よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録4010(かに座 M44プレセペ星団 2nd)

2024-02-20 01:00:00 | M天体
かに座 M44プレセペ星団(散開星団)

FMA135+ASI585MC+UV IRcutフィルターで撮影

画像①②の中心付近

画像②60秒露出15分間のスタックされたFitsファイルから

画像③ASIAIRアプリのアノテーション(スクショ)
補正した画像②と比べるとかなり星像に違いがある。

画像④導入画面

Seestarでは全体が撮影できないこと(星見娘4034)から、FMA135+585MCでも撮影してみた。観望中はまわりの微光星の中で輝くM44が美しく目立ち、だからメシエ天体かと納得した。
なお、今回は観望中のライブスタック画面のスクショを取り忘れ、ASIFitsViewから、Fitsヘッダーを見て、60秒露出15分ということを確認した。
また、画像処理は、はじめてSiriLを使い、フォトメトリック色補正と、逆畳み込み(SI9の画像復元に相当)をかけて星像等を補正している。
フォトメトリック色補正は賛否両論あるらしいが、画像①と星見娘4034と中西さんのメシエ天体の本(01参考図書参照)と3つを比べるとなるほどと思うところがあった。中西さんの本は明るい星がオレンジ色にそれにおよばない明るさの星が青白く輝いて美しい。
しかし、しばらくはSiriLで画像編集する場合は、フォトメトリック色補正を使っていこうと思う。

*フォトメトリック色補正・・・人工衛星の観測データを基に、色補正する技術。
*SiriL・・・無料の天体画像処理ソフト。外国では、PixInsightと人気を二分する。

画像⑤iステラHDによる観望位置

参考資料等

  JUNPYさん企画の銀河星雲マニアのためのサイト

 StellarScenesさんの『星座』へのリンク



電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)星見娘で電視観望4034(かに座 M44 プレセペ星団)


撮影情報
2024年2月12日午後10時半頃
ベランダ プチ・リモート観測所
主鏡 FMA135+ASI585MC+UV IRCutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIアプリにて、1分露出15分のライブスタック画像、Gain252、ディザー設定あり
SiriLで画像処理
iOS版『写真』アプリで調整






電視観望の記録4009(オリオン座 燃える木から大星雲まで)

2024-02-19 01:00:00 | M天体
オリオン座 燃える木からオリオン大星雲まで

機材はASIAIR Plus、FMA135、ASI585MC、赤道儀化AZ-GTi、ガイドあり
 
画像①1分露出20枚ライブスタック画面のスクショ、背景を少し暗く調整

画像②ASIAIRアプリのアノテーション、文字が見やすいように、強調処理
(それでも見にくいけど・・・(^^;)
冬の南天はオリオン大星雲から観望を開始する。ここで調子を見て、異常があ・・・っても出来ることは少ないが気持ちの問題。(^^;
さすがに毎日だと飽きてく・・・もとい、集中が途切れてくるので、今日は馬頭星雲にするかと思い導入画面を見てみると、
なんということでしょう。両方入るではないですか。これネットでよく見る。これまで羨ましく横目で見ていた画像!ついによくべやもGet!

画像③ライブスタック終了直後の画面

画像④この画像は縦見したいと回転
2024年2月23日追加)
ちなみに部分を切り出し、再調整
Gooのブログアプリの仕様か、元画像より大きく表示される。(^^;
こちらは、再調整で人工衛星の軌跡が表れ少し残念


画像⑤SkySafariによる観望位置




参考資料等
 
  JUNPYさんの銀河星雲・Seestarマニアのための情報サイト  
 
 StellarScenesさんの『星座』へのリンク
 
電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)電視観望の記録027(オリオン座まとめ) 

04)電視観望の覚書014(テスト SharpCapPro4.1 その2) 

05)星見娘で電視観望37(オリオン座 B33馬頭星雲) 

06)星見娘で電視観望25(オリオン座 モンキー星雲) 

07)星見娘で電視観望72(オリオン座 NGC2194散開星団) 

08)電視観望の記録024(オリオン座 モンキー星雲)

09)星見娘で電視観望4024(オリオン座 モンキー星雲 by Deep Sky Stack) 

10)電視観望の記録4005(M42オリオン大星雲)

撮影情報
2024年2月13日午後7時頃
ベランダ プチ・リモート観測所
主鏡 FMA135+ASI585MC+UV IRCutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIアプリにて、1分露出20分のライブスタック画像、Gain252、ディザー設定あり
iOS版『写真』アプリで調整

よしベ~の業務報告

2024年2月18日

今日も雨、明日も雨、そして・・・梅雨?














