今日は春分の日。
春の訪れを太陽も祝福してくれているのでしょう。
爽やかな陽気に誘われて、冬眠中の生き物たちも目を覚ましそうです。
活動的な虫たちと違い、ナマケモノの僕。
日当たりの良い公園のベンチにでも出掛けて、文庫本片手に昼寝を楽しみたい・・・。
しかし、今は五月人形の最盛期。
心を入れ替えて、広報活動に勤しみたいと思います。
前回、当店自慢の鎧兜をご紹介しましたが、今日は節句にちなんだ掛軸をご紹介します。
場所を取らず出し入れが容易なことから、五月人形の代わりに掛軸をお求めになる方もいらっしゃいます。
堀高泉『菖蒲』尺五立
爽やかで品のある菖蒲は、尚武とも言われ、五月人形の後ろ飾りに最適です。
季節の軸としてもどうぞ。
高木梅荘『鍾馗』尺五立
凛々しい立ち姿の鍾馗さん、学業成就を願って飾られる方も多いです。
恩田三澄『吉祥瀧登り鯉』尺五立
瀧登り鯉は出世鯉とも呼ばれ、子供の夢の成就を願う掛軸です。
夏向きの画題でもあり、節句の後も長く飾っていただけます。
岩本青陵『兜』尺八横
裂地に上合金欄を用い、品のある掛軸に仕上げました。
兜の軸では一押しです。五月人形の代わりとしてもどうぞ。
この他にも、節句物では武者や鯉のぼりの掛け軸をご用意しています。
お気軽にどうぞ。
強い(?)意志で春の陽気に抗った管理人のお店 吉村唐木店ホームページ もよろしくです。
東北に深い爪跡を残した東日本大震災から、丸6年になります。
暮らしの再建、風評被害、避難した子供たちへのいじめ・・・、まだまだ問題は山積しています。
月日の流れが記憶を風化させつつある今こそ、私たちの持つ想像力が問われているのではないでしょうか?
さて、震災の節目となる今日は、全国的に春らしい陽気となりました。
桃の節句からも一週間余り、ひな人形をまだ片づけてない方にとって、絶好の日和です。
吉村唐木店では、3月4日より、ひな人形に代わり五月人形を展示しております。
鈴甲子雄山、市川光玉、小柴康平、加藤一冑、幸一光など、有名作家・伝統工芸士の逸品を取り揃えています。
展示の様子をご紹介しますので、どうぞご覧ください。
愛嬌満点の桃太郎ケース飾り
尚武の節句用の色紙やタペストリーも充実
実物を1/3サイズで再現した伊達政宗公鎧と、鹿革を使った正絹糸之大鎧
鯉の滝登り、こいのぼり、武者、菖蒲など、専門店として掛軸も取り揃えております
昨年も好評を博した、国宝模写 白糸威褄取鎧(しろいとおどしつまどりよろい)
子供たちの健やかな成長を願い、作家が丹精込めて作った逸品揃いです。
写真だけではなく、ぜひ実物をご覧ください。
見学だけでも大歓迎!
皆様のご来店を、心よりお待ちしております。
本格的な春が待ち遠しい管理人のお店、吉村唐木店ホームページもよろしくお願いします。