渦巻銀河。見かけの等級は10.9とのことだが、よく見えるとの印象、しかも銀河腕もはっきりしていてこれまで観望してきた銀河より多い。回転するタコ?とか思いながら、iPhone7の画面をピンチアウトで拡大し、いつもより長い40分間ずっと見ていた。結果はいつもと変らず。(^^;まあこんなもんです。

銀河腕に沿って青色巨星が多く見られるらしい。青ポチ銀河?とか思ってWikipediaの画像を見る。少しそんな雰囲気あるが赤ポチ程は美しくない(個人の感想です)。

*赤ポチ銀河・・・回転花火銀河と呼ばれるいくつかの銀河は技量の高い人が写すと銀河や銀河腕に赤い斑点(HⅡ領域など)が沢山写る。それがまたアクセントになって銀河が美しく見える。X(ツィッター)等では、「赤ポチ写った!」とかの感想つきでよく画像が流れてくる。私もいつの日かと思ってます。

画像②40分間のライブスタック画像

画像③25分間のライブスタック画面でのSeestarアプリによるアノテーション

画像④スカイサファリの導入画面

画像⑤スカイアトラスの観望位置


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)エリダヌス座 - Wikipedia

9)NGC 1232 - Wikipedia

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)星見娘で電視観望41(エリダヌス座 NGC1535惑星状星雲) 

04)星見娘で電視観望43(エリダヌス座 NGC1300棒渦巻銀河)

撮影情報
2023年11月14日午後9時半頃から
ベランダ プチ・リモート観測所
エリダヌス座 NGC1232中間渦巻銀河
Seestar S50+iPhone7、10秒露出40分のライブスタック撮影
Affinity Photo2で画像処理
「写真」で、画像調整・トリミング等






星見娘で電視観望46(いっかくじゅう座 C46ハッブルの変光星雲)

2023-11-20 05:00:00 | SeestarC天体
いっかくじゅう座 C46/NGC2261ハッブルの変光星雲
画像①LPフィルター使用、Astapによる画像処理、トリミング有

NGC2261は、反射星雲、恒星の光を反射して見えている。名のとおり、星雲を照らす恒星の明るさが変化するため、星雲の明るさも変化する。ハッブルの指導のもと、パロマー山の口径約5mのヘール望遠鏡のファーストライトに選ばれた天体で、ハッブルの名前がついたようだ。

春に観望した時にはカスリもせず、ブログネタまでもいかなかった天体。スカイサファリを見ていて、クリスマスツリー星団の側に発見し早速導入。ライブスタック20秒、いきなり見えました。見えた瞬間、「えっ!いきなり見えた。Seestar凄いわ!こんなに簡単に見ていいの~」の一言。
なお、うっかりアノテーションの結果も一緒に保存してしまったので(画像②)、天体だけの画像は、Astapを使って画像処理した(画像①)。

ところで、エドウィン・ハッブルは、近代を代表する天文学者で系外銀河からの光のほとんとがドップラー効果により赤方偏移することを発見。この宇宙が膨張していることの発見へとつながった。そして宇宙論の基礎をつくった人。HST(ハッブル宇宙望遠鏡)にも名を残している。
*ドップラー効果・赤方偏移・・・近づく救急車のサイレンは高く、遠ざかるときは低く聞こえる。これは近づく遠ざかるで音の周波数が変わって観測されるため。これを銀河からの光にあてはめると近づく銀河からの光は青の方へ、遠ざかる銀河からの光は赤の方へずれる。この赤へのズレを赤方偏移という。ほとんどの銀河からの光が赤方偏移することから、この宇宙が膨張していることがわかった。

画像②LPフィルター使用、25分間のライブスタック、Seestarアプリによるアノテーション、トリミング有。

いつもは初めだけ使ってあとは放置のタブレット、アプリのバージョンアップもあったので、珍しくiPhone7と両方使ってみた。最近、観望天体をスマホ画面をピンチアウトで拡大して見ることが多いので両方最大に拡大してみた(画像③)。iPhone7の勝ち。結果違いすぎる。でも色合はタブレット?

画像③右M10Plusタブレット、左iPhone7(2つともピンチアウトで拡大)

画像④いつものSeestarアプリによるアノテーション画面のスクショ

画像⑤スカイサファリによる観望位置(オリオン座のベテルギウスのすぐ近く)


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)いっかくじゅう座 - Wikipedia

9)NGC 2261 - Wikipedia

10)ドップラー効果 - Wikipedia

11)赤方偏移 - Wikipedia

2023年11月15日午後11時半過ぎ
ベランダ プチ・リモート観測所
いっかくじゅう座 C46/NGC2261(ハッブルの変光星雲)
Seestar S50+iPhone7、10秒露出25分のライブスタック撮影
Astapで、Fitsファイルをプレートソルブ、自動階調処理High、自動色修正、Jpeg保存(画像①)
「写真」アプリで、トリミング等



星見娘で電視観望45(くじら座の超新星 SN2023xtg)

2023-11-19 05:00:00 | SeestarEtc

くじら座の超新星 SN2023xtg in NGC682


画像①25分間のライブスタック画像からのトリミング
SN2023xtgは、11月14日午前0時40分ごろ(世界時、日本時間は午後9時40分ごろ)、くじら座のNGC682で発見された超新星。
発見者は板垣公一さん。今年5個目だそうです(トータル175個)。凄すぎて言葉も出ない。発見時は、18.1等で今後2週間はさらに明るくなると予想されているとのこと(以上、資料10の要約)。
2週間後の極大の時を想定して、まあ、NGC682撮っとくかの気持ちでSeestarを向ける。あれ、写ってる?まわりの星の配置もよく似ている。
それから資料の画像と必死の比較。多分大丈夫と思いますがどうでしょう。これから毎日先ずはNGC682にSeestarを向けて継続観察します。間違ってたらゴメンなさい。

画像②AstapによるFitsファイルのプレートソルブ、α,δgrid表示、Add objects position shorts、資料9、10の星の配置と比較しやすいように、回転・トリミング。α,δの値も非常に近い。

画像③Transient Name ServerによるSN2023xtgのデータ

画像④25分間のライブスタック画像、雲が出てきて、ここで終了。中心にNGC682。SN2023xtgは拡大しないと見えない。ブログへのアップ時の画像悪化で見えにくい。

画像⑤ライブスタック中の画面のスクショ
画像⑥スカイサファリによる観望位置
 
参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)くじら座 - Wikipedia

9)Supernova - 板垣公一 板垣さんのWebsite

10)板垣さん、今年5個目の超新星を発見~AstroArts (銀河星雲マニアwebsiteの『銀河星雲NEWS」からたどるとわかり易い)

11)板垣公一 - Wikipedia

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50)

03)星見娘で電視観望20(くじら座 C62/NGC247中間渦巻銀河)

04)星見娘で電視観望32(くじら座 C56/NGC246惑星状星雲)

05)星見娘で電視観望36(くじら座 M77/Cetus Aセイファート銀河+1)

撮影情報
2023年11月17日午後10時頃
ベランダ プチ・リモート観測所
くじら座  NGC682、SN2023xtg
Seestar S50+iPhone7、10秒露出25分間のライブスタック撮影
Astapで、Fitsファイルをプレートソルブ、α,δgrid表示、上下反転、Deepsky annotation、自動階調処理(Low+)、自動色修正、Add objects position shorts、Jpeg保存(画像②)
「写真」アプリで、調整、トリミング等