電視観望の覚書019(赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR)

2024-02-19 00:59:00 | 覚書・機材


ガイド鏡の搭載でシステムが完成したので現状を覚書として残す
(初心者のメモ書きです。今後も加除修正あります。)

システム(FMA135バージョン)
・主鏡・・・FMA135+ASI585MC+(UV IRcutフィルター)
・ガイド鏡・・・SV165+ASI120MM-mini+UV IRcutフィルター
・ASIAIR Plus 32G
・赤道儀化AZ-GTi(銀河星雲マニアに、詳細な記述あり)
・12V出力可能ポータブル電源
・三脚用ストーンバッグ+1.5Lペットボトル3本
・必要ケーブル類
・USBメモリー64GB、予備として128Gメモリーカード
・三叉台座、アリガタ、アリミゾなど
・FMA135用ヒーター

アプリ
・ASIAIRアプリ(現在は主にiPad mini6で運用中)
・PS Alighn Pro(iOS版)

感想
A.良かった点
①プレートソルブしながら、目的天体を確実に導入してくれる。
②ガイド鏡の搭載で、天体を正確に追尾してくれる。
M42でほぼ2秒以内、クラゲ星雲でほぼ4秒以内。
③ガイド鏡の搭載(?)で、ディザーの設定ができて、クールピクセル軽減。縮緬ノイズ等が軽減された。ガイド無しで撮った縮緬ノイズだらけのアンドロメダ銀河、もしかしてリベンジできるかも。
④3分露出まで成功。
⑤オリオン大星雲、燃える木、馬頭星雲、バラ星雲、魔女の横顔星雲は自分のレベルを考えれば満足できた。
まとめ・・・準備と撤収で30分程かかるが、上手く運用できると、Seestarより楽しい。(^_^)

B.課題
①クラゲ星雲とカモメ星雲は思ったほどではなかった。UV IRcutフィルターでは苦しいか?それとも画像処理が問題か?

C.不安な点
①FMA135のフィルターの変更を検討している。変えても今と同じプレートソルブが、可能か?

D.ヒヤッとしたこと。
①ウェイトを取り付ける位置を間違え、途中で停止。バックラッシュ?シャフトが緩んでいた。あわや落下の危険性があった。バランスが分かりにくいところがあった。
②FMA135用のヒーターを点検せずに運用したらポータブル電源がemptyになりそうだった。(充電容量4/5で開始)

E.その他
①運用しているとちょっとした疑問が湧くが、一息ついて、『アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル』を見直すと、殆んど載ってました。(^^;
1度読んだが頭に残っていなかった。課題意識を持った今の再読でしっかり頭に入れる!


運用
ASIAIRの基本的な設定を済しておく。(マニュアル又はアンドロメダ本参照)

A.日没後準備(5分~10分)
①三脚設置(おもり用ペットボトルセット、ウェイト用おもりセット)
②天体望遠鏡を赤道儀ヘ搭載、ネジの緩み確認、赤道儀バランス確認
③PS Alighn Proで極軸合わせ
(④簡単なピント合わせ:必要な時)
⑤カバーをかける。(野鳥の糞よけ)

観望開始時(カバーはずす)(20分~30分)
①AZ-GTiの電源スイッチON側確認
②電源ON、FMA135用ヒーターの設定確認。
③ASIAIRアプリ立ち上げ
④ASIAIR本体とタブレット(orスマホ)の接続
⑤冬はM42導入、夏は干潟星雲、(⑥を実施)異常が無ければ、東の低空の天体を導入。(2月現在プロキオンの少し下を適当に導入)
(⑥Previewモードから主鏡のピント追い込み、ガイドを呼び出し、ガイド鏡のピント追い込み、必要な時)
*極軸少しぐらい合ってなくても、プレートソルブで導入は可能。AZ-GtiはASIAIRから完全に制御されるので、アライメントも必要なかった。
⑦PA(極軸アライメント)へ
 i)はじめのズレが大きい時は、自己責任で、「命は大事、システム○十万円」と唱えながら、三脚の転倒、望遠鏡の落下に充分気をつけながら、三脚の足を移動させ調整。
ii)あとは、基本のとおりに(アンドロメダ本に詳細な記述あり)
ちなみに、6回の観望で、5分円に入り、ニコちゃんマークで、花火が飛んだこと2回しか無いが、ガイド鏡のお陰で、なんとか観望できている。(個人の感想です。まねしないように!)
⑧Previewモードにもどり、目的天体導入
⑨ガイドに入り、各設定。(マニュアル参照)・・・ディザーの設定を忘れないこと!
⑩ガイドが安定したら、Liveモードで観望開始。スタックしたFitsファイルの保存を忘れないこと。

観望終了後撤収
①ASIAIR終了、電源OFF
②コード類を抜く
③望遠鏡撤去
④シャフトのウエイトをはずす
⑤電源撤去
⑥ペットボトル撤去
⑦赤道儀撤去

関連ブログ
3)

以上2023年2月18日初出





電視観望の記録4008(いっかくじゅう座 カモメ星雲)

2024-02-18 01:00:00 | NGC天体他
いっかくじゅう座 カモメ星雲

ASIAIR、ガイド撮影テスト、その4
2024年2月12日午後10時30分頃
ベランダ プチ・リモート観測所
主鏡 FMA135+ASI585MC+UV IR Cutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
iOS版『写真』アプリで画像調整

画像①180°回転、トリミング

画像②60秒露出38枚のライブスタック画像スクショ
今回のASIAIR+FMAl35での主目標天体は、このカモメ星雲とバラ星雲。前日の11日に、30秒露出で撮っているが、60秒露出で撮れたので新しいの出します。『大同小異』うん、いつもの空耳?

