朝晩がめっきり冷え込むようになってきました。
なかなか布団から出てこられない、軟弱な管理人(広報係・色白紳士)です。
こんばんは。
さて、今日はひな人形・五月人形の話です。
「人形なんて、時期はずれじゃないの」という声が聞こえてきそうですが・・・
夏から初秋にかけて、各地の人形作家・甲冑作家が新作発表会を開いており、人形店にとっては大事な時期なのです。
長い年月で培われた高い技術に加え、時代に合わせた自由で創造性あふれる作品が揃っていました。
その中から(大変恐縮ではありますが)、僕と鬼店長が厳選した人形・鎧兜を今年も販売いたします。
どうぞご期待ください。
ごく一部ではありますが、ブログをご覧の皆さんに一足早くご紹介します。
なお、当店での展示期間の予定ですが、
ひな人形は12月末から3月上旬まで
五月人形は2月末から5月上旬まで
飾り始めましたら、すぐにブログ・ホームページにてご連絡いたします。
9月も後半に入りました。
まだまだ残暑が続きますが、涼しく爽やかな秋風のおかげで、しのぎやすくなってきました。
本格的な秋の訪れまであと少しです。
街では、避暑地(野山)に身を潜めていた生き物の活動が活発になり、鈴虫やコオロギは大張り切り。
毎夜あちらこちらで、無料の定期演奏会が開かれ、耳を楽しませてくれます。
秋は食欲だけではなく、虫の季節、音楽の季節でもあるようですね。
当店にも、珍しいお客さんが来店されました。
まずは愛らしいバッタ君。
屋上で梅干を作っていると、その匂いにつられてふらふらやって来ました。
カメラを向けても、全く気にする素振りがありません。
大物なのか、鈍いのか・・・
そして梅干の味がわかる、なかなかグルメなバッタ君です。
「俺に近づくと怪我するぜ」
続いてはカマキリさん。
店頭のショーウインドウをよじ登っていました。
しきりに威嚇してくるので、怯えながらの撮影です。
写真がぶれているのはそのためか・・・(笑)。
人間のお客様は、もっともっと大歓迎です
掛軸・唐木製品・神棚・囲碁将棋・お香などのご用命は 創業大正5年 吉村唐木店 までどうぞ。
ご来店お待ちしております。
今日、9月19日は「十五夜」「中秋の名月」です。
古来、中国から伝承した行事ですが、お月見の風習として日本にもしっかり定着しました。
「中秋の名月」は、別名「雨名月」「中秋無月」とも呼ばれています。
台風や秋雨によって、肝心の月が隠れてしまうことが多いため、生まれた言葉のようです。
しかし、日頃の僕の行いが良いからでしょうか。
全国的にも晴天が広がる、絶好の月見日和となりそうです。
お団子と共に、月の風情を楽しんでみるのも一興ですよ。
「月見といったらウサギだぴょん」
製造元等の都合もあり、例年より少ないですが、店頭にて月見/秋の和小物を販売しています。
「月見うさぎなんて9月19日までしか飾れないんじゃないの」
としいう声が聞こえてきそうですが・・・、月見はこれで終わりではありません。
中秋の名月の後も、十三夜(こちらは日本独自の風習、栗名月とも)があります。
平安時代の発祥とされますが、起源ははっきりしないようです。
今年の十三夜は10月17日(木)。
そのころには、店頭の和小物も月見/秋→干支へと代わります。
来年の干支は午(馬) 。
いくつか試作品を見せていただきましたが、今年は期待できますよ♪
どうぞお楽しみに。
十五夜にも関わらず、団子の代わりに好物の栗きんとんを食べた管理人のお店 吉村唐木店ホームページ もよろしくです。
多くの作物を実らせる収穫の秋は、当然、食欲の秋でもあります。
美味しい新米、脂の乗った秋刀魚、種類豊富な果物、メーカーが競って開発する新作チョコレート。
世の乙女と乙女のような男にとって、誘惑に満ちた快楽の季節に他なりません。
もっとも、体重計に乗りさえしなければ・・・ですが。
