西洋史概論の設題10問のうち、1・2・5番が「論ぜよ」で、残りが「述べよ」、「説明せよ」、「比較せよ」になっている。1番は「西洋古代史の伝統について」、5番は「ヘレニズムについて」論ぜよというもので、これらは、西洋古代史研究におけるヨーロッパ・アイデンティティからくる特殊性の無批判な受け入れにかかわるものと思われ(私が思っているだけです)、西洋史研究の肝要なところと紹介されている。2番は「アテナイの民主政について・・・」論ぜよというもので、民主政の成立と完成時期からアテナイの民主政を論じよというもの。論ぜよと言われれば、アテナイの民主政の特徴から引き出せないこともないけれども、それが合格答案になるかは不明。
4・8番はアテナイやローマの「社会生活」について述べよというもので、近年、政治関連でなくこうした分野の研究が増えてきたことに対応するものらしい。3番の「紀元前4世紀のギリシアとアテナイ民主政について述べよ」は、この時期のアテナイの民主政が「衆愚政治」とレッテルを貼られていたことへの反論。6・7・9・10番はローマ史の各時代の説明を求めるもの。
とりあえず第1稿は作ったものの、自信のない箇所もぽろぽろあり、しばらく時間をおいて見直しは必要。それから暗記にかからなければいけないけれど間に合うかどうか。とか言いながら明日から晩秋の京都へ旅行に行ってしまうのであります。
高山寺の明恵(みょうえ)上人さん、この態度どう思います?
「京都、行った方がいいっちゃ」(明恵)