市の古文書の会。毛利博物館所蔵の文書の解読、説明をされる。時代は応仁の乱。中世🏰。
古文書にも時代や地域による書きぶりがあり、何度か参加しているうちに、あ〜はいはいと読めるところもある。
この時代には大内氏(現在の山口県や北九州を拠点にした守護大名)が強大な武力をもっていたらしく、彼らが東に侵攻してきたのを、足利将軍などが広島に勢力のあった毛利氏に情報や参陣を要請した記録になる。毛利氏も自家の利益を図るため、褒美や訴訟での合力を求めつつ、出兵したりしているが、将軍家の力が衰えており、戦が長引き、その間に何度も将軍家方から参陣要請の文書が発せられ、またその文書自体が切紙という小さなものになっていることから、当時の脆弱な支配体制があらわれているとのこと。とうとう毛利は利もなしと見たか撤退している。自家の存続、繁栄こそが正義な時代。