観望中少し驚いたのは、11日はライブスタック画面に画像①のように写っていたが、12日は画像②のように逆さまに写っている。観望中はまあいいかで済ましたが、翌日、もしかしてこれが『赤道儀運用で起こる、子午線ごえの望遠鏡反転?』と気がつき調べるとそうでした。(^^;

昔は大変な作業だったと聞いている。目標天体の南中時刻調べないといけないし、その時刻に必らず暗闇の中で重い天体望遠鏡付け替えないといけないし・・・

今は、『なんかAZ-GTiうるさいな。いっぱい動いている。あ、右と左変わった。』で自動でやってくれる。昔は知らないが、便利な時代になった。

とりあえず60秒露出に成功したので良しとしよう。次は3分露出。

子午線・・・天の北極から天頂を通って南へつづく線。南を通る天体は、東から南を通り西へ動く(日周運動)が、南中したとき、子午線上にあることになる。つまり子午線を越えていくことになる。

子午線ごえ・・・検索すると、また『天体写真の世界』がヒット。私、経験ないので、詳しくは、赤道儀の構造と種類 | 天体写真の世界 で。

画像③ライブスタック画面

画像⑤導入画面

画像⑥Seestarと比べるため、トリミング

追加)2月14日、雲がある中、取りあえず撮れたので。最終画面スクショ。
画像⑦3分露出30枚のライブスタック画像(IC2177で導入のため、これまでと画角が違う)

(色だけ少し調整)
画像処理覚えねば、精進あるのみ。

参考資料等
 
  JUNPYさんの銀河星雲・Seestarマニアのための交流・情報サイト
 
 StellarScenesさんの『星座』へのリンク
 
電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)電視観望の記録033(いっかくじゅう座まとめ) 

04)電視観望の記録029(いっかくじゅう座 カモメ星雲) 

05)電視観望の記録4002(いっかくじゅう座 ばら星雲、かもめ星雲) 

(初心者のため、その時の学習段階によって表記が揺れます。ご容赦下さい。)

06)星見娘で電視観望4026(いっかくじゅう座 IC2177)

07)電視観望の機材012(ZWOASI120MM-Mini) 

08)電視観望の記録4005(M42オリオン大星雲)

09)電視観望の記録4006(エリダヌス座 魔女の横顔星雲)

10)電視観望の記録4007(いっかくじゅう座 バラ星雲)


よしべ~の業務報告

悪天候のため欠測

1週間ほど悪天候が続く模様。








電視観望の記録4007(いっかくじゅう座 C49バラ星雲)

2024-02-17 01:00:00 | C天体
いっかくじゅう座 バラ星雲
ASIAIR、ガイド撮影テスト、その3
2024年2月11日午後9時20分頃
ベランダ プチ・リモート観測所
主鏡 FMA135+ASI585MC+UV IR Cutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
iOS版『写真』アプリで画像調整

画像①30秒露出約20枚のライブスタック、画面のスクショ、画像調整あり
何度も撮っているいっかくじゅう座のバラ星雲。取りあえずは撮れました。(^o^)ノ
まだ、新月期は続くので、露出時間をさらに伸ばしてチャレンジする予定。

画像②導入画面

画像③ASIAIRアプリのアノテーション

「館長が好きなバラ星雲見てますよ。」と館長を呼び、見えやすいようにライブスタック画面のヒストグラムを調整すると一言。「私、ピンクのバラがいい!」そして次の画像。

画像④館長の希望でピンク系のバラ星雲にヒストグラムを調整
さすが館長、こちらの方が良かったかもしれない。
ちなみに、撮ってだし3枚を飼育員さんも含めて3人で共有した。

画像⑤快適Seestarと2台並列観望

ただし、頭と体がついていかず、スクショ忘れ、スタック済Fitsファイル保存忘れなどミス連発。(^^;

(追記)2月14日
こちらのブログも12日に作成したということで、その後13日に3分露出での撮影に成功したので、付け加えます。

画像⑥3分露出10枚のほぼ撮って出し

画像処理してないが、ノイズが減ったような?

アップすると画像が劣化するので中心部のみ比較のためテストアップ

画像が大きすぎると、縮小で画像が劣化するようです。(色を少し調整)

参考資料等
 
  JUNPYさんの銀河星雲マニア・Seestarマニアのためのサイト
 
 StellarScenesさんの『星座』へのリンク
 
電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)電視観望の記録033(いっかくじゅう座まとめ) 

04)電視観望の記録029(いっかくじゅう座 カモメ星雲) 

05)電視観望の記録4002(いっかくじゅう座 ばら星雲、かもめ星雲) 

(初心者のため、その時の学習段階によって表記が揺れます。ご容赦下さい。)

06)電視観望の機材012(ZWOASI120MM-Mini)

07)電視観望の記録4005(M42オリオン大星雲)

08)電視観望の記録4006(エリダヌス座 魔女の横顔星雲)


よしべ~の業務報告

2024年2月16日

太陽と月

4倍モードでピントを合わせて

先づは、等倍


顔に見えます。

2倍モード


4倍モード


そして月

4倍モードで