yoyo独り言

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セネガル便り-485-

2013年08月07日 | セネガル便り
"ラマダン" とは (イスラムの儀式) ご存知の通り断食をして
夕方~翌日の明け方までに食事を取ります。
そうすると人々の生活様式・村・町の風景も少し変わってきます。
なにが変わるかと言いますと、まず朝食屋 (TANGANA タンガー: コーヒー、パン、簡単な軽食)
日本で言えば喫茶店ですか・・・・
当日になるとスッパと見事に揃って休みになります。(固まって結構沢山有ります)
この風景、え~~っと驚きますよ。
だって前日まで皆、笑って朝食を取っていたものが、いきなり無くなるのですから・・。
で、この無くなる(休み) という表現は良くないので補足しますと
実は朝方3時頃から準備して、4時頃営業、夜明けまで・・・
そして夕方8時頃再び営業します。
だから朝方7時とか8時にはもう営業していません。
ですから休みに見えるんです。
で、在10数年の私から言わせてもらえば
それでも闇で・・・
う~~ん違うな隠れて・・これも違うな、
ひっそり日中でも営業している所も有ります。
旅行者・外国人には探せないです。
それはラマダン中でも肉体労働者には厳しいもので、
まぁひっそりと営業しています。
もっと詳しく言えば、お互い眼を見ないで スーっと出してくれます。
その際、客同士でも会話をせずひっそりと食べています。
これは昼の食堂でも同じです。
で、私はと言いますと ラマダン中を装っては居ます。
が、現地の人達は誰も信じていませんし、
それを知った上で、まあ 「お約束」 として振舞っているだけで、
一緒の生活をしている訳ですので、そんなのすぐ分かりますよ。
要するに食べ物屋さんが、日中開いて無いのです。
しかし、現地の人は心得たもので、女性陣からも何も不平不満が聞こえてきません。
(女性陣、朝食の準備をしている、夜明け前に)
これらは彼達の文化なんだという事が良く分かります。
で、夕方になりますと、(時間で言えば7:50分頃)
何処の家でも庭先で軽食を取ります。
この時間ですとまだ明るいので、各家庭の団欒が良く見えます。
それも一斉にですよ。
家長が砂地にどっしりと腰を下ろし、その回りを家族が囲む形で
その日最初の (夜明け前に食べてますけど) 飲食する喜び以上に
家族の健康をも一緒に喜んでいると勝手に見ているのですけど、
この団欒の風物詩、世の中がいくら変わろうと、絶やしたくないNGO活動の
一つとしてでも守るべきものと私は思っています。
    2013年7月20日   エンドー


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