from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(26才自閉症)・ポー♂(19才)】のくらし

活動報告書より

2005-09-27 | TOPPO通信番外編
ディプシーです
今月、ラーラを担当して下さった方からの報告書の一部を紹介させて頂きます
(ここに転載する旨は了承いただいています)

☆今後のTOPPOの活動についての意見・アドバイスをお聞かせ下さい。
『TOPPO通信ありがとうございます。
通信を読んでいると、本当にこの活動が子どもさん・その家族の方々、
そして私たちボランティアにとって意義あるものとなっていることが伝わってきて、
嬉しい気持ちになります。

そして今回の活動でもう1つのことに気付きました。
電車の中で、ある女性の方が
首からぶらさげた「TOPPO活動中」のカードをまじまじと見た後、
席を譲って下さったのです。
(ラーラくんはその席に座らなかったのですが…)

TOPPOの活動は、社会にとっても意義あることだとその時思いました。
これまで冷たい視線 或いは言葉を浴びたこともあり、
少し周りの人たちに私自身冷たい目を向けてしまっていたように思います。
だけど、こういう活動が少しでも周りの人の理解を得ることにつながると思いますし、
「子どもとボランティアの関わり」だけでなく、
「社会の中での子どもとボランティアの関わり」
と捉えないといけないなと思いました。』


「社会の中での子どもとボランティア」

今回、席を譲って下さった女性の方に、TOPPOの活動はどう映ったんでしょうね?

・自分の住んでる町に障害をもった子どもや家族がいることに気付く
・家族以外にも障害児を支える人がいることに気付く
・自分にもできることがあることに気付く

そして動いたその女性はすばらしい
気付く心と行動力を兼ね備えた人です
TOPPOに勧誘したいぐらい

きっと、その場で何かしなくちゃ!という気になったんでしょうね
違う場面で困ってそうな人に出会ったら、
また手をさしのべてあげてそうですよね

自分のことに一生懸命で、周りが見えないことって多いです
ほんの少し手を貸してもらえたら…社会に出られる人はいっぱいいるはず
自分が困ったら、よく分かります

赤ちゃんを抱いてベビーカーを担いでバスに乗る
結構気軽に「持ちましょうか?」と声をかけてくれる

赤ちゃんを産むまでに、年老いるまでに気付いたら
あの時、差し伸べる手は余ってたのに…

今、ラーラの親になって、気付いたことがいっぱいある
自分の過去にいっぱいいっぱい余ってた時間・手…
もっともっと誰かのために使えてたのになぁ
もったいない
今、毎日が精一杯だけど、ほんのちょっとでも…と周りに目がいく

いろんな人がいろんな暮らしをしている
自分も大きな社会の中のひとりなんだって、
たくさんの人に気付いてほしい
そうしたら、きっとみんなが暮らしやすい社会になる

20歳そこそこの若い人が社会参加してる姿は
大人がっと気付くいいきっかけ

ラーラ達ももちろんお世話になってます
そして本当にありがたい
でも、それ以上に
社会へメッセージを発信できてるなんて、すばらしい


そして、転載許可を頂いた際に

『「とにかく子どもたちが楽しい時間を過ごせたら」
  と思っていましたが、今回の名札の件で
「子どもたちが楽しい時間を過ごすためには周りの理解が必要だし
 周りの人の理解が得られたら、
 よりラーラくんたちの生きやすい社会になって
 より楽しい時間を過ごせることにつながるのでは」
  と感じるようになりました』

本当にほんとうにその通りです

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