そんな綺羅星のごとき秋の味覚の中にあって、別格の位置を占めているのが 松茸。
とくに国産松茸は、僕たち庶民にとっては高嶺の花です。
しかし何ということでしょう。
偉大な敬愛すべき松茸様が、3本連れだって我が家にお越しになりました。
眼福眼福、どうぞ皆さんもその勇姿を目に刻んでいってください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「松茸」半切アンドン 作/奥田拓也
・・・、・・・、すみません、掛軸のことです。
松茸拡大画像
桐箱に入っていてもおかしくない、立派な松茸。
焼き松茸、土瓶蒸し、天ぷら、松茸ご飯、どれも甲乙つけがたいなぁ・・・。
大変珍しい画題ですが、僕個人としてはかなり気に入っている一幅です。
個人はもちろん、料亭などの飲食店さんにもおすすめ。
サイズは半切アンドン(53×115cm)なので、大き目の色紙軸感覚で掛けられます。
【追記】
何気なく、高嶺の花をパソコンで検索していると、back numberの「高嶺の花子さん」というCDが発売・配信されているのを発見。
僕はまだ聞いてないんですが(というか音楽には疎いのです…)、興味のある方はお調べください。
シメジやエリンギも大好きな管理人のお店 吉村唐木店ホームページ もよろしくです。
実りの秋、収穫の秋といいますが、我が富山でもコシヒカリの収穫がピークをむかえています。
僕も稲刈りや精米を手伝いに行ったのですが、非力なうえコンバインも運転できないので、大して役に立ちません。
働きの程度としては、案山子≧僕です・・・。
それでも、田舎の祖父母が喜んでくれたので、良しという事にしておきましょう。 °∇°)\( ̄ -  ̄ ) オマエガイウナヨ
店舗でも、今年の豊作を祈念して、ショーウインドウに縁起の良い掛軸をかけてみました。
画題の雀は豊作だけでなく、子孫繁栄の象徴でもあります。
「稲穂に雀」尺五立、作/藤沢真二
雀の姿がとても愛らしく可愛いと評判です。
本紙部分の拡大画像もどうぞ↓
この雀たちが、吉村唐木店の繁栄をもたらしてくれないかなぁ・・・。
本年は一幅のみの取り扱いの予定です。
気になった方は、お早めにどうぞ。
大して働いていないのに筋肉痛・・・、体力には自信のない管理人のお店 吉村唐木店ホームページ もよろしくです。
前回、前衛芸術家組織「実験工房」について記事にしました。
実験工房についての質問を期待したのですが、友人から寄せられた唯一の質問は「富山近代美術館併設の喫茶店には立ち寄ったのか?」というどうでもいい内容のものでした(笑)。
・・・もちろん立ち寄りましたとも。
併設カフェ「プリズム」には、自家焙煎の有名店が豆を卸しているため、美術館とは思えない(?)美味しいコーヒーが飲めます。
また企画展開催中は、その内容をイメージしたコーヒーを期間限定で味わうことができるのも魅力です。
今回の企画展限定コーヒーは「JIKKEN」
ホームページの説明によると、実験の精神を元に本来のアイスコーヒーの特徴である苦味を抑えた、革新的なアイスコーヒー らしいです。
実験工房の精神が詰まったアイスコーヒー「JIKKEN」(450円)
浅煎りの珈琲豆を使っているため、写真では分かり辛いかもしれませんが、色が茶色く薄い印象です。
フルーティーで柔らかい酸味があり、さっぱりとしていますが、豆の風味もしっかり感じられます。
このコーヒーなら、深煎りのアイスコーヒーとは異なり、何杯でもごくごく飲めそう。
浅煎り豆でアイスコーヒーを作ると、味と色がただ薄いだけの微妙なコーヒーになりそうですが、プロのブレンド技術はさすがです。
さぁ、気がつけばそろそろ3時、楽しいティー(コーヒー)タイムです。
日本茶党、紅茶党の皆さんも、本日はアイスコーヒーなどいかがでしょう。
焙煎したばかりの新鮮なコーヒー豆をその都度挽いて淹れるだけ、至福の時間が訪れること請け合いです。
