奈良大3年目の総括はいずれまた書いてみますが、入学以来、ん十年ぶりに大学にレポートを提出し、試験を受けなければならなかったので、只々怖いもの知らずを押し通してテキスト科目を終わらせてきたように思います(随分、僭越な言い回しになっているかも知れません)。テキスト科目終了後その反動がきて、3年目はその補償に努めていた感じです。なぜこのような記事を書きたくなったかはよくは分かりませんが、自分がということではなく、大学のお勉強に何も心配はないということを書いておきたかったのかも知れません。
雲仙温泉でのったりしている。大晦日から2泊、思いついた11月上旬に宿をとるのには流石に難渋した。この宿、お湯は最高だがその他はねという評もあった。しかし、この時期折角とれたのだから、食事はどうあれ、仲居さんに何を言われても動じないで過ごそうと決意を 固めていた。ところが、どうしてどうして良い宿である。アワビを含めて料理は美味しく、人はフレンドリーで癒される。予約が空いていたのは、あるいは古い旅館であるからかも知れない。しかし来てみれば、明治期からの老舗であることがよく分かる。もちろん12月であれば予約はとれなかった。
長崎道諫早ICから島原街道へ、くねくねとドライブしながら普賢岳を登っていくと雲仙に行き着く。古い温泉地。硫黄の香りが覆い尽くす。
行基由来などとは知らずに来てしまっていた。
雲仙地獄
ニャンコ
あったかいのがお好き
つづく
この著作は日本の近代概念の把握を試みたものとされており、以下の構成になっている。
序章 日本がモデルとしたヨーロッパ近代とは何であったか
第一章 なぜ日本に政党政治が成立したのか
第二章 なぜ日本に資本主義が形成されたのか
第三章 日本はなぜ、いかにして植民地帝国となったのか
第四章 日本の近代にとって天皇制とは何であったか
終章 近代の歩みから考える日本の将来
明治以降の日本の先進的知識人に影響力をおよぼしたウォルター・バジェット(1826〜1877)の近代概念の分析から入り、各テーマについて総論的に、思想史または思想から近代日本を概観されたものであり、事実列記による通史的著作を読んだ場合には曖昧、個別的で終わってしまうところが掘り下げられ、近代史と現代政治の骨組みを(僭越な言い方になってしまうが)解釈したものとなっている。
読みごたえがあり、読後には同時代から現代への関心が高まっている。
今夜、この地域では雪は降らないお約束だったのに☃️