日々のことや思い出などを書きます。
個人的な覚え書き、日記のようなブログです。
今回のカヤックツアーで漕いだ伊豆半島の西側の海は
とても美しかったです。
私には
その風景を
言葉にすることが難しいです。
この海を1日漕いだだけなのに
別の惑星に行って、
1ヶ月くらい旅をしたような
気持ちです。
海に向かって
断崖絶壁が続く。
その断崖絶壁は
山山ごとに違う神さまか魔物か
わからないけれど
何かが生きている。
それぞれみんな違う顔をしている。
どうして
同じ海に向かって
繋がっている山山なのに
違う表情をしているのか不思議。
そして
いくつもの洞窟がある。
海の色は深く澄んでいる。
カヤックで静かに
洞窟の中を漕いで行く。
真っ暗な洞窟の中。
でも
神さまか魔物かわからないけれど
何かに
護られている。
風が
大きく変化して
東からの風が
西からのやや強い風になった。
空は灰色の雲で
空気も冷たくなり
海面は荒れて
大きく強い波が続けて
私の左から向かってくる。
呼吸を乱さなければ
大丈夫。
と思って
強い大きな波に呼吸を合わせて漕ぐ。
でも
呼吸だけでは難しくて
それで
「エイヤートット」と
掛け声をかけながら漕いだ。
エイヤートットって
漕ぐための言葉なんだなぁ、と思いながら
エイヤートットにたすけられて
やっと
堤防の中に入った。
そうすると
今までの海が嘘のように
魔法が解けたように
静かな海面となる。
風景の変化にも感動したけれど、
お天気の変化で
海がいろいろな曲想に変化して
本当に
充実したカヤックツアーでした。
アーキペラゴさんの企画の
カヤックキャンプ一泊ツアーに
参加しました。
1日目は伊豆半島の東側
2日目は伊豆半島の西側を漕ぎました。
事故もなく
安全に参加させていただき
ありがたかったです。
ゆっくり
振り返りをしようと思います。
我が家は
囲炉裏仕様の家です。
天井が高いので
息子が中学生の時は
家の中で
バレーボールでトスの練習が
できたほどです。
ですので
冬はとても寒いです。
ストーブを焚いても
寒いと思います。
この家は
囲炉裏のための工夫がされています。
東側の部屋の壁は木材です。
火事になってしまった場合、
家の東側は燃えてもよいようになっています。
西側の部屋の壁は土壁になっていて
燃えにくいように
なっています。
だから
たぶん大事なものは
西側の部屋に置いたのだと思います。
20数年前、
私たちがこの家に越して来た時は
すでに囲炉裏は
閉じていました。
いつか
囲炉裏を復活させたいな、と思っています。
でも囲炉裏について
私は何も知らない。
焚き火みたいに
バンバン燃やしていたのか、
炭を使って静かに火を焚いていたのか、
夏も囲炉裏を使っていたのか、、、
ストーブを出しました。
アラジンの石油ストーブ、
とても
やさしく
やわらかいあたたかさです。
先日、
実家に行った時に
母から頼まれたことの一つ、
包丁を研ぎ屋さんに持って行くこと。
研ぎ屋さんの職人さんは
奥でテレビを見ていて
「ごめんくださーい」の私の声は
届かない。
それで
研ぎ屋さんの店先から
研ぎ屋さんに電話をかけました。
やっと
出て来てくれて
無事に
2本の包丁の研ぎを
お願いしました。
下の写真は
研ぎ屋さんから戻ってきた包丁です。
広告の紙で
丁寧に刃を包んでありました。
広告の紙だけが抜けないように
きちんと
包んであり
感動しました。
海図を貼った壁の向こうから
とても微かな音。
私にしか聞こえないと思う。
カサカサという音が
何日か続いたあとに
とても
小さな小さな泣き声が聞こえて来た。
その泣き声は
たとえば
線香花火のパチパチが終わり
ポトンと火の玉が落ちて
そのあと
小さな小さな火の玉から
ヒュッ〜ヒュッ〜って
短い直線の火の筋。
そんなような
かすかな泣き声。
新しい命の誕生かな。
窓もない壁の中で
空も見ず
お日さまにもあたらず
大丈夫なのかな。
うちにいる二匹の優秀なハンター(猫)から
身を守れる安全な場所だけれど。