この美しさ。この造形の見事さ。
こんな綺麗な子が海の中にはいるんだなあ。
たぶん体は小さいんだろう。
こんなにも美しく在る理由は何?
この子を見ていると、
映画「アクアマン」の極彩色の海中パラダイスが、
本当に存在するような気がしてくる。
この子はなんでこの子に生まれてきたんだろうねえ。
ゆーちゃんを見ていてもそう思う。
あなたはなんで人間でなくてワンコなんだろう、って。
25年くらい前、夜、栃木の山をドライブした。
義姉の運転で、私と娘と息子が乗っていた。
夜空には見たことのない無数の星。忘れられない夜空。
地球はあの星の中の1つで、
この小さな海の生物も私達も、
地球の無数の生き物の中の1つで、
微生物だのウィルスだのまで「生き物」としたら、
そう、だから、何の意味もない「わたし」だ。
たまたま人に生まれ、
たまたま「普通」くらいの知能と運動能力があって、
あれこれ思いながら生活というものをして、
おのおの個体のタイムリミットが来ると朽ちてしまう。
「人生」に何が起きて何を思おうが、それだけのこと。
まったくたいしたことではない。
だから?
ピョンと話が飛んじゃうけど、
他人に不快な思いをさせられる必要は1ミリもなく、
自分を楽しませるためだけに思い切り夢中で遊べばいいんだ、
ってことだろう。
何もかもが遊びだと思えばいい。
これだ!と思ったら、無理して車を買い、
家を建てるぞ!と思ったら、
建つと思い込んで生きていればいい。
それだけのことだ。
タイムリミットなんか、知ったこっちゃない。
来たら、それまで。
まずは、あと半金と保険契約。