至福の時間に酔いしれる管理人のお店、吉村唐木店ホームページ もよろしくです。
街中が停電したり、道路が冠水したり、散々だった今日の富山
そんな悪天候にも関わらず、無謀にも僕は美術館へと車を走らせていました。
なぜなら、僕の体は常に、食料と同じように芸術の補給を必要としているのです。
決して、お客さんが少なくて暇だったからでも、併設の喫茶店目当てでもありませんよ。
目指すは、富山近代美術館で開催中の 実験工房展
本展覧会の主題である「実験工房」とは、1950年代に活動した前衛的な若手芸術家集団です。
「実験工房」誕生の数年前、戦時中の芸術界は、政府の厳しい監視下に置かれ抑圧されていました。
それは、絵画や音楽の持つ人間性(戦争とは非人間的であるから)や批判的精神を恐れたためであり、これらを逆に、戦意高揚のための道具として利用しようと考えたからです。
終戦を迎え、憲法に表現の自由が掲げられると、再び芸術活動は活発になります。
しかし現状に飽き足らず、より自由で新しい表現を求める若い芸術家達が、美術・文学・音楽といったジャンルを超えて結集し始めます。
彼らは、すでに第一線の詩人・評論家であった瀧口修造(富山市出身)により「実験工房」と命名されました。
以後数年にわたって、美術と音楽、さらにはテクノロジーの融合を模索し、芸術の新たな地平を開拓することになります。
僕はどちらかというと前衛芸術は苦手なのですが、結論から言ってこの展覧会・・・、すごく良かったです。
前衛特有の難解さはありますが、想像し、絵と対話する楽しみがあります。、
個人的なオススメは、オートスライド(写真とテープを連動させた映写機)を使った映像作品。
SF『見知らぬ世界の話』 1953年製作(美術:北代省三、音楽:鈴木博義、湯浅譲二)です。
《ストーリー》
ある惑星で誕生した生命体が、「神」によって原子力を与えられる。
砂漠に大都市を作るなど文明を発展させますが、やがて放射能により惑星ごと滅びる。
60年前の製作にもかかわらず、日本の原発事故を予見しているかのような作品です、
彼らの語った「見知らぬ世界」とは、未来(現在の日本)のことなのでしょうか?
なかなかこうした形で、展示・公開されることが無かった作品のようですので、興味のある方は必見です。
会期は9月8日(日)までと残りわずか、お急ぎください。
もう一度、『見知らぬ世界の話』を観に行こうか検討中の管理人のお店 吉村唐木店HP もよろしくです。
危惧された台風15号は熱帯低気圧に変わり、雨こそ降っていますが富山は概ね平穏です。
これも、僕と願い地蔵のおかげ(※前回記事参照)ですね。
お布施をされたい方は、遠慮せず吉村唐木店へお買い物に来てください(笑)。
さて、今日から9月。
楽しかった(そして僕にとっては羨ましくて仕方なかった)夏休みも終わりです。
この間、子供たちと共に過ごす中で、彼らの成長を感じる機会もあったのではないでしょうか?
中でも一目瞭然なのが、体の成長です。
昔は、家の柱に傷を刻んで成長を記録していましたが、最近はマンションなど柱の無い家も増えてきました。
そこで、今回紹介するのが、職人が無垢材で手作りした身長計「せいくらべ」
取り付けはピン一本と簡単。
これで柱の無い家でも、傷を付けたくない家でも、貴重な思い出を残せます。
木でできた身長計 せいくらべ
こんな風に目盛りが刻まれています
と、なんだか怪しげな通販番組みたいに紹介しましたが、品質は保障済み、そして手作りのため全てが一点物です。
お値段は木の種類や木目の美しさ、大きさによって異なりますが、当店販売分は¥9800~。
NHKなどでも紹介され、日増しに注目が高まっている 身長計せいくらべ。
気になる方は、吉村唐木店までどうぞ。
身長がもう少し伸びてほしい管理人のお店 吉村唐木店ホームページ もよろしくです。