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吉川市立図書館ブログ



第6回読書会を市立図書館ミーティングルーム4にて開催しました。

 

今回取り上げた本は、大村益夫(編訳)「韓国短編小説選」です。

 

朝鮮戦争後の韓国社会に生きる人々の生活について描いた19篇の物語。韓国の地方の街の名前や韓国の家庭料理の名前など、日本人には馴染みの無いワードがたくさん出てくるので、最初は少しとっつきづらいですが、読み進めるうちに韓国の空気に直に触れているような気分になれる一冊です。

 

【印象に残った参加者の感想】

・戦争は全ての人・物を破滅・破壊してしまう。第二次世界大戦後、76年経った今でも戦争の傷跡は消えていません。東京大空襲など各地で空襲があり焼け野原にされてしまった現状を考えるともっと早く戦争を終わらすべきだったと思える。茨城出身の私としても、近所で戦地に行き戦死してしまったおじさん達がいたことも知っている。

作中、戦争の悲惨さを改めて感じてしまうこの4作品が心に残った。

①仮睡②糞地③歌客④弁明

 

・初めて韓国の小説を読んだ。この機会がなかったら、生涯読むことはなかっただろうと思う。韓国・朝鮮の歴史を良く知り、時代背景が頭に入っていれば、もっと理解が進んだだろうと思う。

 

第7回は10月22日(金)木内昇「漂砂のうたう」です。

資料は市立図書館で準備しております。

市立図書館ミーティングルーム4でお待ちしています。

 

 

 

 



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