3月になりました。今月中に新たなレポートを提出する予定はなく、初年度(平成28年度)の結果が確定したので、総括しておきます。
取得単位は、32単位(科目修得試験によるもの20単位、スクーリングによるもの12単位)。なんとか再提出や不合格はなく、通過してきました。
〇 レポートの評価
評価が、
Aだけだったもの・・・観光論
A、B だけだったもの・・・美術史概論、考古学概論、東洋史特殊講義
A がなく B、C だけだったもの・・・文化財学購読 Ⅰ、西洋史概論
A、B、C に分散していたもの・・・東洋史概論
〇 科目修得試験
85点 美術史概論
80点 文化財学購読 Ⅰ、考古学概論、東洋史概論
70点 観光論 65点 西洋史概論
西洋史概論は、以前にも書きましたが、レポート、試験ともに反省の多い科目です。レポートは形式が整っていただけ、試験は要点が定まらず覚えていたことを書いていただけ。合格だったのは先生のお情けのなせるわざと言ってよいと確信しています。
〇 スクーリング
美術史特殊講義が85点のほかは、すべて80点でした~考古学特殊講義、文化財学演習 Ⅰ、奈良文化論、日本史特殊講義、文化財学演習 Ⅱ。
スクーリングは、大学の先生による熱のこもった教室講義と現地説明を受け、興味を発見できたり、またどのような本や史料にあたっていけばよいかがわかる貴重なものでした。また、もちろん、さまざまな世代の方と交流できたことは、大きな支えになりました。
来年度、28単位を残しているのですが、卒論にチャレンジするとして8単位、スクーリングで12単位、科目修得試験で8単位を取得すれば、卒業になります(何とかの狸の皮算用)。科目修得試験は、最後の概論の史料学(4単位)、選択科目で、すでにレポートで合格をもらっている東洋史特殊講義ともう1科目を何にするかを考えています(何ももう1科目だけと決めつけなくてもよいのですが)。
今年に入って、家の都合で長距離出張が困難な状況が続いたため、スクーリング2科目をキャンセルし、東洋史特殊講義の試験も先送りしましたが、やはり6単位分にチャレンジできなかったのは残念でした。今は、卒論にチャレンジできるよう準備をしたり、今さらながら、東洋史特殊講義の関連図書にあたったりしています。初年度は、何とか卒業が見通せるよう、テキストやサブテキストと最低限の参考図書で試験を受けてきましたが、就職を前提としたような忙しい学生生活ではないので、もう少し余裕を持って、関連図書を読み込んでからレポートを作成し、試験を受けるのが本筋なのだとは思います。
奈良をもっと歩きまわりたいし、できる限り興味を掘り下げて、悔いの残らないよう、じっくりと奈良大を楽しもうと思っています。
山口の山深く、重源上人ゆかりの月輪寺をアップします。上人が東大寺再建のため、その柱となる材をこの地から切り出した縁によるものです。
山口の佐波川流域には、このような重源上人ゆかりの寺(あるいは当時の切り出し工事の基地であったかも)がいくつかあり、また作業者を癒すために作られた石風呂も残っています。テルマエロマエは現実に存在していたということでしょうか。