焦げ付いたお鍋

夕飯も終わってお風呂に入ろうかって時に、ラーラがレトルトのハヤシライスを出してきた
「もう、だめ。明日食べようね。」と言って却下した
その後もパパに差しだしたりしていたが
そんなことはすっかり忘れ、ポーに薬を飲ませていた
普段の薬はすんなり飲むのに、抗生物質だけがどうしても飲めない
お薬ゼリーで一回は飲んでくれたけど、次からはそれもいや！
なだめすかし、おだて、叱り、脅かし…
何をしてもだめ…
終には押さえ付けて口に塗る始末
その結果…
泣いて叫んで、暴れて吐いた…
最悪だ…
その渦中…パパが変な匂いに気が付いた
ガスコンロに火が！
鍋にはハヤシライスのレトルトパック
お水をはらずにパックだけ入れて火にかけてある
もちろんラーラの仕業
鍋はすっかり空焚きされて焦げ焦げ
おまけにレトルトパックの底も焦げて穴が空いている
よく火事にならなかったものだ
ラーラ～頼むよ～
そうまでして食べたかったかぁ…
約束したから、明日だよ～
と辛抱させて寝かせた

だから今晩はハヤシライスに決まり
レトルトのはもうないからみんなの分作るね


ガスコンロ、ロックかけとかないとなぁ
パパにラーラは叱られてたけど、私は躊躇した
いつか自炊する日に、このことがトラウマになったら嫌だなぁって
もちろん火事になったら絶対だめ
だからこそ、正しい使い方を身につけていかないとね
今は「大人の人に火をつけてもらう」を学んでもらおう
って…機会あるたびに念を押すしかないんだけど