会議は、学童の施設内で開かれた。
やって来たのは、
市の障害ナントカ機関とかいう所の2名、←先月見に来た
放課後デイサービスの責任者1名、←近くにある
市の子ども課(生意気だったが、立場的に下の人達だと思う)2名。
と、支所の担当室長、直接担当者、計7名。
こちらからは、主任以下5名。
全員女性。
私が支所担当者に、「どうにかせよ」と言ってから、
ひと月と12日目の今日である。
子ども課が言った今日のテーマは、
「●●君の支援を主にどこでやっていくか」だそうだ。
結論としては、
こちらに言う前に決めてあったらしく、
放課後デイサービスに週3日、学童に週2日。
特に問題となる土曜日は、学童だ。
1時間15分くらいで終了。
会議が終わるとわかった時、主任は失望してため息をついた。
「何か言いたいかとがあれば」と持ちかけると、
「いや、もういいです。」もう一度ため息をついた。
子ども課の30代か40になったかくらいの女性は、
舐めてんじゃないわよ、
と言いたくなるような発言を何度もしたし、
予定してきた流れで早く会議を終えたいのが見え見えだった。
オマケに「勉強会を開いてはどうか」云々と最後に言った。
私と主任が最も聞きたくない言葉だ。
顔を見合わせて、2人で「やっばりね」うなづいた。
前日2人で喋っていた。
「で、最後に私達に、勉強せよ、と言うんじゃないですか?」
「そんなの絶対許さない。今をどうにかして欲しいんだから!」
主任は声を荒げた。
こちらの対応力がないからだ、と今まで数カ所から言われてきた。
ナントカ機関や子ども課から、
的外れな発言、現状があまりに伝わってない発言があるたび、
向かい側の席に座った主任は、私に苦笑いしたり目配せした。
私はそれにつられて、何度か小さくマスクの中で吹き出した。
他の3人も首をかしげたり微妙な顔つきをした。
要するに、市のナントカ機関と子ども課の4人は、
なんもわかっちゃいないのだった。
通級教室(吃音がある子などの言葉の教室)で受けた
ウィスク(知能指数や発達状況を調べるテスト)の結果から、
右足が出すと、次に右手をどうしたらいいか分からない子だ、
とか言って、私達にその対応ができているか問うのだった。
明後日なこと言ってんじゃないよ、上から目線で。
アホ。
日報や散々説明してきた中身より、
ウィスクの結果? 通級教室? 全く方向違いだ。
詳しく書きたくないが、
モンスター君を養護室に連れて入った話では、
(普段は、発熱した子や発達障害児が興奮した際に使用)
「クールダウンさせるのに、2人も一緒に入るなんて聞いたことがない。
1人にしてあげれば、しばらくして落ち着いて出て来る」とか言う。
何を誤解してるんだろう。
彼を入れる場合、そういう用途ではない。
「クールダウンではありません。
暴れて他の60人に影響があるから、隔離するんです。
2人でないと抑えられません。
1人にしたら、すぐ飛び出して来て、同じことをやります。」
と言ったら、
放課後デイサービスの人が、日頃の経験から、
「隔離」のために皆から引き離す必要のある子の事を話したが、
またタイプが違うだろう。暴れ方の質が違う。
あ、もう書きたくない。
主任は8月末で辞める気でいる。
会議が終わって、主任は言った。
「毎回同じ。前に進んでない。」
「相談してるんじゃないですからね、私たち。」
「うん、相談の段階じゃない。」
そう、対応方法を相談してんじゃないのだ、退所させたいのだ。
本気で書き出せば、長文になる。
彼のさまざまな悪事の詳細なモンスターぶりと、
傷を負った子の痛ましい部分、親のことなど、
だけど書くと、彼から受けるストレスを反芻し、余計に疲れる。
だから、書きたくない。
私も、辞めたい。
モンスター君がここから居なくなっても、
抜け出したい。
辞めたい!!