陽のあたる介護・・・そして約束の場所へ

誰かの為に何かの為に生きる事が本当の幸せなのかもと感じる今日この頃・・・やはりいつも誰かの笑顔を見続けたいからだと・・・

怒りの朝と・・・・・許しの夜・・

2017-09-27 07:24:56 | 日記

昨日は、わざわざはるばる道外より訪問がありました。70代歳女性と50代男性息子様・・

70代の女性は年齢のせいもあるのかもしれませんが、少しだけもの忘れがあります。息子様もその状況をいつも把握しているため、何か少し変わった言動があっても注意も治させることもしません。息子様いわく「・・・言っても注意しても行うので、だったら言わないほうがお互い腹もたたないでしょう」と・・・と後から娘様から聞きました。

道内にいる娘様が2人を宿泊先まで迎えにいき僕と逢う約束をしてました。相手も僕に会いたいとおっしゃってくれていたので。約束の時間30分前娘様から僕の携帯に着信歴と留守電が入っていたんです。内容は・・・「後ろから車にぶつけられました・・・少し遅れます」と。あわてて電話をして現地に向かいました。

車の中で僕は「何でこんな時に・・・怪我はないんだろうか・・・」と3人の安否を脳が最悪の状況を作り出すと・・・あふれ出る不安と怒り・・・・現場到着後・・・案の定・・・僕は加害者に怒りをぶつけてしまった。

ここからは事故対応で警察、保険会社、病院などで追われていたが、幸い大きな怪我や体調不良もなく3人と話することができた。

僕は78歳女性に挨拶をし色々な話を聞き伝えた。それと同じ位に息子様にも。

78歳女性の言動は、もしかしたら周囲には変わっているとおもわれていたかもしれませんが、僕にはごく当たり前の言動と思っていた。きっと過去の像と現在の像にギャップがあるのかもしれないと僕は感じました。

「建物の入り口に入る際、持っていた杖を中へもって行かず外の見えないところに置く」「中に入る際、靴下を脱ぎ始める」「車内で着替え始める」「今現在の話を聞くと、過去の時代の話に変わっている」その他細かな部分は色々ありましたが、先ほども言いましたが全てが僕にとって当たり前の言動としか見えなかった・・・全ての言動に理由があるのが明確だったから。

色々な話をしながら宿泊先まで送っていった

その後、色々な事情もあり事故対応は全て僕がおこなった。夜に加害者が僕の自宅に来た。そのときには怒りもおさまっていたんです・・・というより治められたんでしょうね娘様の一言に・・・・・・・

娘様の話はこうでした・・・

「事故のとき、相手から病院の診断書をみていて赤信号に気づかなかったと言われたそうです・・・その時にふと思ったんです・・・もしかしたら病院での診断が悪く、加害者の人も赤信号に気づかないくらい不安や苦しみがあったんじゃないのかなって・・・」

僕はこの話を聞いて、自分がものすごく恥ずかしくなった・・・・・あの状況で相手のことを考えられる娘様の心の豊かさと言うか・・・感性と言うか・・・今までに無い・・・学びと言うか・・・・

僕から、加害者の方には「お互い大きな怪我もなくすんでよかったです。あの時怒りのまま言葉を発したことを逆にお詫びいたしますと頭を下げた。相手はかなり恐縮はしていましたが、お互い笑顔で終わらすことができた。

この娘様との出会いは僕にとって、とて大きいものでした。これからも大きな存在と気づかせてくれる存在なんだと感じております。

昨日に起きた事故で、さまざまな出会いが僕のこれからの人生を変えてくれた事に感謝したい・・・