昨日・・・ある入居者様が僕の部屋を訪ねてきました
「私も歳だから早くお迎えが来て欲しいんだけど・・・楽にあの世にいける薬なんてもらえないんだろうか?」と・・・・
何故か・・・僕を医者と思っている方々いる・・・
以前・・厨房を手伝いにいったときの格好が、そう思わせていたらしい。
そしてこんな会話が始まった・・・
入居者様・・「あんたなら、何でも聞いてくれるしどうにかして欲しいよ、頭の中がもやもやして・・」
僕・・・・・・・相手から次の言葉が出てくるまで・・しばらく沈黙・・・
入居者様・・「あんたも耳が遠いんかい?」
思わず噴出してしまった(笑)
僕・・・「ごめんごめん~最近少しだけ耳が遠くなってきたというか・・・眠れていないせいかな・・・」
※この入居者様は、耳が遠く悩むと夜眠れなくなるらしい
入居者様・・・「あんたも眠れんのかい?私も眠れんのよ」
あとはお互いの身体の悪い所自慢というか言い合い~(笑)
最後に・・「僕の一番悪い所はこの顔かもな~」と言ったときにやっと・・笑ってくれた。
そのあとで、相手から出てきた言葉が、どうやら本心だった。
息子の事、孫の事、孫に「あんた頑張んなさいよ」と伝えたい事、ぼけてくることが不安なこと、息子に怒られたことこの歳で頑張ることが難しくなってきたこと、幼いころに起きた出来事が不思議なことで誰にもいえなかったこと・・・「あんたなら、わかってくれると思って、忙しいのにすまんね、ここが少し楽になりました」
心の声・・・・・2人で話した時間・・・・16分・・・・・
健常者にとっての16分・・・・・不安、悩みが軽減できた16分・・・・