試験答案を推敲しています。
これまでの試験結果をふりかえってみれば、点数が伸びなかったものは題意に的確に答えていなかった答案で、当たり前といえば当たり前のこと。余分なことを書いて趣旨不鮮明にしたこともあった。
答案の書き方とすれば、題意に対しこれを述べる(論ずる)と冒頭で宣言してはじめるのが基本パターンなのだろう。特に「論ぜよ」とあるものについては、事実を述べ、検証を書き、「と考えられる」などの形で締めくくるようにもっていく。論ぜよと言われても、自論を展開するような(それをすれば檄文である)学識などないので、テキストの論を肯定するようにまとめている。が、その割には論を展開して締めなければならないので、答案作成過程で自分の言葉、書き方になっていく。
答案を推敲しながら何度か繰り返すうちに、難解な漢字や用語にも慣れてくる。ぼんやりしていたテキストの記述の意味が分かったりもする。毎度苦労する暗記のための下地もそれなりにできてくる。10問の答案を最初に作った段階では、これは誰が覚えるのかと天を仰ぐのだが、信じて作業するしかない。結構孤独な作業である。試験が終われば解放感が味わえるので、それまでの我慢である。
それにしても、試験など受けずにもっと興味を深めようなどどブログで言っていたのはどの口であろうか。この口である。試験を受けた後でも興味は深められるのである。雑感終わり。
積み重ねが美しい松本城 はいはいわかっております